P90TRを野戦で使ってみた

(前編)残業まみれで頭狂ってP90いった話↓

youbloomasyou.hateblo.jp

 

休止宣言からひと月経ってねえ
サバゲー再開は11月頃を予定してたのだが案の定我慢できなかった
弊ブログの記事の白々しさは加速する一方である
でも俺はどんな形であれ、誰かの記憶の中のエクソンであれればそれでいいと思ってる
歴史のイントロンではなく

 

そして新しい玩具で一刻も早く遊びたい気持ちはどうしようもないので
予約不要で楽しめるBATTLEに早速持っていった

www.battle-airsoft.com

 

どうしてもP90が肌に合わないとき用に予備でAKストームも持っていった、このへんミニSバッテリーを共用する銃同士のメリットといえる
それに、午前中はいろいろ用足しがあったので午後から参戦にした
午後だけならなんと2300円で遊べるのもすばらしい

 

ちなみに、フィールドインした際のP90はこんな感じ

KM企画の335mm×40φのサプ、買ったはいいがさすがにあまりにも長すぎて
いまひとつ使う気になれなかったのだが
これ、ブルパップのP90ならありなんじゃないかと思ってつけてみた
結論を言えばありよりのあり、大ありだった
このクラスのでかいサプになると注目度が抜群
何人かに話しかけられもしたし、中にはインナーバレルを延長した際の目隠しにも使えるんじゃないかとアドバイスしてくれる人もいた
ちなみに彼は「それだけ長いと中でBB弾が当たっちゃうんじゃないですかね?」と心配もしてくれたのだが
そのへんはマルイの品質もあってか全然問題なかったです

 

で、フィールドイン
まず、とにもかくにも軽いのでバリバリ走り回れる
ゲームに集中してるときの大きさ・重さの体感はMP5K並かもしれなかった、というと大袈裟だが
もう全然疲れない
それでいて約30m(多分)先の敵をヒットするだけの精度もあるし、秒間13発程度だった連射速度も必要にして十分
最初は使いづらそうだった、真ん中まで引いてセミ・引ききってフルな引き金も
実際は全然問題なく使えた

サプに関しては写真を見ればわかるとおり、引き金より前側の長さはAKストームとほぼ変わらない
取り回しにはほとんど苦労しなかった
そして、30mも離れればかなり気づかれにくい
敵もこちらの発砲音ではなく、フルオートのBB弾のシャワーを目視することでこちらに気づくような感じだった
まあ俺はアタッカーなのでそこまで恩恵があったかといえば微妙なのだが
とにかく静かな銃にはなった

 

ちなみに、サプ外した際の持ち運び時にはM4用のハイダーつけてます
いわゆるナイツハイダーというやつ
本体付属のハイダーもコンパクトで悪くはないんだけど、ディテールがさっぱりしすぎてるうえに先端が斜切りになってて、なんか暴走族の竹槍マフラーが連想されて銃らしさはないよな…と思ったので使わないことにした

 

後、連射マガジンが秀逸というのは先にも触れたとおりだが
これは本当に、本当にゲームで有用だった
ジャラジャラ鳴らないのもさることながら、ゲーム途中でのゼンマイ追加巻きから完全に解放された
途中でAKに持ち替える場面もあったのだが(後述)、P90のそれを体験しちゃうとその追加カリカリがもう煩雑で仕方ないくらいだった
軽量コンパクトだし、基本性能以上に本当に運用が楽な銃だったんだ
思い立ってサバゲーに行くような場面では、銃は本体とバッテリーと連射マガジン1本だけかばんにぶち込めばいいので
これ以上ないくらいに快適だと思った
AKストームの、次世代電動の性能と物凄い容量な多弾マガジンが必要でないユージュアルなサバゲーなら、P90メインでいくのもいいなと思わされる程だった

 

 

ただまあP90、良いところばかりではなくて
特有のネガもいくつかあったので書いとくと
まず、サイトパララックスのでかさが挙げられる
ドットサイトをのっけた際のそれは約10cmに及び、AKのパララックスを鼻で笑えるレベル
距離が取れればそれほど影響ないのだが、近接ではどうしても狙ったところよりも下に飛んでいく
接眼距離も近づけられないうえ、デザインの都合上首を傾けて覗かないといけないので
とっさに構えた際にドットを見失うことがけっこうあった

それに全くのノンホップだと弾ポロする
かといって、適性にホップかけると初速は76m/s→72m/s程度まで低下する


CQBの必須テクである左右スイッチングも、あのデザインでは相当にやりづらかった
例として、右から左のスイッチ動作を文字にすると

①グリップを握ってる右手を離し、ストックチューブを掴む

②右手でバットプレートを天に向け、水平に戻しつつそのまま左肩へ

③フォアグリップを掴んだ左手を離しグリップへ(この時右手はストックチューブ掴んだまま)

④右手でフォアグリップを掴む(その後、左目でサイトを覗く)

が、P90はお解りのとおりストックチューブ自体がないので
①の動作時に本体をマガジンごと握りこまないといけないし
③のときにはサムホールに両手の親指が入り込む形となる
スイッチングが完了したその都度サイト覗き込みも生じる
習得には相当練習が要ると感じた

ほとんど気にならなかったとはいえ、多段マガジンの給弾不良もやはり稀にあった
俺はそのへんてきとーなので気にせずバンバンやってたが、一瞬の撃ち合いを制するCQB派の人みたく気になる人はすげー気になると思う(ただそういう人はそもそもP90を選ばないか)

 

最後に、これは最初本当に理解できなかったのだが
P90使っててバッテリーがお亡くなりになりました

これは内部メカのストレスとか過電流とかそういう意味合いではなく、原因はP90に特有のあのスライド蓋にあった
すなわち、蓋の開け閉めの際に配線を引っかけて引っ張ってぶち切れてしまったようだった
撤収時、コネクタを外した後にバッテリー自体は入れたまま蓋を閉じようとしたのがよくなかったようだった
売却したM4パトリの新品購入時から約1年半、いろんな銃を動かしてくれてほんとにありがてえ
AKにのっけるときに負極側の被覆をカバーに挟んでぶち切っちゃってビニテ巻きとかもしてたので、どっちにしろ買い換える必要はあったのかもね(出費は痛いが)
話を戻すと、P90のバッテリーの出し入れは簡単ゆえに油断しないでください
スライド蓋へのコネクタ引っかけに注意

 

 

 

ここから先はBATTLEの宣伝になっちゃうのだが
今回は同フィールドの売りである「デビルカスケット攻略戦」があった
これ、国内サバゲー屈指のバカゲーに挙げる人もいるくらいのすげー試合だったりする

まずデビルカスケットというのは、BATTLE独自の設備で
横長の覗き窓(窓の高さは40~50cmくらいだろうか)が長々と開いたドア付きコンテナのことである
ゲーム開始前に、ここに入る人を決めて
彼らは終了まで出られなかったりする(ゲーム終了までスタッフが外から打掛錠でドアをロックする)
高さは2mあるかないかといったところで、屋上に上れるようにもなってる

 

そしてルールだが
オフェンスは復活無制限フルオート可で、デビルカスケット裏にいるスタッフがフラッグ代わりなので彼にタッチすれば勝利
ディフェンスは復活なしフルオート可で、迫ってくるオフェンスを退ける
ここまでだとこんなん絶対いつかはオフェンスの勝利じゃんか! となるのだが
要するにオフェンスのフラッグゲットのタイムを競うのである

で、ディフェンス側は先のデビルカスケット内にあらかじめ入り込むことができて(最大15人程度収容可)
なんとカスケット内では復活無制限となる
そこの中でヒット取られても10秒待てば復活
そしてオフェンスの復活方法は、もうひとりのスタッフにタッチすればOK
そのうえ、オフェンス側のスタッフは時間と共にじりじりカスケットへ向けて歩み寄っていくのである

これらを総合すると、デビルカスケット攻略戦は攻守共に撃たれてもひたすら復活してひたすらフルオートでバチバチに撃ち合ううえ、オフェンス側スタッフが強制的に戦線を押し上げるのである
多弾マガジンさえあれば、この試合のオフェンスは本当に爽快で面白い!(ディフェンスはカスケット内に入らずにがんばったのですが瞬殺されました)
BATTLEはフルオートの指切りルールがないので、これほどまでにフルオートの銃が活きるルールを俺は他に知らない
なので、これだけはP90の300連ですら心許なかったので
倍の弾入るAKでいきました

 

他にも、BATTLEのもうひとつの名物であり完全イコールコンディションなのがアツいエアコキ戦、フィールド初の試みでありフラッグの捜索込みで争うシークレットフラッグ戦などがあり
わずか半日とは思えない濃厚さで幕を閉じた
起伏のない平坦なフィールドをルールで飽きさせないのがBATTLEのおもしろいところだよね

 

 

 

なんかP90のインプレなのかフィールドのインプレなのかわかんない記事となってしまったが
まあどっちもよかったですね
どっちもまた楽しむべ

 

(以下メモ)

  • AKで腹這いでプローンするの正直苦行、あの長大なマガジンが容赦なく地面に突き刺さる
  • サバパーなどでアナウンスがあるが、相討ち覚悟の無謀な突撃はゾンビ事案を生じやすいケースの最たるものであるため、基本やっちゃダメ
    でも、膠着を打破するために思い切った突撃が要る場面もあると俺は思っている(もちろんヒット取れずに一方的に撃たれて死んでも、そういうものだと受け入れる)
    今日は最後をしめくくる無限復活カウンター戦で100mほど全力疾走してバリケ裏に隠れた敵を2人ほど怒濤のヒット取って、で見落としてた他の敵に普通に撃たれて死んだ
    撃たれた直後の俺は茹で蛸になっていた
    「がんばりすぎだよ…笑」「いいダッシュでしたねえ」と、賞賛なのか反語・皮肉の類なのかわからない言葉を敵の皆がかけてくれた
    発言の真の意味のこそ図りかねたが(呼吸困難でIQがミソッカスになってた)、でも嬉しかったよありがとう
  • P90とかM14みたいな銃は、癖があってサバゲー界のメインストリームにはなりえないモデルだが
    そのぶん熱烈に好きな人がいるし、どちらの銃も特に野戦系のフィールドでは最低一人は使ってる人がいる
    そういう人へ密かにシンパシーを向けるのがマイナー銃の楽しみ(本当のどマイナー銃だとそれもかなわないだろうが)
  • 俺は旅とサバゲーはノープランなほうが好きです
    何に縛られることなく、やりたいときにやりたいだけやればいいので