CA870ソードオフを実用カスタムした(サイトマウントレール、スプリング交換編)

コンパクトボディで超軽量コッキング、VSRに次ぐ飛距離と弾道のきれいさなどあり
マルゼンのCA870は凄い銃である

 

しかしながら、とりわけソードオフの場合
実用品としては使いづらいところが目立つのもまた事実である
俺が触った限りでは、特に以下が難点と感じた

  • 予備マガジンがあまり流通してない
  • 大胆にオミットされ、後付けするしかないサイト類
  • グリップの角度が寝すぎてる(ストック一体型曲銃床がベースのためだろう)

ゲーム導入には、これらをまずなんとかしなければならないだろう

 


予備マグについては、これはもう売ってるストアを見つけ次第買うしかない
本体を中古購入した店舗のジャンクコーナーで1個は見つけたが、ゲームで使うならもう1個は欲しい
かつてソーコムピストルでセミ限定戦を戦っていたときにも感じたが、15分程度のそれなら3本もあれば事足りる

しかしいざ買うとなると、流通量の少なさからプレ値をつけてる悪辣な業者が横行しており辟易した
なんだよ800円のマガジンが1800円って
とはいえ市場在庫が増えてきたのか、通常売価に近い価格になってきたタイミングで3本目を購入

 

(机が黒くてわかりづらいが)こんな感じで、簡素極まるパッケージに入ってる
オープン価格とはいえ、マルゼンさんにはがんばってもらってセコい転売屋を一網打尽にしてほしいものである

 


次はサイト廻り
870には後付けする社外アイアンサイトもあるが、ここはふつうに(?)マルゼン対応のレールをのっける

 

レールはレシーバー側面のねじ穴で内部の部品と共締めするタイプと
レシーバー上部にビスもんで留めるタイプがあるが
後者のビスもみタイプは、レシーバー頂点のちょうど肉の薄いところにもむことになる
これでは割れの不安もあろうし、純正戻しができなくなるのも個人的にはあんまり気分のいいものではない
したがって前者の共締めタイプ(G&P製)を選択
Amazonの商品説明にあったφ3*14のタッピングねじも揃えて実施

 

レールはアルミ製で、左右貫通してる軸とかもあり堅牢そう
中央が凹んでおり、VSR-ONEみたいにリアサイトとしても使えそうなやつ(だとするともうちょい凹んでてほしい気もするが)

 

ねじを外したついでにもうちょいバラして、ばね交換も実施することにした
870の初速を上げるにはばね交換、ホップパッキン交換、シリンダの気密取りなどの方法があるが
コッキングの軽さはそのままにばね鳴りが消え、法定初速ギリギリまでパワーが出ると噂の
あのばねを入れることとした

ノンばいーん(アングス製)
いわゆる不等ピッチのばね
おちゃらけた名前だが、効果が期待できそうなのはレビューが物語っている

このばねを入れたうえでホップパッキン交換や気密取りも同時に行ってしまうと、おそらく初速は法定上限を超える
なので内部系の他のカスタムはやりません

 

2mmヘックスでここのねじをとる(裏も2つとる)

 

グリップのケツに+を突っ込んでとる

 

左右貫通してるロッドをポンチ等で抜く

 

マガジンチューブをとって抜き、アウターバレルも引っこ抜く
特段の工具は不要
バレル根元にあるガイドのようなプラ板も外すこと

 

メカボはT10のトルクス4本で締結されてるので、ねじをとる

 

ケツからモナカ割り
撃発用のばねが見える

 

純正ばねとノンばいーんを比較
ノンばいーんのが1cm程短いが、そのぶん固い
ピッチが密になってるほうがSPガイド側

 

ノンばいーんを仕込んだら、モナカ割りしたのを戻す
後退したピストンをロックするシアの取付軸がズレて嵌りにくいことがあるので、そのときは右後方の窓で位置を合わせてやるとよい

 

細かい注意点としては、フロントスイベルの向き
こんな感じで、フォアエンド前端とツラになるのが正しい
逆だとつっかえ棒になってフォアエンドが戻りきらず、引き金が引けなくなる

 

ひとまず本体を組み直して初速を見る
0.25gで83〜84m/s前後
0.9J(85m/s)には若干届かないが俺の組み付けが適当なのもあろうし、正直微々たる差ではある
しかし次世代やVSR並の凄い初速だ

なお、純正状態の初速は0.25gで78m/s前後

youbloomasyou.hateblo.jp

 

コッキングはほんのわずかに重くなった程度だが、正直言われなければ全く気づかないレベルでばね交換後も軽い
あと商品の謳い文句である、撃発時のばねのバイーンというかビーンみたいなあの反響音は確かに消えた

 

そして冒頭写真のとおり、マウントベースを取り付けて
余ってた適当なサイト類(写真のこれはAmazonで3000円くらいで売ってるオープンタイプのドットサイトに防弾板を合わせたもの)をのっけて完成

なおマウントベース取付用のねじ4本のうち、冒頭に示したφ3*14のタッピングねじが必要なのはグリップ側の2本のみ(銀色のねじ頭が見えてるところ)
前側の2本は純正流用で足の長さが十分足ります

遠目に見るとわからないが何気にベース取付は試行錯誤して、ねじの頭をナメたり切り飛ばして新品のベースは思いっきり傷と塗装ハゲがつき、マルゼン製品が嫌いになりかけ
「○されてえのかテメー!!」みたいなお下品極まりない呪詛を叫んだりしながら(銃に向かって叫んでるのがまたおバカの極み)作業してました
したがって純正戻しするにはナメたねじをなんとかしないといかんです
するつもりは今のところないのでいいんだけど

 

とはいえ、こんな感じで最低限の実用の目処は立った
グリップ交換は部品が届き次第やります