サバゲーリハビリした

皆様お久しぶりでございます
当ブログの数少ない読者諸兄におかれましては、いかがお過ごしでしょうか

 

いろいろありサバゲーに疲れはてエアガン自体見たくない時期が続いたが、ぼちぼち復帰してみようかなという気分になってきた
この遊びのスタイルには正解なんて本当にないと思ったし、過ぎたるは尚及ばざるが如し、というのはサバゲーにも多分に当てはまり、各々のゲーマーが心地よいと感じる熱量で接するのがどんなときも正解です
個人的には、やはりサバゲーは四半期に一回くらいの頻度でやれればいいかなと思っている

 

なので、ネガを感じたら気持ちが落ち着くまで黙って離れていればいいと思いました
そのへん口に出すとなんというか、いわゆる引退詐欺みたいになっちゃうからね

 

冬眠からこの記事を書くまでのあいだにやったことは

  • つくサバで銃をフリマに出しまくった
  • 7月末頃に印西のビームに当時最後のゲームをしにいった
  • 新しい銃などを買った(ハァーーッやっぱり軍拡かよ!! でも色々思うところありそうしました(後述))
  • 本当に必要な銃以外全部売った(後述)

 

そんなわけでブログも更新再開しようと思います
ゲーム共々やりすぎないペースで楽しめたらと思ってます

 

 

 

新しい世界を見るための装備

復帰にあたり、どうせなら心機一転、今までにないスタイルで楽しみたいと思った
そのために導入したアイテムがふたつある

 

 

ひとつは、新しい銃
まずマルイのデルタカスタム

えっアーマライト系やだとかあれだけ言ってたやんけ! とお思いのことでしょう
すいませんほんとそのとおりです
というかこれはマジで詐欺ですね、なんか自分が恥ずかしいです

 

とはいえ実は理由があって、私の場合
『本来的な好みと、実用するツールとしてのキャラは別』ということに思い至ったからです

 

冬眠中に過去サバゲーで感じたネガをひとつずつ振り返っていたところ、どうにも自分は
「外装カスタムした銃は却って使いたくなくなる」ことに気づいた

 

考えてもみてほしい
少しでも自分の理想とする姿に近づけて、かっこよく美しく生まれ変わった愛銃が
傷や泥や土埃とBB弾痕にまみれメカが損耗していくその痛々しさを
要するに、外装カスタムすると俺の場合は愛着が湧きすぎてしまうのだった(※あくまで私の場合です、皆様はこんな言葉に影響されず思い思いに楽しんでほしいです)

それに、俺の本来的な好みであった銃はいずれも、どこか使いづらい部分はあった
長重くて取り回しづらいM14、光学機器のマウントがめんどいAK、等々
銃を傷めたくない、使いづらさを我慢もしなきゃ、となってしまっては
サバゲーが嫌になるのもある意味当然と言えよう

 

そのへんの気持ちは、ドットサイトのっけた以外どノーマルのVSR-ONEを使ってたときに割とのびのびプレイできてたことからも真実だと思った
だからゲームで使うエアガンは先ず機能性を最優先し、見た目は二の次で外装カスタムもしない、すなわち(残酷な言い方ではあるが)殊更に愛着を増やそうとしたりしないほうが
ごちゃごちゃ悩まずに使い倒せそうかな、と思ったのだった

 

そうなると、まずアーマライト系から選ぶことになる……ところ、なにぶん今まで関心がなかった銃だったので
正直、何にしようか決め手がなかった
リポアレルギーなので海外のスポーツラインなどは最初から考えないにしても、マルイだけでいくつ出てるねんと

そんな時、某店のショーウインドウに飾られてたタンカラーのデルタカスタムが目に入った
次世代なので性能は文句のつけようがないだろうし、全体的に使いやすそうな大きさ、ウッディな銃から持ち替えても違和感の少なそうなカラーリング、レールが標準装備かつ必要最低限に留まってる潔さ、個人的に好きなタンゴダウン型のグリップもさることながら
陽極酸化アルマイト)仕上げのそのハンドガードのかっこよさに心を奪われた
ああっこれいいじゃん! と
かように、愛を持ちすぎないのも持たなさすぎないのも俺の場合はダメだとわかった
なんてめんどくさいエアガンオタクなんだ! しかし観賞用・お座敷用ではなく、ゲームウエポン選びの基準としては
「ノーマルである程度かっこよく機能的な銃を、外装カスタムせずそのまま使う」のが自分には合ってるのかなと

 

ちなみにシルエット自体は、アウターバレルが伸びた416Dやアーリーバリアントのほうが好き(特に後者)
だが間違いなく取り回しは不利(特に後者)、真っ黒で味気なく4面貼りのレールもそこまではいらんかなと
あんまり好みに寄せすぎて使いづらくならないように、これらは選外としました

 

それに実はちょうどその時、共産圏装備へのこだわりがまだ残ってたのもあって、次世代クリンコフかS&TのPPSh-41(ペーペーシャー)で迷っていたところだった
だが半端に実利をとるくらいなら割り切って実用一辺倒なほうがいいとクリンコフは早々に候補から外れた(スタンダードAKの伸びやかなルックスに対する、あのずんぐりむっくりな感じが正直そこまでかっこいいと思えなかったのもある)
さらに、使い倒しが目的なら海外電動はまあナシだろう(一応モケイパドックさんのアンブレイカブルカスタム込みで考えてはいたが)、それに己の本来的な好みが色濃く反映されたリアルウッドの曲銃床は使いづらさもさることながら、必要以上に愛を持ってしまうんじゃないのか、それを使い倒して傷だらけにする覚悟はあるのか、などといった逡巡を経てペペシャも次第に候補から消えていった

 

www.mokei-paddock.net

パドックさんのアンブレイカブルってこんな感じ
ダンパー機能のついたセクターギアを組み込むのはなるほどと思った

 

なお、この手の銃はヒストリカル系(歴史考証・再現に心血を注ぐスタイル)ゲーマーがやはり使ってるが、彼らは海外製の品質の悪さはそういうものだと受け入れて使う傾向にあるとのこと
それにSTのペペシャの場合、日本の威力規制に合わせる方法がわりとテキトーで製品の個体差が凄いとも
そのうえ外観、グリップの握りの太さすらバラバラだとか
まあ選外にして正解でしたね

 

デルタカスタムが優れた銃なのは論を待たない
各種インプレで示されてるとおりとにかくいい銃で、機能面だけでいえば俺の大好きなAKストーム以上であると間違いなく言える
というか、アーマライト系以上に機能的な銃を俺は知らない
なのでレビューというほどでもないが、俺が実際に触って印象に残った点をいくつか挙げる

 

まず、なんといってもハンドガードのかっこよさ
この陽極酸化仕上げの美しさは、はっきりいって写真では伝わりません
ひやっとした金属の感触と剛性の高さもテンション上がる(つまりそれなりの重量はある)
ハイダーも変に衒ってないオーソドックスな形でナイス
ノーマルではハンドガードの縁からはみ出るようについてる折りたたみ式フロントサイトは見た目が気持ち悪いので向きを180度変えました(レール面積の有効活用とのことだが、そこまで差が出るものなのだろうか)
ボコボコ開いた穴はM-LOKとは違うデルタカスタム独自規格のものだが、俺はトップレールだけあればいいので全く気にならない
レールがないお陰か全体的に細身であり、今流行のハンドガード全体を握りこむ構えもやりやすい

 

パーツ毎に微妙に色調を変え、のっぺり感をなくした塗装もいい
レシーバーも金属なので軋み感は皆無
俺はここにスカーL用のタンカラーの多弾マグをセットし、さらに統一感を出してみた

アンビのセレクタバチバチに操作しやすくて、これはトイレのウォシュレットなどと同じくらいあったほうが絶対にいい機能
唯一使ってたアーマライト系がコルト系列(左側面のみのセレクタ)のパトリだったので気づかなかった部分
親指でフルの位置まで回しきれないとき、反対側にある人差し指で回せるのがいいんだよな

そしてキャリポスはやや前に取り付けた
旧い知識だが20年前は「M4系は首元が弱い」と言われてたので、レシーバーとハンドガードに橋を架けるように装着し、さらに剛性を上げるねらいである
もちろんデルタカスタムは、そんなことしなくても十分に剛性はありそうだけどね
それに普通にエイムするなら、俺の視力だとマウントベース前端とレシーバー前端がツラになるあたりの位置がいいのだが、CQBやるときみたく接眼距離を近づけてコンパクトに構えるような場面だと、これくらい離れてたほうがやりやすいような気がした
あと多少の違和感は慣れでどうとでもなると思ったのもある

 

ヘッケラーアンドコックのロゴがプリントされたボルトがかっこいいし、それをチャーハン引いてどかした際に現れるホップダイヤルもノッチがでかく比較的操作しやすい
個人的にはVSRやスタンダードAKのスライド式のが好きだが、こういうダイヤル式のはホップのかかりが安定すると聞いたような、そうでもないような
あと、傷防止のテープをあえて剥がさないのがノーマル重視な俺流のちょっとしたこだわり

余談だが、ヘッケラーアンドコッホという呼び方はマニアっぽくてかっこいい反面、ちょっと違和感ある
「ヘッケラーアンドコック(英)」か「ヘッケラーウントコッホ(独)」のどっちかなんじゃないのかな

 

SOPMODバッテリー(通称ヌンチャク)なんてHKとかマーク18みたいなやつにしか使えんじゃないか、こんなん意味ないだろ……そう思っていた時期が俺にもありました
当時は様々な銃を体験してみたい欲が大きかったので、いろいろ互換が効くミニSが至上だと思ってました
いざ銃をデルタカスタム1挺に絞ると決めたら、ヌンチャクのその機能性に驚かされた
なんといってもコネクタ接続の煩わしさから解放されたのがでかい、言うなれば携帯電話のバッテリーみたいにただ本体を嵌めこむだけでOK
バイクとかの電装系で使われるマイクロミニのブレードヒューズは、万が一トンでも替えの入手も容易なはず
そしてめちゃアクセスしやすい位置にある
かつてP90を使ってた頃、あのスライド蓋に線が咬みこんで切っちゃったこともあったが、これならその心配もない
ちなみに、メクラ用のタンカラーのシール(ヌンチャクのお尻の露出部に貼り、ストックと色調を合わせるもの)は俺は使いません
そっちのほうがバッテリーの装填が目視できるので
なお、SOPMODタイプのバッテリーはエチゴヤオリジナルのブランドでも出ており、そっちのほうが若干アンペア数が高く長持ちする……のだが
なんと店員さんは売るのにちょっと難色を示してた
なぜならボルト数も高く(ノーマル8.4V/1300mAh→エチゴヤ9.6V/1600mAh)、メカの損耗が早まるから
次世代はシュートアンドリコイルを積んでる都合上、一説にはスタンダード電動の1/2~1/3程度の寿命しかないと言われてるので
そのストレスはより深刻だからというのもあっただろう

5段階伸縮が可能なストックは俺の場合、3段めがちょうどよかった

 

 

で、この際だし屋内CQB用にサイドアームも新調しようと思い
デルタカスタム同様にいじらないのを前提で、以前に興味を持っていた銃を思い出した

 

それがハイキャパのデュアルステンレスカスタム
ノーマルに比べて短めのバレル(5.1インチ→4.3インチ)と、クローム系のメッキがまたバリバリにかっこいい(とはいえナイロンホルスターへガシガシ抜き差しすると無残にメッキが剥げそうではあるが)

角材かと思うほどだったハイキャパEのそれとは違い、45口径のダブルカラム(という設定)とは思えない、比較的握りやすいグリップもナイスで、しかもマグウェル一体型のデザインなので使いやすい
ブローバックも俊敏

唯一の欠点らしい欠点はマズルアクセサリがつかないことくらいで、CQBのお供といえるトレーサーが使えないが
一応PDIからマズルねじ切りのついたアウターバレルも出てるようだ
そのへんのパーツの豊富さも流石ハイキャパといえる
トレーサー共々つける予定はないけど

 

俺のゲーム頻度的にも、純ゲーム用としては最早この2挺があればいいかなと思ってる
実は最近、そういうスタイルのゲーマーとお酒の席で話をしたこともあり(「サバゲーの銃なんか1挺ありゃ十分ですよ。俺はHK416とハンドガンの2挺しか持ってないし」という言葉が潔かった)、他のコレクションはたまに撃つだけでいいかなと

 

なおデルタは全長が約70cmあり、今まで使ってた41PXのバリオスペースでは当然入りきらず
かといってM14ソーコム用に使ってた同社のトリプルガンケース105では持て余す(もっと言うと105はその長さ故、背負ってバイクで移動するときにヘルメットで突出した後頭部と干渉するので可搬性が悪い)
なので、ついでにガンバッグもバリオスペース・105と入れ替える形でモノリス75にした

高さがあるので内容積的にもバリオスペースから換えて不便はないし(あくまで俺の場合)、もしAKMやガスブロM14など、これに入りきらない長さの銃もってくときも別途ハードケース残してるのでばっちり
伊達にサバゲー無駄遣いを繰り返してきたわけではないのだ

 

 

そして
一気にここまで装備を揃えると、俺の悪癖である途方もない罪悪感が例によって襲ってきて
これも本当にバカな話なんだが、その日はまた寝れなくなった

思えば、銃を衝動買いしたお金の無駄遣いで罪悪感に苛まれ、そしてそれに耐えきれず売ったら後悔し、その後悔からまた軍拡し……と、この趣味をやってきた3年間はずっとその繰り返しだった
だからもう、そのあまりの不毛さからさすがに抜け出したかったし抜け出さなければならなかった

 

なので決意をし、本当に残しておきたい銃と、必要最低限のガンバッグなど以外は思い切って全部手放すことにした
お金のことを考えればメルカリやフィールドのフリマに出したほうがまだ実入りがいいのだが、そんな手間や時間すら惜しかった
だから全部リサイクルショップにぶん投げてきた

 

そんなこんなで
今現在手元に残っている銃は、全7挺

  • デルタカスタム
  • ハイキャパ
  • VSR-ONE(こいつで取るヒットは格別で、殊にゲームの上では不利の塊な銃だが俺は大好き。曲銃床のノーマルVSRよりもAR寄りな操作感で扱いやすく、まさしくゲーマーを育てる銃だと思う)
  • AKホワイトストーム(これは気分転換にゲームで使うかもと思い、白ラインの入った付属マガジンのほか、純正600連と社外200連スプリングマガジンは残した)
  • ガスブロM14(予備マグ売るのも考えたが、マガジン単体だと限りなく需要はないので残した)
  • AKM(予備マグはそれなりに値が張るので一応残してはいるが、たぶん使わない)
  • ストライクウォーリア(シングルカラムのガバ系は1挺は残したかった。予備マグは売った)

なんか意外と多いな
でもデルカスとハイキャパ以外は最早コレクションなのでOK
長モノが多いので比較的ノーマルに近いAKMとVSRあたりは売っちゃっていい気がしないでもないが、やはり手にとって眺めてるだけでニヤニヤしちゃうんだよな
なのでとりあえず持っとく

 

もちろん、軍拡が大好きで、それが可能な環境や周囲の理解もあるような人は思いっきりやればいいと思う
でも俺は、先述した軍拡罪悪感軍縮後悔軍拡再開の負のループに陥るのが今は本当に怖いので、ここでサバゲー物欲は何としてでも食い止めたいんだ

 

 

もうひとつは、これは自分が手を出すことは決してないと思ってたのだが
カミースを着てみることにした

これまでサバゲーにおいては荷の少なさを最重要としていたので、この手の衣装類には手を出さないと決めてた
それに率直にいって興味もなかった
しかしある程度期間を置いてる間に、私ほどのゲーム頻度の少なさで何を気にすることがあろうかと思うようになった
そういうミニマルスタイルは、余暇を常にサバゲーに注ぎ込むような人こそ向くのではないかと
また、実は冬眠前の最後のサバゲーで全身カミースに身を包んだイケオジなゲーマーと遭遇し、そのバチクソにキマった出で立ちに心を奪われたのもあった
その時の彼はグレーのカミースを着用していて、こういうモノトーン系ならAKのみならず、ARみたいなモダンなライフルなども合いそうな気がしたのだった
上腕部にワンポイントで貼ってたパッチもイカしてた

 

カミースといえばやはり明日香縫製だろう、しかし普通の服でもないしどこかで試着はできないだろうか、等と考えてた
だがいろんなショップで話を聞くに、どうやら明日香縫製のそれはコロナ禍以降流通が縮小しており、現物があまりないようだった
もしくは、かつて同社の製品が入手できないゲーマーがやってたのは
吉祥寺あたりのエスニック衣料店で本場物のカミースを買うというものだそう
実は明日香縫製のよりも安いのだが、当然タクティカルユースに向けてはいない作りだとか
このへんは秋葉原のレプマートの親切なお兄さんが教えてくれた

一時は、Gun’z GLOVA(千葉県千葉市若葉区)というお店が試着をやってたらしく行ってみたのだが
店員さんいわくお店を現住所に移転する前に売り切ってしまい、今はやってないとのことだった
とはいえ、他に特に買う品もないなか親身に相談に乗ってくれてマジでありがたかった
ジェロニモというフィールドに併設されてるので、そのうち遊びにいこう

gunz-glova.com

geronimo.work

閑話休題

結局、明日香縫製のホームページにあるサイズ表を参考にAmazonした
俺は『フルメタル・ジャケット』のほほえみデブ並に横幅がでかいのと、同社いわく元々ダボッとした服なうえあまり伸び縮みもしないためサバゲーで激しく動くならデカめのを、とのことだったので
熟慮して結局単純に一番デカいのを買ってみた

sewing.aska-corps.com

 

そして届いたのを着て驚く
クソデカだった…
なんというか、普段着ている服のサイズと一緒でいいんじゃないかと思いました
このままゲームに行くのは恥さらしもいいとこだと思ったが、まあ授業料ということでとりあえずこれを着て臨むことにした

(追記)
このとき買ったのが確かWXみたいなわけわからんデカさのやつだったのだが
自分の普段着のサイズが概ね2Lなので、後日に余った金で(一度は言ってみたかった台詞)明日香縫製のページを参考にOサイズを追加で買ってみた
全体的にちょっとダボッとしてる程度で、動きづらさもなくちょうどよかったです
なのでサイズをミスったカミースはマジでパジャマにするしかなさそうです

 

パンツはなんでもよかったので、色を合わせた寅壱の作業用ズボンにした(斬新)
ポッケのファスナーが悪目立ちするが、まあいいだろう
俺はアーマライトをゲームアイテムに選んだこともあり、ガチカミース勢というよりももっとアーバンな感じを目指したいのだ
だからこれでOK

 

ちなみに被り物についてはすわターバンか、などと思ったが
カミースに合わせるのはパコールという帽子が一般的なようだ
それかバンダナとかでもいいだろうし、どうせ被るなら耳や首を覆えるようなのが万一の被弾も考えるといいだろうし
とりあえず被り物については一旦保留とし、今後も検討を続けることとした

 

あと、チェストリグは要るのか? という疑問が出てきた
googleのイメージ検索とかでもほとんどカミースとセットみたいなものだし、かといってあんなものつけたらヒットが判りづらいし絶対汗くさくなるしそもそも入れるようなものもないしで、正直全く欲しいと思わなかった
しかしながら、安物でもいいからあったほうがそれらしいのだろうか等と逡巡してたところ
ひらめいた

 

俺にはカミースの大先輩といえる人がいるじゃないか!

syamon108.hatenablog.jp

 

沙門さん(今やサバゲーにおいても先輩であり、私は全く頭が上がりません)のブログを舐め回すように拝見したところ、わりあいチェストリグなしで写っていらっしゃる写真が多かった
これはなくてもいけるぞ! と心中で快哉を叫んだ
以前作っておいたファーストラインを手直しするだけでよさそうだと

後は、すでにボロくなり爪先の角が穿孔してしまったスニーカーを捨て、シューズも揃えた
これで全ての準備が整った


かように、ゲーム頻度の割には業界にそれなりのお金を落としたという自負はかなりあり
もうその額を数えるのも恐ろしいレベルだが
20代の頃、慣れない仕事とクレーム処理と残業の嵐に神経症になりながらも働いて財をなした昔の俺よ
お前サイコーだったぜ
おかげで新しい世界が見れるよ
今度は未来の俺のためにも、もう軍拡はいいかげん見切りをつけないとな

 

 

 

満を持した参戦

装備を調えた矢先、実は左肩で早熟した四十肩が肩のみならず肘を伝い前腕を侵し始めて
銃を構えると腕が痛くて困難という、寄る年波を感じる悲しすぎるアクシデントがあった
しかしお医者に看てもらったところ実は四十肩ではなく首がヘルニアで、そのぶにゅっとしたのが神経圧迫したというのがわかった
頸椎ヘルニア持ちでもやれるサバゲーって……一体……??
まあほどほどにやろう

 

というか冬眠だ更新中止だとあれだけ大騒ぎした割には
参戦スパンは3ヶ月強と、蓋を開けたらいつもと大して変わらんやんけ!
まあいつもの参戦間隔ながら、今回は特にそれだけいろんなことを思ったのでした

 

とにかく、そんなこんなで心機一転、装備を調え向かった先は

BATTLE

www.battle-airsoft.com

サバゲーマーはデビューしたフィールドを親だと思ってついていく習性がある(持論)のでここにした
……というのは半分冗談で、自宅から比較的近くアクセスがいいのと、わりあい質の高いフィールドだからですね
しかしここでサバゲー始めてから、もう丸3年経つのか
あっちゅう間だったな

 

身体のことを考えると丸1日はきついと思ったので、午後から参戦とした
2800円と、若干値が上がったような気がせんでもないがご時世的に仕方なし
経営がんばってほしいぜマジで

 

さっそくカミースに着替えて、フィールドゲート脇にある木彫りのジェロニモの前にたまたまいたスタッフさんに写真撮ってもろた
これが俺の3周年だ

 

ちなみにこれが約3年前のサバゲー始めて間もない頃、最も好きな銃であるM14を携え奮起する(銃の本来的な好みとツールとして優れた銃の区別が判らなかった頃の)俺
今じゃ絶対にやらない、赤と紛らわしいどピンクのスリング(実はギターのストラップをカラビナ留めしたもの)が初々しい

 

全身黒ずくめのカミースというのはそれは目立つようで、結構な数の人と目があった
刺さる視線がたまんねー!(しかし多分だが、目があってしまった人らは「なんか危なそうなのがきた…」と警戒していたに違いない)

ちなみにカミースはサバゲー界で市民権を得つつあるのか、俺のほかにも3人くらいいた
しかしカーキやオリーブドラブが中心で、黒というのはやはり俺ひとりだった

 

参戦はおよそ80名で、卓がひととおり埋まるくらいの賑わいだった
フィールドインし、あの広大な敷地で半々に分かれるとバリケ渋滞も思った程でもなくちょうどいい……のだが、予約不要の気軽さをウリにするフィールドなので
これでもっと人がドッと押し寄せたらどうなるのだろう、等と要らぬ心配をした

 

カミースに関してはサイズがデカすぎなおかげか、動きにくさは全くなかった
寅壱の作業ズボンもかなり動きやすく、サバゲー向きだと思った
ただ袖がダボンダボンなのでマーカーが隠れてしまい、途中でガムテ借りて巻いたりした
それにあの長い前垂れも実用的で、その裾にガムテ一直線に貼ることでチームカラーが一目瞭然だった
無論カッコもいいし、こりゃあ素晴らしいBDUだぜ
今後もカミースは着続けよう

 

もっと言うと、黒ずくめはやはり暗所に隠れるのに向いている
BATTLEでいうとリンガーハット(BATTLEで遊んだことある人にしかわからない呼称だが、フィールド中央よりもややセーフティ反対側のほうにある、2つの尖塔を備えた巨大な構造物のこと)の階下にある通り抜けスペースの影に潜み、敵の虚を突いて狙い撃ったところ、まあまあの確率でヒットをとれた

↑これがリンガーハット(BATTLE公式HPから引用)
ここの1階の暗がりに、黒ずくめの俺は身を潜めるのだ

 

そしてデルカスだが、まあ凄い銃
ほんとに遠くまで真っ直ぐ飛ぶし、そのおかげでキャリポスとの相性も抜群
キャリポスはプリズムサイトなので、等倍といいつつもほんのわずかにズームがかって像が綺麗に見える
そのおかげで35mくらい先の敵をヒット取れたりもした
あのバレルの短さ・握りやすさもとてもよく、バリケ越しの引きロック的な動作もやりやすかった
アーマライト系なのもあり、CQB的な左右スイッチングも(金属の塊であることによるあの重さを除けば)最高にやりやすい
これで俺の左腕が本調子なら、もっともっと活躍できただろう

欠点としては、次世代に共通な作動音のうるささ、セミロックの多さくらいだろう
体感的にはAKストームよりもセミロックの割合が多い気がした(理由は不明)
あと3kg超えでそれなりに重いのはやはり人を選ぶかも
やはりAKストームよりも重い気がした
デルカスはハンドガードやバッファチューブが金物なので仕方ない部分か

 

ゲームについては、新機軸のゲームである運搬戦(正式タイトル失念)があった
これは自陣と相手陣の中央付近に、2輪の猫車に乗ったスタッフさんがおり
彼を相手の陣地まで押し上げることを目指すもの
ゲーム終了時にどちらの陣地にスタッフがいたかどうかで勝敗が決まる
復活はなしで、猫車を操作した最中にヒット取られた場合のみ復活が可能というもの
当然、猫車を操作している最中はバチバチに狙われるので、ある程度敵を排除してからでないと近づくこともままならない感じだった
あとこれ、長モノにスリングがないと運搬操作が困難を極めると思う(復活を期待して丸腰で押しに行くのも戦略のひとつかもしれないが)
スリングはもちろん付けてもいいんだけど、吊った状態ではスイッチングがやりづらい(というかほぼ不可能)のであんまり付けたくはないんだよな

 

あと、BATTLEといえばやはりデビルカスケット戦だろう
詳細はこの記事をご参照いただきたい↓

youbloomasyou.hateblo.jp

今回、初めてカスケットの中に入ったのだがまあ凄かった
ドガガガガガガッ! というトタンへの着弾があの狭い空間に響き渡るなか、そこへすし詰めになった男達の悲鳴と絶叫が響き渡り、さながら戦争映画の一幕のようだった
具体的には

「うわあああああっ!!」
「ギャアアアアーーーーッ!!!」
「ヒットオオオオオオーーーーーッッ!!」
「左回り込まれてる撃て撃てェェェェ!!!」
「誰か弾をッッ!! 弾を持ってこおおおおおい!!!!」
「俺のを使ええええッッッ!!!!」

 

笑いが止まりませんでした
まさに戦争ごっこのバカバカしさが集約されてたといってよかった
俺の持ってきたスカー用の430連は5分ほどで早々にカラになり、軍縮の一環でツインドラムを売っちゃったのをすげー後悔した
あんなに撃ちまくれるルールは他に類を見ないだろう
デビルカスケット戦用に買い戻すのを一瞬真剣に考えてしまった

ちなみに、この試合の裏ではお父さんといっしょにゲームしにきた少年兵がやはりカスケットに入り込んだのだが
終わったあと「ヤバかった…」と漏らしてたのが印象的だった(「デビルカスケットヤバかっただろ〜?」と心なしかお父さんが嬉しそうだったのもまた笑ってしまった)

なお、デビルカスケット戦はその性質上ほぼ確実にオーバーキルが発生します
このへんスタッフさんからも注意がある
だから、シャレのわかる人でないと楽しめないというのはあるかも(上述のとおりバカゲー的な要素を楽しむのがメインな試合だと思ってます)
スタッフさんからはオフェンス側のチームに「カスケット内の人から撃たれまくるとだんだんイライラしてくるだろうが、それでも窓からグレネード投げ込んだりカスケットの外鍵を解錠して中の人らを撃ちまくるのはやめてほしい」旨の注意があった、まさか実例だろうか……
BATTLEといえばフルオートであり、これはその真髄といえる試合なので
興味ある人は、寛大な心でオフェンスでもディフェンスでもバリバリバリ撃ちまくる楽しさを堪能してほしいです

 

今回、今までのサバゲーこだわりを一旦全部捨てて臨んでみたのだが
すげー楽しかった
好きな銃で戦うのももちろんいいが、ストレスなく操作でき性能が良い銃を使うことがここまで楽しさにつながるとは思ってもいなかった
これまで全然こだわりのなかったウエア類も、着ることで戦意を高揚させるはたらきがあるのがよくわかった

丸3年遊んでみていろいろ気づけたと思うし、この遊びは折を見て今後も楽しんでいきたいです

 

 


以下メモ

  • デルカス手にいれて、俺のアーマライト食わず嫌いが治った気がした
    かつてブラックライフルと言われたように、あの黒ずくめの味気ない感じが好きになれなかったのだが
    デルカスは先述のとおり色合いやハンドガードの造形などがすごく良くて金属もモリモリ使ってるので
    確かな所有感がある
    性能や操作性もいいし、サバゲー4年目を迎えるにあたってようやく決定版といえる長モノが手に入ったと思えた
    M14やAKが本来的に好きなのは変わらないが、ことゲームにおいては今後はこれ1本でいいな
    なお、マガジンについては退化というか始祖返りというか、スプリングマガジンは使わずスカーの430連が1本あればいいやとなった
    煩雑さでいえば、マグチェンジ>ゼンマイカリカリ かな…と今は感じてる
  • デルカス、撃ったときにたまにバイーン…っていうばねの残響が聞こえるのがかわいい
  • サバゲーフィールドも近頃けっこう閉店したり、サービスや客層が悪くなってる例を残念ながらよく聞くが
    BATTLEについてはそういうのはあまり感じず、何だったら3年前のデビュー時から雰囲気もそれほど変わっておらず
    フルオート歓迎な空気もあってか、先述したとおり戦争ごっこの雰囲気が色濃いのが好きかな
    ごっこ遊びに何をムキになることがあろうか
    こんな感じでよそのフィールドも楽しみたいね
  • ハイキャパも持っていきはしたが、まあ使わなかった
    屋内CQB行くとき専用でいいなこれは
    眺める楽しみも必要だろうと思いハイキャパにしたが、単に実利を取るならアサシンでもよかったかも
    理屈の上ではブローバックがボルトだけなのでアサシンのほうがよく当たりそうだ
    とはいえどちらも屋内CQBの人たちに愛されてるピストルなので、最終的には見た目チョイスでも問題ないと思う
  • 自チームに電動M14オーナーがいて、昔を思い出すなどした
    やはり抜群にかっこよかったし、俺もM14売らなくてもよかったかな…と一瞬よぎったが
    あの長さは野戦以外では使いづらいだろうし、俺にはデルカスあるしなと思うことで
    買い戻しの誘惑は割とあっけなく退散してくれた
  • エアコキも処分したのでエアコキハンドガン戦は出られなかった(一応レンタルはあるが、身体のこともありちょっと休憩したかったのもあり借りずに参戦も見送った)
    また、デビルカスケット戦やった後はさすがにツインドラムが恋しくなり、かつて同品を買ったいつもの中古品店に寄ったのだがそう都合良く置いてるはずもなく、あきらめて何も買わずに帰った
    昔の自分なら定価でもいいので買い戻してたところだっただろうが、さすがに今回は自制心が効いた
    思うに、特定のゲームに特化したこの手のアイテムは、たまたま自分が持っていればその時にそれに合わせたゲームに参加してもいいかな…くらいがちょうどいいと思う
    エアコキ戦に出たいからVSRとか買い足す、リボルバー戦に出たいからリボルバー買い足す、フルオート耐久戦とかに出たいからドラマガやLMGなど買い足す、UABだのスピードQBだのやりたいから海外のキレキレなスポーツライン買い足す、ヒストリカル系に出たいから軍服のレプリカやその手の銃を買い足す…などとやっていては、お金がいくらあっても足りないだろう
    何事もちょうどいい距離感の接し方はあるはずです
  • カミースはボタン留めのやつなのだが、さっそく被弾して当該ボタンが砕けた
    これボタン全部とってベルクロ縫い付けてもいいかもね、そっちのほうが色々楽そう
    それにサイズがあまりにデカすぎたので、文字通りもっと身の丈に合ったものを買い直したい
    余ったカミースはパジャマにでもしよう
  • 午後から参戦としたが、やはり腕がめっちゃ痛い
    通院と(本来の意味での)リハビリがんばるしかなさそうです
  • ビギナーへの最初の一挺理論って皆語りたがるが、今回デルカス入手して使ってみて
    最初に勧めるべきものが本当にわからなくなってしまったのが正直なところ
    例えば、初心者向けといわれるG3SASやβスペツナズあたりはそれこそ次世代とかへの買い換えのステップでしかないと思うようになった
    俺みたいに迷って迷って自分の本当の好みを探るやりかたもあろう、しかしそれはそれで苦しい面は絶対にあるので
    回り道せず最初から強い銃いっとくなら、それでもいいと思う
    エアガンの知識とか正直なくてもいいし、他の銃を知らない井の中の蛙でも全然OK
    やってて楽しいかどうかが判断基準としてはファーストなんじゃないかな
    好きな銃が元々決まっているようなある程度ガンマニアの素質がある人なら迷わずそれをいくべきというのは変わらないにしても、そうでなければマイガンを急いで買う必要は全くなく、まずレンタルで何回か遊んでから判断していい(ただしそれでも最初の一挺としては避けるべき銃はあるし(狙撃銃とか電ハンとか)、選ぶならマルイの電動からにしたほうがいいと思うけど)
    それがこのことに関する今時点での考えかな、まとまってないですが
  • サバゲーもブログ更新も、今後はあまり気負わずにやりたいです
    気負う必要があることなんか、そう何個もないはずだよね