ガンポーター買った

おそらくこれが今年最後の軍拡でしょう


銃はメインもサブも、今後使いたいものが固まってきた
ウエアやアイセーフティもOK
それらを持ち運ぶガンバッグも準備OK

 

……と思われたのも束の間、SNSでかなり気になるガンバッグの広告が流れてきた

 

それがこれ
SPARK Gun Porter

milshop-maitri.com

 

「コンパクトにサバゲーを楽しみたい人向け」という、かなりコンセプチュアルなバッグであり
そして、それはかつて装備のミニマル化に腐心していた俺の心をバッチリ打った

 

いやいやこんな鞄をいったいいくつ買うんだよ! そんな自問も当然ながら生じた
だが、銃の好みが移ろいやすいように、それに合わせるガンバッグも移ろってくのは当然だろう(詭弁)

 

ここで、サバゲーを丸3年やってみて使ったガンバッグ類を振り返ってみる

  • ギターケース
    スタンダードAKやM14ソーコムみたいな、90cmくらいまでの銃ならこれで運べる
    それより長いのはベース用のケースでも使ってください
  • 41PX トリプルガンケース105【売却済】
    M14ソーコムをメインにしてた際に購入し、しばらくメインで使用
    メインアーム1挺、弾、バッテリー、フェイスガード程度の荷物ならこれひとつで収まる
    欠点としてはやはり長いため、背負ってバイク移動するような場面ではヘルメット被った後頭部に当たって身体とのフィット感が最悪なのと、それに伴い左右にズレまくって風圧を受け危なっかしいところ
    肩紐の長さ調整のところに抜け止めの折り返し縫いがないため、テンションのかかりかた次第では肩紐がすっぽ抜けることがある
  • 41PX バリオスペース【売却済】
    フォールディングストック組んだAKストームを収めるのに使用
    メインアームが全長60cmくらいまでであれば、バッグ自体の膨らむギミックもありこれひとつでOK
  • CONDOR 164トランスポーター
    装備のミニマル化に凝ってた際に導入、これも全長60cmくらいまでの銃がいける
    ただし幅も厚みも薄いため、プロゴーグルみたいな嵩張るものはかなりしまいづらい
  • ミリタリーベース ライフルキャリングケース(ロング、120cm)
    スタンダードM14みたいな1m超の長モノをしまうのに購入
    フィールドにはまず持っていかない
  • WIBERTA ソフトガンケース(120cm)【売却済】
    VSRをメルカリで買った際に前オーナーがつけてくれた
    中古品・箱なしの長モノを買う際に使った程度で売却
  • UFC ソフトガンケース【売却済】
    軍拡品の整理用に、近所の中古品店で1000円で購入
    軍縮のついでに売却
  • 41PX トリプルガンケース105【売却済】
    軍拡中毒が最も重篤だった頃に銃の整理のため再購入するも、一度もフィールドに持参せず売却
  • 41PX 75モノリス
    メインアームをデルカス1本に絞る際に合わせて購入、現在のメイン

 

こうして見ると
かようにガンバッグも、銃やウエアに次いで迷走しやすいものなんだろうなと感じた

 

ひるがえって現在メインの75モノリスだが、以下のものを入れてる

  • デルカス
  • M45
  • マガジン(デルカス用4本、M45用3本)
  • ファーストライン
  • プロゴーグル
  • BBボトル(500mlサイズ)1本
  • ガス缶1本
  • カミース上下各1着
  • 小物類(バッテリーおよび充電器、マーカー、予備手提げなど)

 

これだけ入れていてもメイン荷室の容積は半分程余ってるので、メインアームの長さ的にもガンポーターならちょうどいいのではないかと思い購入してみた
75モノリスとの比較も交えて記したいと思う

www.41military.com

 


【以下、ガンポーターの箇条書きインプレ】

  • 諸元のうえでは寸法は両者ほぼ同じなのだが、ガンポーターのほうが圧倒的にコンパクトに見える(↓写真左がガンポーター、右は75モノリス

    これはモノリスが「自立するガンバッグ」のコンセプトで作られてるため(とはいえ内容物の重心次第では自立が難しいのだが)、基本的に膨らんだ状態で使うことが影響してるはず
  • 生地が全体的にへろへろであり、ちょっと丈夫なふつうのリュックサックといった感じ
    この点はモノリスのほうがガッシリしててガンバッグ然としてる
    金属製の長モノならまだしも、樹脂製のそれを入れたときどうなるかがちょっと心配ではある
  • デルカス(全長70cm)の収納自体は全く問題ないが、長モノの荷室がひとつだけのため複数挺運搬は配置を工夫し、ベルクロ留めをうまく駆使する必要あり(一応ベルクロベルトは標準で4つある)
    ただし標準のベルクロベルトはやや短く、デルカスのハンドガードだとオスメスの接点幅が5ミリくらいしかなく、ギリギリ足りるレベル
  • 上記装備を一式入れてちょうどいいくらい
    長モノ荷室にデルカスとファーストライン、メイン荷室にウエア、アイセーフティ、予備マグ、ピストルなど、その他小物をサブ荷室にしまう
  • なので、荷室の構成はほぼ同一(長モノ荷室、メイン荷室、サブ荷室各1)ながら、容積は75モノリスのほうが圧倒的に上
    モノリスなら上記装備フルにしまってメイン荷室に4割くらいの余裕があり、サブ荷室は使わない

    長モノ荷室はモノリスなら背中側とその反対側の2つにモールがあり、間仕切りもあるので最初から複数挺の運搬を見据えている(ガンポーターは背中側のモールがない)
  • ただし、内容物の取り出しやすさはガンポーターのほうが上
    モノリスは箱形かつメイン荷室を間仕切りで分けられる構造上、開口部がてっぺんと左側面の一部しかない
    いっぽうガンポーターはメイン荷室の背面が8割程度開けるのでめちゃくちゃしまいやすく取り出しやすい

    ちょっとわかりづらいが、ガンポーターならメイン荷室がガバッと開く
  • サブ荷室の使い勝手は両者とも大差ない
    収納ネットがついてて開口部が大きいモノリスが若干有利かなといったところ
  • ガンポーターは長さ調整のバックルを絞ればぺたんこにできるので、中で荷が暴れて振り回されることが少ない
    もっと言うと、この機構により長モノ荷室のファスナーへの負荷が分散できそうなのでなんとなく安心感がある
  • ガンポーターはモノリスよりも肩紐の肩側縫い付け部の位置が低く、これによりバッグ本体の下端がよりウエスト側に持ち上がるので、背負いながら座ったりする際に椅子などの座面に干渉しづらい

    これはバイクでサバゲー行く際にも効いてくるはず
    ちなみに、俺(身長173cm)が荷物を詰めてバイク用ヘルメットを被ってからガンポーター背負ったところ、懸念された後頭部への干渉はさほど感じられなかった
  • 表面のモールウェビングを廃しミリタリー色を薄めた、との謳い文句どおり、バッグ自体に拡張性はほとんどない
    ただ、拡張が必要なくらいモノを運ぶようなユーザーならモノリス、それも90のほうとかを買うだろう
  • これだけの機能がありながら、ガンポーターは定価で75モノリスのほぼ半額というのは格安だろう(ガンポーター8800円、75モノリス16800円)
    ガンバッグで1万円を切るのは比較的安い部類だと思う
    もちろん、モノリスにも高いなりのよさはあるけど

 

 

以上を総合すると、それぞれのガンバッグが向くユーザーは以下のとおりだと思います

 

【ガンポーターが向いてる人】

  • メインアームが全長70cm前後のライフル1挺の人
  • フィールドまでの移動はバイクか公共交通機関がメインの人
  • 荷物の取り出しやすさ重視の人
  • 装備類にあまりお金をかけたくない人
  • その他、全体的に装備が少ない人(装備選びに割り切りが要るので初心者向きではないかも)

 

【75モノリスが向いてる人】

  • 全長70cm前後のメインアームが複数挺ある人
  • 荷物のしまいやすさ、撤収の早さ重視の人(開口部の狭い箱形なので雑にぶちこみすぐ撤収、というのがやりやすい)
  • 高くてもいいのでより確実にエアガンを保護したい人
  • 色々な装備を今後使っていきたい人、装備の方針が固まりきってなく軍拡の可能性が今後ある人(銃・ウエア類問わず。この中に初心者も含まれるだろう)
  • いかにもなミリタリー感があったほうがいいという人、41PXのファンなど

 

【その他のガンバッグも検討すべき人】

  • 装備に全長80cm以上の長モノがある人
  • 特殊部隊装備やヒストリカル系など、装備点数が比較的多い人
  • 自家用車がある人(実質無制限にガンバッグが選べ、あえて上記2種類の二者択一をしなくてもいい人)

 

こんなところだろうか

俺は自家用車持ちだがガンポーターの設計思想に惹かれたのと、やりたかった軍拡はあらかたやり尽くして装備の方針が固まり
現装備ならガンポーターひとつで事足りることがわかったのでそっちにしました

もちろん今後気が変わる可能性は大いにあるので、75モノリスも売らずにモスボールさせておきます

 

 

最後に、ガンポーターの収納力を写真でご覧いただき終わりにしたいと思います

 

①現在の俺がサバゲーやる時の全装備

 

②長モノ荷室にデルカスを突っ込みベルクロ留め、その脇にファーストラインを入れる

 

③メイン荷室をベリッと開き、バッグ下側から畳んだカミースの手提げ詰め、サイドアームなど用手提げ(M45、各種予備マグ、ガス缶、BBボトルが入っている)、プロゴーグルを詰める
プロゴーグルはちょっときつきつ
モノリスも結局ゴロンと横にして使ってたので、この開口部の広さは嬉しい

小物用ポーチ(バッテリーと充電器、マーカーなどが入ってる)はバッグ上部のサブ荷室へ
これでも若干余裕があるので、財布やスマホなども入るだろう

 

④側面バックルの紐をぎゅぎゅっと絞り、75モノリスと比較
やはりコンパクトである、つまり大満足である

 

ハートフォードのコンバットマグナム買った

すっかり冬めく今日この頃、読者諸兄におかれましてはいかがお過ごしでしょうか

私は頸椎ヘルニアの通院加療中ではあるが左腕に力を入れると痛みと共にビリビリと痺れ
サバゲーに関しては好むと好まざるとにかかわらず、参加しがたい状況である

 

とはいえありがたいことに賞与はいただけて、健康だったかつての頃のエアガン放蕩などの清算にその大半を突っ込んだのだが若干余り
サバゲーBDUにしているカミースに合わせるにはやはり木と鉄系の銃がいいんじゃないか、などと考えて
またも軍拡を企て、お値打ちの中古がいっぱいあると有名なモケイパドックさん(千葉県八千代市)に行ってみた

 

www.mokei-paddock.net

 

スタンダードM14かVSRのGスペあるかな(これはかつて所有してて手放した銃をまた買わんとする愚であり、殊にM14に至ってはマルイ3挺、WE1挺の計4挺買ったことあるが、手放したものに限ってまた欲しくなるのは私に限らずミリオタあるあるだそう)と店内の中古コーナーを見渡すも、その正直あまりピンとくる出物はなかった

まあそりゃそうだよな、とお店を去ろうとし、ふとモデルガンのコーナーを通りがかったところ
一挺のリボルバーが目に留まった

 

ハートフォード(HWS)のM19、その2.5インチモデルだった

www.hartford.co.jp

金属シリンダーとヘビーウエイト樹脂の重厚感、かつて持ってたタナカのパイソンよりもすっきりしたスナブノーズ、標準装備のスリムな木グリが俺の感性にぴったりだった

これ以上銃増やすのもどうかな、それにどうせ買ったらいつもの罪悪感に苛まれるだろう、などと思い
その日は結局買わずに帰ったのだが
どうせマルイのデルカスとM45以外はサバゲーに使わないと決めたし、だからコレクションとして考えるならBB弾の発射機構など必要ないしな、というかかっこよかったよな、と
渋滞のなか(八千代は道路があまり太くなく夕方とかはマジで渋滞します)自家用車を走らせて思った

 

調べてみると、ハートフォードのM19は
俺のようなトイガン素人でもその名を聞く伝説的なモデルガンメーカー、六研の流れを汲む逸品だとの言葉を見た

 

www.bigmagnum.jp

ja.wikipedia.org

だとしたら、木グリも標準でついてるし(木と鉄系オタクにはかなり重要度の高いポイント)、コンバットマグナムのモデルガンとしては決定版といえるんじゃないのかと思い
翌日またパドックさんに訪れ

買ってしまった

なんてしょうもない鉄砲オタクなんだ

 

 

ここで、モデルガンの基本的な分類について整理すると
機構と材質の両面から、以下のように分けられる

 

【機構による違い】

  • ダミーカート式
    イミテーションの弾丸を装填し、手動で機構などを楽しむモデル
    発火式との違いは、主にファイヤリングピン(撃針)の有無
  • 発火式
    カート内にキャップ火薬を仕込み、これを撃発させることでマズルフラッシュやブローバックを楽しめるモデル
    弾こそ出ないが銃口から飛ぶ火薬の燃えかす? は風船を割る程度の威力はあるようで、これを利用してファストドロー(早撃ち)を競技化したりしてる


【材質による違い】

  • 樹脂製
    主にABS樹脂とヘビーウエイト樹脂のふたつ
    銃身内にインサートと呼ばれる金属プレートが長手方向に並行に嵌め込まれており、これによって実弾の発射を防止している(外すと銃刀法違反になるので絶対やっちゃダメ)
    ヘビーウエイト樹脂は金属粉の混ぜものがあるぶんリアルだが脆く、そのためブローバックする発火式の自動拳銃はほぼABS樹脂製
  • 金属製
    材は亜鉛合金が多いと思われる
    パッと見実銃に見えないよう金ピカの塗装をしたり、銃口を完全に塞ぐことが法で義務づけられている
    なのでマズルフラッシュを楽しみたいなら樹脂製になる
    特に銃口の閉塞はドリルとかで開けちゃいたいところだが、当然銃刀法違反になるので絶対やっちゃダメ

 

殊にモデルガンの歴史は、リアルであるがゆえの悪用とそれを受けた法規制の応酬の歴史であり、そして業界が行政と折衝を重ねるなどの血の滲む努力のうえに現在の市場が成り立っているので
機構面ではどうあってもノーマルで楽しまざるを得ないだろう
個人的にはそういうところも気に入っている

 

脇道に逸れたが、今回のコンバットマグナムは発火式のヘビーウエイト樹脂製
カートの弾頭がねじで外れ、その中に7ミリのキャップ火薬(他に5ミリ、9ミリ等あったがこの銃は7ミリ専用)を仕込むものである
アパート住まいゆえ発火させるのはおそらく警察沙汰になりそうなのでやめとくとして、本記事ではディテールを見てみることとする

 

とはいえもう言葉なんかいらないくらいかっこよすぎる……
主要材質はヘビーウエイト樹脂だが、シリンダー、ヨーク、トリガー、ハンマーなどが金属製なのが解る

自動拳銃からするとスリムすぎるくらいスリムな木グリは握りやすく木の温かみもあり、バックが綺麗なカーブを描いている
ただねじの緩みか個体差か、はたまたそういう製品なのかは定かではないが、意外とカタカタする

なお、トリガープルはダブルアクション時でタナカのペガサスよりは若干軽いかな、といったところ
シングルアクションでハンマーダウンする際はきちんと下げきらないとパチンと撃鉄が閉じてしまう
特に発火させたい時には注意が要る部分かも

 

パッケージはこんな感じ
潔くてよいが、東京マルイのエアガンを見慣れた後だとさすがにさっぱりしすぎではある
まあそのぶんコスト転嫁がなくお安く楽しめるはずなのでいいでしょう

 

インサートは銃身とシリンダー前端にある
これで我々はリーガルにモデルガンを楽しめるというもの

 

シリンダーをスイングアウトさせ、別売だったスピードローダーにカートを装着
このスイングアウトもロック解除が渋く、慣れないと外れてくれなかった
このへんの調整ももしかしたらモデルガンの楽しみなのかもしれない

ローダーは銀色の持ち手の部分をねじることで弾丸のロックが外れ、まとめて装填できるというもの
導入時はシリンダーとのサイズ感に注意(パッケージに対応機種が記載されてるのでそれを見ればOK)

 

タナカのペガサスとは異なり、イジェクションロッドもきちんと機能する
やはりこの絵面がかっこいいよね
実銃では炸薬が爆発した際に薬莢が膨らんだりしたときにこれで取るのだろうが、まあモデルガンではそこまではならないでしょう
基本的に自重で抜ける

 

シリンダーの肉の薄さにびっくり
実銃で実際に357マグナム弾を撃つと割れたりすることもあるそう(それって工業製品としてどうなんだとは思うが)

 

 

自分で触ってみつつ書いてる入門記事なので、今のところはこのくらいしか書けることがない
実際に発火させてみたらまた記事にします

 

 

 

以下メモ

  • ハートフォードの屋号は海外に実在の地名からとったものだそうだが、その略称? がなぜHWSなのはよくわからない
    メーカーのHP見ても由来も見当たらなければ、何ならMFGという別の略称まである
    モデルガンの歴史の流れでそうなったのだろうが、このへんもなんとなく初心者お断りな空気を感じなくもない(が、俺はおじさんになったのでそういうのもあまり気にしなくなった)
  • 1つのカート内には基本的に1つのキャップ火薬を仕込むのだが、ダブルキャップといって火薬が2つ仕込めるカートが売ってた
    単純に考えてマズルフラッシュが2倍派手になるのだろうかと食指が動きかけたが、見たらパッケージにタナカと書いてあった
    同じ357用でもメーカーが違うと互換しないらしい(パドック店員さん情報)
    この趣味が自分に合うようなら、タナカの銃も別途検討してもいいかも
  • 最初のモデルガンって何がいいんだろう、やはり実銃に似た迫力がありそうな発火式がいいが、ではブローバックが楽しめる自動拳銃か、フルオートの愉悦がありそうな機関銃か(2秒のフルオート射のために火薬装填と発火後のカート清掃で50分かかるその不合理が快感、と『こち亀』で言ってた気がする)、それを両方合わせたマルシンのモーゼルがいいだろうか、でもあれは金属製で銃口塞がってるからマズルフラッシュが楽しめないしなあ……などと逡巡してた
    その結論は本記事のとおりだが、YouTube等でモデルガン動画を見る限り、銃身が短いとそれだけ発射炎がでかいように見えてかっこよかったのもあった
    いずれにしても早く発火させてーーー!!(←野蛮人)

 

可能な範囲で耐久サバゲーした

サバゲーモチベが回復した!

装備も一新した!

しかしヘルニアで首と左腕が痛い! サバゲーが無理ゲーやんけ!!

 

youbloomasyou.hateblo.jp

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↑最近こんなことがあり
自分の体調管理を優先し、サバゲー参加の機をうかがう毎日だったが
偶然引き当てた治療メチャウマな整体師さんのお陰で幾分ラクになってきたので(彼曰くヘルニアはそのへんの人らの5〜8割にあるそう)
先日復帰でいってきたBATTLEのデビルカスケット戦が楽しかったのでまたあの中に潜ってバリバリバリ撃ちてえなあーーとか思ってた

 

撃ちまくるために性懲りもなくドラマガ(1200連)も調達した
中古で3800円くらいでした

 

して、後は日取りを決めるのみだったが
勤労感謝の日がたまたま予定が空いたのでそこにした
鞄には、これまでの装備の迷いを振り切った結果としての
デルカスとM45を突っ込んでBATTLEへ向かった

 

「耐久戦」という
己が身体性の限界にアプローチする不安を抱えながら……

 

www.battle-airsoft.com

youbloomasyou.hateblo.jp

 


今回の耐久戦のルールは、かいつまんで記すとこんな感じ

  • 1時間×4本(午前・午後各2本)
  • フルオート可
  • 無限復活制(ヒット者がスタート地点に10名揃ったら復活可、ただし参加人数により増減あり)
  • ヒット取ると自チームに+1点
  • フィールド中央のフラッグブザー鳴らすと自チームに+50点
  • 4本すべての得点の合計で勝敗を決める
  • 予備弾やガス、飲食物等はスタート地点の仮セーフティに持込可

 

今の体調だと1日通しが無理なのは明々白々だったので、例によって午後から参加
予約も要らず、BATTLEのウリのひとつはまちがいなくこの柔軟な参加方式にあろう

 

更衣室でそそくさとカミースに着替え、太るからやめときゃいいのにケータリングの飯も食べ、持ってきたマガジンすべてにBB弾をフルロードした
1200連ドラマガ、430連多弾、82連ノマグ3本、ピストルマガジン3本
この時点で、持参した弾が空っぽになった

 

シューティングレンジでのホップ調整でM45を初めて撃ったが、マルイ製品らしく弾道まっすぐ
ラフな調整だったが20mくらいは水平弾道で飛ぶ感じだった

 

そしてフィールドインし、デルカスにはドラマガを装填
BATTLEは、全体的にバリケやブッシュがデカいセーフティ側(Aフラッグ地点寄り)のほうが有利になりがちなので
まずそちらからのスタートになったのもあり、フラゲは他の人に任せて(セーフティ側スタートだとまた凄く押しやすい位置にある、俺も1回押せたし「こんなにフラッグゲットしたのサバゲー人生で初めて!」と叫んだ同僚もいた)俺は
地の利を活かしバリバリバリ撃ちまくった

 

バリバリバリと……

 

その結果なんと
開始わずか30分でドラマガが空になった……
1200発! 1200発やぞ! どんだけ撃ってるんだ!

 

一応かつても耐久戦に参加はしてたのだが、マジでフルオートでここまで撃てるのはBATTLE以外にないだろう
もちろん、ゲーマーのマナーとしてオーバーキルはあってはならないのだが
ここのルールで多少オーバーキルされても、意図的なものでなければ寛大な心をもってヒットアピールし去るべきだろう

その後430連も撃ち尽くし、サイドアーム不要派としては本当にまさかだったのだが
使うことなどないとばかり思ってたM45も抜いてバンバン撃ってたらタイムアップ
どうすんだよ持ち弾全部使っちゃったよあと1ゲームあるのに……となったので売店で急遽購入した
地味に出費がかさむぜ(プレイスタイルの問題)

 

ヌンチャクことSOPMODバッテリーを充電しながら(耐久戦では空き時間にバッテリーの充電は必須)セーフティでぐだってると、私に声を掛ける方がいらした

 

沙門さんでした

syamon108.hatenablog.jp

ここの耐久戦には以前から興味がおありだったとのことであり、SNSでも参戦の意向を表明していらしてた
ああきょうは千葉にいらっしゃるのだな、とは思ってたのだが
私の予定が空いたために今回、再会と相成りました

 

敵として……

変わらずお元気そうだったうえ何気に私をヒットしてたとのことで、相手に不足なし! と気合を入れて裏ゲームに臨むことにしました
ちなみにさすがというか、なかなかヒットを許さないムーブされてました
隠れ方がお上手でした


そんな裏ゲームだが位置の入れ替えにより、先程の撃ちまくりが嘘のようにヒットとられてばかりで
皆それを警戒してバリケにひっつく時間が多く、死んでスタート地点に戻ってもなかなか人数が揃わず
ただ休憩時間になることが多かった

さすがにスタッフさんからも劣勢と判断され(その日の最終ゲームなので早々に帰ったゲーマーもいくらかいただろう)、俺のチームは復活の人数制限自体が撤廃となった
しかしながら、それでも劣勢を覆せたとは言い難いまま
ドラマガも半分ちょいしか撃てず(それでも異常な弾の消費だが)、ゲームは終了となった

 

ちなみに結果は、ダブルスコアでうちのチームが負けてました
なんとなくそんな気はしてたが思わず笑ってしまった
なんか前の耐久戦もこんな感じだったな

 

BATTLEはとにかく撃ちまくりの爽快感重視なフィールドなので、テクでサシの相手を倒すCQB系の人には正直合わないかもとは思う
射線が通る部分も多く、ポジショニングとフルオートの面制圧で戦うのがやはり楽しいだろう
そして私はそういうフィールドがやはり好きですね

 

 


以下メモ

  • 総弾数にして軽く2000発は撃ったと思う、これまでのサバゲー人生のなかで多分1番撃った
  • デルカス、次世代なのでゆくゆくはブローバック殺して電トリとかどうだろう、と考えてた
    それがゲームアイテムとしては正解だろうと
    しかし、ガツガツと頬を伝うあのリコイルは撃っててなかなかに楽しかった
    AKストームのときはそこまで気にもならなかったのだが、どうしてだったんだろう?
    どうにもめんどくさがりな性分なところ、箱出しで使い倒す道をゆくのに理由がまたひとつ増えたのがちょっと嬉しかった
  • VSRやマルゼンの870で戦ってるゲーマーがちらほらいた
    今回のルールじゃ明らかに地獄を見るだろうチョイス、相当な男気だ
  • 敵側にパトリに俺と同じドラマガ挿してたゲーマーがいた
    鉄板の組み合わせだし楽しいよね
  • ピストルグレネードをホルスターに挿してるゲーマーがいて、あれに合うホルスターあるのかよと思ったが
    俺が使ってる海苔巻きの巻きす型のやつだった
    俺が使わなくなったのは第一に暴発の危険があるからなのだが、それ以外にもぴったりくるホルスターがなかったからだったんだよな
    もっと早く今のホルスター知ってればもうちょい使ってたかも
  • BATTLEの油断ならなさを象徴するエピソードとして、一緒のチームになった方が教えてくれたが
    あるとき彼は狙撃銃買って意気揚々とBATTLEに行き、隠れてプローンしてた姿をスタッフさんが撮影したところ、そこには
    何もない野っ原に腹這いになってた自分の姿があったと
    確かに、どこから撃たれたかわからないヒットもあったし、フィールド中央の巨大櫓(通称リンガーハット)の2階も、そこを押さえたら強ポジというわけでもなかった
    俺も意気揚々とスロープを上り、到達した瞬間にでかい窓から撃たれた
  • 今回が初参戦の若手ゲーマーのグループがいた
    一人は「1時間で3ヒット取った」と言ってたが、スタッフさんがそれは凄い、1ヒットも取れないこともあるんですよ、と言ってたので
    脇で聞いてた俺は「1発も撃てずに終わることとかありますよね……」と言った
    スタッフさんや他のお客さん共々彼らは笑ってくれてたが、実は俺そんなんしょっちゅうで(開幕ダッシュ命のバリバリアタッカー時代は開始10秒で死ぬのもザラだった)とは言えなかった
  • 表ゲーム終了後、FFを謝罪してきた方がいた
    正直気づかなかったし、サバゲーあるあるなので全然気にしてないと伝えたが、どうやら私は黄チームだったところ
    腕にかっこつけで貼ってた旭日旗パッチ(カミース着るきっかけになったゲーマーさんの真似)のせいで混乱させてしまってたようだった
    私のほうこそと謝罪し、そしてこの程度のワンポイントでもやはり紛らわしいことはしてはダメなのだと反省しました
    やるならグレーとか、もっと目立たぬ色に買い直すか
    ↓こういうやつとかね
  • 我々がふもとにひしめくなか、単騎でリンガーハット2階に駆け上り撃ってくる沙門さんのオーラが凄かった
    ちょっと映画のようだった
    同僚らも「2階赤1人! 2階赤1人!」と警戒の合図を送っていた
    こういうスター性を楽しむのはやはりいいよね
  • やはり射線が通りやすいところがあり、ちょっとリスキルみたいになっちゃったシーンがあったのでそれはやめにしたところ、こちらのスタート地点にも普通に撃ち込まれてた
    多分そのへんはおいおい改善されてくでしょう
  • デルカスみたくヌンチャクを使う銃にありがちなのが、バットプレートの脱落
    それをやってしまったと証言する同僚がいて、しかも買い戻しに2000円ちょいかかったと言ってて
    そんなことあるのかよ……と思ってたところ、私もやらかした
    リンガーハットの2階に性懲りもなく昇り、弾をかわそうとプローンしたところストックを床に叩きつけてボロンと外れた
    そこでテンパってたところを同様に昇ってきた敵に襲われ、しかし彼は優しかったのでピストル一発でヒットとってくれた
    俺は焦りすぎてて、無様に床に伏して撃たれてるのに「うわーごめんなさいごめんなさい!」と奇声をあげてた
    ちなみにプレート脱落の同僚の彼は、配線結束用みたいなベルクロテープで留めてた
    これは是非真似しよう
  • こういう、明らかに不利な相手に優しさを向ける手段としてのピストルへのスイッチング、そのためのスリングは考えてもいいのかもしれない
    ただ俺のホルスターは抜きづらいんだよな
  • カミースは着るだけでかっこいいので、個人的にはここに砂漠の戦士っぽいマントなんかもどうだろうかと考えているが
    まあ無自覚ゾンビと隣り合わせなので今のところはやらずにいる、今のところは……
  • 41PXのモノリスは本当に優秀だ、というか41の鞄はモノリス含め3種類使ったがどれもいい
    元々装備がごちゃついてるのが好きじゃないのもあるが、カミースやらファーストラインのベルトやらを増やしてもこれひとつで足りて、まだ容積に余裕がある
    途中のコンビニで買った2Lの水が追加で入ったのは驚いた
  • 当初はガシガシ実用しようとしてたハイキャパは売りました
    ある意味ありきたりな銃だからなのか、もしくは値付けの問題かフリマでは結局買い手がつかず、いつものリサイクルショップに投げる形になった
    M45のマガジンは薄いゆえ本当に冷えやすくあまり連射はできないが、そういうネガ以上に自分に合ってる気がしたので(こういう銃に出会える喜びは格別である)、まあハイキャパオーナーになったという経験を買ったんだなと思うことにした
    一応、きょうのゲーム代と追加の弾代くらいにはなった
    もうここまでくると、本来の意味で趣味的な銃を買う以外に軍拡する必要はないかな
    ……多分ですが……
  • 前回のゲームで着た、サイズ間違えたバカデカカミースを寝間着にしたら凄くよかった

    身体の動きを妨げずわりとあったかい
    皆さんもカミースのサイズ間違えたらパジャマにするといいですよ(おそらく俺以外誰もやらない体験)
  • この記事を、ぶり返した首痛腕痛肩の爆こりと共に書いてます(バカ)
    やはりもうちょい養生してからサバゲーすべきかもですね
    なお腕は力を入れるときに痛みが出てくるところ、整体の先生いわく「腕に力を入れて痛むのは腕が原因ではない」とのことで、並行して通ってた整形外科では肘に週一でバスバス注射打たれてた
    マジかよ……と思ったがまあ、治療は続けるしかない
    皆様も首は大切にしましょう
    俺との約束だぜ
  • 沙門さんと記念撮影させてもろた(※写真は問題があれば削除します)

    ゲームでのAK使用という共通点こそなくなったが、私にとって氏はカミースの伝道師でもあるので
    同じスピリットを持つ者どうし、今後もサバゲーを楽しんでいければいいなと切に願っております
    私は傲岸極まるポーズでかっこつけてるが、なんか単に首が痛いだけの人にも見えるな
    ともあれ、ありがとうございました!
  • そういえばサバゲーデビューが3年前のちょうどこのくらいの時期だった

    youbloomasyou.hateblo.jp

    3年間のしめくくりとして、かなり楽しいゲームになりました
    この世界に触れて、あれからいろいろなことがわかったと思う
    私の師もいろいろありサバゲーからは遠ざかっている今、スローペースでもいいので今後もできるだけ続けてみよう

 

M45A1買った

これは
サバゲーマーの皆様にとってはありふれた、しかし重大な悩みかと思うのですが

 

サイドアーム選びって迷走しますよね

 

かくいう私も、サイドアームなんか全然使わないどころか
長モノからスイッチするためのスリングすらめんどくさくて持ってない有様ではあるが
結構迷走している

具体的には
エアコキガバ→ストライクウォーリア→V10ウルトラコンパクト→アサシン→固定ガスソーコム→デトメント(結局使わず)→ハイキャパ みたいな感じ

 

デトメントについては、この記事に写真付きでのっけてるのでご覧ください↓

youbloomasyou.hateblo.jp

 

最後に行き着いたハイキャパについては、銃に対する自分の本来的な好みとゲームでの有用性は必ずしも一致しないという考えのもと、好きだったシングルカラム系ガバ(※そもそもガバメントはシングルカラムであり、ハイキャパという架空銃の存在があるとはいえ「シングルカラムガバ」の呼び方は違和感がある)の使用を終えて導入してみたものだった
ガスタンク容量はでかい(=気化スペースがでかく実射性能が期待できる)し、ダブルカラムのマガジンを内包するグリップもそれほど握りづらさもなく
まあまあ使える銃だと思った

 

そんなこんなあり、これまで使ってた銃を整理してて
ふとストライクウォーリアのグリップを握り、思わず俺は唸った

 

やっぱりホールド感が抜群だ……
今までに触れたあらゆる拳銃のなかでナンバーワンだ……

 

実はこれはノーマルではなく、サムレストの抉りを大きく入れた社外(FMA)のグリップパネルによるものなのだが
それでも、久々に触れたシングルカラムガバは忘れていた感覚を呼び戻してくれた
ハイキャパとの比較もあっただろう
とにかく、やはりサイドアームはこれ系でいきたい、これに戻りたいと
そう思った

 

 

そうと決まれば早速、(預金残高には目を瞑り)マルイのウェブサイトを見る
メインのデルカスを買ったときみたいな
「これでいい、否、これがいい」という納得感が得られることを期して

 

やはり世界で最もポピュラーと思われる拳銃なだけあり、そのバリエントも多彩極まる
ここはサバゲーでの実用という観点から、以下のように選んでいった

  • まずホールドしづらいのは却下(グリップ短いと弾数も少ない)
    →デト、V10、AM45が選外
  • 気温変化に敏感なので初速は少しでも稼げたほうがいい、(俺の好みとは真逆だが)バレルが長いものを
    →ナイトウォーリア以外のウォーリア系が選外
  • 光学機器が基本乗らないので、アイアンサイトが見易いものを
    →ミリガバ、シリーズ70系が選外、ついでにMEUピストルも選外(サイトがデカ太いの自体は良いが、後述する2挺のようにドットがあるとよかった)

 

ここまできて、早くも候補は2挺に絞られた

  • ナイトウォーリア
  • M45A1

どっちもフルサイズのシングルガバで、デカいアイアンサイトには3ドットまである
アクセサリレールがついてるのも地味にうれしい
どっちもランヤードを備え、ガンベルトに紐でくくっておけばナイロンホルスターのロックが甘いときでも安心だろう(多分やらないけど)

ここまでくると、この2挺の違いといえばもはやカラーリングと価格差くらいしかないように思える
M45のほうが若干お値段が高いのはやはり、ノバックへのライセンス料とかだろうか

 

逡巡の末、タンカラーのデルカスと良いコンビになりそうな気がしたので
M45A1のタンカラーにした

www.tokyo-marui.co.jp

ちなみに、M45は海外のBATON airsoftからCO2モデルが出てるが
CO2はボンベの付け外しが面倒なのがもう実際に買わなくてもわかるうえ、CO2のピストルは1ボンベで精々40発くらいしか撃てないらしいと聞いて最初から考えなかった
寒くても使えるのは確かにメリットだけどね

 

そして新古品の本体を運良くゲット
届いたM45は、本体がプラなのもありタンカラーがまるでパステルカラーのようで
チープでポップな感じがかわいい
それにしてもやはりシングルカラムのガバはいい、そのままでも握りやすい

 

しかし錦蛇みたいな凄い柄のグリップだ
この柄は印刷で表現されてる(裏は真っ白なプラ)

 

操作感やホップ調整は、慣れ親しんだガバと全く変わらず
マルイオリジナルの、ハーフコックの位置でハンマーが一旦止まる安全装置ももちろんある
アンビのセフティはでかいので、そこに親指をかける撃ち方もできて安定する
欲を言えば引き金はもっと前後長が短い方がいいのと、グリップセフティは握りこむとツラになるミリガバ系のがいいかなと思った
そっちのほうがもっと握りやすさ・フィット感が向上するはず

 

まずフォロアストッパでスライドストップ殺してカラ撃ちしてみたが、室温16度程度と決してガスブロには好ましい条件といえないながらも、確実に動作していた
さらにストッパ外して撃ったところ、スライドストップがバシッとかかった

どうやらM45は、それまでのガバ系よりも構造が新しくなっているようで
フルサイズで摺動面が広く摩擦抵抗が大きいはずにもかかわらず、スライドの動きがスムーズだった
こういうのは動作の確実化や省燃費化にも効いてくるはず

アウターバレルはそれほどティルトしてない印象だが、それよりも仕上げが美しくてよかった
派手すぎず大人しすぎず、クリアが吹いてあるかのように(実際どうなのかは不明)綺麗で、それほど安っぽい感じもしない
ブローバックで傷を付けるのが惜しくなってくるくらいだ

あと何気にマック氏も指摘してたが、サイトのドットがでかくて見やすい

www.youtube.com

↑俺の半端なインプレよりもよっぽどわかりやすい
俺は自分が気になったことしか書いてないしな

 

気になる初速は
室温16度、マガジンを人肌で3分程度あっため、マルイのベアリングバイオ0.20gで概ね69〜76m/sだった
ホップ位置は箱出しのまま(弾が撃てる環境がなかったので適正ホップの調整もできず)

0.20はほぼ使わないのと、ガスブロは季節変動が大きいのでほんとの参考値でしかないが、少なくとも以前使ってたストライクウォーリアよりも高い初速ではある(SWは同条件で60m/sくらいだったような気がする)

 

 

 

そして、ここからが本題
あの極上のホールディングフィールを求めて、サムレストつきのグリップパネルを入れる

 

選んだのは、ストライクウォーリアにもつけてるFMAのやつ
タンカラーによる全体的なぼやっと感を引き締めるため、衒わずに真っ黒なのにした
左側面用にサムレストのデカい抉りがあるのがおわかりだろうか

 

なんとなく予想はしてたがM45のグリップパネルスクリューは頭がデカく、FMAのパネルだとツラにならない
同スクリューと外れ止め用のOリングを外して、コレクションのSWから追い剥いだスクリューで留めてみる
多分スクリューがツラになるパネルのほうが少ないと思うので、最初から別途頭の小さい(標準サイズの)スクリューも買っとくべきでした
反省

 

完成
そして握る

ああ、あの感覚だ……
めっちゃ握りやすい……宇宙一握りやすい……

 

宇宙一、などというのはバズ狙いのしょうもないツイッタラーみたいでさすがに大袈裟だが
それほどまでに、ストレスを感じなかったはずのハイキャパを置き去りにするほどの握り心地である
ゲームで実用するということは、それだけ多く手に触れるということである
外装カスタムはやらないと決めたが、殊に身体との接点については、実用面からいっても手を加えていい部分なのかもしれないと思った
もちろんフィッティングには個人差があるので、読者諸兄におかれてはこのへん実際にいろいろ銃を握ってみて判断されたい

 

(追記)

グリップパネルのスクリューはAnvilのにした
ステン系のヘックスのやつ(錆びたり色が剥げるのがいやなので)

4個セットで1500円と、ホムセンの1本10円単位のねじを見慣れた立場からすると泡吹きそうな値段だが
専用品なだけありフィッティングはバッチリ

 

あと予備マグについては、バンパーが長くてかっこいいMEUピストルの(写真いちばん左)にしようと思ったが
M45のは従来のガバ系と違って気化スペースがでかいと聞いたので、これもやはり衒わずにM45のにした
ただでさえマガジンが薄いシングルカラムガバである、この差はきっと重要だろう

 

ピンの位置が変わって、気化スペースがデカいとのこと

 

www.hyperdouraku.com

MEUは2008年発売であるのに対し、M45は2018年発売
マガジンにも10年分の進化があるだろうと思うことにした

 


M45、俺が自分からCQB系に行くことはあまりない人間なのと、先述のとおり長モノにスリングもつけないので出番は限りなく低い
が、自分にフィットした優れたサイドアームがあるというだけで満足なのである

 

思ったとおりデルカスとのツーショットも似合う
いいね
とても

 

シングルガバはハイキャパに比べ、カスタムパーツも少なそうだが
見た限りではマズルにねじ切りのついたアウターバレル、リアのアイアンサイト置き換えのマイクロドットサイトマウントベースなどもあった
これらに交換したうえでトレーサーやフラッシュライトをゴテゴテつけたCQBカスタムなどもできそうだしやってみたいとこだが、そこはまたの機会に
俺のCQB頻度的にも急ぐ必要がまったくないうえ、さすがにもうお財布がガリガリです
でもやり残しがあるというのは重要なんだぜ
なぜならそれの達成を目標に、大袈裟かもだが生活をする動機になるからね

 

 


なお、当初の予定では道具としてガシガシ使い倒す予定だったハイキャパについては
コレクション行きにしました
M45と入れ替えで売ってもよかったし、欲しい人に安く譲ってもいいんだけど
それだけならいつでもできるのでまあいいでしょう
シングルガバよりも道具として優れてそうな面もあるしね
それに、たまに箱から出してあのギラギラメッキを目で楽しむ、そういうやりかたもあるはずだ

エアガン屋さんは買取が渋いのでそこに売りたくはないのと、メルカリは軍拡中毒のもとなので二度と使いません

 

 

 

(追記)

ピストルといえば、併せて考えたいのがやはりホルスターですが

M45A1はAMOMAXのパーフィットにはフィットしません

パーフィットの中には銃の振れ止めの板ばねが入ってるのだが
これがアンダーレールのついたM45の分厚いフレームと合わさると銃をスライド側に押し上げすぎてしまい、フロントサイトが厚み調整のねじと干渉するのである
つまり厚み方向にいくら拡げてもどうにもならない部分
早速サイトに傷がついてしまった
ホルスターは専用品買ったほうがいいですね

 

というわけで、パーフィットサバゲーフリマに投げることとし
気を取り直して次のホルスター選び

CONDORからはM45専用品が出てて、そっちがいいかなとまず思った
ベルトとバンジーコードの二重脱落防止になってるのがgood
ただ、付属のマグポーチまではいらんかなとなったので他のを探したところ、

TAILOR JAPANの汎用ホルスターがいいかなと思ったのでそれにした

海苔巻き寿司の巻きすみたいなつくりになってて、ある程度いろいろなサイズの拳銃に対応できる
ノーマル状態の銃を完全フィットさせるCONDORのそれとは違い、これならアンダーレールにアクセサリ付けてても挿せそうだ

 

もちろんMOLLEにも対応してる
いいですな

 

脱落防止のベルト掛け箇所自体はひとつだが、スナップボタンとベルクロの二重留めが安心感ある
この構造から、抜き挿しはパーフィット並とはさすがにいかないが
単に携行するだけならこれで十分そうだ

 

そんなわけで軍拡はひとまずおわり
後はいろいろ遊んでみて、足りないところを補っていければよいでしょう

 

サバゲーのないときはLayLaxの拳銃用アクスタ(600円くらい)にのっけて、眺めて楽しんでいます
目でも楽しめるいい銃な気がする

 

サバゲーリハビリした

皆様お久しぶりでございます
当ブログの数少ない読者諸兄におかれましては、いかがお過ごしでしょうか

 

いろいろありサバゲーに疲れはてエアガン自体見たくない時期が続いたが、ぼちぼち復帰してみようかなという気分になってきた
この遊びのスタイルには正解なんて本当にないと思ったし、過ぎたるは尚及ばざるが如し、というのはサバゲーにも多分に当てはまり、各々のゲーマーが心地よいと感じる熱量で接するのがどんなときも正解です
個人的には、やはりサバゲーは四半期に一回くらいの頻度でやれればいいかなと思っている

 

なので、ネガを感じたら気持ちが落ち着くまで黙って離れていればいいと思いました
そのへん口に出すとなんというか、いわゆる引退詐欺みたいになっちゃうからね

 

冬眠からこの記事を書くまでのあいだにやったことは

  • つくサバで銃をフリマに出しまくった
  • 7月末頃に印西のビームに当時最後のゲームをしにいった
  • 新しい銃などを買った(ハァーーッやっぱり軍拡かよ!! でも色々思うところありそうしました(後述))
  • 本当に必要な銃以外全部売った(後述)

 

そんなわけでブログも更新再開しようと思います
ゲーム共々やりすぎないペースで楽しめたらと思ってます

 

 

 

新しい世界を見るための装備

復帰にあたり、どうせなら心機一転、今までにないスタイルで楽しみたいと思った
そのために導入したアイテムがふたつある

 

 

ひとつは、新しい銃
まずマルイのデルタカスタム

えっアーマライト系やだとかあれだけ言ってたやんけ! とお思いのことでしょう
すいませんほんとそのとおりです
というかこれはマジで詐欺ですね、なんか自分が恥ずかしいです

 

とはいえ実は理由があって、私の場合
『本来的な好みと、実用するツールとしてのキャラは別』ということに思い至ったからです

 

冬眠中に過去サバゲーで感じたネガをひとつずつ振り返っていたところ、どうにも自分は
「外装カスタムした銃は却って使いたくなくなる」ことに気づいた

 

考えてもみてほしい
少しでも自分の理想とする姿に近づけて、かっこよく美しく生まれ変わった愛銃が
傷や泥や土埃とBB弾痕にまみれメカが損耗していくその痛々しさを
要するに、外装カスタムすると俺の場合は愛着が湧きすぎてしまうのだった(※あくまで私の場合です、皆様はこんな言葉に影響されず思い思いに楽しんでほしいです)

それに、俺の本来的な好みであった銃はいずれも、どこか使いづらい部分はあった
長重くて取り回しづらいM14、光学機器のマウントがめんどいAK、等々
銃を傷めたくない、使いづらさを我慢もしなきゃ、となってしまっては
サバゲーが嫌になるのもある意味当然と言えよう

 

そのへんの気持ちは、ドットサイトのっけた以外どノーマルのVSR-ONEを使ってたときに割とのびのびプレイできてたことからも真実だと思った
だからゲームで使うエアガンは先ず機能性を最優先し、見た目は二の次で外装カスタムもしない、すなわち(残酷な言い方ではあるが)殊更に愛着を増やそうとしたりしないほうが
ごちゃごちゃ悩まずに使い倒せそうかな、と思ったのだった

 

そうなると、まずアーマライト系から選ぶことになる……ところ、なにぶん今まで関心がなかった銃だったので
正直、何にしようか決め手がなかった
リポアレルギーなので海外のスポーツラインなどは最初から考えないにしても、マルイだけでいくつ出てるねんと

そんな時、某店のショーウインドウに飾られてたタンカラーのデルタカスタムが目に入った
次世代なので性能は文句のつけようがないだろうし、全体的に使いやすそうな大きさ、ウッディな銃から持ち替えても違和感の少なそうなカラーリング、レールが標準装備かつ必要最低限に留まってる潔さ、個人的に好きなタンゴダウン型のグリップもさることながら
陽極酸化アルマイト)仕上げのそのハンドガードのかっこよさに心を奪われた
ああっこれいいじゃん! と
かように、愛を持ちすぎないのも持たなさすぎないのも俺の場合はダメだとわかった
なんてめんどくさいエアガンオタクなんだ! しかし観賞用・お座敷用ではなく、ゲームウエポン選びの基準としては
「ノーマルである程度かっこよく機能的な銃を、外装カスタムせずそのまま使う」のが自分には合ってるのかなと

 

ちなみにシルエット自体は、アウターバレルが伸びた416Dやアーリーバリアントのほうが好き(特に後者)
だが間違いなく取り回しは不利(特に後者)、真っ黒で味気なく4面貼りのレールもそこまではいらんかなと
あんまり好みに寄せすぎて使いづらくならないように、これらは選外としました

 

それに実はちょうどその時、共産圏装備へのこだわりがまだ残ってたのもあって、次世代クリンコフかS&TのPPSh-41(ペーペーシャー)で迷っていたところだった
だが半端に実利をとるくらいなら割り切って実用一辺倒なほうがいいとクリンコフは早々に候補から外れた(スタンダードAKの伸びやかなルックスに対する、あのずんぐりむっくりな感じが正直そこまでかっこいいと思えなかったのもある)
さらに、使い倒しが目的なら海外電動はまあナシだろう(一応モケイパドックさんのアンブレイカブルカスタム込みで考えてはいたが)、それに己の本来的な好みが色濃く反映されたリアルウッドの曲銃床は使いづらさもさることながら、必要以上に愛を持ってしまうんじゃないのか、それを使い倒して傷だらけにする覚悟はあるのか、などといった逡巡を経てペペシャも次第に候補から消えていった

 

www.mokei-paddock.net

パドックさんのアンブレイカブルってこんな感じ
ダンパー機能のついたセクターギアを組み込むのはなるほどと思った

 

なお、この手の銃はヒストリカル系(歴史考証・再現に心血を注ぐスタイル)ゲーマーがやはり使ってるが、彼らは海外製の品質の悪さはそういうものだと受け入れて使う傾向にあるとのこと
それにSTのペペシャの場合、日本の威力規制に合わせる方法がわりとテキトーで製品の個体差が凄いとも
そのうえ外観、グリップの握りの太さすらバラバラだとか
まあ選外にして正解でしたね

 

デルタカスタムが優れた銃なのは論を待たない
各種インプレで示されてるとおりとにかくいい銃で、機能面だけでいえば俺の大好きなAKストーム以上であると間違いなく言える
というか、アーマライト系以上に機能的な銃を俺は知らない
なのでレビューというほどでもないが、俺が実際に触って印象に残った点をいくつか挙げる

 

まず、なんといってもハンドガードのかっこよさ
この陽極酸化仕上げの美しさは、はっきりいって写真では伝わりません
ひやっとした金属の感触と剛性の高さもテンション上がる(つまりそれなりの重量はある)
ハイダーも変に衒ってないオーソドックスな形でナイス
ノーマルではハンドガードの縁からはみ出るようについてる折りたたみ式フロントサイトは見た目が気持ち悪いので向きを180度変えました(レール面積の有効活用とのことだが、そこまで差が出るものなのだろうか)
ボコボコ開いた穴はM-LOKとは違うデルタカスタム独自規格のものだが、俺はトップレールだけあればいいので全く気にならない
レールがないお陰か全体的に細身であり、今流行のハンドガード全体を握りこむ構えもやりやすい

 

パーツ毎に微妙に色調を変え、のっぺり感をなくした塗装もいい
レシーバーも金属なので軋み感は皆無
俺はここにスカーL用のタンカラーの多弾マグをセットし、さらに統一感を出してみた

アンビのセレクタバチバチに操作しやすくて、これはトイレのウォシュレットなどと同じくらいあったほうが絶対にいい機能
唯一使ってたアーマライト系がコルト系列(左側面のみのセレクタ)のパトリだったので気づかなかった部分
親指でフルの位置まで回しきれないとき、反対側にある人差し指で回せるのがいいんだよな

そしてキャリポスはやや前に取り付けた
旧い知識だが20年前は「M4系は首元が弱い」と言われてたので、レシーバーとハンドガードに橋を架けるように装着し、さらに剛性を上げるねらいである
もちろんデルタカスタムは、そんなことしなくても十分に剛性はありそうだけどね
それに普通にエイムするなら、俺の視力だとマウントベース前端とレシーバー前端がツラになるあたりの位置がいいのだが、CQBやるときみたく接眼距離を近づけてコンパクトに構えるような場面だと、これくらい離れてたほうがやりやすいような気がした
あと多少の違和感は慣れでどうとでもなると思ったのもある

 

ヘッケラーアンドコックのロゴがプリントされたボルトがかっこいいし、それをチャーハン引いてどかした際に現れるホップダイヤルもノッチがでかく比較的操作しやすい
個人的にはVSRやスタンダードAKのスライド式のが好きだが、こういうダイヤル式のはホップのかかりが安定すると聞いたような、そうでもないような
あと、傷防止のテープをあえて剥がさないのがノーマル重視な俺流のちょっとしたこだわり

余談だが、ヘッケラーアンドコッホという呼び方はマニアっぽくてかっこいい反面、ちょっと違和感ある
「ヘッケラーアンドコック(英)」か「ヘッケラーウントコッホ(独)」のどっちかなんじゃないのかな

 

SOPMODバッテリー(通称ヌンチャク)なんてHKとかマーク18みたいなやつにしか使えんじゃないか、こんなん意味ないだろ……そう思っていた時期が俺にもありました
当時は様々な銃を体験してみたい欲が大きかったので、いろいろ互換が効くミニSが至上だと思ってました
いざ銃をデルタカスタム1挺に絞ると決めたら、ヌンチャクのその機能性に驚かされた
なんといってもコネクタ接続の煩わしさから解放されたのがでかい、言うなれば携帯電話のバッテリーみたいにただ本体を嵌めこむだけでOK
バイクとかの電装系で使われるマイクロミニのブレードヒューズは、万が一トンでも替えの入手も容易なはず
そしてめちゃアクセスしやすい位置にある
かつてP90を使ってた頃、あのスライド蓋に線が咬みこんで切っちゃったこともあったが、これならその心配もない
ちなみに、メクラ用のタンカラーのシール(ヌンチャクのお尻の露出部に貼り、ストックと色調を合わせるもの)は俺は使いません
そっちのほうがバッテリーの装填が目視できるので
なお、SOPMODタイプのバッテリーはエチゴヤオリジナルのブランドでも出ており、そっちのほうが若干アンペア数が高く長持ちする……のだが
なんと店員さんは売るのにちょっと難色を示してた
なぜならボルト数も高く(ノーマル8.4V/1300mAh→エチゴヤ9.6V/1600mAh)、メカの損耗が早まるから
次世代はシュートアンドリコイルを積んでる都合上、一説にはスタンダード電動の1/2~1/3程度の寿命しかないと言われてるので
そのストレスはより深刻だからというのもあっただろう

5段階伸縮が可能なストックは俺の場合、3段めがちょうどよかった

 

 

で、この際だし屋内CQB用にサイドアームも新調しようと思い
デルタカスタム同様にいじらないのを前提で、以前に興味を持っていた銃を思い出した

 

それがハイキャパのデュアルステンレスカスタム
ノーマルに比べて短めのバレル(5.1インチ→4.3インチ)と、クローム系のメッキがまたバリバリにかっこいい(とはいえナイロンホルスターへガシガシ抜き差しすると無残にメッキが剥げそうではあるが)

角材かと思うほどだったハイキャパEのそれとは違い、45口径のダブルカラム(という設定)とは思えない、比較的握りやすいグリップもナイスで、しかもマグウェル一体型のデザインなので使いやすい
ブローバックも俊敏

唯一の欠点らしい欠点はマズルアクセサリがつかないことくらいで、CQBのお供といえるトレーサーが使えないが
一応PDIからマズルねじ切りのついたアウターバレルも出てるようだ
そのへんのパーツの豊富さも流石ハイキャパといえる
トレーサー共々つける予定はないけど

 

俺のゲーム頻度的にも、純ゲーム用としては最早この2挺があればいいかなと思ってる
実は最近、そういうスタイルのゲーマーとお酒の席で話をしたこともあり(「サバゲーの銃なんか1挺ありゃ十分ですよ。俺はHK416とハンドガンの2挺しか持ってないし」という言葉が潔かった)、他のコレクションはたまに撃つだけでいいかなと

 

なおデルタは全長が約70cmあり、今まで使ってた41PXのバリオスペースでは当然入りきらず
かといってM14ソーコム用に使ってた同社のトリプルガンケース105では持て余す(もっと言うと105はその長さ故、背負ってバイクで移動するときにヘルメットで突出した後頭部と干渉するので可搬性が悪い)
なので、ついでにガンバッグもバリオスペース・105と入れ替える形でモノリス75にした

高さがあるので内容積的にもバリオスペースから換えて不便はないし(あくまで俺の場合)、もしAKMやガスブロM14など、これに入りきらない長さの銃もってくときも別途ハードケース残してるのでばっちり
伊達にサバゲー無駄遣いを繰り返してきたわけではないのだ

 

 

そして
一気にここまで装備を揃えると、俺の悪癖である途方もない罪悪感が例によって襲ってきて
これも本当にバカな話なんだが、その日はまた寝れなくなった

思えば、銃を衝動買いしたお金の無駄遣いで罪悪感に苛まれ、そしてそれに耐えきれず売ったら後悔し、その後悔からまた軍拡し……と、この趣味をやってきた3年間はずっとその繰り返しだった
だからもう、そのあまりの不毛さからさすがに抜け出したかったし抜け出さなければならなかった

 

なので決意をし、本当に残しておきたい銃と、必要最低限のガンバッグなど以外は思い切って全部手放すことにした
お金のことを考えればメルカリやフィールドのフリマに出したほうがまだ実入りがいいのだが、そんな手間や時間すら惜しかった
だから全部リサイクルショップにぶん投げてきた

 

そんなこんなで
今現在手元に残っている銃は、全7挺

  • デルタカスタム
  • ハイキャパ
  • VSR-ONE(こいつで取るヒットは格別で、殊にゲームの上では不利の塊な銃だが俺は大好き。曲銃床のノーマルVSRよりもAR寄りな操作感で扱いやすく、まさしくゲーマーを育てる銃だと思う)
  • AKホワイトストーム(これは気分転換にゲームで使うかもと思い、白ラインの入った付属マガジンのほか、純正600連と社外200連スプリングマガジンは残した)
  • ガスブロM14(予備マグ売るのも考えたが、マガジン単体だと限りなく需要はないので残した)
  • AKM(予備マグはそれなりに値が張るので一応残してはいるが、たぶん使わない)
  • ストライクウォーリア(シングルカラムのガバ系は1挺は残したかった。予備マグは売った)

なんか意外と多いな
でもデルカスとハイキャパ以外は最早コレクションなのでOK
長モノが多いので比較的ノーマルに近いAKMとVSRあたりは売っちゃっていい気がしないでもないが、やはり手にとって眺めてるだけでニヤニヤしちゃうんだよな
なのでとりあえず持っとく

 

もちろん、軍拡が大好きで、それが可能な環境や周囲の理解もあるような人は思いっきりやればいいと思う
でも俺は、先述した軍拡罪悪感軍縮後悔軍拡再開の負のループに陥るのが今は本当に怖いので、ここでサバゲー物欲は何としてでも食い止めたいんだ

 

 

もうひとつは、これは自分が手を出すことは決してないと思ってたのだが
カミースを着てみることにした

これまでサバゲーにおいては荷の少なさを最重要としていたので、この手の衣装類には手を出さないと決めてた
それに率直にいって興味もなかった
しかしある程度期間を置いてる間に、私ほどのゲーム頻度の少なさで何を気にすることがあろうかと思うようになった
そういうミニマルスタイルは、余暇を常にサバゲーに注ぎ込むような人こそ向くのではないかと
また、実は冬眠前の最後のサバゲーで全身カミースに身を包んだイケオジなゲーマーと遭遇し、そのバチクソにキマった出で立ちに心を奪われたのもあった
その時の彼はグレーのカミースを着用していて、こういうモノトーン系ならAKのみならず、ARみたいなモダンなライフルなども合いそうな気がしたのだった
上腕部にワンポイントで貼ってたパッチもイカしてた

 

カミースといえばやはり明日香縫製だろう、しかし普通の服でもないしどこかで試着はできないだろうか、等と考えてた
だがいろんなショップで話を聞くに、どうやら明日香縫製のそれはコロナ禍以降流通が縮小しており、現物があまりないようだった
もしくは、かつて同社の製品が入手できないゲーマーがやってたのは
吉祥寺あたりのエスニック衣料店で本場物のカミースを買うというものだそう
実は明日香縫製のよりも安いのだが、当然タクティカルユースに向けてはいない作りだとか
このへんは秋葉原のレプマートの親切なお兄さんが教えてくれた

一時は、Gun’z GLOVA(千葉県千葉市若葉区)というお店が試着をやってたらしく行ってみたのだが
店員さんいわくお店を現住所に移転する前に売り切ってしまい、今はやってないとのことだった
とはいえ、他に特に買う品もないなか親身に相談に乗ってくれてマジでありがたかった
ジェロニモというフィールドに併設されてるので、そのうち遊びにいこう

gunz-glova.com

geronimo.work

閑話休題

結局、明日香縫製のホームページにあるサイズ表を参考にAmazonした
俺は『フルメタル・ジャケット』のほほえみデブ並に横幅がでかいのと、同社いわく元々ダボッとした服なうえあまり伸び縮みもしないためサバゲーで激しく動くならデカめのを、とのことだったので
熟慮して結局単純に一番デカいのを買ってみた

sewing.aska-corps.com

 

そして届いたのを着て驚く
クソデカだった…
なんというか、普段着ている服のサイズと一緒でいいんじゃないかと思いました
このままゲームに行くのは恥さらしもいいとこだと思ったが、まあ授業料ということでとりあえずこれを着て臨むことにした

(追記)
このとき買ったのが確かWXみたいなわけわからんデカさのやつだったのだが
自分の普段着のサイズが概ね2Lなので、後日に余った金で(一度は言ってみたかった台詞)明日香縫製のページを参考にOサイズを追加で買ってみた
全体的にちょっとダボッとしてる程度で、動きづらさもなくちょうどよかったです
なのでサイズをミスったカミースはマジでパジャマにするしかなさそうです

 

パンツはなんでもよかったので、色を合わせた寅壱の作業用ズボンにした(斬新)
ポッケのファスナーが悪目立ちするが、まあいいだろう
俺はアーマライトをゲームアイテムに選んだこともあり、ガチカミース勢というよりももっとアーバンな感じを目指したいのだ
だからこれでOK

 

ちなみに被り物についてはすわターバンか、などと思ったが
カミースに合わせるのはパコールという帽子が一般的なようだ
それかバンダナとかでもいいだろうし、どうせ被るなら耳や首を覆えるようなのが万一の被弾も考えるといいだろうし
とりあえず被り物については一旦保留とし、今後も検討を続けることとした

 

あと、チェストリグは要るのか? という疑問が出てきた
googleのイメージ検索とかでもほとんどカミースとセットみたいなものだし、かといってあんなものつけたらヒットが判りづらいし絶対汗くさくなるしそもそも入れるようなものもないしで、正直全く欲しいと思わなかった
しかしながら、安物でもいいからあったほうがそれらしいのだろうか等と逡巡してたところ
ひらめいた

 

俺にはカミースの大先輩といえる人がいるじゃないか!

syamon108.hatenablog.jp

 

沙門さん(今やサバゲーにおいても先輩であり、私は全く頭が上がりません)のブログを舐め回すように拝見したところ、わりあいチェストリグなしで写っていらっしゃる写真が多かった
これはなくてもいけるぞ! と心中で快哉を叫んだ
以前作っておいたファーストラインを手直しするだけでよさそうだと

後は、すでにボロくなり爪先の角が穿孔してしまったスニーカーを捨て、シューズも揃えた
これで全ての準備が整った


かように、ゲーム頻度の割には業界にそれなりのお金を落としたという自負はかなりあり
もうその額を数えるのも恐ろしいレベルだが
20代の頃、慣れない仕事とクレーム処理と残業の嵐に神経症になりながらも働いて財をなした昔の俺よ
お前サイコーだったぜ
おかげで新しい世界が見れるよ
今度は未来の俺のためにも、もう軍拡はいいかげん見切りをつけないとな

 

 

 

満を持した参戦

装備を調えた矢先、実は左肩で早熟した四十肩が肩のみならず肘を伝い前腕を侵し始めて
銃を構えると腕が痛くて困難という、寄る年波を感じる悲しすぎるアクシデントがあった
しかしお医者に看てもらったところ実は四十肩ではなく首がヘルニアで、そのぶにゅっとしたのが神経圧迫したというのがわかった
頸椎ヘルニア持ちでもやれるサバゲーって……一体……??
まあほどほどにやろう

 

というか冬眠だ更新中止だとあれだけ大騒ぎした割には
参戦スパンは3ヶ月強と、蓋を開けたらいつもと大して変わらんやんけ!
まあいつもの参戦間隔ながら、今回は特にそれだけいろんなことを思ったのでした

 

とにかく、そんなこんなで心機一転、装備を調え向かった先は

BATTLE

www.battle-airsoft.com

サバゲーマーはデビューしたフィールドを親だと思ってついていく習性がある(持論)のでここにした
……というのは半分冗談で、自宅から比較的近くアクセスがいいのと、わりあい質の高いフィールドだからですね
しかしここでサバゲー始めてから、もう丸3年経つのか
あっちゅう間だったな

 

身体のことを考えると丸1日はきついと思ったので、午後から参戦とした
2800円と、若干値が上がったような気がせんでもないがご時世的に仕方なし
経営がんばってほしいぜマジで

 

さっそくカミースに着替えて、フィールドゲート脇にある木彫りのジェロニモの前にたまたまいたスタッフさんに写真撮ってもろた
これが俺の3周年だ

 

ちなみにこれが約3年前のサバゲー始めて間もない頃、最も好きな銃であるM14を携え奮起する(銃の本来的な好みとツールとして優れた銃の区別が判らなかった頃の)俺
今じゃ絶対にやらない、赤と紛らわしいどピンクのスリング(実はギターのストラップをカラビナ留めしたもの)が初々しい

 

全身黒ずくめのカミースというのはそれは目立つようで、結構な数の人と目があった
刺さる視線がたまんねー!(しかし多分だが、目があってしまった人らは「なんか危なそうなのがきた…」と警戒していたに違いない)

ちなみにカミースはサバゲー界で市民権を得つつあるのか、俺のほかにも3人くらいいた
しかしカーキやオリーブドラブが中心で、黒というのはやはり俺ひとりだった

 

参戦はおよそ80名で、卓がひととおり埋まるくらいの賑わいだった
フィールドインし、あの広大な敷地で半々に分かれるとバリケ渋滞も思った程でもなくちょうどいい……のだが、予約不要の気軽さをウリにするフィールドなので
これでもっと人がドッと押し寄せたらどうなるのだろう、等と要らぬ心配をした

 

カミースに関してはサイズがデカすぎなおかげか、動きにくさは全くなかった
寅壱の作業ズボンもかなり動きやすく、サバゲー向きだと思った
ただ袖がダボンダボンなのでマーカーが隠れてしまい、途中でガムテ借りて巻いたりした
それにあの長い前垂れも実用的で、その裾にガムテ一直線に貼ることでチームカラーが一目瞭然だった
無論カッコもいいし、こりゃあ素晴らしいBDUだぜ
今後もカミースは着続けよう

 

もっと言うと、黒ずくめはやはり暗所に隠れるのに向いている
BATTLEでいうとリンガーハット(BATTLEで遊んだことある人にしかわからない呼称だが、フィールド中央よりもややセーフティ反対側のほうにある、2つの尖塔を備えた巨大な構造物のこと)の階下にある通り抜けスペースの影に潜み、敵の虚を突いて狙い撃ったところ、まあまあの確率でヒットをとれた

↑これがリンガーハット(BATTLE公式HPから引用)
ここの1階の暗がりに、黒ずくめの俺は身を潜めるのだ

 

そしてデルカスだが、まあ凄い銃
ほんとに遠くまで真っ直ぐ飛ぶし、そのおかげでキャリポスとの相性も抜群
キャリポスはプリズムサイトなので、等倍といいつつもほんのわずかにズームがかって像が綺麗に見える
そのおかげで35mくらい先の敵をヒット取れたりもした
あのバレルの短さ・握りやすさもとてもよく、バリケ越しの引きロック的な動作もやりやすかった
アーマライト系なのもあり、CQB的な左右スイッチングも(金属の塊であることによるあの重さを除けば)最高にやりやすい
これで俺の左腕が本調子なら、もっともっと活躍できただろう

欠点としては、次世代に共通な作動音のうるささ、セミロックの多さくらいだろう
体感的にはAKストームよりもセミロックの割合が多い気がした(理由は不明)
あと3kg超えでそれなりに重いのはやはり人を選ぶかも
やはりAKストームよりも重い気がした
デルカスはハンドガードやバッファチューブが金物なので仕方ない部分か

 

ゲームについては、新機軸のゲームである運搬戦(正式タイトル失念)があった
これは自陣と相手陣の中央付近に、2輪の猫車に乗ったスタッフさんがおり
彼を相手の陣地まで押し上げることを目指すもの
ゲーム終了時にどちらの陣地にスタッフがいたかどうかで勝敗が決まる
復活はなしで、猫車を操作した最中にヒット取られた場合のみ復活が可能というもの
当然、猫車を操作している最中はバチバチに狙われるので、ある程度敵を排除してからでないと近づくこともままならない感じだった
あとこれ、長モノにスリングがないと運搬操作が困難を極めると思う(復活を期待して丸腰で押しに行くのも戦略のひとつかもしれないが)
スリングはもちろん付けてもいいんだけど、吊った状態ではスイッチングがやりづらい(というかほぼ不可能)のであんまり付けたくはないんだよな

 

あと、BATTLEといえばやはりデビルカスケット戦だろう
詳細はこの記事をご参照いただきたい↓

youbloomasyou.hateblo.jp

今回、初めてカスケットの中に入ったのだがまあ凄かった
ドガガガガガガッ! というトタンへの着弾があの狭い空間に響き渡るなか、そこへすし詰めになった男達の悲鳴と絶叫が響き渡り、さながら戦争映画の一幕のようだった
具体的には

「うわあああああっ!!」
「ギャアアアアーーーーッ!!!」
「ヒットオオオオオオーーーーーッッ!!」
「左回り込まれてる撃て撃てェェェェ!!!」
「誰か弾をッッ!! 弾を持ってこおおおおおい!!!!」
「俺のを使ええええッッッ!!!!」

 

笑いが止まりませんでした
まさに戦争ごっこのバカバカしさが集約されてたといってよかった
俺の持ってきたスカー用の430連は5分ほどで早々にカラになり、軍縮の一環でツインドラムを売っちゃったのをすげー後悔した
あんなに撃ちまくれるルールは他に類を見ないだろう
デビルカスケット戦用に買い戻すのを一瞬真剣に考えてしまった

ちなみに、この試合の裏ではお父さんといっしょにゲームしにきた少年兵がやはりカスケットに入り込んだのだが
終わったあと「ヤバかった…」と漏らしてたのが印象的だった(「デビルカスケットヤバかっただろ〜?」と心なしかお父さんが嬉しそうだったのもまた笑ってしまった)

なお、デビルカスケット戦はその性質上ほぼ確実にオーバーキルが発生します
このへんスタッフさんからも注意がある
だから、シャレのわかる人でないと楽しめないというのはあるかも(上述のとおりバカゲー的な要素を楽しむのがメインな試合だと思ってます)
スタッフさんからはオフェンス側のチームに「カスケット内の人から撃たれまくるとだんだんイライラしてくるだろうが、それでも窓からグレネード投げ込んだりカスケットの外鍵を解錠して中の人らを撃ちまくるのはやめてほしい」旨の注意があった、まさか実例だろうか……
BATTLEといえばフルオートであり、これはその真髄といえる試合なので
興味ある人は、寛大な心でオフェンスでもディフェンスでもバリバリバリ撃ちまくる楽しさを堪能してほしいです

 

今回、今までのサバゲーこだわりを一旦全部捨てて臨んでみたのだが
すげー楽しかった
好きな銃で戦うのももちろんいいが、ストレスなく操作でき性能が良い銃を使うことがここまで楽しさにつながるとは思ってもいなかった
これまで全然こだわりのなかったウエア類も、着ることで戦意を高揚させるはたらきがあるのがよくわかった

丸3年遊んでみていろいろ気づけたと思うし、この遊びは折を見て今後も楽しんでいきたいです

 

 


以下メモ

  • デルカス手にいれて、俺のアーマライト食わず嫌いが治った気がした
    かつてブラックライフルと言われたように、あの黒ずくめの味気ない感じが好きになれなかったのだが
    デルカスは先述のとおり色合いやハンドガードの造形などがすごく良くて金属もモリモリ使ってるので
    確かな所有感がある
    性能や操作性もいいし、サバゲー4年目を迎えるにあたってようやく決定版といえる長モノが手に入ったと思えた
    M14やAKが本来的に好きなのは変わらないが、ことゲームにおいては今後はこれ1本でいいな
    なお、マガジンについては退化というか始祖返りというか、スプリングマガジンは使わずスカーの430連が1本あればいいやとなった
    煩雑さでいえば、マグチェンジ>ゼンマイカリカリ かな…と今は感じてる
  • デルカス、撃ったときにたまにバイーン…っていうばねの残響が聞こえるのがかわいい
  • サバゲーフィールドも近頃けっこう閉店したり、サービスや客層が悪くなってる例を残念ながらよく聞くが
    BATTLEについてはそういうのはあまり感じず、何だったら3年前のデビュー時から雰囲気もそれほど変わっておらず
    フルオート歓迎な空気もあってか、先述したとおり戦争ごっこの雰囲気が色濃いのが好きかな
    ごっこ遊びに何をムキになることがあろうか
    こんな感じでよそのフィールドも楽しみたいね
  • ハイキャパも持っていきはしたが、まあ使わなかった
    屋内CQB行くとき専用でいいなこれは
    眺める楽しみも必要だろうと思いハイキャパにしたが、単に実利を取るならアサシンでもよかったかも
    理屈の上ではブローバックがボルトだけなのでアサシンのほうがよく当たりそうだ
    とはいえどちらも屋内CQBの人たちに愛されてるピストルなので、最終的には見た目チョイスでも問題ないと思う
  • 自チームに電動M14オーナーがいて、昔を思い出すなどした
    やはり抜群にかっこよかったし、俺もM14売らなくてもよかったかな…と一瞬よぎったが
    あの長さは野戦以外では使いづらいだろうし、俺にはデルカスあるしなと思うことで
    買い戻しの誘惑は割とあっけなく退散してくれた
  • エアコキも処分したのでエアコキハンドガン戦は出られなかった(一応レンタルはあるが、身体のこともありちょっと休憩したかったのもあり借りずに参戦も見送った)
    また、デビルカスケット戦やった後はさすがにツインドラムが恋しくなり、かつて同品を買ったいつもの中古品店に寄ったのだがそう都合良く置いてるはずもなく、あきらめて何も買わずに帰った
    昔の自分なら定価でもいいので買い戻してたところだっただろうが、さすがに今回は自制心が効いた
    思うに、特定のゲームに特化したこの手のアイテムは、たまたま自分が持っていればその時にそれに合わせたゲームに参加してもいいかな…くらいがちょうどいいと思う
    エアコキ戦に出たいからVSRとか買い足す、リボルバー戦に出たいからリボルバー買い足す、フルオート耐久戦とかに出たいからドラマガやLMGなど買い足す、UABだのスピードQBだのやりたいから海外のキレキレなスポーツライン買い足す、ヒストリカル系に出たいから軍服のレプリカやその手の銃を買い足す…などとやっていては、お金がいくらあっても足りないだろう
    何事もちょうどいい距離感の接し方はあるはずです
  • カミースはボタン留めのやつなのだが、さっそく被弾して当該ボタンが砕けた
    これボタン全部とってベルクロ縫い付けてもいいかもね、そっちのほうが色々楽そう
    それにサイズがあまりにデカすぎたので、文字通りもっと身の丈に合ったものを買い直したい
    余ったカミースはパジャマにでもしよう
  • 午後から参戦としたが、やはり腕がめっちゃ痛い
    通院と(本来の意味での)リハビリがんばるしかなさそうです
  • ビギナーへの最初の一挺理論って皆語りたがるが、今回デルカス入手して使ってみて
    最初に勧めるべきものが本当にわからなくなってしまったのが正直なところ
    例えば、初心者向けといわれるG3SASやβスペツナズあたりはそれこそ次世代とかへの買い換えのステップでしかないと思うようになった
    俺みたいに迷って迷って自分の本当の好みを探るやりかたもあろう、しかしそれはそれで苦しい面は絶対にあるので
    回り道せず最初から強い銃いっとくなら、それでもいいと思う
    エアガンの知識とか正直なくてもいいし、他の銃を知らない井の中の蛙でも全然OK
    やってて楽しいかどうかが判断基準としてはファーストなんじゃないかな
    好きな銃が元々決まっているようなある程度ガンマニアの素質がある人なら迷わずそれをいくべきというのは変わらないにしても、そうでなければマイガンを急いで買う必要は全くなく、まずレンタルで何回か遊んでから判断していい(ただしそれでも最初の一挺としては避けるべき銃はあるし(狙撃銃とか電ハンとか)、選ぶならマルイの電動からにしたほうがいいと思うけど)
    それがこのことに関する今時点での考えかな、まとまってないですが
  • サバゲーもブログ更新も、今後はあまり気負わずにやりたいです
    気負う必要があることなんか、そう何個もないはずだよね

 

MT-03を契約してきた(随時更新)

表題のとおりなので取り急ぎメモ
2018年式、走行18,000km程

 

→R5.8.22 納車
個別記事を書くのが面倒なので、このバイクでやったこと・気づいたことなどのインプレは全部ここにまとめようと思います

 

 

 

見た目

はっきり言って他のことなどどうでもいいと思えるくらい、どうしようもなくこのカラーリング(マットグレーメタリック3)に惚れてしまった
最近流行のセミフラットなグレーに、とんでもなくチープでそれゆえ鮮やかな蛍光イエローの前後リムが凄く目立つ
賛否まっぷたつに分かれる配色だろう
しかしその斬新さは、もう眺めているだけで気分が若返ってくるかのようなヴィヴィッドさといえた
偶然にも俺が今被ってるのがアライのツアークロスの黄色なのもあり、ヘルメットとの相性もバッチリだった

造形についても、この手のストファイ・スーパーネイキッド系バイクの中では最もかっこいいと思っていたGSR750を凌駕しているといっていい
ヘッドライトの造形もMTは嫌味がなくすっきりしてるし(ただ、あえて人面というか眼球のように見せてるヘッドライト上のポジション球だけは正直微妙)、ラジエター保護のシュラウドも必要最小限の大きさに留めていて軽快感がある
上位のMTシリーズにはないアンダーカウルが標準装備なのが何気に豪華ポイントで、これは細いエキパイ剥き出しの貧相な感じをカバーしててかなり良い
リアシートも、最近のバイクデザインの流行にあえて逆行するかのような大ぶりなものがついてて、俺のようなおっさんライダーからしたらこのくらいでかいほうが均整が取れてるように見える
タンクやエンジン周りだけボリューム感があり、オマケ程度のリアシートしかないような近年のバイクはなんだか威嚇状態に入ったフグみたいで、感性が古いと言われようがあんまり好きになれなかったんだよな

個人的にはSRやGBやZ900RSみたいなレトロ系のバイクは嫌いじゃないのだが、この手の懐古趣味って最初からあまりにも完成されすぎてて先がないのである
その点、このMTは色も造形も新しくあろうという気概が感じられて、繰り返すが眺めてるだけで元気になれるかのような感じがあり好きです、とても

 


ポジション

173cm・95kg・股下75cmの短足クソデブが跨ったところ、両脚のかかとが(感覚的に)1cmほど浮く程度で足つきは良好な部類といえる
ただしリアサスがリンクレスなので、俺みたいな短足族がさらなる足つきを求めるにはリアサスのショート加工が要るため相応の出費は覚悟しないといけない(ローシートもあるようだがあれはロンツーでケツ痛の悲劇を生むためおすすめしない)
ステップは純正でいくらか位置の調整が利き、俺が乗ったときは最も高く後ろ寄りなスポーティポジションだったが窮屈な感じはさほどなかった(ちなみに俺の足は太腿の外周60cmとかあってかなりぶっとい) ※前オーナーが入れてたオフセットプレートによるものでした
少なくとも各種SSやゼファー750みたいな、うんこしゃがみを強いられるような窮屈さはなく普通に快適といえた

ハンドルについては、ただでさえ高いセローのそれを56mmもアップしたものに慣れた身としてはかなり低く感じたが(MTシリーズはネイキッドとモタードの合体バイクと言われる割には、モタード的なハンドルの高さはあんまり継承してない気がする)、ジクサー250みたいに極度に運転手寄りな位置ではなく適度な遠さがあるため、ちょっとやる気の出る伏せポジションっぽくなり、乗りづらいとは感じなかった
ハンドルバーの絞りが絶妙で握りやすく、高ささえもうちょい上げられれば言うことなし
ただし、これはそのへんの慣れた道とかをスポーティーにスプリントする体勢といえ、ずっと首を反ることになるので、(SSとかよりかは楽なものの)長時間乗るには合わないかなとは思った
なお、付き出してるように見えたフロントフォークはあれが正常な位置らしく、姉妹車のYZF-R25/R3がトップブリッジの上にセパハンを設けるため、そのスペースを確保してるもののようだった

レバー類が若干遠く感じたが、まあ問題はなかった

 

(納車してから)

やはりハンドルが低いので、ノーマル状態でFフォークが10mmほど付き出てるのをトップブリッジとツラにしてもらう(後述)ことで、多少ましになった

とにかく、もうちょいハンドルが高ければダラッと乗り回すのにもいい感じになりツアラーライクな運用もそこそこできると思うのだが、まあ元はスポーツネイキッドだしこんなもんでしょう

 


サスペンション

MTのサスは(硬めのものが多い近年のバイクの中では異例にも)軟らかく、長距離を走れる程の落ち着きはないとされるが、今まで乗ってたのが軟らかさの極致といえるセローだったため、それに比べれば全然しっかりしている
このへん、ライバルのCB250Rやジクサーとかがスポーツ志向で硬いだけであって、いたってノーマルな柔らかさなんじゃないかなと思う
曖昧だが、昔乗ってたVスト250と同等か若干柔らかいくらいか
例えばこれがジクサーだとサスの動き始めが渋いかのような硬さがあり、結構ガツガツと路面の凹凸を拾うのだが
MTのそれは不快な突き上げもなく、カーブのときの踏ん張り感もあり不満なし
しなやかで、(俺レベルのライダーが)追い込んだ走りをするにも特段支障にはならないと思う

 

 

ブレーキ

効きは上々で、ABSはないが40km/hくらいから割と思いっきりブレーキングしてもロックする感じもなかったし、効きの唐突感もなくコントロールしやすいと思う
Fブレーキについてはレバーが近づけばもっと使いやすいかな
Rブレーキはパニックブレーキに近い状態になるとふつうにロックしてスライドするので、安全装置の少ないバイク相応の慎重な運転を心がけること

 

 

ハンドリング

これについては事前の心配はほとんどしていなかった
というのも、私が尊敬してやまないブロガーさんがそれほど問題にしてなかったためであった

 

tomatoimp.hatenablog.com

事実、ホンダ車みたいにフロント主導で不自然にガクンと切れ込むこともなければ、かといってガチガチに曲がらないのでもなく、腰でリアタイヤを傾けるのとフロントタイヤに舵角がつくのがシンクロしてるかのようなニュートラルでナチュラルな感じだった
リアタイヤ自体も140幅と、250クラスとして尋常な太さなので素直に寝てくれる

以前に乗ってた中型がGSR400で、あれがリアタイヤが無駄にぶっとい(180サイズ)うえアルミのツインスパーなのでガチガチに安定しており軽快感に乏しかったが、MTについてはGSRと同じクラスと思えぬほどヒラヒラ感がありよかった
夏の夕方に30分程乗っただけなのもありタイヤの温まりとか銘柄による差はわからないが、とにかくその範囲では不満はなかった
俺のセローはパフォーマンスダンパー入れたりハンドルを前に持ってったりと、直安を出すのと引き替えに曲がりづらくしてたので、やはり純オンロードモデルのハンドリングは当たり前だがオンロードで優れているのである(?)

が、これらはあくまでも公道を制限速度前後で走っているときの話で、交差点とかで速度を落として直角に曲がろうとする場面ではフロントの切れ込みが出る
自分の想像以上に小さく回り込むのであれっと思い、オフ車からの乗り換えなのでこんなものなのかなとも思ったが、この極低速での切れ込みはかのインプレでも指摘されていたうえ、足バイクの原二スクでは(小径タイヤでホイールベースも短いにもかかわらず)こういう現象は起こらなかったので、やはりMT-25/03の車体特有のものなのだろう

ところが、上述のとおりノーマルのFフォーク付き出しを引っ込めてもらったところ、この切れ込みがだいぶ緩和された
それでいて通常走行のリーンではあまり影響もないので、俺のように緩慢なハンドリングが好みな人は付き出し引っ込めはやってみる価値はあると思う

まあノーマルでもそこまで極端に切れ込む感じではないため、Uターンなどの支障になるほどでもなく、通常走るぶんにはほとんど顔を出さない特性なのでOK
というかUターンはセローの次くらいにやりやすかった、これでもっとハンドルが高ければもっとやりやすいはず

 


エンジン

ある意味一番の懸念材料であった
たかが70ccのボアアップ(MT-03は320cc)なんか意味あるのかよ、車検の手間が増えてだりーだけだろうと
それにパラツインとか実用車のエンジンだろう、スムーズでフラットなだけで高回転の伸びもなければ低速の蹴り出され感もなく、ただビービー喚くだけのつまらないエンジンじゃんかと

そんな懸念は見事に裏切られた

これまで乗ったツインとの比較でいえばVTRやTL1000Sみたいなガサツさとも、Vストみたいな存在感のなさとも違う、滑らかに回りつつエンジンの奥深くから発せられるようなズドドド……というビートを感じる、ツインの荒っぽいバイブレーションをエンジンブロックで覆っているかのような感じ(?)
いずれにしても、荒々しいフィール自体はあるけどそれをどこか遠くに感じるんだよな
ジェントルと言えばジェントルだと思う

低速はさすが粘り強く、少なくともフルの400ccのくせに低速スッカスカだったGSRとは雲泥の差だったし、低速域のエンジンコントロールではエンストスレスレの神経質な部分はそれほどない
逆に言うと、ラフなクラッチワークでドッと前に出る感じは多少だがあるかも
シングルシリンダーのセローみたいに発進時のクラッチラフミート・アクセルワイドオープンでフロントが簡単に浮くような強烈なトルク感はないものの、どの回転域からもアクセルオンでズイッと前に出る(オノマトペで解りづらい表現)感じはあった

回転の上昇につれて、エンジンの奥に封印されてる感じだった荒っぽさが、ノーマルのはずなのに社外マフラーからのそれかと思う程にでかい排気音となって顔を出す
マルチのような超高音ではないにせよトレブリーかつ音割れのニュアンスもあり、ワイルドでかなりかっこいいサウンドといえる
本当に当初の予想を裏切られたといえ、パラツイン=実用車的でつまらないエンジン の図式(おそらくVスト250あたりで植え付けられた印象、あれはあれでいい面ももちろんあるけどね)を崩すインパクトがあった
パラツインなんか音を楽しむものじゃないだろうとばかり思ってたが、マフラー交換で音を強調するのもアリかと思わされた

レッドゾーン付近ではほんの若干頭打ちにはなるものの、あんまりトルクの谷みたいなのも感じず伸びやかで、5速11500回転で120km/hくらい出るのだがまだ余裕あるふうだった
6速あるギアはわりとクロス気味な印象で、5000回転あたりでポンポンとシフトアップしていくと加速感が途切れずに気持ちよかった
ニーハンはそこそこ乗ってきたが、あれらに特有な回していった先の線の細さ、もうちょっとパワー出て欲しいな的な不満は皆無で、公道で乗るぶんには必要十分なパワー感といえた

この力強さは、250と同じ車体なのが効いてるのかなとも思った
装備で170kgを切る車重は250クラスと考えても尋常なもので、そこに42馬力を出すエンジンが載り、これは限られた排気量のなか高回転で馬力を絞り出すものとは違い、拡大された排気量にモノを言わせる力強さがある
KTM的な発想というか、軽量とパワーが相まって痛快な感じを出してるのかも
これがMT-07だったら車重は20kg近く重くなるわけで、エンジンのパワーはあるかわりにヒラヒラの操作感が失われるんじゃないかなとも思った(07も相当ハンドリングが楽しいバイクらしいけどね)

 

 

燃費性能

リッター30km前後といったところ

特に燃費走行を意識しない乗り方(たまに1・2速でレッドまで引っ張る以外は5000〜6000回転くらいでポンポンとシフトアップするようなの)、下道と高速7:3くらいでそんなもん

算定根拠として、まず満タン法で
273.4[km]÷9.71[L]≒28[km/L]

次に、車体の燃費計(瞬間燃費計と平均燃費計がついてるが平均のほう、瞬間のは当たり前だが停止状態だとゼロ)を見たところ
100kmあたり3.1Lと出てた
つまり、100[km]÷3.1[L]≒32[km/L]

どれほどブン回しても決して30km/Lを割らなかったセローと比べると若干のマイナスだが、タンク容量はセローよりも4L多い14Lなので無給油300kmは余裕そう
ちなみに上記の9.71Lの給油は、燃料ゲージが残り1目盛りになってから数km走行した時点でスタンド見つけて入れたもの
つまりこの状態でも4L、概ね120kmくらいは走れることになる(ガソリンは油断せず入れときましょう)

スポーツネイキッドというところでその辺を颯爽とスプリントするイメージの強いMTだが、この航続距離なら柔らかめのサスと相まってツアラー的な性能も期待できるかもしれない

ちなみに昔乗ってたFIのVTR250は25km/Lがせいぜいといったところで、確か250kmくらいで警告灯がついてた
それよか排気量がでかいのに燃費がいいので、このへんやはり技術の進歩なのだなと思った

 

 

ネガ

キャラとして突出した部分がないゆえにネガも少ないのだが、あえて言うならやはりハンドルの低さだろうか
もうちょっと高ければツアラー的な用途にも使えたかも、しかしこれはハンドル高いバイクに乗ってる人間の意見なので今のバイクはこれくらいが普通なのかなと思います
あと慣れないとサイドスタンドが出し入れしづらいのと、メットホルダーがついておらずリアシート裏の金具にDリングをひっかけるだけ的なちょっとしたユーティリティ面くらいでのものである

 


総評

試乗した結果なかなか良かった
凄くよかった・超よかった・死ぬ程よかったとかではなく「なかなか」なのは、プレーンさを高次元で突き詰めたような印象だったからである
超パワーとかクイックハンドリングみたな尖った要素があるバイクはそれが外れたときのリスクもあるものだが、MT-03にあっては誰が買って乗っても比較的楽しめるんじゃないかなと思う
以前に2ストレプリカやリッターSSを買ったときみたいな、人の羨望を集めるようなギラついた・いやらしい満足感こそないが、ある意味では醒めた目線で冷静に・等身大に付き合えそうなバイクじゃないかなと思った

それに、320ccみたいな半端な排気量で何すんだよ的なナメ腐りは見事に打ち砕かれた
250のパラツインはパワーの線が細くてスカッとダッシュもしなければ高回転も惰性で回ってるだけだろう、という先入観をひっくり返すような、意外な加速感と伸びがあった
これは車検の手間を考えてもMT-25ではなく03にする意味はあると思えたし、そもそも日本の車検制度がガラパゴスなんだよなという思いを新たにするほどだった

なので、やはりMT-03の何がいいって、上記の爽快なパワー感がありながら車格が250なので車庫からどっこいしょーっと出したりズシッと寝かしこむダルさがないところ
つまり、軽さとパワーの両立にある

 

www.mc-taichi.com

有名なインプレブロガーのこの方も仰ってるが、所詮は「日本では超マイナーな不人気バイク」だろう
パッと見250との違いもわからない半端なバイクに車検の手間を費やして乗る、ある意味究極の自己満な体験が味わえるのかもしれない
知らないやつなんかほっとけ、こいつのよさが解る人だけ解ればいいと

 

 

やったカスタム・今後やりたいカスタム

※実施前のメモ書きレベルの話が多数載ってるので注意

 

①ユーティリティ面の強化

買った時点で前オーナーによりやってあったのがETC、USB電源、ヘルメットホルダ、ステップのオフセットプレート
これに電話のホルダを付けた程度

ステップのオフセットはペダル位置が変えられるが、純正同様に一番下の位置に合わせても20mmほどバックする

後やはりメットホルダはあったほうが便利だね
タンデムシート裏にかけられると謳ってはいるが、MTのタンデムシートは何気に癖があって取付がめんどくさいんだよね

 

 

②純正状態のFフォーク突き出しを引っ込める

セローからの乗り換えのため、MTは最初ハンドルがあまりにも低いと思った
MTのFフォークを見ると先端がトップブリッジから10mmほど突き出てるように見えたのだが、どうやらこの状態が正常のようだった
YZF-R25/R3とフロント周りを共用しているようで、この突き出しにクリップオン(セパハン)を付けるとのこと

しかし首よわおじさんでハンドルを高くしたい俺には必要のない付き出しだったので、納車前にバイク屋さんに付き出しを引っ込めてもらった
これだけで前傾が緩み、ポジションはけっこう楽になるし、走行時の効果のほどは上述のとおり
この程度のハンドルアップであればワイヤ・ホース・ハーネス類の変更は不要
一般に、突き出しを減らすとキャスターが寝てトレールが増えるためハンドリングは緩慢になると言われているし、実際その通りだった

ただし、突き出しを引っ込めることによりサイドスタンドを出したときに車体が大きく寝るようになるので、不整地での停車には注意しないといけないかも

 

(参考)Ⅰ型のMT-03における純正状態のフォーク突き出しのようす
※画像はグーバイクから引用

フォークのめっき部分がだいたい15mmほど突き出てる

 

突き出しをひっこめたようす
(オレンジ色のねじは減衰力調整かなにかのOPだろうか)

 

 

③ハンドルアップスペーサーを咬ます

フリスコ(原義はサンフランシスコの街並みや渋滞を走りやすくするようなカスタムスタイルを指す。具体的には主にクルーザーに対し、幅の狭くて高いハンドルに小さいミラーを合わせることですり抜けなどをしやすくしたり、ハイステップにより縁石接触やカーブでの擦れを防いだりする)の要素が入ったハンドル周りがわりと好きなので、前車のセローもZETAのバーライザーを組み合わせてハンドルをガッツリ立ち上げて乗ってた
具体的には56mmアップ+20mm前側へオフセット
このとき、スロットルワイヤやブレーキホースはギリギリ長さが足りたのだが、クラッチワイヤだけはそうはいかなかったので、キタコのライトクラッチキットを組んで延長してた

ひるがえってMTだが、ライザーはセロー時代のを使い回すとして
驚いたことに社外の延長用ワイヤがいくつかあった、ポピュラー車種のパワーを感じる部分である
今回はスロットル・クラッチいずれもEFFEXの純正+100mmロングにした
(どっちも純正が何ミリなのかはわからない)
フォーク突き出しを引っ込めたのもあり、余裕を見てのチョイス

 

(余談)
延長用ワイヤが市販されてない場合でも特注という手段があります
かつて別のバイクを超アップハンにした際にお世話になったのがここ↓

www.okunoglobaltec.com

その当時は純正のワイヤ類をサンプルで送って、これをどのくらい延長してください的な話の末にロングワイヤを作ってもらった
スロットルもクラッチもまったく問題なく使えました

で、ワイヤだけでなく当然ながらブレーキホースの延長も必要
MT-25/03については純正で、

なので、このサイズのバンジョーがつくホースをワイヤ類に合わせ+100mmロングの900mmとして
スウェッジラインへオーダーした
お値段はコネクタ部分をステンにして、だいたい1万円

ちなみにバンジョーは、マスター側はストレートでOKだがキャリパー側はオフセット(ちょっと曲げが入ってるやつ)が必要な点に注意のこと

ride-one.jp

※ブレーキ類はチョンボするとマジに死ぬ危険があるので、ホース類は必ず実車合わせしたうえ、組み付けはプロにお願いするのがよいでしょう

 

マスター側(ストレート)

 

キャリパー側(バンジョーのボルト穴と同じ向きに、20度オフセット)

 

ワイヤ・ホース類の組み付けは面倒なのでプロにぶん投げて(そこそこ複雑だったらしくそれなりの工賃にはなった)、心配されたハーネス類の延長は今回の場合、全く不要というのがわかった

そして前記したライザーを組み付けたところ、ハンドルマウントの根元からぐにょっと歪むような奇妙な感触があった
具体的にはハンドルをフルロックした後も力を加え続けると、さらにその方向にめり込むようにハンドルだけ切れる感じというか

これはハンドルクランプのラバーマウントによるもので、ヤマハのパーツカタログにも「ダンパー」としてその存在が確認できる(品番90388-10816)
防振を捨ててでもこのぐにょ感をなくすには、外形・内径を同じにした金属製のカラーなどで固定してやらないといけない

 

その後、ライザーやめてカスタムハーレーみたいなロボットハンドルとかも考えたが
意外と簡単に対策できそうな記事を見つけた

minkara.carview.co.jp

ワッシャでダンパーを殺すというものだが、費用対効果という意味では最高だろう
記事のとおり、M14のワッシャをホムセンで調達しやってみる

トップブリッジ裏の左右ナットを14のめがねなどで取る

 

ハンドルをクランプごとひっこぬき、M14のワッシャを嵌める
内部の金属のカラーが、ワッシャの穴にぴったり嵌る
そしたら再度ハンドルを嵌めて裏からナットで締結

 

ちなみに、裏からもワッシャで固定したいところだが
写真のとおり、キーシリンダーやブラケットに当たってでかいワッシャは入らない

 

なので表側だけワッシャでOK
これだけでハンドルがガッチリ動かなくなりリジッド化されます

なお、原理上振動は確かに増えるが、はっきりいって全然気にしなくてよい
たいして増えません
セローのほうがよっぽど振動ひどいです

……が、これはあくまでも下道での話だった
下記のバーライザーとの組み合わせ時のことではあるのだが、6000〜7000回転あたり(6速で100〜110km/hあたり)で共振するポイントがあるらしく、ビィィィーーンという高周波系の細かな振動がけっこう強めに出てきて、たまに掌がかゆくなるほどに強くなる
これ以上回転が上がると一応収まりはする
先述したが、下道だと5000回転くらいですぐシフトを上げちゃうので気づかなかった
やはりメーカーも伊達にラバー仕込んでるわけじゃないってことだね

 

ともあれ、ここまでやったらやっとこバーライザーを咬ませられる

使ったのはセローの時同様、ZETAのストレートライザー(30mmアップ)とオフセッター(26mmアップ+20mmオフセット)

ただし、各1個のみだとアンダーミラー(後述)がタンクに干渉してしまうのと、ホース・ワイヤ・ハーネス類にまだ余裕があったので
ストレートライザーをもう1個追加した

 

こんな感じでオフセッターを踊り場にした3階立ての組み合わせにした
これで86mmアップ・20mmオフセットとなる
先の突き出しを引っ込めるのと併せると、ノーマル比で100mmくらい上がってるんじゃないかな
ちなみにオフセッターを踊り場にしたのは鍵との干渉を防ぐ(セロー時代の宿題だった)のもあるが、なるべく汎用的なボルト類でやりたかったからだった
例えばM8×100mmのボルトを使えばストレートライザーを2個連結したうえで頂上にオフセッターが組めそうだが、行った先のホムセンでは80mmのやつまでしかなかった

ハーネスは延長はせずレイアウト変更のみだが、かなりパツパツではある
恐らく失われるだろう前荷重を少しでも補う、ワイヤ類の取り回しに余裕ができそう、なんとなくポジションがより好みな感じになりそう、等の理由から前方オフセットとしたが、これ後方オフセットだと多分配線の延長が必要なんじゃないかと思う

ここまでやるとハンドリングはかなり変化があって、具体的には大方の想像通り、フロントの接地感が希薄で不安定な感じにはなる
元々MTはフロントがあんまりズバズバ切れ込むバイクではないので全然許容範囲ではあるが、視線の先にひとりでに曲がろうとするホンダっぽさはほんの少しだが出るような気がした
でも基本的にはリアのバンクに合わせてフロントがシンクロし追従してく感じのナチュラルハンドリングです
それに、リジッド化されてるためにハンドル操舵自体は一本芯が通った感じというか、がっしりした手応えが確かに感じられて、俺はこっちのほうが好き

また、前傾がだいぶ緩和されるので後ろ首や掌とかが痛くならない
こっちのほうが俺には重要かな
ハンドル高くなるのでかなりモタードっぽさも出てヒラヒラ舞えそうでやる気になるし(?)

 

 

④アンダーミラー化

バイクのミラーって昆虫の触角みたいでダサい(世の99%のバイクを否定する発言)

フルカウルの車輌に付けるスポッターミラーみたいなエアロダイナミックな処理もMTではできないので、なるべく目立たない配置とする
ちなみに昨今はミラーの処理としてバーエンドにつけるやつも流行ってるが、個人的にはあれ逆に悪目立ちして嫌いです
ですがRC213V-Sのレバーガードを兼ねたバーエンドミラーはかっこいいと思う
NEVERLANDというメーカーがそんなの出してて買ったこともあったが、鏡面のパイが絶望的に小さく捨てちゃった
ちなみにバーエンドミラーの後付けはマジで注意してやってください、ハンドルバーの内側でねじで傘を開いて留めるだけのやつはほぼ確実に緩んで外れます

 

話が大分それちったので戻すと

アンダーミラーはハーレー乗りとかがたまにやってるようで、フリスコカスタムとも相性がよい
MTでやるならハンドルアップしてスペースをとることが前提になる

やりかたはセローのときと同じく、M10ミラーステー用の汎用ハンドルバークランプを介してRALLY690ミラーを下向きにつけるだけ
元々のミラー穴とクランプのねじ穴にはメクラ用のねじを入れとくとかっこいいかも(ヤマハ車は右側ミラーが逆ねじなので注意)

youbloomasyou.hateblo.jp

↑こんな感じでセロー時代にハンドルアップと併せてやってました

これをMTでも再現するにあたり、やはり車検があるバイクなので法令をまず紐解いてみる
やはり涼しい顔して車検パスしたいじゃんか

後写鏡は、その反射面の中心が、車両のステアリングへッドの中心を通り自動車の進行方向に平行な鉛直面から、水平面で測定して、280mm以上外側に取り付けられなければならない。

https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/B083.pdf

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2003.9.26】
別添83(二輪自動車等の後写鏡及び後写鏡取付装置の技術基準)から

法規的にはアンダーミラー化が即ダメというわけではないが、やはりある程度見やすさ・調節しやすさを気にしなければいけないようだ

一応、使ったパーツのAmzonリンクも貼っとく
ラリー690はH18保安基準適合を確か謳ってたので、車検も問題ないはず

 

↑これは法令的にダメな例

当初は上記写真のごとく、元々ハンドルバー用のタンク窪みを逃げにしてステアリングヘッドに寄せて付けてたのだが
これはステア軸から200mm程度しか離れておらず、車検は確実に通らない
しかも視界の1/3は俺の脇腹に閉ざされていた

 

そのため、ハンドルクランプもミラーの鏡面も可能な限り外側に追いやった
ステム軸と鏡面の芯-芯で300mm程度確保できて数値上は車検に通るはず
それに、これで左右フルロックしてもタンクに当たらないし、後方確認もできるポジションとなった(ただし若干身をかがめて覗き込む形にはなる、ハンドルをもっと上げられればいいのだが)

反省点としては、ハンドルクランプの調整前にはハンドルバーにマステとかを包帯巻きにしたほうがいいかも
バーがけっこう傷だらけになり白樺の幹みたいになっちゃったので

なお、いくら車検に適合したとしてもアンダーミラー化は視線移動が大きく、後方の視認性は確実に悪化します
私はこのスタイルがどうしてもやりたくて実行しましたが、決して推奨はしません

 

 

⑤丸目化

www.bugbro.com

この作例は本当にかっこいいと思いました
「モダンな車輌には薄型のライトをなるべくボディに寄せて付けるのがクール」というのは正にその通り
先立つものを準備する必要はあるにせよ、何を置いてでもまずやりたいと思ってます

 

そんなことを思いつつ上記リンク先を眺めていると、やはり現実の厳しさは思い知らされ
作例と同様のかっこいいヘッドライト(KOSOのサンダーボルトというやつだと思われる)はプラ外装の安いほうでも3万円弱(変換ハーネス込みだと3万円を超える)、アルミ削り出しの超かっこいいステーも2つ1組で3万円オーバー、そして純正ウインカーが使えなくなる(純正ウインカーはMTの場合ヘッドライトAssyのこめかみの部分に嵌ってるので、丸目化する=純正ウインカーが付かなくなる)ので代替品も必要なところ、リンク先にあるガッツィーニのかっこいいウインカーは2個セットで2万円とあるし、電球をLEDに換えるのでリレーを咬ますのも必要だろう
したがって上記作例は、部品代だけで優に8万円を超える

www.kn926.net

俺のような文無しライダーは、例えFフォークから離れた分厚いライトがダサイと言われようと
だからもうちょい安くパーツを調達する必要がある
異形ライトに慣れない旧い人間の悪あがきというやつで

色々調べてると、MT-25/03の丸目化には初代XSR900のライトステーを使うのがポピュラーなようだった
パーツナンバーでいうとB90-23121-00(カバー・アッパ1)とB90-23131-00(同2)
値段はどちらも1万円しないくらい
このステー自体は今時のネイキッドらしく、太い針金を曲げた額縁にひっついてるタイプのものであるが当然MTとは互換しないので、φ41のフォークに付く汎用品のクランプ(デイトナのそれで留めてる例はあった)を左右2つずつ使って装着するようだ

だが何よりこのステーがお利口なのは、純正のウインカーが装着できそうなところにある
現物合わせはしてないが外見もパーツの品番も似ており多分いけそうな気がする(※現時点では保証はしません)
これでウインカー(とリレー)の買い足しは心配しなくてOK

肝心のヘッドライトは、第一にはXSR純正のを考えたいところだが
これはレンズ周りのAssyだけでも3万円を超すうえ、ケーシングや内部のホルダなどの細かい部品は別売なのである
純正の安心感は間違いなくあろうが、ちょっと逡巡してしまうお値段ではある

そのため汎用品を検討する
XSRのヘッドライトは径が特殊なのか、5.75インチ(≒φ140)では小さすぎてねじ留めの軸にスペーサーを咬まさざるを得ず、7インチ(≒φ180)をくっつけた作例はどれも目玉のおやじみたく不自然にライトがでかく見える
だが、いずれにしてもAmazonの中華製品なら1万円くらいである
XSR純正は資金ができたら改めて検討ってことで

 

個人的には、ポジションランプのペケマークがファンキーなこれを今は検討してます
サーキット車輌がやってる転倒時のレンズ割れ飛散防止処理みたいだ

 

そんなわけで買ってみた

やはりペケマークがかわいい、キュアコーラルみたいだ(しょうもないアニオタの感想)

 

写真左の小袋は汎用のフォーククランプで、2つ1組1000円ほどのやつ

 

端子は見た感じH4バルブ互換で(つまりボルト・ワット数さえ合えばHS1とも互換するだろう)、ポジション球の端子もある

 

そしてXSR900のステーも届いたが、直ちに取付は無理そうだった
今後の作業にあたり一旦メモ

・XSR900のステーはねじ穴がすべてM6

・対して、上記ヘッドライトのケーシング固定の♀ネジはM8×P1.25(ピッチは測ったわけではないが、カインズホームの汎用のM8ボルトがぴったりだったのでおそらくP1.25)

・したがって、ステーとケーシングの接続にはM8→M6の変換レジューサーナットなどが要る

・上記の汎用クランプは取付部の幅が広すぎて、ステー内側のリブ等に干渉する

 

 

⑥マフラー交換

音を堪能する目的で換えてみたいが、大型と違いパワーは限られてる
排気の抜けがよく音もデカいやつにすることで失われる低回転域のトルク感があるかもと思うと、もし交換するなら慎重にいきたいところ

ざっと見た中では、プラナスやMIVVの2連、SCプロジェクトの缶ビールみたいなサイレンサのやつ、オーバーレーシングのツインチタンメガホンあたりがいいと思った
セローのときも愛用してた忠男のパワーボックスとかもいいかも

ヨシムラやアクラはちょっと定番すぎるので避けたいのと、あの勇ましい高音を金属管で強調したいなと思っている

ちなみに一番欲しいのはこのマフラーだが
ワンオフ品だそうで無理なうえ、サイレンサが金属でもないという

news.webike.net

あと、車検がなければやってみたかったのがこれ
なんと一頃のYZF-R1みたいなセンターアップ

minkara.carview.co.jp

 

なお、MT-03のマフラーはノーマルでもそこそこいい音します
そのためこれだけ書いたわりには優先度はあんまり高くない
上述のとおり金属管で排気音のトレブルが強調されて、なおかつ排気の抜けをあえて詰めて純正と同じ低速のトルクを確保したようなスリップオンが今の理想だが、そんなものは多分ないだろうしね
車検戻しの手間が出るのもかったるいし

ただ、それなりのマフラーメーカーが車種専用で出してるものなら低回転のトルクロスもそこまで気にならないのでは、という意見ももらったので(確かに、セローに忠男のフルエキ入れてもロスはあまり気にならなかった)、それを考えるとやはりヨシムラやアクラあたり選んどけば間違いないような気もする

 

 

⑦風防取付

ネイキッドは宿命として高速走行時の風圧がきつい
冬用の厚手のウエア着て高速乗ると、風圧で引っ張られて首が絞まるようなこともあった
旭みたいな大仰な風防でなくてもいいのだが、整流効果のありそうな小振りなスクリーンがあればつけてみたい
空力のよさは加速のよさにも効いてくるしね
ただ、100km/h前後の高速ツーリングならあんまり風圧が気にならないのがわかってきたし、もちろん優先度は丸目化のが高いので、そことの兼ね合いで検討してく

 

 

⑧グラブバー交換

この手のモダンなネイキッドに多いのだが、グラブバーがクワガタみたいに左右セパレートになってるのはあんまりかっこいいと思わない
旧車によくある左右連結のパイプ状の、トラッドなグラブバーがあればいいと思った
実際にあるかどうかはわからない(VENTURAがそれっぽいものを出してるっぽい)

→追記
MT-03用のVENTURAのバーは、どうやらヤマハが昔出してた同名の別車種のものらしかった

www.bikebros.co.jp

なので、現03用のはなさそうなので諦めます

 

 

 

 

選んだきっかけ

最後に、乗り換えた経緯をまとめとく

それまで乗ってたセロー250は、乗りやすく取り回しやすく経済的で実はエキサイトメントもありと、かなり気に入ってて手放そうとは全然考えてなかった

youbloomasyou.hateblo.jp

セロー250にいろいろオプションをつけた(まとめ) - チラシの裏

セロー250に1000kmくらい乗った - チラシの裏

セロー250のタイヤをバトルウイングに換えた - チラシの裏

セロー250にバーライズキット組んでミラーをアンダーマウント化した - チラシの裏


だから約2年所有してて、これは俺のなかでは歴代2番目に長い期間であった(1番はTL1000Sで約2年半、しかしこれは嫌で嫌で仕方なかった当時の職場をいつ飛んでもいいよう借金しないために不満などに目を瞑りながら仕方なくそうしていたもので、TLは中古が安いかわりに癖だらけのバイクなのは皆様ご存じのとおり)

一時期は250のシングルなんてガサツだしつまらない、たぶん二度と乗らねー、などと考えてた時期もあったが、技術の進歩はそんな考えを拭い去ってくれた
有意義な2年間だったと思う

 

ただその2年間で、自分は結局オフ遊びをしない人間だということに気づいた
オフ自体は楽しいものの、ぼっちライダーなのでトラブったときにどうしようもできないだろうと思ったためだったし、それなりにコンディションのよい車体をむやみやたらに土埃や泥で汚すのも気が引けた

なのでセローを完全なオンロードバイクと考えたとき、やはり色々なネガが見えてくるものである
俺のようなバイク音痴でも解るほどに剛性のない車体は、シミーの出やすいハンドル周りやすぐに吹けきってしまうエンジン特性と相まって高速走行の不安感や苦労をもたらす
ぶわんぶわんなサスは、ピッチングによって加速感が演出されて楽しい面もあるのだが、ちょっとカーブで追い込むとたちまち腰砕けになる感じがあってこれもやはり恐ろしかった
もろにオフ用といえる効きの甘いフロントブレーキ・すぐロックし延々スライドするリアブレーキのコンビは、気持ちよくペースあげて走ろうとする際にも何かあったとき止まりきれるのかな…という一抹の不安を常にもたらす

オフだけでなくダラッとした街乗りにもセローは最適なのだが、かように自分のバイク使途とは若干だが合わないような気もしていた

 

ちなみにこのことは、プロのライダーさんも似たようなことを仰っていた

セローで街乗りする時は、自分がセローに合わせて下りていかなければならない感覚がある。

riding-high.way-nifty.com

 

 

そんなふうに純然たるオンロードモデルに戻ってもいいのかな、もしまた山やりたくなったら125のオフとかでもいいのかな、などと考えてた折
バイク屋さんにMT-03が中古で入ってきた

ニーハンと大差ないくせに車検はある中途半端なバイクだよな、などと思いつつも妙に惹かれるものがあった(カラーリングとか)
バイク屋のとっつぁんも俺のそうした心中を察したのかは知らないが、「セローを下取らせてくれたら追い金は3万でいい」と言って俺は仰天した(後から後悔はしたそうだが)
MT-03というバイクの中古相場を鑑みるに、下取り換算で40万くらいだろうか
お店で買い取った在庫を捌きたい意図(知らない人から見たらMT-03は日本の車検制度の犠牲になってしまった半端なバイクにしか見えないだろう)ももちろんあるだろうし、今やセローは謎に神格化されており中古も高騰はしているが、それでも確かに奮発はしている

なので、いい機会だし乗り換えてみようと思ったのだった

 

あと、選ぶにあたっては当然というか、予算をもう15万円ほど確保してMT-07でもいいんじゃないかなと思いもした
07のハンドリングは絶品との声は各所で聞いてたので

まあそれについては結局、即金でそれだけ用意するのがハードル高かったのと(甲斐性なし)、仮に用意できたとしても2017〜2018年式にしか採用されなかったうえ賛否も分かれそうなグレー・イエローのカラーでタマを探すのが困難ではないかと思い断念した

それに、07には確かに見かけ上のパワーはあるものの、03ほどのちょうどよさ、痒いところに手が届くような感覚がないだろうと思えたのもあった
実燃費で20km/L強とされる(15km/L前後との例もあり)ところに03よりも容量の少ない13Lタンクは、現実的に考えると200kmスパンでの給油となりそうでせわしないかなと思えたし、ハンドルポスト付けのメーターは今やツーリングの必須アイテムであろうスマホホルダの居場所が限られるうえ、アナログタコではないあのデザインも見づらそうに思えた

それに何より、軽さが身上のバイクなのにあの180幅のリアタイヤは明らかなオーバースペックに思えてならなかった
昔乗ってたTWは、あんなにも軽いバイクなくせに180タイヤのせいで本当に曲がらなく閉口したものだったし、その後に乗ったGSR400/750、GSX-R600も同様に180だったが、いずれもやはり250クラスのような軽快感は当たり前だがなかった

直前に乗ってたセローのオンロード適正の低さを問題としていたのもあり、やはりオフモタ系の影というか、気兼ねなく車庫から出せてヒラヒラと舞うように走り(その上で、基本的なハンドリング特性は切れ込まず緩慢・ナチュラルであればなおよいし、実際に03はそうだった)、そして低中速からアクセルのワイドオープンでスカッと加速するあの感じを求めていたのだろう

その意味ではMT-03は、軽さとパワーがこれ以上なくウェルバランスなバイクに思えたのだった
そのへんは総評にも書いたとおりである

 

そんな感じでさよならセロー
めっちゃ楽しかったぜ
そしてよろしく頼むぜMT-03

 

 

サバゲーのことがちょっとわかった

まだ本更新(?)はしないつもりですが、サバゲーという遊びについていろいろと気持ちの整理がついたので更新しようと思う

いわゆるお気持ちってやつです、毒舌かもだし文としてまとまってもいないので苦手な人は見ないでね


【軍拡のリザルト】

自分がサバゲーのどういう分野に一番ハマったかといえば、それは間違いなく軍拡だった
およそ2年半で、ざっと70万円ほどエアガン本体に費やしている
多い時は家に15挺くらいエアガンがあった(ガチのマニアからしたらこれでもかわいいものだろうが、まあそのへんは感覚の差ということで)

だが、軍拡を主眼に置いたサバゲー趣味はいつか生活自体を破綻させてしまうだろうという怖さは常にあったところ、あるきっかけで軍拡にストップがかかった
それを経て今ある銃を列挙すると、こんな感じ

 

  • 東京マルイ VSR-ONE
    紆余曲折を経て辿り着いた現在のメイン
  • WE-tech M14 ガスブロ
    当時いろいろ覚悟をして買った、多分最後まで売らない銃
  • 東京マルイ M14ソーコム
    売って後悔して中古を再度買ったが即タペットが折れた、みんなはできたらエアガンは新品を買おう
  • 東京マルイ AKホワイトストーム
    多分最後まで売らない銃その2。これを売るときはサバゲーを辞めるとき(カスタムのマイナス査定で値はつかないだろうが)
  • 東京マルイ AKM
    箱出しでこれほどのオーラがある銃はなかなかないと思う。売却も考えたがそのリアルさの前では無理だった
  • 東京マルイ デトメント(仮称)
    デトニクスのスライドをミリガバのフレームにのっけたニコイチ。デトメントという名前の製品があるわけではないので念のため
  • 東京マルイ ストライクウォーリア
    初心者の頃から今までなんだかんだ売らずに残している。ストライクフェイスを外した歪なシルエットが俺流
  • タナカ コルトパイソン2.5インチ
    ゲーム使用は全く考えてない完全な観賞用・お座敷用。最高にかっこいいスナブノーズリボルバー

 

これがデトメント(ウッドパテで裏打ちしサムレストを設けたエアコキガバのグリップパネルを入れてある)
握り心地もよく、最高に俺好みなスタイルに仕上がった
デトスライドのリアサイト周りの猫背が特にCOOLである

 

俺はどれだけ性能が良い銃でも見た目が好きになれなければ愛せないし、すなわちこれが課金額のわりに海外電動やトレポンとかに一切行かなかった理由である
海外電動は、あのリポバッテリーをメルカリのおまけでつけてもらってちょっとだけ触ってみたがセル毎の電圧が…とか週に1度の電圧チェックを…とかとにかく面倒だったし、トレポンはサバゲー最強の銃と言う人もいれば値段が高いだけでマルイと大差ないと言う人もいて、あの数十万のプライスに見合う価値をとても見出せなかった
個人的にアーマライト系があんまり好きじゃないのももちろんある
そのへんは他の人が楽しんで使っていればいいと思う

 

 

 

【軽やかであること、不利を覆すこと】

上述のように、軍拡に歯止めをかけた銃の存在があって、それがVSRだった

基本性能の高さもさることながら一切のパワーソースがいらず、マガジンもかさばらず、とにかく運用が楽なのだ
充電の煩雑さもなければガスのランニングコストに頭を抱えることもなく、エアコキなので弾も長持ちするし、荷は極限まで減らせるし、思い立った時に鞄に放り込めば即ゲームに行ける
この手軽さはまさに革命的だった
これに慣れてしまうと、パワーソースの要る銃というだけでめんどくささが首をもたげてくるほどに中毒性のあるシンプルさである
当初はウッドストックに換装したGスペで所有感も味わいつつ楽しんでたが、やはりフォールディングストックでもっと荷造りを楽にしたいと思い、当時持ってたエアガンをいくつか売ってONEもいった
その後、シェイクダウンを兼ねたサバゲーでONEを完全に気に入り、Gスペも次のオーナーの元へ嫁いでいった

ONEは俺の今までのエアガン遍歴からしたらそれほど好みなルックスでもなかったはずなんだが、すげー使いやすくて面白いので
そうすると、そっけない全身真っ黒なうえ間に合わせの銃床で2本のパイプを互い違いに連結しただけみたいなあの見た目も完全に実用に割り切った突き抜け感を感じていいなと思うようになってきた
ステンガンとかグリースガンとかリベレーターっぽい感じというか
これは何気に初めての感覚だった
アーマライトにハマる人の感覚もこんなふうなのかなと

で、これは俺がVSR導入までずっと疑問に思ってたのだが
要するに連射のできる電動とか相手に勝負になるのかという点
これは結論としては、腕次第で十分太刀打ちできると思う
とにかく被弾を防ぎロックタイムを縮めマップの構造を理解して射線が通る箇所を避け裏をとるという、サバゲーの基礎を突き詰めれば電動とかにも対抗しうると思うのだ

思うに、有利な銃でヒットを取れるのは当然なのである(よくあるのが、オーバーキルも顧みず弾道で狙い弾数でパンパンと撃って落とすやつ)
だからこそ俺は、不利だらけでヒットなど取れないのが当たり前なVSRでいきたいと思った
劣勢を覆す快感、一撃必殺の快感がまちがいなくあるし、それで強ければ要するにサバゲーが強いということだろうから
そのため俺は速射性重視のストレートコックとかレバーアクションコックのカスタムは好きじゃないです
連射をしたいのなら素直に電動いったほうがたぶん幸せになれるはず……なのだが、やはりパワーソースが不要なのはすげーメリットだよね
わかるよ……

 

VSR-ONEに特有のポイントとしては、以下がある

  • フォールディングストック
    これがあることで、使えるガンバッグの種類が飛躍的に増えるし、テレスコの調整はきかないものの大きさも割合自分には合ってた(個人差がでかいので実際に手に取ってみることを推奨)
    まあCQB系の人はストックがあってもあまりがっしりと肩付けしないことが多いだろうし、むしろ薄く構える際に銃の一部を体に接触させる程度の固定には役立つと思う
    ロックピンがあってストック折ってもがたつかないのはかなりいい、試合中に折る場面もひょっとしたらあるだろう
    ただし、ストック折ると後述のでかくなったボルトハンドルと併せて本体の厚みはかなりのものになるため、薄いガンバッグ使うときだけは注意が要るかも(特に他の用品と一緒に入れる際にはファスナーの破損とかに注意してね)
  • ボルトハンドル
    ハンドルが極端に大型化されており、これは指先でラフに撫でる程度の動作でも確実に指にかかってコッキングにつなげられるので凄く実用的に感じた
    明らかにGスペ以前のよりも使いやすい部分
    Gスペと異なりコッキング時には水平以上にハンドルを跳ね上げないといけないのはどうなんだろうとも思ったが、まあ試合時には角度などどうでもよくガツンと当たるまで跳ね上げるしかないので全然気にならなかった
  • ピストルグリップ
    宣材写真の厚ぼったい見た目とは裏腹にかなり薄くできており(前後幅がちょっと長いだけで左右幅はスリム)、親指付け根あたりの微妙なカーブも相まって相当握りやすい
    滑り止めのザラザラもよい
    ガスブロM4カービン系のグリップと互換するそうだが、むやみに換えたくない部分
  • マウントレール一体型アイアンサイト
    ミリガバとかクリンコフみたいな極小のサイトピクチャよりはマシかなという程度で、はっきりいってあまり実用的ではない
    が、元々VSRオーナーの中には一切のサイト類を使わない人とかもいるのでやる気があればなんとかなるだろう(極めて無責任なインプレッション)
  • M-LOKスロット、QDスイベルホール
    あると便利なのは間違いないだろうが、そもそもあまりガチャガチャとOPをつけまくるキャラでもないと思う
    俺は全く使う用事がない
    それに自宅近所のエアガン屋さんの常連が漏らしてたのを聞いたのだが「QDはダメだ」と
    けっこう唐突にボロンと外れ銃を地面に叩きつけてしまうことがあるらしい
  • マガジン排出の板ばね
    作動しないことが多く、銃本体を叩いてマガジンを落とす場面が割とあった
    樹脂製なので調整も難しい
  • 銃身
    Gスペ比でおそらく10cmほど短くなっていて、(その影響だけじゃないだろうが)初速も0.25gで約74m/sと、Gスペよりも10m/sほど落ち込んでいる(それでもスタンダード電動と同等の初速といえるが)し、発砲音も意外と甲高く本来のスナイパー用途には使いづらい面があると思われる
    敵との対面距離が長いと多分弾をかわされるかも
    しかし、ホップを調整しドロップの軌道も考慮すれば50m先にも届くのはシューティングレンジでも確認済み
    だがなにより、その短さ軽さを活かした速攻で敵の裏をかくのが楽しい使い方だろう
    そういう運用ならプロスナ・Gスペ比での若干のスペックダウンは全く問題にならない
    14mm逆のねじ切りも標準で、別売の変換部品がなくてもいいのが嬉しいポイント
    まあこの短さをある程度損ねてまでつけたいマズルアクセサリってなんだろうとも思っちゃうのだが

 

正直、今やVSR以外の銃はただ単に見た目が好きだから所有しているのがほとんどです
なのでもう軍拡もしないつもりです
しかし、このへんあんまり言葉にしすぎると嘘っぽくなっちゃうよな
実際、俺は嘘ばかりついて軍拡してたのだし
とにかく、末永く楽しむためにも節制は必要だ

 

現在のサバゲー参戦時装備(灰色の布はバラクラバ

ベルトのアドミンポーチをBBローダーやマーカーバンド等の小物入れにしている
ここに着替えと、500mlペットボトルをBBボトル代わりにしたものをまとめて41PXのバリオスペースにつっこんでるだけ
弾はレギュレーション上制限のない限り0.25gで統一
装備が揃ってない初心者とかを除けばおそらくここまでシンプルなゲーマーは我ながら珍しいと思う
もちろんウエアは私服 

ちなみにこれは自戒を込めて言うのですが、メルカリとサバゲーの組み合わせはマジで気をつけましょう
あれはお金を無限に吸い取る悪魔的コンビです
俺は最後にVSR-ONEをメルカリした後、超怖くなって退会しました
資本主義社会に生きる我々にとって、お金の心配のなさはすなわち安寧そのものです

 

 


【内省的なサバゲー

前提として、サバゲーマーの9割はいい人か人格的に大きな瑕疵がない人のどっちかだと思ってるが、それでもはっきり言うと、ここ2年半くらいサバゲーやってて嫌なことはけっこうあった

詳細は割愛するものの(思い出すとイライラするので)、当時思ったネガとしては
課金額やテクによる見栄の張り合いが横行してるし、サバゲーの礼節はアリバイ作りでしかないように思えたし、それでいて皆が目指すところはステレオタイプに陥ってるしで、どこぞのショップが掲げてるような自由さなんて感じなかった
サバゲー3年で辞める説というのもあるくらい、ずっとやってると界隈の矛盾に気づいたりするものなんだろう

とはいえ、俺はエアガンが好きだし、サバゲーこそがエアガンを最も活かす道だと思っている
だから上述のつまらないゲーマーの誰にも与せず、ひたすら内省的に、自己実現のためのゲームをしたいと思った

 

しかしそれって何やねん、と思われますよね
私もです
なので思いついたのが、ざっとこのへん

 

①ダイエットサバゲー

ゲーム参戦前後に体重計に乗り、少しでも体重が落ちてたら勝ち、変化がないか太ってたら負けというルールで競うもの
ここでいう勝ち負けは、すなわち己自身に対する勝敗である
ダイエットを経験された方ならお解りかとは思うが、体重というものはスルスル落ちたり減少が止まったりすることはあるものの、基本的に食事を控えて体を動かせば減っていくシンプルなものである
なのでフィールドでの飯の量を減らせばひとまずはOKといえる
体重の減少幅を競うリザルト重視な遊び方もできそう

 

②エコノミーサバゲー

サバゲーの参加費、食事代、交通費、消耗品費等をどれだけ費やさずにできるか競うゲーム形式
食事代を減らすことは①のダイエットサバゲーとも関連するし、趣味を安く楽しむのは持続性の上でも重要である
本当の趣味は金に糸目をつけないというのは、所詮はひとつのモノの見方でしかありません
軍拡中毒だった俺がそうなりかけたように、趣味で破産するのは珍しい話ではないです
とはいえエコノミックを追求して飲まず食わずでやるのは身体的トラブルの原因なので(医療費のほうが高くつくやつ)、逆に言えばそのへんと折り合いをつけるのが楽しみといえそう

 

③外装カスタム封印

俺は、軍拡の次に腐心してたのが外装カスタムだった
とはいえそれは既製品のポン付けレベルを逸することはないものであり、これで醸し出すオリジナリティなど多寡が知れてると思ったし、かといって部品のワンオフはいろいろ面倒くさすぎるうえ、ワンオフまでして表現したいものとは何なのかという哲学が始まったりもする

自分のオリジナリティのなさを痛感したのは、リハビリがてらスポット参戦した定例会で自分とそっくり同じ木ストのGスペオーナーに遭遇したことだった
彼の同僚も私を指して「似た銃を持ってたのがいる」と言う始末だったし、なんだ結局他人と被るじゃんかと
俺がウエア類やAR系の銃にいかなかったのも、めんどくささもさることながら、何らかの型にはまってしまうというか、行き着く先は結局いくつかあるパターンのどれかでしかないというのが嫌だからだった
上述のARでいうなら特殊部隊風のゴテゴテARとか、スピードQB系のアルマイトギラギラハンドガードスケスケスポーツラインARとかみたいな
せっかくの趣味だし自由にやりたいと

そういう経緯を経て、もしかしたら一番のオリジナリティとは外装カスタムをやめることなんじゃないかと思えてきた
定例会に参加すればわかることだが、皆何かしらのカスタムを銃に施し、そこに自らのアイデンティティを託しているのである
それは俺も散々ハマったことだし楽しいしとても尊いことだと思うが、結果として誰かと被り、だから「銃はカスタムすべし」というそのことこそ実は思考の画一化に思えてならなかったのである
なので、今メインに選んでるVSR-ONEは外装カスタムをやらないことにしました
実用面を強化するため、ベクターオプティクスの等倍キャリポスがのってるのみです
このキャリポスがお高いだけあり狙いやすく優秀で、ラフなゼロイン調整でもけっこう当たるんだよな

冒頭や途中でも触れたが、サバゲー趣味は油断しているとあっという間に数十万円単位のお金が消えてく怖さのある趣味です
資金面も含め、これ以上踏み込まないという一線をどこかで引いておかないとやってて苦しいだけの趣味と化します、これほどナンセンスなものはない
お金ばかりを溶かして、サバゲー沼の浅瀬の部分しか結局わからなかった私のようには、皆さんは本当にならないでください
そのへんの決意表明としての外装カスタム封印というのがある

 

 


ブログ本格更新再開の目処は立ちませんが、サバゲーはまだまだ続けるつもりです
楽しい面も多いですからね
フィールドでお見かけの際は一緒に楽しみましょう