βスペツナズハイサイクル作ってみた

実は俺、あらゆるAK系の中でシルエットが一番好きなのが
ロングマガジン(実銃でいう30連マガジン)を挿したβスペツナズだったりする
あの真っ直ぐ伸びやかなグリップ別体の曲銃床が、ショート化されたフロント廻りで強調されるのがいい
ロングマガジンのおかげで上下の寸詰まり感も消え、変形AKにありがちな違和感もうまくごまかせてると思う
実用できる木と鉄系が欲しくて、かつてβスペツナズフルメタル・ウッド化も目指したこともあった(ウッドパーツの肉がどうしても薄くなるのと、ハンドガードのあたりにあるリアサイト廻りのメタル化があまりに困難だったのでやめた)

とはいえ、次世代電動をメインに据える今
わざわざスタンダード電動に戻る気もしなかった
もしやるなら、なんとか次世代と棲み分けられないだろうかと思った

実は軍拡中毒に陥ってた頃、メルカリを駆使してβスペツナズとAK47HCを両方とも持ってた時期があった
そのことを、これだとふと思い出した
即ちこの2挺をニコイチして、バラマキとトリガーレスポンスに特化したハイサイクルのβスペツナズにすればよいのだと
そうすれば格好もつくし、次世代でカバーできない使用シーンに使えるぞ、棲み分けられるぞと
そう思った

やはり公称25発/秒と謳われるハイサイクルの連射速度というのは、マック氏などの動画で見てもすさまじく
スタンダード(12~13発/秒)のおよそ倍、次世代の中では今最も連射サイクルが速いだろうMSリポを装着したMP5(約15発/秒)や、最近出てきたプラスシリーズ(約19発/秒)よりも速い(逆に初速とサイクルを両立したプラスシリーズどんだけ凄いんだという話である、P90もパトリもわりあい好きな銃だ)
記憶が曖昧だが、ICSの銃とかでも確か20発/秒くらいだったような気がする(ただしあれは連射サイクルというよりプリコッキングによる初弾発射の速さが売りだろうし、フルオートサイクルを論じるのとはまたちょっと違った銃か)
ハイサイのあの猛烈なおしっこみたいな(extremelyお下品ワード)弾筋はやはり魅力である
なんで47HC売っちゃったんだよ……みんなはサバゲーやミリ趣味やるならよく寝る習慣をつけてメンタルを安定させようね
閑話休題

 

しかしながら
さすがに電動を2挺も買うのは金銭的に困難だろう、しかも片方は単なる部品取りにすぎずもったいないじゃんか、なんとかならんのかと
webでマルイのパーツリストを眺めてたところ、レシーバーの作りはどちらも同じようだった
おそらくだが、違いはハイサイマークのステッカーの有無のみだろう
これならやりかたは単純である
AK47HCを調達したら、βスペツナズのストック周りを入手し移植すればいいのである
超かっこいいシルエットが手に入るのはもちろん、既に持ってるAKストームのミニSも使い回せる
しかしこれ後でβスペツナズプラスとか出ちゃったら悲しくなるやつだな……まあいいか

 

そんな感じで、お財布事情とも相談しつつ
まず素体となる47HCを探すことにした

 

軍拡病を患ってた頃のトラウマが刺激されてメルカリは使いたくなく、そのへんの通販サイトとかで探してたところ
なんと中古・箱なし10000円で出てるのを見つけた
メインに据える銃でもないのに新品はなあ……みたいに考えてたのでまさに渡りに船というやつ
速攻購入し到着

 

早速ストックを外し、これは先日購入したマルゼンのCA870に付けてやった
若干だが870側のカスタム費用が浮いた

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銃口にひっついてるえびフライ型の部品はマズルブースターという
実銃のAKはその構造的に、銃身を縮めると発射ガスを薬室まで戻すルートが潰れてブローバック不良を起こす
なのでクリンコフとかの短いAKでは、銃身内のうちブースターにより拡がった空間の中で発射ガスを膨張させて直接薬室に逆戻りさせ、ブローバックを補助するのである(そうだったよな?)
そのため、βスペツナズにおいてはあったほうがそれらしさを感じる部品
……なのだが、これもかっこつけでナイツハイダーに換えてみた
マズルブースターは何気に重量がかさむので、これでけっこうハンドリングが軽くなります

 

次いでβスペツナズの固定ストック部品を探す
見たところ、必要なのは以下3点
・β用ストック BS-14
・β用バットプレート BS-15
・47用ストック基部 AK-38

状態には正直あまりこだわらないので、ヤフオクで部品をかき集めた
余計な部品がひっついてて割高だったり送料が別々にかかったりと、蓋を開ければ小汚い部品の集合かつそこまで安く揃えられたわけでもなかったのだが
まあマルイの部品販売の緩慢なレスポンスにやきもきさせられるよりはいいだろうと思った
そんなわけで組み付けてく

 

アッパーレシーバーをとり、バッテリースペースの仕切を外す
ここはヒューズ交換の要領でいける

 

グリップを抜く

 

セレクタを取り、ハンドガード周りをねじを取ってごっそり抜く

 

メカボを抜く
見ての通り、ストック側へ配線を延ばすには切った貼ったが要ってめんどいので
予定変更してミニSではなくうなぎ運用のままでいく

 

ストック基部を交換

 

固定ストックを組み付け、手順を逆回しで完成

 

かくして
俺自身AK党でありながら、外装カスタムを施したゆえに使うのがもったいなくなり(俺特有の謎感情)コレクションとしてお蔵入りさせたAKストームに代わり
実用できてかっこいい銃であるβスペツナズHCが完成した
まあAK47HCを固定ストックにしたに過ぎないのだが、かっこいいので便宜的にこう呼ぼう
中古部品の寄せ集めなので、金額的にはトータルで2万円もいかなかった
青春の買い戻しとしてはまあまあリーズナブルじゃないかな


しかしなんというか、並のフルオートサイクルだが初速が速く長射程の次世代、これのサブとしてキャラ的に逆のハイサイを位置づけるのは
初心者の頃やってたM14ソーコムとパトリHCの組み合わせのそれだなと
役割の異なる複数の長モノを棲み分けさせるという発想自体は間違ってなかったんだろう

本体がなかなか痛んでる中古だったので、初速はあまり期待してなかったが
測ったところ、ホップ4割がけくらいで0.20gで75m/s、0.25gで66m/sくらいだった
エアコキハンドガンと同じくらいなら御の字かなと思ってたところ、思った以上にタレてなくてびっくり

 

以上で、軍拡病の反動で売って後悔した銃たちもあらかた買い戻せた
課金要素はどうやっても疲弊するのでいい加減終わりにしたいが、俺エアガン好きだしまあ無理なんだろうな
考えてもしょうがないことは努めて考えないようにすれば、幾分かはラクになるよね
執着を捨離するサバゲー仏門の境地だ

 

そういやサバゲー始めて間もない頃、こんなアレな記事も書いてたが
ここに載せた銃のほとんどを今や買ったり触ったりした経験があることに気づき
なんだか遠くにきたもんだな……という気分になった

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ともあれ、あとはフィールドが俺を待ってる
そんな状態になった

 

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