次のサバゲーの準備をしている(メモ)

※次回サバゲーの参加後にまとめて書こうと思いましたが、しばらく時間が取れなさそうなので別記事にしました

 

 

前回のゲームは、とても実り多いものだった

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そして気づけばサバゲー3年目の終わりが見えてきて
行き着いた装備がどノーマル・光学機器なしの次世代MP5に多弾マグ1本、アイウエアがプロゴーグルと
初心者並みかそれ以下の量になった
すっきりしててかなりいい

 

とはいえ、サバゲーとはそういう遊びなのだと言われればそれまでだが、次世代MP5を使っててちょっと心が痛む瞬間が
あの高初速を至近距離で相手にぶち込まざるを得ないときである
それゆえ初速上限の上乗せ制限がある一部のCQB系フィールドでは次世代ってどうなんだろとも思い
そういうときにパトリHCあたりの買い戻し欲求が起きたりもするのだが
そんなときこそグロックを引っ張り出して使えばいいじゃんか、それに好きな分野を極めたほうが強くなると教えてもらったりもしたので
そこは堂々と野戦やってればいいでしょう
それに初速上限がより低く厳しい(概ね0.85J)フィールドは、見た感じまだそこまで多くもなさそう
低初速・レスポンス重視の長モノはひとまず生やさなくていいでしょう

 

いっぽう、至近距離での思いやりとしての(軍拡のもっともらしい言い訳)サイドアームはどうしようか、やはりあったほうがいいかな、などと迷ってた部分はあって
性能度外視でルックスが好きなものでOK、滅多に使わないので予備マグも不要、ただしいざってときにサッとドローできて初弾装填不要のダブルアクションで即撃てて、というところで
かつてエアガン躁鬱の果てに手放したタナカのペガサスを思い出した
というかこのパターン何度目だよマジで……やはり売ったものに限ってなんかのタイミングで欲しくなるのである
そもそもエアガンなんて己が内心のすきすきゲージの針が動くから買うのだろう
だから安易にモノを売るのはよくない
そのときの自分の気持ちをあえて裏切る必要なんかないんだ
これは確実に言える
売るにしても完全に飽ききって関心がなくなってからそうするべき

 

それはともかく
サバゲーライトウエイト派ゆえオートマチック拳銃を予備マグとともに携行するのも、CQBハンドガン戦みたいなそういう試合以外ではあんまりやりたくないなと思ってたところ、タナカのペガサスは

  • 予備マグの概念がないのでコンパクト
  • したがってマガジンの抜き挿し忘れがない(ただしいつでも発砲可能な状態の銃であることは厳に注意し、セーフティエリアでの安全管理は徹底すること)
  • そんなに撃つ機会がないので弾は十数発、有効射程10mで十分という条件にマッチ
  • ピーメなどのクラシックすぎるモデルでなければカジュアル着と合わせると私服警官みたいで、ライトウエイト派のファッションともマッチしそう
  • 単純にかっこいい

などのメリットが立ち上がってきた
ここで私服警官が連想されたのは我ながら膝を打つ思いで、近代兵器っぽさがあるMP5とコンサバな銃器であるリボルバーは合わないだろうとばかり思ってたが架け橋ができた感がある
まあどう見ても特殊部隊っぽい銃なMP5を私服警官が実際に使うかは極めて疑問だが

ダーティーハリーとかマイアミバイスとか、邦ドラマなら西部警察とか太陽にほえろとかあぶ刑事とか、あのへんの映像作品を観て研究するのも楽しそうである
なんとなくだがきれいめな格好なら私服警官になるし(ただし頭防弾用のシュマグで台無しになるやつ)、ラフで小汚ければストリートギャングみたいになってくかもしれない
どっちのスタイルであれ価格の安いナイロンホルスターが似合いそうなのも地味に嬉しい

 

それはさておき、候補は以下にした

理由はそれぞれ
フルラグで放熱孔が開いたバレルがスナブノーズと相性ばっちりなパイソン、クラシカルでおしゃれなディテクティブSP、ラウンドバットの細いグリップがナイスなM19、スナブノーズとは言い難いが均整のとれたシルエットがいいM15、といったところ
つまり2.5インチのスマイソンがあれば確実にそれをいってた
エアガン出戻り人間なのでスモルトよりもスマイソン呼びのほうがしっくりきます
本来的にはメーカー名同士の合成であるスモルト呼びが正しいのだろうけど

ちなみに大本命のパイソンはどこも売り切れで、やはり国産とはいえマルイ以外のメーカーにマルイ並の流通を期待することはできないのだろうなと思わされた
再生産かかるまで気長に待つしかないか……と思いながらなんとなくヤフオク見てたら
なんと
いわゆるコンバットパイソンと呼ばれる3インチパイソンのRモデル、それもなかなかの美品が出品されてた

2.5インチも3インチもいいな、しかしどちらかといえば好きなのは2.5インチである、だが伸びやかなスナブノーズという矛盾を両立し体現した3インチの出で立ちもかなりかっこいい、というか「コンバットパイソン」という愛称がもうかっこいい、そもそも再販なんかいつになるかわからんじゃないか、全く同じ2.5インチを買い戻すのもあんま芸がないしな、というか2.5インチ触りたくなったらクラウンの4000円エアリボルバーでもいいのでは、などという想いが頭の中駆け巡り幾多の逡巡経て
もはやこれはサバゲーの神が与え給うた『縁』だろうと思い(ジャンキーの発想)、
終了3分前に入札しそのまま落札した

 

届いたコンバットパイソンは、それはもうかっこいいの一言だったし
試射も問題なかった(50~52m/s@0.25g・25℃)
2.5インチ再販までのつなぎで使うつもりだったが、これはたまらない
もう手放さないぜ俺のパイソン

併せてイースト・Aのサムブレークホルスターも買った
これで準備万端

 

なお、そういや減速アダプタってあったよなと気づいたのは落札した後だった
ただフィールドによってはアダプタつけて初速測るのはダメなのでまあいいでしょう

思いやりアイテムなので一応買い足しはした
内部に十字の切れ込みが入ったパッキンがあり、これがバレルを塞ぐことで弾抜け時の抵抗を増やし
初速を落とすというもの

4種類の調整リングはアダプタ内インナーバレルの押し込み量を変えて十字切れ込みの開き具合を調整するものであり、
最も押し込み量が減って切れ込みがほぼ全閉となる(=初速が最も落ちる)白から順番に換えて撃ってみた
次世代SD6に0.25gで計測、ホップは確か真ん中くらい

  • 白 52-53 m/s
  • 青 56-57 m/s
  • 赤 70-71 m/s
  • 黄 78-79 m/s
  • アダプタなし 81 m/s

 

装着時にマズルねじが深く入り込む構造なので、次世代SD6の場合は標準サプねじのメクラを外す必要あり
ちなみにアダプタ咬ました状態でもサプやトレーサーをつけることが可能
なお構造上、下手にきつく締め込むとリング交換のために外すのが困難であり
さっそく青リングから交換できなくなってしまった、まあいいでしょう

ちなみに非対応の銃もあり(写真参照)、当たり前だが要するにマズルねじのない銃がダメってこと

 

これでSD6を心置きなく楽しめるステージが増えるかもしれない
なお長モノについては、カミース(たぶんもう痩せるまで着ないと思うが)に合わせる以外にも、コンパクトかつ多弾がMP5の倍以上入る点で次世代クリンコフ欲求もないわけではなかった
が、M-SYSTEMによるハイレスポンス・セミロック知らずの快感が忘れがたいのと、MP5とパイソンの私服警官ライクなスタイルを今は試したいと思ったのと、よく考えたらMP5にはマガジンクリップあるから弾がどうしてもいっぱい要る場面では多弾を連結すればそれでいいじゃんとなり
クリンコフはまあいいかとなった

それにここまできたら、ガンバッグもコンドルの164トランスポーター(売却済)でもよかったのかなとなったものの
やはりサンセイマスクでギリ・プロゴーグルが入らないという厚みのなさがネックであり、当たり前だがサバゲーに持ってくのは銃とアイウエアだけではないのでこちらもいいかとなった
いろいろ回り道をしたからこその納得感だろう

 

そんなこんなで、現在の主なゲーム用装備はこんな感じ

ここに後は着替えのシャツ類が加わる程度
今後も変わってく可能性(結局サイト類をどうするかなど)はあるが、たまにあるオートバイ移動も見据えて、ここからあまり大きく増減はしません
夏場は2Lの飲料水も加わりバッグに入りきらなくなるが、季節的にクーラーの効いた車での移動になるのでそこは問題なし
(サイドアームを持っておいてアレだが)これから先、次世代MP5が一挺あればたいていのサバゲーフィールドでストレスなく遊べるのを証明していきたい気持ちもありますね

 

ファーストラインはアイテムを減らしに減らし、ホルスターと貴重品入れのみでモール固定もなし
これはホルスターのベルトループが狭く、モールベルトに入らないのもあったが
貴重品入れポーチのモールループを編むだけでもある程度ずれにくくなるのがわかったからでもある
いずれはファーストライン自体もモスボールして最高に身軽になりたい気持ちもないわけじゃないが
コンバットパイソンがかなり気に入ったのと、貴重品入れが何気に重宝するのでしばらくこのまま

 

写真のメディックポーチ風貴重品入れは、TAILOR JAPANのタクティカルポーチ
見た目のわりに容積が大きく、5.5インチサイズのスマホと二つ折り財布が楽々入って
ファスナーも大きく開くので取り出しやすい
何気にベルクロ♀のパッチスペースも広く、目印のパッチをつけるのにも適してる

 

なお、ここまでやっといてアレだが
サバゲーは金をガソリンに走り続けるようなもので、装備のシンプル化にこだわりだすのは飽きの兆候ではないか」という我が師の言葉を思い出してもいる
俺は全然そんな感じはしないのだが、実際どうなんでしょうね
検証すべき内容のひとつではあろう

こんな感じで、今はだいぶ落ち着いた気分で
あとはゲームに臨むだけである

 

 


おそらく、次回は定番のBATTLEあたりに行くと思う

www.battle-airsoft.com

 

サバゲーは参戦時にテーマや目標を決めたほうがより楽しめると思っていて
軍拡の嵐だった頃は(今もか)、とにかく新しい銃を味わって理解することがメインだった
それに新規フィールドの開拓もやはりテーマにしていて、これは行くだけでひとまず達成できるのでいい
なんとなくサバゲー行ってもなんとなくで終わっちゃうことって実はけっこうあったんですよね

して、今回検証したい内容は以下

①フルオート偏重のフィールドでバースト射撃がどれだけ弾の節約になるか

②光学サイトがなくても戦えるか

③サイドアームのライトウエイト化は自分に合ってるか

 

①は、今までスタンダードAKの600連に全幅の信頼を寄せてたところどうしてもその1/3なので
3バーストでBATTLEのフルオート戦を保たせられればさらに我がSD6を信頼してやれると思ったからだった
それに、やはりかさばるジャングルスタイルよりもスリムにマガジン1本だけでいきたいのもあった

②は前回記事のとおり、サイトレスでやってるゲーマーを見てそのかっこよさに痺れたのと、アイアンかサイトレスで戦えれば楽しめる銃の幅が拡がりそうに思ったため

③はすでに答えが出かかってはいるが、ガンベルトとホルスターだけで予備マグなしでの運用でも問題ないなら、シーンによってはピストルを抜く選択ができることでライトウエイトサバゲーが単調になりにくいかなと感じたためだった
そのへんがどうだったかは参戦後に別記事で書きます
装備についての一応の結論がこれで出てくれればよいのだが

 

 

 

以下メモ

  • この記事を上げる少し前にSNSで、某フィールドのオーナーがこんな内容を発信していた
    サバゲーの勝敗にこだわるな、と言える時点でサバゲー強者。そういう人は歴も長い場合が多く、平均以上の技量も、多くの仲間も、成功体験の積み重ねもあり、サバゲーに様々な楽しみを見出す余裕のある人。そもそも銃や装備に関心のないライト層こそサバゲーマーのサイレントマジョリティで、誰もがサバゲーを極めようとしているわけではない。
    しかし、定例会に参加している以上は巧拙関係なく誰にでも相手を撃つ権利がある。そのため、毎ゲーム即ヒットされてはセーフティでつまらなさそうにしている、サバゲーへの関心がまだ育っていない初心者に『勝敗にこだわるな』と言うのは傷口に塩を塗る行為。そのつまらなさは強くなることでしか解決しないし、ゲーム後にSNSなどでぼやいても仕方ない。
    だからこそ彼らのために、立ち回りのアドバイスや戦力調整に常に砕心してきた。そうすることで彼らの生存時間が次第に長くなり与ヒットの楽しさにつながっていく。
    このように、負けないためにある程度強くなる努力か、もしくは運営への相談や要望を出すことがサバゲーを楽しむうえでは必要」
    これについてはもう納得しかなかった
  • ひるがえって、自分がサバゲーを始めた頃をふり返ると、初心者は1日通して0ヒットなのもザラとされるなか、デビュー戦に選んだBATTLEで偶然にも1日累計3ヒットくらい取り、それが現在まで続く成功体験の基になってるなーと思った
    ここの特徴としてたまに言われるワンサイドゲーム傾向も、見方によっては初心者への追い風とも言えるだろう
  • とはいえ人生初のゲームでフィールドインし開始の合図を聞くまでの緊張を未だに忘れることはない
    だから、初心者にもそういう緊張や不安を飛び越えてサバゲーの楽しさを知ってもらいたい(そうして沼に沈んでくゲーマーが増えればメーカーも新製品を作ったりしていずれは我々経験者に還元されるだろう、という邪な考えもわずかながらあるが)、少なくとも、お金も時間もそれなりに消費する遊びをつまらないの一言で片付けてしまうのはもったいないだろう、などと彼の言葉を聞いて思った
  • なので、初心者の敷居を下げ(ていずれ沼に首まで浸からせ)る一環として
    「銃は最初はレンタルで」
    「買うなら次世代MP5かパトリプラスのどちらか1挺+多弾マグ1本+安価なガンバッグで十分」
    「ウエアはジャージ・運動靴・手袋・マルイのプロゴーグルで十分」
    「その他OPや銃の買い足しは基本必要なし(ハマり度に応じてお好みで)」
    あたりは、機会があれば継続して書いていこうと思った
    軍拡ジャンキーゆえ説得力ゼロどころかマイナスだが、やろうと思えばサバゲーはリーズナブルに楽しめる、というのを
    軍拡ジャンキーゆえ自戒も込めて訴えていけたらと思った
  • また、楽しむためにはある程度の強さは必要というのもまったくそのとおりで
    一方的にやられてばかりのゲームがおもしろいわけがなかろう
    それに害悪ゲーマーへの怨嗟をここやSNSで書いても仕方ねーよなとも確かに思った
    害悪ムーブの行為者は、もちろんそいつを特定したうえで運営に報告するのが基本だけど
    状況次第では特定が難しいことだってある
    そんなときでも、自分の知る限りのことを全部運営に話して全体注意で呼びかけてもらうことも多少なりとも意味はあるのかなとも思った
    運営の注意なんか意味ねーよ的なふて腐れマインドに陥ったりしてたが、直接本人に注意が行くことはなくとも
    そういう行為の存在を、その日居合わせた全ゲーマーに知らしめることである程度溜飲が下がる部分はあるだろうし、そのほうがトラウマを引きずることも少なく、モチベの低下も防げるのではないかと思います
    一番いいのはそういうのを気にせず楽しくやることなんだけどね
  • 銃のインプレやカスタムレポ、フィールド紹介などを自分が書くことは意味がないと最近は思うようになっていた
    そもそも自分がカスタムやインプレなどで可能な限り子細な表記を心がけてたのは、他のブログなどを見ていて
    知りたかった肝心な情報が欠落した自己満記事、自分より明らかに国語力が劣ってて基本的な文法すらままならない記事、必要な情報に辿り着くまでに要らなくてつまらないギャグなどを挟みまくるしょうもない記事などに辟易し、特に銃の分解を伴うパーツ取付に難儀しながら情報を探してるときなどは怒りすら覚えたからだった
    だが己がブログを見返し、気づけば自分がそうなっていた
    そのうえ、界隈には俺など足元にも及ばないリッチでディープな情報をもっと詳細に発信してる人も多くいる
    それなりに手間やコストを費やして弊ブログを更新し続け、俺はろくなことを書いていなかった

    youbloomasyou.hateblo.jp

    そんな俺でも唯一自分にしか書けない内容があるとするなら、それは実際にサバゲーをどう遊んだか、そこで何があったのかということだろう
    それにもっと勢い重視で短くガーッと書けば重荷にもならんかなとも思った
  • とはいえ思い詰めたり極端な軍拡軍縮に走ったりするのは大体において寝不足のときなので
    サバゲーマー諸兄はマジでよく寝よう 俺との約束だぜ

 

サバゲー戦史叢書その29(2024/09/22 デザートユニオン)

装備のことをあんまりグズグズ考えなくなり、また長い夏風邪で落ちた運動量を戻したいとも思い
すわサバゲーか、と思い立って用品を整理してたところ
以前黒いカミースに合わせるつもりで買った黒のシュマグが出てきた

カミース自体をあんまり着なくなってしまったのもあり最初はそのままにしてたが
せっかく買ったのに身に着けてみないのも勿体ないなとなり、ネットでゲリラ巻きの方法を検索して試着したところ
不遜ながらわりとかっこよかった
目元しか出ないので我がブサメンがかなりカバーできるし、結び目が後頭部あたりにくるから絶壁頭にボリューム感も出せて、さらに耳や首元を覆うのでBB弾の防御という意味でも一定の効果はありそうだった
今まで持ってたバラクラバやヘアバンドよりもかっこよくて守れる範囲も広そう
アイウエアは安全の観点からプロゴーグル一択なところ、目しか露出しない点が共通してるので
色がうまく合えばゲリラ巻きとの相性も悪くなさそうだった

 

そしてそれは俺の悪癖が再燃しかけた瞬間だった
シュマグを巻くなら当然ウエアはカミースだろう、というとこまではよかったのだが

→カミースにMP5はまあねえな

→では一時期欲しかった次世代クリンコフあたりでいくか

→プレキャリはめんどくさいのでつけたくないが、カミース1枚なのは視覚的に寂しい

→タクティカル感の演出としてニーパッドくらいはあってもいいだろう

→ナイロン繊維のガンベルトが果たしてカミースに合うのだろうか

→やはりここはレザーがいい

→しかしレザーホルスターにグロックもないよな

→とはいえ我が家のBB弾の出る拳銃は他にもうガバしかない

→ガバはホルスターとの相性次第ではマガジンキャッチが押されてマガジンなくす

→革に合ってマガジンなくす心配がないのはやはりリボルバーだろう

→そういや以前ゲームで見かけたマルシンのマテバかっこよかったな

→マルイに慣れた立場からすると戦慄するほどの性能の悪さ

→やはりタナカのペガサスか

→パイソン(2.5インチ)を手放したことを後悔しはじめる

→とはいえそもそも金がなかったり管理しきれない感じが嫌で売ったのでは

→なので軍拡発想は一旦中止、カミース装備のコーディネート例をもっと見よう

→ARとかMP7とかを持ってる人達がけっこういる

→黒ずくめのカミースにしたのはAR系とかのモダン装備にも合わせるためだったはずでは

→モダン装備と合うならナイロン繊維系のベルト類でもいいはず

→なのでひとまず現装備にカミースとシュマグ追加でやってみよう(今ここ)

 

我ながら危ないところだった
ギャンブルは手を着けてはいけない金に手を着けてからが本番、などという言葉もあるが俺の堂々たる飽き性もまさにギャンブリックで
新たな銃やアクセサリ類の購入をしたところで、それが合わなかった際の即売却のリスク(丁寧語)もある
なので今ある装備を信じていくべ、もしかしたら新しい魅力も見つかるかもしれぬと
そう思って臨むことにした

モスボールしたガンポーターはカミースや飲料水、ファーストラインなどの輸送バッグとして早速セカンドライフを歩ませてやれた
やはり安易にモノを売るのは控えたほうがよさそうだ

 

真夏日の歴代最長期間を更新とか、聞くだけでげんなりするニュースが流れるなか
カミースにはやはり砂漠の野戦だろうなと思って選んだのは

 

デザートユニオン(千葉県印西市

desert-union.jp

 

国内最大の系列店とされるユニオン系列の一角をなすフィールドで、選んだのは完全に名前の印象から
このほかにもフォレストユニオン、ユニオンベース、METユニオン、ヘッドショット、リトルヘッドショット、U-BOX、ユニオンスタジアムとあり合計8店舗で、さらに自社のwebマガジンまであるという巨大組織ぶりが凄い

以前はユニオンワールドという屋内フィールドもあったが俺がサバゲー始めたときにはすでに閉店してて、そこは個人的によく知ってる場所だからわかるのだが
複合商業施設の一角にあるのはいいものの、駅(単線で本数が少ない)からも高速のインターからもやや距離がありアクセスに難を抱えている印象はあった
送迎があればまた違ったかもだが、まあしかたない
フィールドの中身については実際に行ったことある知人曰く、暗所で出待ちされてヒットを取られ難しかったとのことだった

 

それはともかくフィールドに向かう
デザユニは千葉県のサバゲー銀座通りとされる順天堂大さくらキャンパスを北進した先にあり、周りにはユニオンベース、ユニスタ、METユニオン、ヘッドショット、U-BOX、系列外だがビームと、これだけ多様なフィールドがひしめく地域は国内でも他に類を見ないだろう
そして印西ニュータウンに向かえばサバパーもある
途中のコンビニで昼食を買って午後から参戦としたのだが、レジ待ちの列にはコンバットパンツにボレーのシューグラを身に着けた人も並んでて、やはり名実共にサバゲーのメッカといえるだろう

 

デザユニは段々畑みたいになってるセーフティが印象的で見晴らしがよく、試合の様子もよくわかりベンチ入りの状態でも楽しいだろう
施設内アナウンスはその段々の頂上にある受付からスピーカーを通して発せられ、明瞭に聞き取れる
ただ俺のような運動不足なデブおっさんにはその高低差からちょっと移動がきつく、駐車場もやや離れており道中は起伏もあるので、やけに歩くフィールドだなという印象は正直あった

どうやら2010年代のサバゲーブーム以前からあるフィールドのようで、ケータリングのなさや簡易水洗のトイレなどアメニティは今一歩な面はあるものの、肝心のフィールドレイアウトはバリケの間隔などがちょうどよい(個人差はあれど)感じで、野戦らしい開けた射線の中にCQB的な要素も織り交ぜたりとバランスがよかった
何気に運営のみなさんも親切だった

 

ゲームはフラッグ戦をベースに、弾数制限などの不利条件、防衛戦や殲滅戦などのルールを複合的に盛り込んだものでオーソドックスに面白かった
今回は人数が10名に満たず、フィールドは半分に仕切ってその片側だけを使う形になった
正面から撃ち合う場面が多く、裏取りするならその広大さを活かして大回りするか(しかし視界が開けた箇所が多く慎重に動かないと困難)、1箇所だけ竹藪を切り開いて作られた抜け道があるのでそれを利用するのがよさそう
MP5の伸縮ストックは大いに役立ってくれ、バリケに接近してCQBが始まりそうになったら縮めることでかなり動きやすかった
一応グロックも持ってきたがほとんどホルスターから抜くことはなく、途中雨が降り電動を濡らしたくないためにグロックオンリーで2試合ほど使ったに過ぎなかった

 

そんなこんなでCQBに臨んだところ、待ち伏せが成功する形で1ヒットを取った
痛そうだったので「すいません至近距離で当てちゃって……」とフィールド外で彼に声をかけたところ『大丈夫ですよ! そういうゲームだし』と爽やかに返してくれた

そこから話がわりと弾み、彼は『TIMBER WOLF』という名のチームのどうやら代表のようだった
本当にありがたいことに、ぼっちの俺を同じ卓に誘ってくれてチームの皆さんとも話が弾んだ
よく行くフィールド、使ってる銃、そのほかいろいろ話をした
その日のラストゲームで上述の藪通路からの奇襲が成功し、代表さんともうひとりをダブルヒットしたのだがアツくなってしまいオーバーキル気味になっても「当たってるよー」と優しく声がけしていただいた(ほんとすいませんでした)
そしてその藪から「バリケ裏ひとりいます気をつけて!」と、同じ色になった別のチーム員に情報を流して位置バレし撃たれたものの、俺の情報をもとに彼は見事に正面からの撃ち合いを制したあとセーフティエリアでお礼を言ってくれた
またチームとは無関係にコンビで来てた別のゲーマーさんとも話をさせてもらい、最後は皆で仲良くなってゲームを終えたのだった

サバゲーの師は去り害悪ゲーマーにもそれなりに当たってきた自負があったゆえ、サバゲーマーの人間性については半ば諦めていた部分があったのだが
こんなにも大勢のゲーマーに温かく迎えられたのは初めてで、嬉しくも不思議な気分だった
いつ以来かわからないくらいの、真に充実したゲームを味わった

最後、代表さんなどから『Xとかやってますか?』と聞かれ
俺のような陰キャサバゲーメンヘラの生態を見せてがっかりさせてしまうのも申し訳ないと思ったのと、物欲を封じるためスマホアプリのほうはログアウトしてたのもあり適当にごまかす形にはなってしまったのだが
せっかくの心配りに対して申し訳ないことをしてしまったと後悔した

なので、その日のデザユニさんの写真はすべて保存した
やはり自分からの歩み寄りって大事だなというか、またどこかのフィールドで見かけたときに彼らの顔を思い出して、今度は自分から声をかけてみようかなと思ったのだった
以下のメモにも記すとおり、本当に実りの多いゲームでした

 

 

 

以下メモ

  • 代表さん曰く次世代はいじる必要なしとのこと
    例えばバリケの窓枠みたいなのがあるとして、次世代なら箱出しでその枠を抜ける性能(多分だがパワーと精度のことだろう)があるが、箱出しの海外電動だとやや厳しいらしい
    彼の使ってたBCM AIRのフルカスタムARを試射させてもらったところ、俺のMP5を上回るトリガーレスポンス(MP5のトリガー自体がやや重みを持たせてるのもあろうが)と目測30m以上の水平弾道に度肝を抜かれた、こんな凄い銃使ってる巧い人とやりあってたのか……と
    もちろん彼にはバチバチにヒット取られました、でも爽やかだったね
  • とはいえフルカスタムの海外電動があっても結局次世代も欲しくなるとのことだった
    わかるよ……
  • また、代表さんから言われて印象的だったのは
    「ゲーマーの好みとしてCQB、市街地、森林などいろいろあるけど、自分の好きな分野を極めていくと強くなる。例えば自分はCQBが好きだが、森林系は敵を目視できないので苦手」との言葉だった
    彼はサバゲー歴10年以上を誇るとのことで、そういうバックグラウンドもありなるほどと思った
    俺は心のどこかにCQBコンプレックスを抱いた野戦派だったのだが、もう堂々と野戦をやってやろうと思ったのだった
  • 冒頭に述べたユニオンワールドのことはチームの皆さんもよくご存じで、聞く限りではかなり過激なフィールドだったらしい
    フィールド内でエレベーターが使える画期的な場所だったのだが、ドアが開いた瞬間バチバチに撃たれる(しかも屋内フィールドなのにフルオートで)とのことだった
    ここでは書けない内容もいろいろ聞いたが、却って興味が湧いてしまった
  • プレキャリの胸に太極旗のパッチを着けた韓国出身のゲーマーさんもいた
    ラストゲーム後に情報提供のお礼をしてくれたのも彼で、国籍も人種も関係なくいい人はいい人なんだよなと嬉しくなった
  • 普段のメインアームがガスブロで、電動が一挺欲しいという人がいて彼にSD6を触らせてみた
    まずその重さに難色を示してて(下駄つきキャリポスがついてたから余計そう思っただろう)、やはり軽くて疲労しない銃っていいよなとなった
    もちろんSD6手放すつもりもないけど
  • チームとは別のコンビ参戦した方に話しかけられ、やはりサプのないSD6はちょっと珍しいみたいだった
    シュートアンドリコイルがあるからサプはそんなに意味がなくて、だから外してみたと説明したところ納得してた
    なお彼はSD6も所有してるほか、その日のメインアームはタンカラーのデルカスだった
    不思議な縁を感じたのは言うまでもない
  • 最後の集合写真の際は個人のスマホカメラで思い思いに写真を撮ってたのだがどんなポーズしようかとなり
    じゃあ俺はセフィロスみたいにこれで、とSD6のストックを握り八刀一閃の構えを見せたところ
    じゃあ俺はクラウドで(と正眼の構えをする)、じゃあ俺はザックスで(と大上段に振りかぶる)、みたいな声があがってめちゃくちゃノリのいい人達だった(ファイナルファンタジー7を知ってる人にしか通じないネタ)
    なおセフィロスの八刀一閃の構えは、剣道に詳しい人からすると隙だらけで太刀筋も丸見えであんまり実戦的な意味がないらしい
    余談ですが私の思うイケメンのベンチマーク渚カヲルセフィロスです 本当に余談だな
  • この日は何気に己の装備観を根底からひっくり返されるゲーマーさんと出会った

    この集合写真なら皆顔も隠れてて身バレも心配ないでしょう
    中央右に写ってるひときわ背の高い彼の銃、よく見るとトップレールにサイトの類が一切ついてないのである
    見切れてる銃口付近にフロントサイトもなかった
    これでイモ引くこともなく毎ゲーム果敢に攻め込みバシバシとヒットを取っている姿は
    かっこいい以外の言葉が出てこなかった
    以前SSG-1触ったときにそういう運用は確かにできたのだが、これをあそこまで高度に運用してるゲーマーは他に類を見なかった
    また装備の撤収が大変だからとサイドアームやファーストライン、プレキャリなどのアクセサリ類も一切持たず、サイトオミットの長モノだけで戦ってるのにはマジで度肝を抜かれた
    途中雨が降り、一部のゲーマーは電動を濡らしたくないからと不参戦だったのだが彼は違って、タオルで覆いをしてそのまま参加してきた
    サバゲーライトウエイト派の俺が目指すべき姿がそこにあった
    俺もカミースを着ない日は長モノ一挺にアイウエアとグローブ、防御用のシュマグだけでいいだろう
    本当にいいものが見れた
  • なので帰宅後、我がSD6のキャリポスも早速外した
    これでどこまでやれるかは次回のチャレンジとしよう
  • とはいえ軍拡欲はやはり消えてくれないのである
    ぶっちゃけ次世代クリンコフ欲しいです
    元々AK派だし、ストック折れるし弾いっぱい入るしサイドマウントがつかないのももう関係ないしで
    またカミースのワンポイントとしてレザーホルスターと、マガジンの抜き差しが不要なリボルバーが一挺あればいいなと思っている
    賞与の時期になったら考えるか
  • で、そのカミースなんですが
    黒ずくめカミースは確かにナイロン系の装備とも合う

    これはいいと思い、俺はさながら無国籍風民兵を気取ってたのだが
    あるゲーマーさんからは「令和の忍者ですね!」との言葉をいただいた
    やはり黒ずくめだからだろうか、などと言葉の意図をやや測りかねながら帰宅しフィールド撮影の写真を見て
    すべてを理解した……

    はい
    どう見てもエビス丸みたいなパワー系忍者の出で立ちでした
    なんだよこの無残に出っ張った太鼓腹は……シュマグも俺の頭だとほっかむりにしか見えないし
    後頭部のボリューム感ってマジで何だったんだ
    ただわりと好評ではあったので、機会があればまたやろうと思う
    どうせパワー系忍者ならダイエットと筋トレして宇随天元みたいな筋肉質のイケメンになりたいものだ
    装備が煩雑になりそうで今のところ再開予定ないけど、また固定ガスソーコム握って暗所で戦う忍者ムーブするのも楽しそうだしね
  • あれから寝て起きて頭をリフレッシュさせてから写真を見返しても、かのズッコケ忍者風の着こなしには我ながら落胆し
    やはり体型に合ったカミースの着こなしはあると思いました
    たぶんだが俺のようなデカいガタイの人は衒わずに濃いめのカーキやオリーブドラブなどのアースカラーを選んでチェストリグ、としたほうが合うかなとは思う
    そういや漆黒カミースをかっこいいと思ったきっかけの人は痩躯のイケオジだったしな
    そんなわけで、黒カミースとの合わせでどうかと思ったクリンコフにレザーホルスター+リボルバーみたいな組み合わせはダイエット成功の暁にやろうと思います
    ただシュマグは(普段のジャージデニムに合うかはわからないが)少しは防御力ありそうなので使い続けると思います
    実際耳や首筋や喉に当たったときどうなるだろうか

 

M45A1(ブラック)買った

ザ・ファブル』の影響でレールドガバメントがまた欲しくなり
マルイの箱なし中古が某所で定価の半額くらいで出てたので入手
タンカラーも嫌いじゃなかったが、やはり黒のほうが銃らしい印象

所有してるアメリカ系の長モノがウッドストックのM14しかない今、メインアームと合わせづらい銃ではある
モダナイズガバなので普通にMWS系かM14ソーコムあたりと合わせるとよさそう
かつて自衛隊に「11.4ミリ拳銃」としてガバが納入されてたとも聞くので、89式のサイドアームということに半ば無理やりして頭の中で整合をとってます

やはりガバって
スレンダーでコンサバで渋く質実剛健なルックスと、.45ACPの一撃必殺の7発(実銃)でなんとかする男っぽさみたいなのが魅力ですよね

 

 

OPパーツ取付例①

  • スライドAssy入れ替え(マルイ デトニクス)
  • マルイ MEUピストル グリップパネル+GUARDER ステンレスヘックスグリップスクリュー
    (アンビセフティのアームと干渉するため、完全な取付は要加工)
  • タニオコバ マグウェル付ハンマーSPハウジング

 

 

OPパーツ取付例②

  • DCI Guns メタルアウターバレル+変換アダプタ(11mmCW→14mmCCW)+マズルプロテクタ
  • マルイ タクティカルサイレンサー+KM企画 変換アダプタ(14mmCCW→16mmCW)
  • GUARDER ハイキャパゴールドマッチ用スチールスライドストップ
  • FMA グリップパネル+GUARDER ステンレスヘックスグリップスクリュー
  • タニオコバ マグウェル付ハンマーSPハウジング
  • ノーブランド フラッシュライト

 

 

OPパーツ取付例③

  • DCI Guns メタルアウターバレル+変換アダプタ(11mmCW→14mmCCW)+マズルプロテクタ
  • GUARDER ハイキャパゴールドマッチ用スチールスライドストップ
  • AIP ハイキャパ用カスタムショートトリガー
  • FMA グリップパネル+ANVIL グリップスクリュー(マイナス・スチールブラック)
  • タニオコバ マグウェル付ハンマーSPハウジング
  • シュアファイヤX300レプリカ

 

ブログの今後について考えてる

久々に純なクソ記事をいきます

 

 

弊ブログ、今はサバゲー・ミリ趣味関連を中心にして
なんだかんだ3年半ほどやってきたところである

ごくまれに食いつきのいい記事が書けたりして、テーマも絞らずクソほど適当に執筆してるのに月間1000PVいったときは驚いたし、ちょっとだけ嬉しい気もした

 

しかしまあ、ブログを更新する意味合いが最早ないような気がしてならぬ昨今である
他の趣味のかたわらミリ趣味やってるのもあり、振り返ると全然大したこと書けてない
己の極まった下手の横好きをまざまざと見せつけられてるようで、お恥ずかしい限りである
まあ誰かの役には立つかもしれないし削除は(したい気もするけど)しません

書くにしても大昔の記事とか本記事みたく、もっと気軽に下書きなしとかで書ければいいかな
なので今後も弊ブログをよしなに、とも言えない気分なのですが
お楽しみいただければ幸いです

 

 

 

anond.hatelabo.jp

 

次世代MP5SD6を縮めてみた・デトニクス生やした

今回は2本立てです

前回89式買ったのもそうなんですがじつは今、人生の曲がり角にきており
場合によってはサバゲー・ミリ趣味関連の頻度も激減しそうなので
今残ってるやりたいことをできるだけ解決しときたいなと思ってました

これらのやり尽くしの果てに軍拡欲求も雲散霧消してくれればいいけどね……まあ無理でしょう

 

 

 

まず次世代MP5SD6
あのいかついサプもいいが、取り回し重視でKMのフェザーウエイトサプに換えたとこだった

 

しかし、もうちょい全長を縮めたくなり
さらにS&Tの2000円くらいのハイダーに換えた

 

単に全長を縮めるだけならマズルプロテクタが最適なのだが、まあ銃として最低限の整合性は欲しかったのもある

なお、これやるならA5でよくない? とは
実はならないのだ
SD6のハンドガードは太さの割に握り込みやすいし無骨でかっこいいんだよね

これは実銃メーカーとして9mmARなどを販売してるAngstadt ArmsのA2タイプのレプリカらしい
全長は約4.5cmで、フェザーウエイトの6.5cmより若干短い
買った時点で錆びてたのはスチールパーツあるあるだが、そのぶん油で磨き上げたときの金属光沢がたまらない
全周にポートが開いてて、中途半端な位置で締め込みが止まってもデザイン的な破綻がそれほどなさそうなのが決め手だった
ARで定番のナイツハイダーはポートが上半分しかないのと謎の切り欠きがあり(サプの固定用らしい)、止まる位置によってはシンメトリカルでなくなりダサいが、これならその心配もない
それにSD6は、元々のサプをつけるねじ山の根元にOリングがあり
マズルアクセサリつける際に被せるメクラ蓋がリングの反発力を受けて、アクセサリを締め込みと反対方向に押しつけるので
14mm逆ねじに別途Oリングを噛まさずともよいのが何気にクールである
SD6のハンドガードと合わせたときの、さながら機関砲みたいな無骨な見た目は言わずもがな

シュートアンドリコイルについては元々否定派だったのだけど、いざスタンダード電動を触ると
それはそれで物足りなくなってくるので今のところオミットするつもりはない
だからサプの機能も必須じゃないしな、というのが発端だった
持ち運びやすくなり慣性質量が減って振り回しやすいので、個人的にはメリットあったかな

余談だが次世代電動ガンは海外だとNGRS(Next Generation Recoil-Shock)という略称があるらしい
TM NGRS MP5SD6 と記すとワールドワイドに通ぶれていいような、そうでもないような

 

 


閑話休題
次いでデトニクス
ゲーム用のサイドアームについては前回AREA41で遊んだ経験から、SD6でやれることが存外に広そうだったので
だからグロックをファーストラインごとモスボールして、どうしても使いたくなったとき用にジーンズのポケットに予備マグなしのデトニクス、みたいな運用を思いつき
デトメントで余ったフレームにオクで落としたスライドAssyを組むとこまでやった

 

が、これは本当にただ荷が減るってだけで便利でもなんでもない気がしたのと
ピストル持ってくれば絶対ゲームのどっかで使いたくなるから、だったらきちんとした性能のものを使いたいとも思ったのでやめにした

 

つまり、結局デトニクスのコレクションがひとつ増えただけであった
まあいいでしょう
それにSMGとピストルは実銃で使用弾が同じモデルどうしのほうが説得力あるしね
ピストル+ファーストラインはバイクでサバゲーツーリングするときとかで極力荷を減らしたい場合以外はガンバッグに詰めとくことにした

 

なおデトニクスを触ってると、V10ウルトラコンパクトとどっちがいいのだろうかと思うことがある
V10のほうが設計が新しいぶん初速がデトより若干速いようで装弾数も4発ほど多く、また反動もデトよりも強くガツンとくるし塗装仕上げも凝ってる
見た目にもあのVポートがいかつくてかっこいいし、何気にマイクロプロサイトも無加工で載る
しかしもちろんというか、俺はデトニクス派
理由は、①コンシールドキャリーガンなのでより小さくて余計な突起物とかも少ないほうがいい、②あの小ささで性能を求めることがナンセンス、③V10はスライドストップ解除がアホほど固い、④デトのリアサイトとハンマーの間の猫背がたまらなく好き、⑤デトはかわいい 等々

 

このへんのガバ系ゲーミング欲求はグロックを入手したあとも残っていて、やはり実用を度外視した本来的な好みの銃をゲームで使うこと、換言すれば真の相棒的なものを求める欲求がくすぶってるってことなのかなと思った
なんというかこう、実用とロマンの反復横跳びみたいな
ただボーヴォワールがごとく、相棒はそれとして作られるものではなく使ってるうちにそうなってくものだと思うので
やはり現場ではSD6とグロックで遊んでるのが今はいちばんいいのかもね

 

89式小銃(固定銃床・ガスブロ)買った

憧れを叶えるためのアイテムなので、ゲームには一切持っていきません
なので実射インプレもないです
あとインプレと関係ないクソ文章が9割以上を占めトータル1万字オーバーなので注意

 


遡ること10余年前、今みたいな睾丸な、いや厚顔な中堅社員ではなく
社会というものを知らない初心で紅顔なプータローだった私は
自衛隊への入隊を真剣に考えてたことがあった
とりあえず食いっぱぐれなさそうとプーゆえに短絡的に思ったのと、あと震災のことがあって自衛官かっけえなとなり、一応陸上自衛隊の採用試験もパスした
しかし諸般の事情から結局入隊は叶わなかった

月日は流れ、地元のド三流企業で窓際族となって得た小銭でミリ趣味にいそしむ今でも
自衛隊への畏敬を、国防の最前線で闘う益荒男たち(女性自衛官もいるが)への畏敬を失ったことはなかった

 

折からやってたMWS盆栽は、正直2週間くらいで速攻飽きてしまった

AR盆栽はじめた(導入編:ガスブロCQBR購入) - チラシの裏

MWS盆栽やってる(CTR型ストック・MAP型ハンドガード装着) - チラシの裏

MWS盆栽やってる(HK417型ラウンドトリガーガード装着) - チラシの裏

 

楽しさよりも先に、カスタムを企図することにより人生のタスクが増えてしまう感覚にうへぇーーとなった
俺にはそういう手間も、アーマライトという銃そのものもつくづく肌に合わないと感じたし、だからそのままの姿を愛せる銃か、カスタムをやったとしてもその終わりが見えやすい銃がやはりいいと思った
ウッド化にせよ何にせよ外装いじった銃が傷つくのも嫌だしな

なので分割払いにした購入費もまったく弁済してないが売って種銭にして(オオバカ)、若き日の憧れよ蘇れと89式買ってみることにしたのだった
いわゆるSTANAGマガジンが嵌合する銃どうし、これならAR系の欲求がもしまた湧いてきたときにも代替できるかもしれん(超詭弁)

というかこの流れいったい何度目だよ……こういうののちりつもがまさしく人生の喪失じゃんか
まあ誰に迷惑かかるわけでもないしいいでしょう
たぶんだがゲームに半日使って速攻売ったP90(この時は残業続きで狂ってた、でもかわいくていい銃だった)を上回る最速の短さ

 

89式はマルイからガスブロと、次世代レベルの性能とされるスタンダード電動が出てる

www.tokyo-marui.co.jp

www.tokyo-marui.co.jp

ゲーミングウエポンにはしないのと、本職も唸る完成度とされる、ある意味トレポンと言えよう部分からガスブロにするのは既定路線だった
そうなると次は、銃床を固定にするか折曲にするかが悩みどころ
ぶっちゃけどちらもかっこいい

 

当時、もし入隊したら化学科か機甲科にいきたいと思ってて、wikipediaなどで写真を見ると
前者は一般的な固定銃床、後者のうちオートバイに乗る偵察部隊の人たちは折曲銃床の89式を装備してるようだった
というか折曲のほうは偵察隊のほか、戦車隊や空挺など限られた人たちの装備のようだった
実際、陸自合格者の半数以上は普通科に配属になるとも聞いたことがあるし、軍隊組織のありかたとしては歩兵が一番多く必要なのはそのとおりで、そんな彼らが持ってるのは固定銃床
なので固定のほうがティピカルである意味89式らしいのかなと
それにどうせゲームには持ってかないので、折曲の機構は必須ではないしね

また89式を持つと高い確率で9ミリ拳銃も欲しくなるだろう
これもwikipedia情報だが、拳銃については近年は市街地戦想定の訓練や海外派兵などで一般の兵卒が運用することもあるようだが
陸自の場合、基本的には佐官以上の幹部自衛官か戦車長、砲兵、警務官などが持つもののようだ

総合すると、折曲銃床の89式+9ミリ拳銃は自衛隊の中でもそれなりに優秀な隊員が持つセットなのかもしれず、それにやっぱピストル欲しいという気分になれば俺には11.4ミリ拳銃もある……まあそれはそう自己暗示をかけたミリガバのことなんですが
ともかく
結局自衛官を断念した俺は、だからそういうエリートな装備というよりもやはり前述のとおり、より「らしさ」があったほうがいいよねとなり
また「もし自分が自衛官になったら」という想定のもと遊ぶなら、一兵卒が持つ銃というところで拳銃の買い足しが要らなさそうで、ライフル一挺で完結しそうな感じがお財布と心理的に優しいのもあり
固定銃床のほうにしたのだった

 

MWS盆栽やってたとき、たまたまだが89式のショートマグも買ってて
これは一般的には、発砲の機会の少ない非戦闘職種や予備自衛官に向けたものらしいというのも聞いた
当時憧れた化学科は非戦闘職種のため、固定銃床にショートマグ挿してる写真があった
これもしかして9ミリ拳銃の代わりにガスマスクが欲しくなるやつかな……まあいいか
それにもし今後の人生で俺が自衛隊に関わるとすれば、もう予備自衛官になるくらいしかないだろう

そんなわけで、固定銃床+ショートマグとするのが
私のような民草、一国民がいつも心に自衛隊を置いておけるチョイスといえよう
そう思った(支離滅裂な発言)

 

そして妄想を具現化すべく状況開始

まずはお金がないと言いつつも密かに続けてた小銭貯金を総計したところ、なんと5万近く貯まってた
俺の場合、貯金箱を小・中・大と設けており、それぞれ新500円玉用(貯金を始めた当時はまだ使える場所に乏しかった)、100円玉用、50円玉以下用としてた
電子決済もこれだけ普及してるなか、この方法は時間はかかるし大量硬貨の振込手数料もかかるが、節制意識ゼロでやれて気づいたときにはそれなりの金額が貯まるので、俺のような浪費家の方にこそおすすめしたい

続いてCQBRをおなじみ近所の中古品店にぶん投げたところ、ヤフオク・メルカリ並とは行かないまでもなかなかの値が付いた
たぶん店員さんからはまたこいつかよ……と思われてるが、まあ査定には関係ないだろう
買ったのがマルイ国内最安を謳う店だったのもあったものの、購入代金の半額をほんの少し上回る額が戻ってきた
これは恐るべきことである
個人的な体感ではあるが、いくらマルイのリセールがいいといっても
エアガンの査定なんて専門店への持ち込みでもせいぜい定価の2割程度が相場、これが3割もいけば御の字といったところだからである
なお当たり前だが、エアガン売るときは可能な限りノーマルに戻し清掃をすること
それだけで査定額は全然変わってくるので

なんとなくお得感は漂ってたがまあ実際ガッツリ損はしてるし
既に手元にない銃の分割代金を今後1年支払うのもエアガンバカの極みだが、1回の額も大した事なくあんまり心理的負荷もないのでいいだろうと思い(感覚の鈍麻)、美品中古をdigしたら
箱ダメージのみの本体美品で税込4万円台な個体があったためそれを注文
CQBR買ったあの秋葉原王国なお店いってもよかったが、もう新品を買うのも秋葉原の店舗まで行く手間も費用ももったいないので

 

かくして到着し、ショートマグを挿す

先述のとおり、いわゆる非戦闘職種や予備自衛官向けの仕様
私のような自衛官ワナビがお座敷で眺めたりプリンキング・ドライファイヤする程度の遊びにはぴったりだろう
今までは短い銃に対するこだわりがあったのだけど、89式をいざ見たとき
その長さにまず満足感が出たんですよね
そこはM14とかが好きだった三つ子の魂というのか、短い銃へのこだわりはあくまでゲームウエポンに対するものだったんだなと

実際に手に取った感想としては、やはり左側がへこんだ銃床の形がまずナイス
日本人向けとされる、ちょっとAKっぽさもあるコンパクトさも相まって構えたときのフィット感がなかなかだった
ただもうちょい長くてもいいかな
グリップはAR系からすると前後長の長い、かなり大柄なものがついているが
右手親指部分がえぐられておりホールディングフィールは上々
なおこれらの特徴はスイッチングで左側で銃を構えるときには欠点になる
なんというかストックに押し当てた頬がむぎゅうとなって窮屈で、引き金を引く人差し指のあたりにスカスカ感が出るのだ

アンビセレクタも嬉しいし(アンビ好き)、やはり実銃並とされる二脚込みで4kgの重量はゲームウエポンとして考えなければかなり満足感ある
もちろんゲームみたいな左右スイッチングは長重く困難だけど、銃を担いで無駄にハイポートとか屈み跳躍とかやりたい気分になってくる
なお一般の自衛官は銃を胸の前で抱えて走るのをハイポートとしているが、これが空挺になると重量挙げ式に頭上に銃を掲げてハイポートするのだとか
折曲銃床だったらそういうのがサマになるかもしれん

発射時のボルトが動く音はパキィン! みたいな甲高いもので、ガスブロ共通ではあるがゲームの際の隠密行動には向かないと思う

 

個人的に唸ったのが、官公庁の文書っぽい説明書(ある程度読み進めると見慣れたふつうの取扱説明書にはなるのだが)
今回は中古を買ったからわかったのだが、確かマック氏の動画だと令和の年号になってたので
これでおおよそのロット時期が把握できるという点では斬新な取り組みだと思った

 

常在戦場とはかの山本五十六の言葉だが、それのごとく常に心に自衛隊を置いておきたい気分なので
パッケージは捨てないのは当然として、収納はガンケースではなくガンソックスにして、部屋の邪魔にならないところに置いとくことにしてみた
ガンソックスについては、大まかに分けて全幅が4インチ(≒10センチ)と6インチ(≒15センチ)のものがあるので
89式やAR・AKなどのグリップ別体型のは6インチにすること
ただ俺は例によってAmazon最安を探したところ、ナイロン製(つまり厳密にはソックスではなくただの袋)の全幅30センチのものがあったのでとりあえずそれにした
もし不具合があってやはりソックスにしたいときも気兼ねなくポイできるやつ

 

そんな感じで、またひとつ憧れを叶えた
ゲームウエポンも使うものは結論がほぼ出たし、これで長きにわたる軍拡中毒にケリがついてくれればいいのだが
銃を跨いだりするのは自衛隊的には罰則モノらしいので、人生の相棒的に(大袈裟な感情)大切に愛でていこう
そう思った

 

 

 

【以下メモ】

(1)
ここしばらく銃の入れ替わりが激しかったので、今何を持ってるのだろうと振り返るなどした
長モノが①ガスブロM14、②マルイAKM、③AKホワイトストーム、④VSRのGスペ、⑤今回買った89式、そして⑥現在メインの次世代MP5 の6挺
ピストルは①マルイガスブロミリガバ、②ストライクウォーリア、③デトメント、④デトニクス銀、⑤コンバットマグナム2.5インチ(モデルガン)、そして⑥メインサイドアーム(?)のグロックGen5 の6挺
全12挺
何百挺と所持してる方もミリ趣味界には大勢いらっしゃり、彼らからしたらまったく大した量ではないし
そうした大量のコレクションでトイガン御殿を構築するのも趣味のありかたとして全然ありだと思う
しかし、さるお方も仰ってたが、銃や装備はありすぎても圧を感じてしまいげんなりするというのはすげーよくわかる
なんというか趣味やタスクみたいなものがでかくなりすぎてコントロールできなくなる感じがあるんだよな、他の趣味も持ってると余計にそう思う
これを例えば半分くらいにできればもっとすっきりすんのかなーなどと思ったが、自分なりに厳選を重ねた結果残ったものではあるので
大事にしていこうと思う

これは過去のクソ泡沫記事だが、なんだかんだ電動ショットガン以外はこれで全て買ったことになる

新しい銃への関心は尽きなかった - チラシの裏

ショットガンは持ってても結局運用しなかったので、ひとまずの目標はこれで達成(?)
やはり意志のあるところに道があるのだ(は?)


(2)
エアガン選びの基準と要点を今一度まとめとこうと思った ここはまさに俺用のメモ帳
これ以上回り道すんのもどうかとさすがに思ったしね……

  • ゲーミングツールとコレクションは別
  • カスタムで資金や手間をいくら注ぎ込んでも、発揮できる個性には定型的な限界がある
  • だからツールもコレクションもノーマルか最低限のカスタムで最大限楽しめるものを
  • ゲーミングツールはストレスない使用感と持ち運びやすさ重視
  • コレクションはこれまでの経緯やその中で培われた嗜好、思い出とかも込みで最大限心が動いたものをいく
  • 忘れがちだがエアガンは高価なもの


(3)
今回の件でAR系が肌に合わないのが明確にわかったところではあるが(パトリデルカスMWSと3挺も買わないと判らなかったのか?)、実銃も遊戯銃も最も使用人口が多くポピュラーで、ギターでいうならストラトキャスターみたいな機能性合理性を備えたこれがなぜ自分に合わないのか考えたとき、やはり中学時代に触れたメディアの影響が大きいかもしれないと感じた

戦争映画だと当時『フルメタル・ジャケット』『プライベート・ライアン』を特に観てて、それぞれM14とトンプソンが鮮烈に印象的だったし初めて買った電動もトンプソンだった
もっともフルメタル・ジャケットは後半で普通にM16使ってるけど
プライベート・ライアン』があるのはガバメントが好きな現在の嗜好にも説明がつく
これが『プラトーン』あたりだともう少しAR系に憧れができたかもしれない
M16のストックで上官? を殴るシーンが出てくるのもプラトーンだったっけ覚えてないけど

あと、革新的な映像技術で当時の世間を騒がせた『マトリックス』もそう
あれもネオが二丁拳銃でぶっ放してるのが92FとMP5Kで、クルツはハイサイクル持ってたし現在のメインを次世代MP5にスイッチした布石でもある……のか?
92Fはまあ好きでも嫌いでもない銃だが、当時の先輩とマルイのエアコキをサムライエッジみたいにバレルだけ銀色で塗ってかっけー! ときゃいきゃいやってた覚えがある

ARはポピュラーゆえテレビゲームでも出てくるが、当時プレイしてた『メタルギアソリッド』だとソーコムピストル、ファマス、PSG-1あたりの印象が強く、『バイオハザード』だとハンドガン(サムライエッジはじめ色々ある)→ショットガン→マグナム みたいに強くなってくため、どちらにもM4カービンは出てはくるもののやはり印象が薄かった

なんなら俺の中学時代はマルイのスタンダード電動でM4リスが出始めた頃で、「最近の銃は猫も杓子もレールレールとロマンもへったくれもない!」みたいなおじいさん的ワードでそれを先輩(AK好き)と共に痛罵してた記憶さえある
若い頃にあえて年寄りムーブを取るのもあるある
「10代の頃に知るのは凄いこと」というのは漫画『湾岸ミッドナイト』の台詞だが、かように思春期の頃の影響力のデカさを改めて思い知った次第である
その次くらいに、今回の89式みたいな人生のターニングポイントに知ったモノの影響があるだろう

田村装備開発にいる、陸自の特殊作戦群出身の社員さんがマック氏と対談してる動画の中で
「我々は基本的に与えられた銃を使うのみ」的なことをマック氏に答えてて、そんな感じで
今ある銃で楽しんでく的なマインドセットがもっとあれば、これまでの思い出などとはまた別の形でAR系も楽しむことができたかもしれませんね 知らんけど


(4)
自衛隊は慢性的な人員不足とされ、定員に満たない駐屯地もちらほらあると聞く
かつ今は50代でも予備自衛官になれる時代なので、試験はもっと易化してる可能性もあるが
なんかの役に立つかもしれないし、俺が陸自に受かったときのことを書いてみようと思った
もはや曖昧な部分も多く、だから以下はしょうもないミリオタが綴ったあくまで創作・フィクションと思って読んでいただければ
でもこれ読んで自衛隊を志す若人がいてくれたら俺は超うれしい
人生を空費してた元ニートの冥利に尽きるというものです

細かい志望理由は後述するが、そもそもなぜ海・空ではなく陸にしたかというと、自分が船や戦闘機に関わってる様を想像してもあんまりピンとこなかった(身の回りにないので当然ではある)のと
陸ならなんとなく人が多そうて入隊の間口が広くて受かりやすいかも、というしょうもないものだった
でもわりと就職難が叫ばれてた頃だったししかたないといえる

そんなアレな俺が当時受かったのは陸の幹部候補生で、入隊すると福岡にある幹候学校に入り
そこでいきなり曹長からスタートになり、学校を出ると三尉に任官され全国の駐屯地を約2年のスパンで飛び回るというもの
曹と同じく任期制ではないので、基本的に定年までいられる
幹部自衛官の場合は尉官から始まるので最低でも56歳まで
入隊ルートの区別として「○○(西暦下2桁)U」という呼ばれ方をして、陸自だと1、2、3……をひと、に、さん……、海自だとひと、ふた、さん……みたいに数える 空自はどうだったっけ……??
UはUniversityのUで、いわゆる一般大卒組
防大卒の人は○○B、部隊内選抜に勝ち残った人は○○Iとか、そんな感じに区別される
ちなみに幹部自衛官は曹以下の下士官とは異なりデスクワークの割合が多く、体力的な負荷は少ないらしいのだが
学校出たてのぺーぺーの尉官が現場叩き上げのクセ強ベテラン曹をうまく扱えず苦悶するのはあるあるだそうです

ところで今更だが
少尉中尉大尉ではなく三尉二尉一尉と呼ぶのは、やはり自衛隊は軍隊ではないという建前の一環なのだろうか
しかし海外の兵隊さんからはSelf Defence Forceというより、ふつうにJapanese Armyと言われるそう
昔、予備自衛官補になった女性エッセイストの本を読んだことがあって、実際にいたらしい尾奈(おな)さんという二尉のことを書いてて実に日本的だと思いました どうでもいいけど

 

閑話休題

具体的な時期は最早忘却の彼方だが、確か3月頃のまだ肌寒い時期に実家最寄りの地方連絡部(地連)に試験案内をもらいに行った
で、5月~6月頃に都市部の大学講堂などで筆記試験を実施し、これにはマークテストと小論文がある
この試験には一般系と技術系みたいな分けがあって、俺が受けたのは一般系
これはいわゆる公務員試験の地方上級(大卒区分)に相当するもので、試験対策はLECやTACや大原がやってるようなそれに準じたものであればマークも論文もOK
技術系の内容はほとんど覚えてないが、大卒区分らしく理工系院試レベルの知識があればいけるのではないかと思った
小論文については確かテーマがいくつかあるなかから2つ選び書いたように記憶してて、地方協力本部(地本)である程度出題の傾向も事前に教えてくれたので、俺はこれまでの人生でまったく触れてこなかった社会学とかマクロ経済について語ってた
なんかホーソン実験がどうとかリフレーションがうんたらとか書いてた

 

これを首尾良く突破できれば、次は面接と身体測定
面接は聞かれるネタがある程度決まっており、それを地連の担当官といっしょにまとめていき、併せて面接の練習などもした
俺は自衛隊のことを当時全然知らなかったので初回の面接練習ではだいぶボコボコのボコにされたが、回を重ねるごとに段々スムーズになっていき、本番はそんなに緊張しなかったように思う

思えばその担当官(階級は忘れたが彼も幹部自衛官だった)は本当にいい人で
俺を厳しく、かつ優しく面接に慣れさせてくれた
学生時代、誰の助力を得ればいいかもさっぱりわからず孤立無援の状態で就活に臨み、そして己の能なしゆえに順当に大爆死して(しかも一般に就職に強いとされる理工系でそれである)、無い内定のまま糸の切れた凧のように大学を後にしてニートと化した、まだまだ若かった俺は
感動のあまり「どうしてそんなに親切にしてくれるんですか!?」と聞いてしまった
『それが任務だからですよ』と、サラッと答えた彼のあのしびれるほどのかっこよさはどうしても忘れがたい
外観的にも身長が高くて舘ひろしみたいなイケオジだったな

もうひとつ彼の語ってくれた話で印象に残ってるのは、射撃訓練で銃の引き金を引くときに
フッ、と息を吐きながら引くと弾がよく当たるらしい、というのがあった
これは人体の器質的にそうなるものなのか、あるいは自己暗示の類なのかはわからないし、サバゲーに応用できるとも思えないが
なんとなくガスブロの89式を構えると、おそらくは彼と同じ呼吸で、俺はセミオートのドライファイヤを楽しんでたりする

あと俺の時は、地本のU幹部の方が面接ネタになりそうな話を聞かせてくれたりもした
よく覚えてるのが「自分が戦争などで死んでしまう可能性があることについてどう捉えているか」という俺の質問に対して、『命懸けの覚悟というのは、ある意味では誰でもできることなのではないかと思う』と語ってくれたことだった
そんな現人神みたいなスピリットの彼も、休日はゴロゴロして過ごすこともあると言っててやはり人の子なんだよなと思ったりもした

そのほか、練習や実際の面接のなかでは、思い出せる範囲だとこんなことが聞かれた

  • 自衛隊の任務とは何か
    →国土防衛、災害派遣、国際平和協力活動
     いの一番に押さえるべき基本中の基本
  • 志望動機は
    →当時は震災からまだ年数が経っておらず、「自衛官の活躍を見たから」と答えた人は俺含めたぶん大勢いただろう
     面接官からしたら絶対耳タコ案件だよな、でもシンプルでわかりやすいしそれでいいと思う
  • なぜ陸自志望なのか
    →「車などが好きだったから」という単純なものでOK
     つまり空自なら飛行機、海自なら船舶になる
  • 志望する科はどこか
    →自分の大学時代の専門に近いから化学科、または乗り物が好きだから機甲科とした
     どういう科があってどのような活動をしてるかはひととおり事前に押さえとくこと
     初回の面接練習では「乗り物が好きだから高射特科(※ミサイル防衛などを担当する科で、乗り物はあまり関係ない)で……」などとクソな受け答えをして注意されたのはよく覚えている
      「エアガンが好きだから武器科」という回答も理屈のうえでは成り立つが面接官ウケは正直未知数だし、例えばJRの採用試験だと鉄道オタクは真っ先にふるい落とされるのは有名な話だが、これもそうなりやしないかと怖い回答ではある
  • 自衛隊の近年の活動を知っているか
    →当時の海外派遣などの内容を3つ答えた
     この「根拠は3つ」というのは、面接練習のときに担当の広報官が教えてくれた
  • 自分の長所と短所は
    →これはどちらも1つずつでOK、ただし短所についてはそれをどう補うかもセットで話すこと
  • 遠方(※後述するが陸の幹候なのでまず南方にいく)への転勤があるがどう思うか
    →むしろ良い経験になるのでがんばろうと思います、と答えた
  • 親は自衛隊に入ることをどう思っているか
    →しっかりやってこいと応援してくれてます、と答えた
     実は反対してて……などとは、当たり前だが本当にそうだったとしても言わないこと
  • 自衛隊の仕事でどういう苦労をすると思うか
    →活動にはどうしても憲法の縛りがあるため、それを踏まえた手段を考えなければならない的なことを答えた
     自衛隊違憲論は三島由紀夫の頃からずっと言われ続け今もってなくならないなか、正直危うい回答だったとは思う
  • 最近のニュースで気になるトピックはあるか
    →自分の志望先とも絡めたものをチョイス
     当時、スポーツカーの86・BRZが登場する前夜だったので、トヨタ・スバルが共同開発したそれがどんな車になるんだろうかとわくわくしています、などと答え、こんな感じで陸自や機甲科の志望動機と絡めていった

このへんを元気よく明瞭に、真剣に答えられれば大丈夫だと思います
本気で志望してる人は広報官の人からいっぱい話を聞いてバチバチに練習してください

 

身体測定についてはほんとに測定と、あとは持病の有無などを聞かれる程度
確か採血もあった気がしたがちょっと曖昧
いわゆる腕立て腹筋みたいなスポーツテストはなかった
しかし陸自の身体測定は身長ごとに体重上限が決まっており、俺は測定3週間くらい前の時点でそれを7kgくらいオーバーしてた
プー太郎ゆえ時間は掃いて捨てるほどあったので、1日に豆腐1斤・野菜サラダひと皿やカロリーメイト1箱だけ食って毎日6kmのロードワークと筋トレ、みたいに身体を絞っていった
無職期間が延びすぎて、ここで滑ったら社会から落伍するのではとの恐怖から必死だった
担当の広報官は「根菜を食え!」と俺のダイエットを激励してくれた

※なお脱線するが、同じ公安系でも警察官の身体測定には体重上限がなく(当時)、これは自衛隊の教育隊や消防学校などがボトムアップによる組織の均質化・精錬を測る性質があるのに対し、警察学校はできそこないをふるい落とすことでそれを測る傾向がありそう
警視庁勤務の友人が警察学校時代、実際に教官から言われたとのことでそこは間違いないかと思う
だからデブが原因で教育についていけなかったとしてもそれは単にふるい落とされるのみであり、それゆえ上限超過をあまり問題にしないのだと思われる

 

そんな感じで戦々恐々としながら、埼玉の朝霞駐屯地にいった
とはいえ事前対策のおかげで面接も測定もなんとかパス
ただしあの場所の体重計は実際よりも軽く表示されてるんじゃないかとは未だに思っていて、総ての試験が終わったあとに市営ジムの体重計乗ったら駐屯地計測の体重よりも数kg重かった
駐屯地の体重計は昔ながらのばねでビョーンと針が動くタイプで、さすがに今はデジタルなやつになってるんじゃないかとも思うのだが、ほんとにどういうことだったのだろうか

この頃には心はほぼ自衛官であった
朝霞駐屯地には「りっくんランド」というものが併設されており、これは要するに自衛隊博物館みたいなところで
試験後の開放感に溢れた俺はスーツのまま展示物を舐め回すように見て回り、社会科見学に訪れてた小学生に脅威を与えたりしてた
あと朝霞駐屯地朝霞市和光市新座市のほか、東京都練馬区大泉学園にまたがってるので東映アニメーションのスタジオが近く、帰り道はそこの展示コーナーに寄り道して4mくらいあるマジンガーZの立像とかプリキュアの等身大マネキンとか見て興奮してたが、まあ関係はない
自衛隊にはオタクも多いと聞くので、朝霞駐屯地勤務のアニメオタクももしかしたらオフの日に外出許可とって見に行ったりしてるんだろうか
なお同級生で一時期海自にいたやつがいて、航海中の船上ではやることがないので最早何周目かわからないエヴァンゲリオンのDVDとかを観たりしてたそうである

 

そして秋に差し掛かる頃、最終的に合格の報を広報官の方からいただいた
そのときは、民間含めこれが人生初の内定だったため3回くらい電話口で絶叫した
俺の県では10人しか合格が出なかったとのことで、倍率的にはかなり高かったことがわかる

その後は地元県の地本で合格オリエンテーションをし、別日に福岡まで飛んで幹候学校の見学をした
ここはかの円谷幸吉も在籍してたことがあり、校庭に掲示された10km走の記録の第1位に彼の名前が輝いていた
つまり、彼が存命の頃から誰も破った者のない記録である
10km走とはその名のとおり訓練の一環で10kmの道をマラソンするもので、これは普通のマラソンコースとは違って、5kmの平坦路のあとに5kmの登坂があるのだが
円谷氏の叩き出したそのタイムたるや17分台という驚異的なもので、現地の担当官もあれは人間ではないと舌を巻いていた
俺が見学に訪れてから10年は軽く経過しているが、おそらく順位は塗り変わっていないだろう
だって登坂路もあるのにkmあたり平均1分40秒くらいですよ、どういう身体能力なんだマジで
オリンピアンでメダリストな人マジでやべーなと真剣に思わされたし、彼が自衛官になってたら一体どういう武勲を挙げたのだろうかというのは歴史のifとして気になるところ

(追記)
円谷幸吉の10km走の記録はwikipediaに答えが載ってて、18分9秒とのことだった
それでもkmあたり2分、100m走換算でも11秒を切る恐るべきペースである
俺が10代の頃でも100mは14秒フラットとかそんなもんだった、やはりどう考えても普通の人間ではない

 

現地のオリエンテーションでは、俺みたいなFラン大卒のニートが場違い感をこらえながら参加してたわきで
東大卒の人や元市役所勤務・元消防士などの優秀そうな人が何人もいた
どういう話を聞いたのかは、その場の圧倒的な雰囲気に呑まれて全然覚えてないのだが
「では後ろのテーブルに前進してください」みたいな謎の言い回しがあったのは覚えてて、これは自衛隊陸自)においては離れた場所に移動するのをすべて「前進」と命令するためであるそう
有事の際に敵前逃亡しない強靱なマインドセットは、自衛官にとってはこういう日常からすでに組み込まれているのだ多分だけど

その後もかなり偉い感じの方から「君達は金の卵です!!」などと激励を受け(おそらく入隊後態度が豹変するやつ)、幹部教育課程の100km行軍とかのようす収めたビデオを観たり
あとは2日間滞在してたので社食のカレーとタコライスを食った
どちらもなんかどこぞのサバゲーフィールドにもありそうなメニューで、手戻りのないワンウェイの調理工程で早く大量に作れる丼物で後片付けも楽で、確かに軍隊組織向けの食事と言われればそんな気もする
カレーには卓上になぜかあった焼き海苔を多量に載せて食ってたが有事の際には当然糧食の備蓄は限られるわけで、あれ普段は個数制限とかもあったりするんだろうか
ともあれうまかった 確かにうまかった それだけは確かである

なお幹候学校からの帰り、飛行機に乗る前に皆で本場の博多豚骨ラーメンを一緒に食べたのをよく覚えているが正直一蘭とそんなに変わらなかった
俺は舌がバカで大抵のものはうまいと言うので
誰が言ったか、赤点以外は合格点の舌

 

また後日には陸自合格者の特典らしく、総合火力演習総火演)にも招待者枠みたいなので呼んでいただいたりもした
戦車が砲を撃つ轟音はそこらの打ち上げ花火なんぞの比ではなかったし、お客さんはテンション上がってるのと固唾を呑んで見守ってるのと爆音にうんざりしてるのと、反応は様々だった
最前列にはおそらく高等工科学校の生徒だろう、まだうら若い坊主頭の自衛官が真剣なまなざしで見守っていた
なお高等工科学校を卒業すると10代で曹になるのだが、これは世界的も類を見ない若さなのだそう
また静岡の青空に砲で富士山型の射線(底辺は描かれず、等辺がどちらも二次関数的にカーブし、かつ頂点がフラットになってる二等辺三角形)を描くのを目の当たりにして、これはかなり高度なオペレート技術が必要とされるらしかった
そのほか、航空観閲式でジェット戦闘機の轟音を聞いたり、マリンフェスタで船舶に乗ってクルーズしたり海上自衛官の服を着させてもらったような覚えもある
海自の服を着たくだりはやや曖昧なのだが、現地に居合わせた自衛官が俺の写真を撮ってくれ、海自式に肘が垂直より下がった敬礼で映った(が彼が操作をまちがえて録画モードになってた)のは確実に覚えてる
もう撮影データも忘却の彼方だろう

 

こんな感じで合格後も、バブル時代の就活内定者がハワイ旅行などで囲い込まれるがごとく本当に、本当にいろいろなことをしていただき、ふつうに生きていたらどれも得難い経験ばかりであったのだが
結果として冒頭のとおり内定を辞退することとなり、入隊が叶うことはなかった
自衛隊としてもそれなりに採用コストをかけた人間のひとりが俺であっただろうに未だに申し訳ない気持ちになるし、マジで自衛官防衛省職員には足を向けて寝られません
それに事情を知らない人たちからは口々にもったいないと言われたりもして、それは未だにそう思う
特に、大学の恩師に合格を伝えに行った際、たまたま居合わせた警備員のおっちゃんが実は元将官か何かで退役した後の再就職だった(先生曰く「星がいっぱいついていた」)らしく、彼からはひときわもったいなさそうに言われた

一方で、あれから長い年月が経った今、こうして泡沫ブログの記事を書くことで思い出される人も多い
当時の合格者の仲間たちは、入隊後の目標を胸にやる気みなぎるやつもいれば、働き口がここしかないと嘆いてるやつもいた
あのあと皆無事任官しただろうか、どっかの駐屯地で今もがんばってるとうれしい
親身にサポートしてくれた多くの広報官については、俺は彼らをさぞがっかりさせてしまったことだろう
だが就職が冷え込んでた時期だったので、いわゆる併願先のひとつとして試験が比較的優しい公安系を選んだ人は多かったはず
先の警視庁勤務の友人も、元々市役所などの地方公務員志望だったところ先に警視庁に受かったため、ここでいいや的に奉職したと言ってた(いわゆる「でも巡査」というやつか)
なのでまあ、事情を彼らならわかってくれたはずと今も信じている
後は俺を面接練習でバキバキにしごいた後に俺からの合格の報告も聞かず転勤になり姿を消した担当官(舘ひろし似)のかっこよさ男らしさなど、あの頃のみんなは今何してるかな、という気持ちと共にいろいろ懐かしく思い出す

でも何よりも誰よりも、若くて必死だった当時の自分自身が
最も鮮明に思い描かれる
みんな見てるかい、俺は自衛官にはならなかったが
皆が守ってくれる平和のおかげでおっさんになった今、遅咲き就職の反動で浪費癖が抜けないしょうもないミリオタをしてるよ
89式かっこいいよね

 

ひるがえって
89式はそういう、もしかしたら丸坊主迷彩服になってモノホンをぶっ放してたかもしれないという、最後まで果たし得なかった当時の夢や目標を脳裏に思い起こさせてくれる
私にとってはタイムマシンみたいな銃です
銃自体のあれこれとは関係なく、買って本当によかったと思います

 

サバゲー戦史叢書その28(2024/08/31 AREA41)

サバゲーデビュー以来迷走を重ねに重ねた装備は結局「次世代MP5SD6」「グロック17 Gen5」の2挺に落ち着き、これら以外をゲームで使うこともほぼなくなりそう

 

これまでの銃の迷走について、かいつまんで記すと

M14のハンドリングの悪さが気になる→パトリHCの射程の短さが気になる→ドレスアップが映えるAKホワイトストームや木と鉄系はかっこよすぎて傷つけたくなくなる→VSRは玄人向けすぎてなかなかヒットがとれない→デルカスのセミロック病にストレス ときた結果MP5になった

グロックについてもほぼ同様の経緯で、ロマン派から実用主義に変わった結果だった
なので迷ったらこの二挺を選んどけば間違いないです

したがって、個人的な銃選びのポイントを総合すると

  • 定例会レベルのゲームで不足ない性能(射程、トリガーレスポンス、セミロックしづらさ)
  • 可搬性、ハンドリングのよさ(全長概ね60cmまで、1ゲーム多弾1本で収まること)
  • 光学サイトが載ること
  • 面倒なく使い潰せる信頼性

MP5については、多少重いのは筋トレとかでなんとかするよりほかにあるまい
ピストルについてはこのあたりに加え、ガスブロならグリッピングのよさと冷えへの強さが加わるかな

なお、MP5グロックもどちらも特段嫌いな機種ではないのだが、もっと高次元に上記要求を満たせるものがあれば躊躇なく買い換えると思う
ただしそれはいつになるやら

もちろん使わなくなった銃もその機種なりにいいところや楽しいところはあるし、カリカリのハイスペ銃にも興味(=誘惑)はあるのだが、それはUABきちんとやるかMP5がいよいよダメになったときに導入を検討すればいいやというのは(俺にしては珍しく)一貫している

 

そんな感じで、あとは遊ぶだけになったので
ブログ始めて以来ずっと変えてなかったタイトルの表記方法を変えてみた
そのため戦史叢書その1~その27まではありません
ありませんがデビュー以来、思い出せる範囲で過去参戦したのはこんな感じ

 1)2020/11/23 BATTLE(千葉県千葉市花見川区)※デビュー
 2)2021/01/11 東京サバゲパーク(千葉県印西市
 3)2021/04/24 東京サバゲパーク
 4)2021/06/07 BLKFOX(東京都福生市
 5)2021/11/20 東京サバゲパーク
 6)2022/01/29 BATTLE
 7)2022/02/12 東京サバゲパーク
 8)2022/02/23 BATTLE
 9)2022/04/16 SISTER(埼玉県さいたま市岩槻区)
10)2022/04/23 AREA41(神奈川県横浜市都筑区
11)2022/06/11 F2PLANT(栃木県栃木市
12)2022/07/30 東京サバゲパーク
13)2022/07/31 サバゲーパラダイス(千葉県山武市
14)2022/08/08 TENKOO(東京都八王子市)
15)2022/09/03 BATTLE
16)2022/12/24 つくばサバゲーランド(茨城県竜ヶ崎市)
17)2023/02/18 東京サバゲパーク
18)2023/05/03 SEALs(千葉県千葉市若葉区
19)2023/05/27 つくばサバゲーランド
20)2023/07/02 東京サバゲパーク
21)2023/07/08 つくばサバゲーランド
22)2023/07/30 BEAM(千葉県印西市
23)2023/11/05 BATTLE
24)2023/11/23 BATTLE
25)2024/03/10 東京サバゲパーク
26)2024/04/29 BATTLE
27)2024/07/06 つくばサバゲーランド

ブログ、SNS、フィールドスタッフ撮影の写真データ等から追えたのはこのくらい
取りこぼしや日付の間違いとかもあるかも
しかし最もサバゲーしてた2022年でも月一をわずかに切ってたんだな
それにデビュー直後から通ってるBATTLEサバパーの比率はやはり高い

 

前回のつくサバ(7/6)から2ヶ月ほど経ち、そこから装備について変えてみた部分は以下

  • サイドアームの変更(デザートイーグルグロック+マイクロプロサイト)
  • ファーストラインにダンプポーチとランヤード追加、ホルスターをCQCに変更
  • メインアームのマガジンを200連1本にし、クリップ留めの予備マグをオミット
  • キャリポスの嵩上げ
  • メインアームの純正サプをKMのフェザーウエイト30*65mmに変更
  • ガンバッグ変更(ガンポーター→TMC The Black Ships SMGバッグ)

つくサバ参戦時にワンポイントスリングを導入したので、メインアームとサイドアームのスイッチングを試したい気持ちはずっとあった
あと引きこもってばかりだった夏にいっこくらい思い出が欲しくなったのもあったし、また運動サボって激太りしたのもある

 

そんなわけでフィールドを選ぶ段となったが
折からの台風10号の影響でアウトドアフィールドは軒並み臨時休業か、営業してても大雨でとてもゲームにならなさそうだった
さらに、この天候を予見してかはたまた偶然か、近場のインドアフィールドはどこも貸切で埋まってた

飛び込みで入れそうだったのは

  • ブレイブポイント
  • BLKFOX
  • AREA41

あたりだったが、ブレイブポイントは歌舞伎町という場所柄が田舎者には怖かったのと(しょうもない理由)、台場は貸切が入ってる都合上19時からのスタートで時間的にあまり楽しめなさそうだった
BLKFOXはシンプルに遠い
なのでここも遠いちゃ遠いのだがBLKFOXよりは近く、かつて行ったこともあって馴染みのあるAREA41にした

かのお店の営業スタンスに思うことがないわけではないが、商業施設内なのでアメニティの充実ぶりはサバゲーフィールドのレベルを超えて最高といえ(なんと同じ建物内に銭湯まである)、この時期特に気をつけたい水分補給も無料のドリンクバーでいくらでもでき、有料だが駐車場も完備
ここでいいかとなった

お店の入口には、売ったことを後悔したバリオスペースのサンプルが飾ってあった
店員さんに聞いてみたところ、41PXの全店でもう在庫がないらしく
やはり俺のようにモノリスではデカすぎるというユーザーにウケているというか棲み分けがなされているらしい
Black Shipsのバッグがかなりいいので今後買うかはわからなくなってしまったが、でもすごくいいよね

ここは1回5分程度のセミ限フラッグ戦をガン回すスタイルで、4戦ごとに10分の休憩が入る
インドアなので弾は0.20g、フィールドが用意した弾をこめて初速計測する
ラストゲームでは特殊ルールとして「盾が使える」「チームで一挺だけフルオートOK」のどちらかを多数決で決めるのが追加された(今回は盾でした)
俺はくたびれちったので早々に帰っちゃったが、面白い試みだと思う

 

ファーストラインにトレーサーをつけたグロックを挿し、スリングでMP5を吊ってフィールドイン
バリケに接近したらMP5から手を離し、CQCホルスターからグロックを抜く
で射線が開いたらホルスターにグロック挿し、またMP5
完璧だった、最高だった……
まあヒットには繋がらなかったのだが……

なんというかサバゲー浦島太郎状態というか、マーカー忘れて取りに戻ったり
MP5撃とうとしてセーフティに入ってたりとか、勘を取り戻すのに少しかかった
だが、今日はクリーンなゲーマーが多くいろいろ助けられた
出会い頭で相討ちになりそうなシチュエーションで、「あっヒットで!」「じゃあお互いヒットってことで!」みたいなやりとりもできた
それに接敵距離が近いので、おそらく無自覚ゾンビはなし
というか側面から脇腹と背中の境目あたりに猛烈なる痛恨の一撃を食らって悶絶した
俺のミートテックでもどうにもならなかった、まだまだ太りが足りないか……
だが自分でも進歩したなーと思ったのが、その状況でもヒットコールができたこと
今までは激痛走るとそこまで考える余裕がなかったんだよな

 

それに、AREA41に来たらやりたいことが実はあった
それはずっと気になってた、G&GのSSG-1をレンタルすることだった

www.guay2.com

ちなみにレンタル代はタダなのが凄い
ふつうのフィールドなら多分2000円くらいは取るだろう
これは純然たる企業努力といえよう

SSG-1は、カラーリングとモーターの違いでいくつかバリエがあるようだが
それよりも、弾を撃ち出すそのことに割り切ったデザインにずっと惹かれていた
俺が触ってるところを見た他のゲーマーからも「なんですかその銃!?」と驚きをもって聞かれたりもした、どうせ架空銃なんだからそのくらい割り切ってほしいとずっと思ってた
UABをガチるつもりなんぞないが、かなり機能的に見えた

 

SSG-1をゲームもほっぽりだしてレンジにこもりひたすら撃ってたが、正直かなりいい銃だった
まずは2kg程度の重量なので取り回しは抜群
オフセットできるストックはパララックスが極小になり、サイト類がなくても目線通り弾が飛んでいき、20m先の的にも当てられた(ただこのオフセットストックはどうしても視界に影ができるため、UAB上級者はあえて選ばずストレートにすることもあるそう)
トリガーのプルも軽く、キレというかレスポンスも十分にある
残弾が一目瞭然なシースルーマガジンはダブルカラムになっており、100発と容量も十分
ストックを抜きストックパイプを限界まで折れば、60*30cmのガンバッグにも余裕で入る
MP5の唯一最大の欠点が3kgオーバーのその重さにあったので、この軽くて使いやすいところはかなり惹かれてしまった

だが、レンタル品ゆえホップパッキンが磨り減ってたらしく、ホップはどれだけかけても一定量以上は効かず、25mあたりで弾道がドロップしてた
もっとも、薄暗いのと弾が0.20g限定で速いのでトレーサーで曳光弾を撃たないと目で追えなかったのだが、これでもうちょい飛距離が稼げれば野戦に持ち込むのも全然ありだし、サイドアーム封印してこれ一挺でいいじゃんかとすらなるだろうと思った

なお、その後MP5に持ち替えてレンジで撃ったところ
30mくらい先のCD大の的にサイトどおり当たるその高性能に改めて度肝を抜かれた
だからSSG-1いくのはとりあえず考えないことにした
リポの危険性や資金のなさもあったが、MP5でやれることはまだまだあるはずだと強く思わされたからであった
我ながら大きな進歩である

 

その後改めてゲームしたところ、SSG-1は小ささとオフセットストックのほか、あの中指でもかけられる長いトリガーもありCQB風の極限まで薄い構えがやりやすく(デブゆえ限界はあったが)、バリケからちょっとだけ顔を出して正面切った相手をヒットとることもできた
またMP5も同様なトリガーレスポンスのよさから、正面の相手を撃ち制すまではいかずとも相討ちに持ち込むことはできた
それにMP5、狭所に入り込んだらそもそもストックを縮めればよいことに気づき、これまでずっとこだわっていたサイドアーム不要論を補強する結果ともなった
サイドアームがいらなくなるならファーストライン、予備マグ、ガス缶も不要になるため装備のライトウエイト化という点ではかなりのプラスになる
やはり今ある銃でやるべきことはまだまだあるのだ
そのへんがわかっただけでも、今回は多大なる収穫であった

 


以下メモ

  • 実はランヤードはゲーム前に一度換えてた
    基本的に銃のランヤードリングに紐を縛り付けるのだが、ゆえにワンタッチバックルで銃と紐を切り離せるほうが絶対いいし、カールコードも短めのが安全面でもいい
  • 居住地の問題でしかないが車で高速2時間、下道3時間はけっこうきつい
    夜のゲームなので疲労に加え睡魔がきつかった
  • AREA41は俺の知る限り最も飯に困らないフィールドであるしサバゲーで痩せられるわけないのだ

    俺昆布水つけ麺好きなんだよな……(写真は同じ建物内のくら寿司で食べたやつ)