これまでのサバゲーを総括した

はじめに、関係ない人には関係ないのですが
いわゆる依存症の治療は依存対象を遠ざける以外にないというのを以前、有名な精神科医の林先生のHPで見たことがありました

ですがこれには続きがあり、そもそも依存症って糖尿病なんかといっしょで完治しないのだそうです
なぜなら依存症というのは脳みその回路が変質してしまった状態だからであり
したがって、「依存症を治す=依存的行動を辞め続ける」ということになるみたいです(それはたぶん一生涯に渡ることでしょう)

例えば糖尿病のような慢性疾患になったとしても、適切な治療と節制を続けていれば社会に参画することが可能なように、依存的行動も適切に辞め続ければ問題が顕在化しないようだとも、あるHPでは謳ってました

 

ひるがえって私の場合、サバゲーに買い物依存的な部分を見出していたことは疑いようがなく
通販サイトからの発送通知が来なかったり配送屋さんがピンポン押さなかったり、郵便受けやAmazonの受け取りスポットに荷物がないとそわそわするような生活を最近まで送っていました

そのへんを遠ざけてくれたのが、私の場合はマルイの次世代MP5グロックGen5(お手軽最強セット)で
いずれもツールとしての不満は全くなく、基本この2挺さえあればほぼすべてのサバゲーに応用できるのではないかと思ってます
もしその埒外であるサバゲーが存在するとしたら、それは工夫で何とかすべきものであるか、あるいはそもそも私が参加するものではないということでしょう

そんな感じで、(あくまで今のところは)欲しい銃が出てきたとしても「どっちかで応用できるしな……」みたいに軍拡欲を思いとどまらせてくれてます

 

今は、新しい銃を手にして垣間見られし世界みたいな経験を、どちらかといえばフィールド側に見出したいと考えており
そっちのほうが旅行やツーリングも兼ねることができていいんじゃないかな、などと思ってます
まあ貧乏暇なしなのでどこまで実行に移すかは未知数なものの、それに先立ち
この遊びを4年近くやってきた総括的な記事を書きたいと思いました

たぶんですがこれからサバゲーしたいという関東圏在住の方がもしいれば、この記事にあるとおりに装備を揃えフィールドを選ぶのが
サバゲーを楽しむ上での近道になろうかと思ってます(たぶんなので保証はしませんけど)

 


【メインアームについて】

まずはレンタル装備一式借りて遊んでみるのを強くおすすめする
元々ミリオタ・ガンマニアな部分がある人でなければ、急いで銃を買う必要はないかな

おすすめの銃はいろいろあるけど(G3SASHCとか安くて初心者向けでいいと思うし、ハイサイクルでバラ撒く快感は一度味わっといてもいいだろう)、中でも薦めたいのは上述のとおり次世代MP5
余計なことをしなくても、これに多弾マグとベクオプがあれば後はもう何も要らない
回り道のいらない銃なので、金銭的余裕があれば初心者だからと尻込みせずいきなりいっちゃってもいいと思う
やや重量が重めでCQBでは不利かもというデメリット(それでもガンガン使ってる人はいっぱいいるけど)はあれど、気に入ってる部分は

  • 良く飛び良く当たる
  • コンパクトでフィールド内外でハンドリングが楽
  • 電子制御でセミロック皆無
  • メタルパーツ多用で質感がすごい
  • 地味に便利なマガジンクリップ
  • 箱出し最高峰の銃ゆえ買い換え欲求が起こらない

あたり

これにくっつけたOP類は

  • エチゴヤ 1600mAh 8.4V ミニバッテリー
    純正ミニSよりもやや電池の持ちがよい
    ちなみに高価なリポバッテリーなんかにしなくても全然楽しめます
  • 純正多弾マガジン
  • 純正マガジンクリップ
    多弾の弾が切れたらノマグに移行
  • WII TECH マウントレール
    やや高価だがスロット数が多く取付もしっかりしており、回り道がいらない
  • ベクターオプティクス キャリポス1×30
    もはや旧めの製品だが像きれい、接眼面もレティクルもでかくて見易い、電池交換簡単
    サバゲーレベルの接敵距離なら等倍でもOK
  • ブランド不明 QDアタッチメント 5スロット
    キャリポスのハイマウント化に使用、首を傾けることなくサイティングができる
  • ブランド不明 ワンポイントスリング
    マグプルMS3のレプリカ、平型のスイベルで銃が暴れにくいと思う

ふつうにサバゲーするなら、これだけあれば銃自体フルノーマルでも全く不満なし
これ以上のスペックを求めるのはガチ競技系くらいのものだろう

 

 

【サイドアームについて】

次世代MP5さえあれば基本的に全てOKなのだが、あえて求めるならやはりマルイのグロックGen5
マズルアクセサリの取付に社外OPが必要なのが難点ではあるが、

  • マルイ製品らしく良く当たる
  • オールシーズン使える動作確実性
  • マイクロプロサイトが無加工で装着可
  • ホップ調整にテイクダウンが不要
  • ランヤードリングやマグウェルがついてるなど地味に便利な構造

あたりがよい
俺はこれにマイクロプロサイトのほか、DCI Gunsのハイサイトとマズルねじ切りつきメタルアウターバレルをつけてる
ただCQB向けのOPであるトレーサーやフラッシュライトはなくても全然楽しめるので、とりあえず本体と予備マグ2本あればよい

ちなみに一番の難点は今もって品薄が解消されずそもそも入手困難なことだが、マルイ製品らしくいずれ流通は安定するはず
なのでそれ以外だと、ハイキャパDORとかもマイクロプロサイトがサクッと載るし社外パーツ多いしでいいんじゃないかな
その他のピストル類で印象に残ってるのは、同じくマルイの固定ガスソーコム
めっちゃ静かでアンブッシュ時や屋内ライトダウン戦では滅法強い……が、引き金がバカ重く結局ガク引きになり、凄い初速の割には当てられないことも多かったのでお座敷行きになった

 

 

【ファーストラインについて】

多弾1本装備したメインアームさえあれば、これも不要なものではある
だがサイドアームまで駆使して戦うならメインアームのスリングのほか、これも自ずと用意することとなる

俺の場合、本体のベルトはMOLLEウェビングのないただのコブラバックルのベルトにしてて
これは可搬性向上を狙ったほか、そもそも俺の体型(デブ)だとMOLLEまでなくてもある程度ポーチ類が固定されて不満がなかったことによる
特に痩せてる人は、ポーチ類のズレ防止のためにもふつうにMOLLE留めしたほうがいいと思う
着けてるものは、利き腕側から順に

  • CQCホルスター
    どうせピストル使うなら即座に抜けることが重要
  • ピストルランヤード
    屋外フィールドでピストルを丸ごと落とす事例はけっこうあります、特にCQCホルスターを使ってる場合
  • メディックポーチ
    貴重品入れに使用
  • ダンプポーチ
    空マグ以外にも、色々なものを仮に入れとくのに便利
    俺はピストルを運搬する際のソフトケース代わりにもしてる
  • 2連ピストルマガジンポーチ
    セミ限定戦なら予備マグは2本で十分
    リロードスピード重視のオープンタイプにするか、紛失防止重視の蓋つきにするかはその人の好みだが、俺はマガジン落とし壊したりするのが嫌な貧乏性なので後者

ゼンマイカリカリ・弾のジャラジャラ音が嫌なノマグ派の人は、ダンプポーチとピストルマグポの間に
同じく2連くらいの長モノ用マグポもあるといいでしょう

 

 

【防具類について】

汚れてもいい衣類と運動靴があれば基本OK
人によってはニーパッドを薦めることもあるが、俺はものぐさミニマル主義なので使わない

BDUなどのウエア類は、俺自身あんまり界隈で目立ちたくなく(こんなブログ書いといて何言ってるんだという話だが、そもそもここは自意識を吐き出すチラシの裏)、脱ぎ着やコーディネートがめんどくさくて嫌いなのと、あとは好みが千差万別なのでここでは触れない(というかサバゲーウエアで出せる個性なんてたかが知れてるような気がしないでもない、どうせ軍装系UAB系ネタ系のどれかなんでしょうと。まあいいけど)

確実に必要なアイウエア類については、俺は一貫してマルイのプロゴーグル

www.tokyo-marui.co.jp

どこでも売ってて比較的安価、電動ファンでほぼ曇らない、目から歯にかけて隙間なく守れるアイテムでまさに決定版
難点は安全性とトレードオフな可搬性の悪さ(それにUAB巧い人はあのデカ厚いところを狙ってくる)と、エラが張ったように見えてダサいことくらいだろうが
これら比類なきメリットの前ではいずれも些細なこと

グローブはメカニクスのファストフィットがめんどくさくなくて好きで愛用してる

www.mechanix.com

手首ベルクロのバリバリが気にならなければ、同社のM-PACTあたりもおすすめ

ゴーグル以外の頭の防具は基本的にいらないが、俺はデビューしたての頃は原チャのヘルメット被ってやってた
耳も当たると地味に痛いところ、耳当てがあるやつだとそこも守れていいんだよね
まあお好みで

 

 

【ガンバッグについて】

SPARKのガンポーターを愛用してる

airsoft97.com

70cmくらいまでの銃ならこれでOK
コンパクトさと大容量を両立したバッグで、車以外の移動手段を取る際にもすげー役立つ
生地がへろへろで銃の保護に不安が残るのと、MOLLEウェビングがなく拡張性重視なユーザーにとっては微妙なのがが難点か

あと、個人的にガンバッグといえば41PXのそれはどれもいいと思う
定番のモノリスはありえないくらいモノがしまえるうえクッションもしっかりしてるし、コンパクトな次世代MP5を手にした今は
ガンポーターよりさらに短いバリオスペースを買い戻したいと思ってる(売り切ってずいぶん経つらしく今は入手困難、お譲り頂ける方を随時募集中です)

 

一般に初心者のサバゲーイニシャルコストは5万円程度とされるが、ここに例示した装備類をすべて揃えるとなると
多分15~16万円くらい必要になると思う
それでもトレポン一挺買うよりも全然安いし、下手に回り道をすると100万とかあっという間に溶けるので
この金額で不満ない性能が手に入るなら俺は全然安上がりだと思う

 

 

【フィールドについて】

フィールド自体のおもしろさ、アメニティの良さ、アクセスの良さが基本的な評価軸になってくる
そのへん勘案し、これまで遊んだ中で印象的だったのは以下

  • BATTLE

    www.battle-airsoft.com

    俺のデビューフィールド

    千葉北インターからすぐでアクセスは良好、送迎もあり
    更衣室、水洗シャワートイレ、消耗品の売店などのアメニティも充実してるほか、セーフティエリアが駐車場直結なのが便利
    従業員さんも感じのいい人が多い
    ケータリングは来たり来なかったりなので昼食はあらかじめ注文しておくか、持参が確実
    たぶん国内でも有数のフルオート偏重なフィールドで、戦争ごっこらしい爽快感はかなりのものだと思う
    フィールドの構造上ワンサイドゲームになりがちだったり、やや単調な印象はあるかも

  • つくばサバゲーランド

    tsukusaba.com

    設備については基本的な部分のほか、充実したケータリングやフィールド併設のガンショップなど、アメニティ面では文句のつけようがない
    最近は送迎も始めたり、酷暑に大変嬉しい冷房室も設けたりと発展に余念がない
    フィールドも定期的に構造が変わり、どんな銃を持っていっても飽きずに楽しめると思う
    2024年の7月頃に行った際は、まだまだ野戦重視な感じではあったかな
    とはいえ今トップクラスに勢いのあるフィールドなのは間違いなく、周年イベントの予約が秒で埋まるところからもそれがうかがい知れる
    俺も茨城県民だったらな……とちょっとだけ羨ましくなる

  • 東京サバゲパーク

    tokyosabagepark.jp

    通称サバパー
    複合的な要素がわりあいコンパクトにまとまったフィールドレイアウトは野戦もCQBもできて、つくサバ同様どんな銃でも活躍できるだろう
    個人的にはデッドウォーク(ヒット者の退場通路)の構造が秀逸だと思う
    アメニティも良好かつキッチンカー併設で食事に困らないのも地味に嬉しい
    すでに知られているとおり運営に係るゴタゴタがあったようで、そのへんが安定してくればまた評価が変わってくるはず

  • SISTER

    sister-bf.com

    初心者でもヒットを量産できるという意味ではかなり楽しいフィールド
    あの迷路状の構造は本当におもしろいように裏が取れるし、それこそエアコキハンドガンでも戦える
    ここの名物であるメディック戦は長く遊べて、これがまた楽しい
    ただアメニティ面はお世辞にもいいとはいえず、またCQB系共通だが接敵距離が近く、たまにすげー痛いヒットを喰らうことがあるのでそのあたりは覚悟しといてください

  • BLKFOX

    blkfox.jp

    CQB系の技術を鍛えるにはこれ以上ない場所
    当然ながら巧い人が多く最初はバチボコにやられるだろうが、それゆえ腕を磨くにはかなり役立つ
    サバゲーやってるならここの講習は一度は行っとくといい
    JR福生駅のすぐ近くなのでアクセスもめちゃくちゃいい
    なお、注意としてBB弾の重量上限が0.20gまでになってる
    弾はマルイの0.25gバイオ1種類で基本的にいいのだが、特に屋内系はこうした重量上限のほか、0.98J未満のより厳しい初速上限なども設けてるところがあるので気をつけること
    (参考)

    airsoftnuma.com

なお、どんなフィールドでも害悪なゲーマーに遭遇することはありえて最早これは確率論でしかないので、そういう奴に何かされてもスルーするか運営にチクっとけばいい(軍装勢みたいな似たような装備の奴に害悪行為されると個人特定が難しいけど、そのへんは気にするだけ無駄)
個人的には運営への通報も大した意味がないと思ってるけど、それがこの業界の限界なんでしょう
所詮は戦争ごっこの延長なのであんまりムキにならずに

 

 

【ロマン武器などについて】

ロマン武器=楽しいが使うのにはひと工夫要る武器 と本項では定義します(ちょっとざっくりしすぎか)

次世代MP5グロックGen5のお手軽最強セットに行き着くまでに、まあいろいろ寄り道はした
ちなみに上記のどちらも本来的に好きな銃というわけではなく、個人的に(サバゲーツールではなく)銃そのものとして好きなのはM14、AK、ガバあたり
そのへんももちろん持ってて、もっぱら今はお座敷コレクションとしてたまに眺めて触ったりして楽しんでます
ロマン武器のサバゲー運用は当たり前だがそれなりに覚悟がいるし、以下は要するにカッコよかったり楽しかったりするが、決しておすすめはしない武器になる
印象的だったロマン武器は以下

  • 東京マルイ M14
    俺が最初に買った銃(ソーコムのほう)
    スタンダード電動ながら性能は文句のつけようがなく、多弾マグの容量も多い
    重さについては、ぶっちゃけ慣れる
    だが長大かつ首を傾けて覗き込むサイティングが必須でとにかく扱いづらいのと、弱点とされるタペットプレートが折れて撃てなくなることが一度あった
    この銃(というより全長90cm〜1mオーバーの長モノ全般)に関して言えば、使いたいならスリングとサイドアームはあったほうがいい
    戦える場所が増えるので
  • AK系
    東側諸国を代表する銃であり、サバゲー界でもAR系に次ぐ人気であり熱狂的ファンも多い
    パッケージングもストック・グリップ別体型の比較的モダンなもので、取り回しもさほど苦ではないだろう……サイト類を除いては
    トップレールという概念が生まれる前の銃なので光学サイト類を載せるにはどうしても工夫が要り、かつアイアンサイトも他のライフル類と違って接眼部が遠いので慣れが必要
    だがそれは後付けのパーツである程度なんとかなる部分
    何より木と鉄の味わいを楽しみたい人は、まずAKを取ることになると思う
  • ガバメント系
    ハイキャパではなく、ミリガバなどに代表されるシングルカラムのガバのほう
    基本的にそのままでは拡張性がない
    そのあたりを補い、かつサイトピクチャも改善されたM45や各種ウォーリア系でさえ
    マガジンの冷えやすさからくる動作のタレやすさからは逃れられない
    またオーナーしかわからない欠点として、CQCホルスターと相性が悪い
    短いトリガーガードと突出したマガジンキャッチボタンにより、ホルスター内で銃が振れた際にボタンが押されやすくマガジンがよくすっぽ抜ける
    ただし最もポピュラーな拳銃といえるのでアフターパーツは豊富であり、遊びの幅は広いモデルといえる
    ガバ沼でちゃぷちゃぷするのもけっこういいもんですよ
  • 電動ハンドガ
    オールシーズン安定して使えるがノーマルではとにかくトリガーレスポンスが悪くストレスが溜まる
    初心者の頃、あのウィ・パン、ウィ・パン、ウィ・パ・パ・パ・パ……に耐えられず速攻売った
    UAB系上級者が使用してる例もあるそうだが、個人的に触った限りでは運用にはレスポンスアップ系カスタムが必須、かつそれを短期間で使い潰す覚悟が要ると思った
  • VSRなどのボルトアクションライフル
    ストイックな気分が味わえるしトリガーレスポンスはエアコキゆえに最高
    しかし上級者以外がヒットを量産するのは極めて困難で、少ないロックタイムで撃ちすかさず隠れるCQB的技術が必須
    楽しいのは間違いないもののメインアームとしての運用は大変厳しい
    M14同様、サイドアームとの併用をおすすめする銃
  • モスカートランチャー
    使うにはメインアームにくっつけたほうがよく、また管理が地味に面倒
    使う際はまず相討ち覚悟になる
    跳弾ヒット有効のインドアでは最強の武器といえるが、俺は暴発の恐怖と戦いながら運用するのがストレスになりやめた
  • 二丁拳銃
    これこそまさにサバゲーロマンの究極!
    気分は正に銀幕の中のトムクルーズ! キアヌリーブス! ミラジョヴォヴィッチ!
    そう気分だけは……
    実際はサイティングが困難極まりなく、まあ当たらない
    両腕をまっすぐ水平にして構えるだけでは、弾は相手の体側をかすめてくのみ
    片方のピストルを90度横倒しにしたT字サイティングなどもあるがこれ横にホップかかっちゃうだろうにどうすんでしょうね
    利点といえばセミ限定戦で厚く弾幕が張れて牽制できることくらい(ゆえに上級者はそもそも相手の二丁拳銃を脅威としない)だが、まあなんといっても
    ものすごくかっこいい
    やりたいのであればマガジンが共用できることは必須で、かつ上述のとおり構えに工夫が必要

 


サバゲーを遊ぶうえで一番大事だと思うこと】

よく寝ることだと思います
(ルール・マナー・レギュレーションの遵守は当たり前の前提なので挙げても意味ない)

これはフィジカル面に限った話ではなく、それよりもむしろメンタル面での話
サバゲーは対人競技かつ野蛮な面のあることは否めず、たまにだがすげー嫌な奴にあたることもあった
また端書きのとおり軍拡欲求の制御が本当に困難で、このへんが悪化して物欲に苛まれ、巨額を投じて一瞬の快楽を得た後に罪悪感が重くのしかかり、そういう部分を断ち切ろうと思い切った軍縮をして後悔し、そしてまた物欲からの罪悪感といったループから抜け出せずに
大げさでもなんでもなく寝れなくなることが何度もあった
それこそ日常生活が崩壊するレベルであった
満足のいく装備を回り道せず選ぶことを薦めるのも、このへんの経験がある
メンタルが安定すれば今ある装備のいいところをいろいろ見出せるし、欠点があったとしても我慢や受容ができたり最短効率でそれを補う発想なんかもできたりすると思う
遊びで心を病んでは本末転倒です
あくまでサバゲーは人生のスパイス程度にほどほどに楽しみましょう

 

 


こんな感じで
いろいろあったがサバゲー、楽しい遊びだったことは間違いないですね

マルイのグロック17 Gen5を手に入れた

先日、お手軽最強セットに手を出すと決めたものの
次世代MP5は手に入ったが、グロックGen5は折からの品薄が解消されておらず無理だった

youbloomasyou.hateblo.jp

定かではないがここまで2次ロットが出ないのはファーストロットの不良対策(よく聞かれるのがスライド成形時にできたヒケの多さと作動時の破損だが、後者についてはメーカーが想定してないだろうCO2駆動より生じた事例が散見されそりゃ壊れるだろうと思った、トイガンに限らず性能向上カスタムは得てして機器寿命とトレードオフになるものです)に時間を要しているためだとも、競合他社もまたGen5出してきたからだとも言われているようだ

 

なので元々好きな銃であるガバでいくことにした

youbloomasyou.hateblo.jp

が、新調したCQCホルスターに突っ込むとマガジンがすっぽ抜けることが判明
多分だがガバはトリガーガードが小さいうえマガジンキャッチボタンも突出していることによるもの
これによりホルスターの内壁に当たりやすく、マガジンがリリースされてしまう

 

そんなこともあり、Gen5への憧れは募るばかりだった
とはいえ冒頭のとおり、なにぶん品薄ゆえそもそもモノがなく、あってもバカバカしくなるくらいの高値だった
具体的に言うと近所の中古品店で並んでたのが3万(確認できた中では最安値)、オクやフリマサイトだと4万5万もザラな状況

やはり愚かさに目を瞑りつつ3万のそれをいくしかないのか……などと悩みながらSNSを眺めてると、中古で個人売買の買主を募っている方がいた
本体とパッケージのほか、予備マグ2本とハイサイト(ドットサイトをつけた後もその機能が死なないよう、背が高くなったアイアンサイト)もついてて
価格も中古品として至極適正といえた
あれ、これにDCI Gunsのねじ付きアウターバレルつければ完璧じゃ……? となり
面識のない方だったのでおそるおそる購入を打診したところ、実に快く応じていただいた
やはりサバゲーの神様はいるのかもしれない……そんな気分になった

 

そうと決まれば、いつかAR盆栽やるためにとっとこうかと悩んでたデルカスは思い切って売却して種銭を作り
Gen5オーナーとなることにした
しょうもなく残ってたその他の軍拡欲求も、このことでいろいろ鎮まったというか吹っ切れたと思う
これでもう軍拡はやんなくていいなとなり(いつものフラグ)、もし今後ほんとにAR盆栽やりたくなったらガスブロのMWSあたりをお金貯めていこうと思った
今月はもやしとかだけ食べて生きていこうという覚悟と共に……

 

そんなわけで到着

 

実射インプレについては各方面でよく当たると言われているので省略(は?)
例によって、俺が触ってみて気づいた点を中心に書いてく

  • ポリマーフレームの銃なので質感をどうこう語るものでもないのだが、炭素繊維配合のスライドはやや色が明るく本物の金属(いわゆるガンメタル)っぽい
    それはバレルについても同様
  • 1.4kg程度あり各所で重い重いと言われてるトリガープルについては、個人的には全然そんなことはなかった
    これならダブルアクションの拳銃のほうがよっぽど重いし、なんならおそらくトイガン最重量級的に重いうえ引きしろもデカくて苦行だった固定ガスソーコムと比べると、Gen5のそれは重さなんてないようなもの
    連射も全然いけると思います
  • マガジンキャッチは大型かつプッシュの抵抗感もそこそこあり、これは誤作動を抑えてくれるのでいい
    トリガーガードがガバよりも長いので、新規導入したCQCホルスターに突っ込んでもマガジンのすっぽ抜けがなくなり精神衛生上かなり良い
  • マグウェルを兼ねたフレームにはランヤードリングもついてるのが地味に嬉しいポイント
    ガバだとマグウェル着けるのにも社外パーツが要るし、それに大抵ランヤードリングはマグウェルにはついてないので
    特にCQCホルスター使ってると、なんかの拍子に銃がまるごとすっぽ抜けてフィールド内に置き去りになったりするので(それを何度か拾ったことあります)ランヤードが着けれると安心
  • アンビセフティや左右入れ替え可能なマガジンキャッチなどは、右利きゆえあんまり恩恵を受けるものでもないのだが
    あれば便利なのは間違いないし、道具としてのポテンシャルが高い
  • コッキングされると前進するトリガー(コッキングインジケータ)は、通常のダブルアクションの銃に慣れた立場からすると正直奇異に映る
    ただ出っ張る=確認しやすい という意味なのだろう
    デコッキング時には隠れてるトリガー付け根を赤色とかでマーキングするのもいいかも
  • 気になってたグリッピングは、ダブルカラムながら9mmオートのそれなので存外にスリムだった
    シグP226ほどではないにせよ掌にフィットする感じはある(というかP226のグリップが気持ち悪いくらい吸い付く)
  • 付属のバックストラップはグリップにそのまま嵌め込んで握り心地を変えるものなのだが、当然着けて細くなることはないので個人的には要らない
  • ホップ調整にテイクダウン不要なのは凄い……のだが、排莢口のところにあるダイヤルは小さく正直回しづらい
    グローブしてると無理だし深爪の人はきついかも

 

こんな感じでいろいろ利点はあるのだが、やはり一番はそのブローバック動作
ガスブロはこれまでいろいろ触ってきたが、はっきり言ってその中でも最強格のえげつないリコイルがきた
分銅のようにギュッと集中した質量がデトニクス並にものすごく俊敏に動く感覚があり、手首の骨にズンズン響くような強烈なリコイルだった
重量感でいえばデザートイーグルのほうが上なのだが、あれはやはりマスが分散されてるためか大味ではあった
その点Gen5はバキッッバキンッッみたいな、はっきり言って破損が心配になるレベルの物理的衝撃をその掌に受けた
そして各所で言われる動作安定性も凄く、ガス切れによる最後の1〜2発以外は普通に撃ち切れる
撃ち切り前となるとさすがにブローバックスピードがややタレてくるが、それでも従来ガスブロと同じかやや遅いくらいで全然安定してる
マガジン冷え冷えでも普通に動くのは、さながらガスブロのパラダイムシフトを目の当たりにしているようで
凄い以外の言葉が出てこなかった
マジでフロン系の新たなベンチマークを作った銃だと思います

 

そして
もちろんDCIのメタルアウターも買った
11mm正→14mm逆のレジューサも以前のM45からひっぺがしてとっといたので、これでトレーサーの装着もOK
マイクロプロサイトもポン付けできてフレームにレールもあるので、そのへん活かして速攻でアクセサリつけたのがこれ

 

ええやん
CQB系のフィールドも速攻行ける

 

 

 

そんな感じで
触って楽しいうえ、道具として優れた予感がバキバキするGen5を手に入れ
かくしてお手軽最強セットは完成を見たのだった
今回はそれなりに軍縮もしたのであんまりお金かかった感じはないが、まあまともに揃えると10万コースだろう

でも箱出しで楽しむならこれ以上ない組み合わせに思います
怠惰を目指し勤勉に行き着くなどと言うが、推定100万円以上を銃に費やしてはっきりしたのは
マルイの凄さと、世間でイチ推されてるものにはやはりそれなりの根拠があるということでした

 

実用インプレもそのうち公開できたらいいなと思ってます

 

ファーストラインをシンプル化した(最初の一挺を買った後の、次の装備について考えてみた)

弊ブログでは、サバゲー初心者の最初の一挺には
特にこだわりがなければG3SASのハイサイを推してる
だが実際にフィールドに行くと、他のゲーマーの重装備に圧倒されると思う
かつての俺自身がそうだった

 

もちろんサバゲーの装備は千差万別だし正解もないのだが
ここでは仮に、上記のG3や人気のAR・AK・MP5系あたり(つまりストック・グリップ別体の全長70~80cm程度までの銃)を最初の一挺に選んだ際に
次のステップでどういう装備を選んだらいいかについて考えてみた

俺は装備は極力シンプルでありたいというlazyな発想なので、その意味では初心者的な視点ではあると思う

 

まず写真下のファーストライン(原義は、戦闘=生存に最低限必要なものをベルトにまとめたもの)について
俺の利き腕が右であることを前提に、写真で見て左から右の順に考えてみる
たぶん左利きの人は順番逆にすればいけるだろう

 

  • ベルト本体
    俺の場合は荷を小さくしたいのと、後述するポーチ類はデブの特権である腹の肉圧で固定されればいいや的発想なので
    写真ではあえてふつうのコブラバックルのベルトのみにしてる(写真はSabstaの1000円ベルト)
    可能ならMOLLEウェビングのあるベルトにして固定するのがよいだろう
    後々プレキャリとかを買う予定が決まってるならウェビングが2段とかになってる腰椎コルセットみたいなベルトでもいいが
    今はベルクロ留め2重構造の細身のベルトもあるので、そっちでもいいと思う
    ただしカミースみたいな裾の極端に長いトップスでは2重構造のベルトだと使いづらい(インナーベルトをズボンのベルトループに通すため)と思うので避けたほうが無難
  • ピストル用マグポーチ
    1セット15分程度のセミオート限定戦では、予備マグ含めて3本あれば経験的には十分
    なのでマグポは2連のもので基本的にOK
    ゴムや内蔵プレートの弾力でマガジンを固定するオープントップタイプのならマグチェンジもやりやすい
    俺の場合サイドアームにガバと、将来的にはグロックを使いたいと思ってるので
    シングルカラム・ダブルカラムのどちらでも入れられるように、ベルクロ留めの蓋がついてるものにした
    なおメインアームがノマグ派の人は、同様の理由からライフル用の2連マグポをピストルマグポとダンプポーチの間につけるといいだろう
  • ダンプポーチ
    こんなんなくてもよくね? と正直思ってたが実はかなりの便利アイテムで、空のマガジンをポーチに戻すのって地味にめんどい
    これにガバッと突っ込めば、そのストレスから解放される
    弾の入ったマガジンと混ざって混乱することもないだろう
    それにダンプポーチに突っ込むものは何も空マガジンに限った話ではなく、例えばロード済だけどマグポに入りきらず、ゲーム開始前に装填する用のなんとなく宙ぶらりんなマガジンとか、外した後のグローブやマーカーとか、ガス缶やシューグラなどをシューティングレンジに持ち込むときに一時的に入れたりとか、職人の腰道具袋的にかなり応用が利く
    個人的にすげー便利だなと思った使い方は、ピストルをバッグに詰めてフィールドまで向かう際にソフトガンケース代わりにダンプポーチに入れとくやつ
    これは余分なケースの買い足しがいらないので助かっている
    サイズについては、俺は長モノは多弾派ゆえひとまずピストルマガジンさえ入ればよかったので比較的小さめのをチョイス
    長モノでノマグ派の人は多少ゆとりあるサイズがいいだろう
  • メディックポーチ
    俺の場合は貴重品入れに使用
    貴重品ロッカーのあるフィールドは限られるし、あったとしてもやはりその数もまた限られる
    サバゲーでは当たり所が悪いとふつうに出血することもあるし、もちろん本来の用途たる医療品入れにしてもOK
  • ピストルランヤード
    ピストル側にランヤードリングがあることが大前提だが(ミリガバやM9A1みたいな軍用銃のモデルならだいたいついてる)、あればたぶん便利
    実際、誰かが丸ごとフィールドに落としていったピストルを俺は何回か拾って届けてるので
  • CQCホルスター
    いわゆるボタン操作でロックが解除されるタイプのホルスター
    もちろんそもそもピストルなんぞなくてもサバゲーはできるが、CQBエリアみたいに長モノの取り回しのしづらい場所に入ったり、接近して相手を撃つときなどはあると便利だし
    なにより気分的にアガる面はあると思う
    これなら、ピストル使いたいときにベルクロやスナップ留めみたいな留め具を外すストレスから解放され、素早くドローできる
    なお欠点としては、どうしても銃に傷が付きやすい(そもそもサバゲーの現場に持ってってる時点で絶対傷は付くのだが)のと
    ガバ系みたいに側面の押しボタンが露出してるマガジンキャッチになってる銃は、抜き差しの際に誤って押してマガジンが抜けることがよくあるので注意
    なので、多少面倒でもその銃専用の設計になってるのを買うのが無難
    いわゆるユニバーサルタイプとかマルチホルスターと呼ばれる、大きさがある程度調整できるようなやつは言い換えればどの銃に対しても中途半端で、上述のマガジン抜けのほか、ロック不全で銃ごとすっぽ抜けたり、大きさ調整の利かない部分に銃の突端などがつっかえてそもそも入らないことなどがある

     

そのほか、写真上のように
長モノにくっつける最初のOPも考えた

  • スコープマウントレール
    AR系はこれが標準装備されてるものが多いが(サバゲー最主流の銃である理由のひとつ)、G3やMP5やAKみたいに実銃の基本設計が旧いモデルの場合は後付けが要る
    ふつうに遊ぶぶんには、後付けのものはドットサイトくらいしかないので
    最低限レールはこれだけあればOK
  • ドットサイト
    ゲーマーの視力にもよるが、サバゲーレベルの交戦距離ならズームのないドットサイトがひとつあればよい
    最初はAmazonの3000円くらいのドットサイトに防弾プレートを入れたものでいい
    マルイのマイクロドットサイトも割れづらく定番だが
    レティクルが本当にドット(点)しかないうえ接眼面も小さく、電池交換もしづらいので
    長モノに載せた際の扱いには慣れが要るかと思う
    写真のキャリポス1×30はプリズムサイトで像がきれい、でかいサークルドットで位置がわかりやすい、電池交換がしやすいといった利点があり
    製品としてやや時代遅れ感は否めないものの、買い増し・買い換えが不要なドットサイトのひとつの決定版といっていいでしょう
    もちろん社外OPの防弾板もフードに内蔵してる
  • ハイマウント
    視線と射線の落差(パララックス)が開くため、一見すると狙ったところに弾が当たらなくなりそうで意味のないパーツに思えるが
    こいつの真髄は、頭をぐりっとやって覗き込まなくてもよくなるところにある
    もちろんゼロインのやりなおしは必須だが、首を伸ばしたまま銃さえ構えれば即座にスナイピングができて体勢的にも楽なのが強い
    キャリポスの場合、ハイマウントがOP扱いかつあまり出回ってないのだが
    写真のようにQDアタッチメントなどで下駄を履かせてやればよい
  • ワンポイントスリング
    サイドアームを導入したところで、メインアームから手を離せなければ意味がない
    ワンポイントスリングなら、首から提げるようにして手放せるのでサイドアームへの切り替え時にも問題なし
    CQBテクのひとつである左右スイッチングも、異物があるぶん慣れが要るができる
    利き腕の肩からたすき掛けにして吊るのが正しい使い方のようだ
    欠点はM14みたいに長い銃や、AKMみたいにグリップ直上にスイベルがない銃だと2点式にせざるを得ず使えないところ
    初心者へ最初に薦める長モノについては後の軍拡も見越し、スリングスイベルの位置も重要になってくると思う
    G3SASなら銃が短く、スイベルの位置も問題なし
    (こんな当たり前のことだが、俺は最初の銃が長大かつ1点式スリングにもできないM14だったゆえに気づくのに3年かかった)
  • サプレッサー
    どちらかというとおしゃれアイテムとしての性質が強く、意味なんかないとされるアクセサリの筆頭だが
    銃口からの高音の破裂音は指向性が強いため、それを消すという意味では一定の効果がある
    個人的にその恩恵を一番感じたのはP90で、25mも離れれば本当に気づかれなくなる
    消音効果を狙うなら最低でも10cm以上のものを導入しよう
    なおシュート&リコイルを積んだ次世代(特に、共に金属製のエジェクションポートカバーとアッパーレシーバーが発砲の度にぶつかり合いバシャバシャいうAK系)にはあんまり意味がなかったりする
    するのだが、俺が写真の次世代MP5SD6を選んだのはそのCOOOLなルックスもさることながら
    最初からサプついてて買い足ししなくていいじゃん! という貧乏性も多少あったりする
    そして実際、音は多少静かではある

 

このへんにプロゴーグルとガンポーターとメカニクスのグローブでいっちょあがり

こんな感じで、ぶっちゃけどれも定番中の定番なオプションだが
そうであるのはそれなりに理由があったのである
回り道もそれなりに楽しいが、あえて定番を避けることもないんじゃないかな

 

 


と、ここまで書いておいて実にアレだが
実戦での使い心地は後日検証し追記します(えー)

名無しのガバ作ってみた

デトメント作ったときに余ったMEUのスライドがもったいなかったのと
ガバ党たる者、基本形といえる5インチのスタンダードなガバは1挺持っておきたくてミリガバの中古を漁ったもののどれも微妙に割高感があり
そのためオクで一番安かった適当なガバのフレームAssyを落札して、さながらフランケンシュタインみたいなガバを組んでみた
とりあえず弾を出すだけの雑すぎる銃だが、気兼ねなく使い倒せるのはいいかもしれない
色も真っ黒でグロックっぽいのでOK

 

誰一人興味ないだろうが、一応レシピは

  • MEUスライド
  • マークⅣフレーム
  • MEUスプリングハウジング(ランヤード付)
  • 社外グリップパネル(FMA
  • M45マガジン×3

デトメント・ガバニクス式の命名則に合わせれば、その名はMEUⅣといったところか
なのでニックネームはめうよんにします

 

ミリガバはM14とコンビでコレクションしときたい欲求もあるが、逆に言うとそれ以外の使途もなく
流通もド安定だしいつでも買えるだろう
それに次世代MP5の種銭を作るために、あれほど弄ったM45を手放したこと自体に後悔はないのだが
まあ端から見るとバカバカしいやり方ではある、ずっとM45でいけばよかったじゃんかと

とはいえ元々デルカスと合わせる実用品としてしか見ていなかったし、思い切って手放してすっきりはした
サバゲーのお金は、今は次世代MP5や5型グロックみたいな新しい何かに使っていきたいしね

 

最後に残った余剰パーツであるデトニクスのフレームは実用面ではアレなので、デトメントをデトニクス戻しして楽しむとき用に残しとく
もし今後デトメント作るなら、割り切ってオクで部品を全部揃えちゃうのでもいいかもしれない
少なくとも完品のガスブロ2挺よりは安上がりだろう

 

ちなみにめうよんのチャームポイントはここ
マークⅣのグリップセフティは押し込み確実化の突起がなく、ここにMEUの一直線なSPハウジングが合わさることで握りこんだ際にバックのラインがツライチになる
さながらトカレフのよう
さらにFMAのサムレストつきグリップパネルのおかげで握りやすさが向上
本体の切削加工等を伴わない、パーツの組み替えレベルならこれが一番握りやすい組み合わせに思えます

 

何ら特別感はなくともバキバキに使い倒せるガバで
グロック買えるまでしばらく楽しみます

 

お手軽最強セットに手を出してしまった

(たぶんだがいつも以上に文章がまとまってないかもです)

 

 

近年言われている、手軽にエアソフトガン最高峰の性能を味わえるといわれる組み合わせがあり
それはマルイの次世代MP5系+グロック17Gen5とされる
いやいやどこが手軽なんだよまともに揃えると10万以上すんじゃねーかとも思うのだが、やはり最高峰が「箱出しで」味わえるところにその真髄があるようだ

前者はスナイパーライフル並の精度を持ったトリガーレスポンスの鋭いサブマシンガン
後者はガスブロながら寒冷環境でも動く信頼性の高さが各所で言われており、プロサイトマウントが標準装備なのも嬉しい

ただどっちも個人的には好きな銃とは言いがたく、MP5はあの勾玉型セレクタが指に刺さるのと多弾も容量が少ない、グロックは握りが分厚そう、といった理由で
SNSなどで先人達が最短の道筋を示してくれていたにもかかわらず、そっちにはいかなかった

 

そういう趣味嗜好バリバリな背景もあった一方、矛盾しているようだが現在使っているデルカスとM45は趣味性を排して(趣味でやってることなのに何言ってるんだと我ながら思うが)道具として使うため
各々のメリットを他の銃と比較衡量して選んだが、使ってるうちにこれは道具としてどうなんだろうかというところが見えてきた

 

デルカス:とにかくセミロックになりやすくストレスを感じる場面が多い

M45:予想はしていたがすぐ冷えて弾道や動作がタレてくる、パーツの後付けが困難

 

特にデルカスのセミロック病は、メインアームにしているがゆえに買ってからずっと気になってた
聞けばこれは次世代M4系特有の持病らしく、端子の接点が多いことによるものだそう
社外電トリ(できればシュート&リコイルのオミットも)という手も考えもしたが、やはり個人的にはカスタム不要な水準のノーマルでガシガシ使い倒して具合悪くなったらメーカーぶん投げ、というのがめんどくさくなくていいかなと思ってた
そういうめんどさの例でいえば、SNSのフォロワーさんの中にはカスタムガンの故障とあの某大手小売店の倒産が重なりメンテ難民になってしまった方もいて、大変そうだなと彼の動静を見ていた

なので、マジでパトリオットプラスあたりに買い換えちゃおうかとずっと考えていた
あちらのほうが軽くて何よりコンパクトでフィールド内外で抜群のハンドリング、かつサイクルやレスポンスも明らかに良い
それに、M45もそれなりに金かけてパーツの後付けをしまくったものの後述のとおりいまいち感があり、なおかつ気化スペースが小さいためか動作がやや緩慢なのも気になった


その後いろいろなインプレッションを見ているうちに、まず惹かれたのがグロックGen5の動作安定性だった
なんと北海道の気温0度の屋外でも動くのだという

www.youtube.com

それにガバにマイクロドットサイトを載せると明らかに位置が高く、構えた際に即座に光点が発見しづらいのもわかった
Gen5はサイト搭載を前提としており、パララックスも最小限に抑えられる構造のようだ
マズルアクセサリのつけられなさも、DCI Gunsとかが対策品を出してくれてた

dciguns.cart.fc2.com

ダブルカラムはどうしても握りづらそうなイメージがあったのだが、こないだP226を買い
実銃で9mm口径のモデルならそれほど問題にもならないのではと感じた
いろいろ手塩にかけてカスタムしたM45だが、思い切ってGen5に刷新しようかと考えた

 

次いで長モノもどうするか考えてた
パトリ+にはずっと心を縛り付けられてたのだが、導入にいまいち踏み切れない理由があった
ハンドガードに無駄にレールがついてるうえ角張ってて太く、握りこみづらいのもあったが
ボディが多分スチロールかABS系の樹脂(多分スチロール)で使ってるうちに軋みそうで、しかもぶつけると簡単に割れたりしそうなのがなんだかな……となってしまった
樹脂であること自体は軽さに貢献するのでいいのだが、やはりサバゲーウエポンとして考えるなら今はナイロンファイバーであるべきだろう
あの樹脂レールに重量物であるキャリポスとかつけちゃったらどうなるんだろうね(考えすぎ)
実際、パトリHC使ってたときはマガジン挿入口をなんかにぶつけたのか、ふちがわりとデカめに欠けたことあった

 

そういう逡巡があったところ、パトリ+に代わり浮上してきたのが
次世代MP5だった
電動最高峰とされる性能は動画などで見てても弾道・レスポンス共にバッチリ、パトリ+よりは若干遅いものの必要十分なフルオートサイクルで、道具としてこれ以上文句の付けようもなさそうなところに軍拡趣味のゴールを見出せそうなところがよかった
内部カスタム嫌いの俺なら、箱出し最高の電動であれば道具のせいにすることなく楽しめるだろうと
それにスライドストックが標準装備で、(バイク乗りゆえに)コンパクトに持ち運べそうなのもよさそうだった
別売の純正トップレールも強固なアルミ製なのがナイスだし、200連多弾の心許なさもクリップ留め連結でジャングルスタイルにすることで解消できそうだった
しかもFETのおかげでセミロックが皆無というインプレッションもあり、何よりもそこで大きく心を動かされた
次世代MP5がどれだけ凄い銃かというのは、有名なガンスミスのこの方が断トツのナンバーワン電動に推してるところからもわかる↓

dendouairsoft.net

 

なので最初から回り道を考えずMP5にしとけばよかったかなと俄に思い始めた
現在のラインナップとしてはスタンダードなA5、固定ストックのA4、サプ付きのSD6とあり
断然惹かれたのがSD6だった(コンパクトにできない時点でA4は除外)

サプなんかいらなければA5にするところだし、A5なら今流行のガイズリー型っぽいM-LOK規格の社外ハンドガードも出ているようで、それがまたARっぽさもあり握りこみやすそうだった(ボルトのハウジングが突出しており、実際の握りこみやすさはそうでもないだろうけど)
しかしその手のハンドガードは実銃規格ゆえバッテリースペースが考慮されておらず、ほぼほぼ社外の細いリポ専用になってしまうようだった
逆にいえばストックインできるA4なら問題なく使えよう

ひるがえってSD6だが、今AR系で流行のサプインスタイルの嚆矢ともとれるあのサプは実際に効き目がありそうで(シュート&リコイルを積んでいる時点で無意味という意見もあるが、バレルの短い銃特有の甲高い発射音は指向性が強い=銃口を向けられた相手に聞き取られやすいとされ、その成分がかき消えるだけでも効果はあると見ていいだろう)、トップレール以外のレールは基本的に要らないという考えの俺としては、円筒形で握りこみやすそうなハンドガードもよかった
マズルアタッチメントも、A5みたいに不格好なアダプタを咬ますのではなく最初からひっついてるのもグッド
A5のようなM-LOK規格の社外ハンドガードに類するカスタムパーツもSD6は少なそうだが、そういう弄りようのない部分も回り道が減りそうで個人的には気に入ったポイント
しかも驚いたことに、長そうに見えるがストック縮めて全長60cmだという
これまでの経験から、全長は60cm以内であればコンパクトな部類であると思っており
さらにサプは脱着も可能なようで、運搬時にはもう10cmは縮められるようだった
それに60cmならコンドルの164トランスポーターや、個人的に売って後悔したアイテムナンバーワンである41PXのバリオスペースにもギリギリ収まる大きさである

バリオスペースは現在も買い戻しを熱望しているものの販売店にも在庫がなくなって久しいようで、譲ってくれる方を随時募集してます

 

こんな感じで、お手軽最強セットである「次世代MP5グロックGen5」のペアに
俺も結局行き着きそうだという結論に落ち着いた
それに俺は、デルカスのときがまさにそうだったが
強い銃はそれだけでなんとなくかっこよく見えてくる都合のいい頭をしているのもあり
そうとあれば、サバゲー躁鬱病躁転した際に無駄に増えすぎたコレクションに別れを告げて種銭を作り
迷わずに王道をゆくこととしたのだった

 

そして
まあ少しでも購入の足しになればと近所の中古屋にいらない銃やらなにやらをぶん投げたところ
本当に驚いたのだが、ふつうに本体が買えるほどの査定が飛び出してきた……
どう考えてもゴミとしか思えなかった余剰パーツに何千円もの値段がついたりとか、査定員さんこれ働きすぎて頭をやられてしまったのではないかとマジで心配になるほどの高値だった
夢でも見てたんじゃなかったのかと未だに思っている
だがこれはきっと、これまで福沢氏とか樋口女史とかを何十人と投入し所得の限界まで軍拡を続けて界隈の経済を潤し続けてきた俺に
サバゲーの神様が微笑んでくださったに違いないと思った
その確信を胸に中古を漁ることとした(結局中古かよ)
俺はUAB(アルティメットエアガンバカ)なのでなるべく美品を少しでも安く買い、その差金でOPも盛るのは当然である

 

して、まずはMP5のほう

通販サイトに踊る「美品」の文字を信じて選んだ本体と、多弾マグをひとまず1本とマガジンの連結クリップ、あとサイトマウントを購入
ノマグを予備にしたジャングルスタイルとし、多弾の弾切れがわかった後は自分でセミ限に移行すればいいだろうと判断
マウントは今後、高精度を活かして遠距離スナイピングするためにマグニファイヤを取り付けたくなったとき(来るのか?)に備え、レールが長いものが欲しかったので
ちょっと奮発してWII TECHのやつにした
1/3くらいの値段でノーベルアームズのもあったが、これは次世代MP5とはあんまり相性がよろしくなさそうだった
MSリポについては、とりあえずエチゴヤのミニSがあるので様子見にした

 

お座敷で触った感じとしては、はっきり言って最の高
箱を開けた際に視界に飛び込んできたシルエットと質感、取り出して握ってみた際のしっくりくる感じ(あの勾玉セレクタが指に刺さらなかった)、金属部品モリモリ使ってる堅牢感などは
デルカスの陽極酸化ハンドガードの美しさに匹敵するインパクトがあり、正直デルカスよりも惹かれた
プラスチッキーなスタンダードならこうはいかなかっただろう
やはり次世代の質感や性能を一度味わってしまうとスタンダードに戻るのは困難極まる
めちゃくちゃコンパクトで運搬も使用も楽だし、最初からこっちにしとけばガンバッグも回り道しないで済んだな……などとがっかりすらしてしまうほどだった
円筒型のハンドガードも太いが円筒ゆえに握りやすいし、バッテリースペースも配線の逃げがきちんと確保されててセットしやすい部類
サプは必要なければ外して運用してもOKで、切りっぱなしたPF管みたいなラフで歪なルックスも個人的にはアリ
なんかハイダーがあれば格好もつくだろう
最初こそ意味あるのかと思ってたHKスラップもまたすげー楽しいし(ただし光学機器の取付位置によってはふつうにチャージングする以外できなくなるが)、チャーハンを止めとく機能のおかげで排莢口を開いたままロックできるのでホップ調整にすげー便利
まあダイヤル自体が小さいうえバレル同軸なのでちょっと回しづらいが、同軸ゆえ狂いづらいのでいいでしょう
ストックは展開時がもうちょい長くてもいいが、俺のガタイ(173cm)だと身体への収まりは悪くなく
やや重さは感じるが左右スイッチングもわりあいやりやすい
重さと値段が受け入れられれば、余計な回り道をしなくてよいという意味では初心者の最初の一挺にもアリかもしれない
あとなにより、やはり全然セミロックしない
お座敷でバッテリー繋いでバンバンバンバンカラ撃ちしても全然平気
SD6でいくという俺の狙いはもうバッチリ当たり、ひとりでニヤニヤニヤニヤしてた
それほど興味もなかったはずの銃なのに好きにさせてしまう次世代の魔力たるや
マジでかっけえーー!!

そんな感じで
デルカスのときもそうだったが、次世代+キャリポスという安牌すぎるセッティングでゲームに臨む

 

次いでGen5だが、トラブル発生
なんと品薄状態が今もって解決されていないようで入手ができなかった(当然ながら中古もプレ値)
つまり本記事は真っ赤なタイトル詐欺であり、数少ない読者諸兄には申し訳なさがアレなのだが
サイドアームは俺のプレイスタイルではあまり使わないのと、長モノは長いので装備の大部分、すなわち記事の大部分を占めてるしまあいいでしょう(エアガンキチガイの発想)
まあ2万近い本体、予備マグ1本4000円、DCI gunsのアウター7000円を一度に、それも長モノと同時に揃えるのは大変なので今はいいでしょう
マルイ製品だし待ってればそのうち流通は回復するだろうという絶大な安心感はあるものの
しかし先にMP5の超絶高性能だけでも堪能したい

そんなわけでサイドアームとして代打でデザートイーグルをホルスターに突っこんだ
これはガキの頃の自分を今なお続くミリオタ街道に突き落としたしょうもない、あっいや、ある意味始まりの銃なので売らずにとっといたのだ
そして赴いたフィールドは

つくサバ 

 

公式Xをフォローしているとわかるが日進月歩で進化が続くフィールドであり、なんとなく野戦もCQBもできそうなイメージだった
ガンスミスのおじさんと装備の行商人のおじさんがダブルでいてくれるのもなんかあったときには心強い

 

 

というか、実はさっそく欲しいアクセサリ類ができてて
それがワンポイントスリングだった

サイドアーム不要派を標榜してサバゲーし続けてきたが、ピストル抜く際には長モノをスリングで吊るという当たり前のことを無視し続けてきてたほか
最初の銃が長大なM14だったというのもあり、1点式にするという発想自体がそもそもなかった
1点式であればスイッチングもできるとのことだったので、装備行商人おじさんに相談してみようと思ったのだった

さっそく目的の彼に話をした(じつに気さくな方で、むしろ彼のほうから話しかけてきてくれた)ところ、なんと買うかどうかも決めてないのにわざわざパッケージをひん剥いてスリングを試着してくれた

 

俺は右利きなので右肩からたすき掛けにして銃を吊ったところ、確かにこれなら勝手に左脇腹あたりに長モノが下がるので右手でピストルも抜ける
スイッチングはさすがに何もない状態よりはやりづらいが、それでもふつうにこなせる
マグプルのレプリカで価格も2500円と大変お求めやすかったのでいってしまった
洗濯ばさみ状の留め金は受け側がナイロン樹脂でそれはどうなんだろうとも思ったが、MP5のロワレシーバーやグリップもナイロンなのでまあいいか

ちなみにナイロンとは、人類が合成した繊維のなかでは現状最強と言われており
現在はその発展型であるコーデュラが出回ってる
我々サバゲーマーにとっても、ホルスターやプレキャリなどでなじみのある繊維

 

 

とにかく、これだけで今日来た目的の半分は達成した

そして、もう半分の目的である次世代MP5の検証に入る

 

シューティングレンジで撃ったところ、弾道のきれいさもさることながら
やはりトリガーレスポンスがいいし、本当にセミロックしない
さすがにプリコッキング並のレスポンスとはいかず、まあまあキレいいじゃんか程度の感じではあったのだが
ゲーム中でも全然ストレスを感じなかった
バースト機能もフルオート戦で弾を節約できるので、装弾数が少ないゆえにありがたい機能
スタンダードではイミテーションに過ぎなかったチャージングハンドルの動作にも実用上の意味を持たせており、あのジャキッと操作する感覚はなかなか癖になる
マガジン抜いた状態でもそれを操作すれば弾抜き用に1発だけカラ撃ちできて(というかそうしろと説明書に書いてある)、後は電子的な安全装置が利いて撃てなくなるのもよい

 

そしてそういう最強エアガンを手に戦い、勝ち得た戦果はなんと

 

 

 

0ヒットでした(号泣)

 

 

はい
こりゃあもう完全に私の腕がタコなせいです
ですが銃に不満がない、何をも責める気が起きないってすげーことなんだな、負けても気持ちのいいことなんだなと思いました

だが、今回のゲームはいつになく綺麗に死ねたと思う
もちろんサバゲーに臨むうえではいつでも綺麗に死ななければならないが、今回は弾がわずかにかすめたかのような、いまいち確証の持てない違和感に対するセンサーが研ぎ澄まされていたというか、何があっても即ヒットコールできた
装備への不満がなくなったことが心の余裕につながったとでもいうのだろうか
いいことじゃんか すごく

 

なので
今後は次世代MP5を相棒に転戦し、己がヘボさも晒しつつミリ趣味を楽しんでいきます

 

 


以下メモ

  • セミロックしない、カスタム不要、コンパクトというところに惹かれた次世代MP5は本当にそのとおりの銃で、SD6なら見た目もわりと好み
    たぶんこれ以上の性能となるとUAB(アルティメットエアソフトバトルのほうです、念のため)向けのカスタムガンか、調整済みのトレポンとかになっちゃうだろう
    頂点の銃を手にした満足感ははかなりのものだったし、これから先どういう欲が湧いてくるかわからないが、なんというかこれでよかったんだなという思いを強く抱いた
    強いて言うなら引き金はもうちょい軽くてもいい気がするけど、多分だが撃発のレスポンスとの兼ね合いでこうしているのだろう
    ともあれ、しばらくこれ1本で遊んでいよう
  • キャリポスというサイトが流行ったのは2020年ごろとのことで、優れたサイトなのは間違いないが時代遅れ感はあるよなと思った
    今の主流は、いわゆるT1タイプみたいなスリムでコンパクトなやつをハイマウントするのだと思う
    個人的にはキャリポスのでかい円胴は見易くて好きなのだが、まあ栄枯盛衰は感じる
    そして、流行から外れたというところでキャリポスにブースターをつける例もあまりないなか、MP5の精度を活かしたスナイピングなんかもしたいな、だからブースターないかなと思案してたところ
    フリマコーナーに並んでおり、恐るべきタイミングに驚愕しながらも速攻購入

    望遠が効いてすげー! となったのも束の間、そもそもサバゲーレベルの交戦距離ではなくてもいいことに気づき
    また接眼距離がわりあい重要らしく視界がすぐにケラレたり(ケラレ=レンズの円胴のふちなどが黒く視界に映りこむこと)、使わずに横倒しにした際にプロテクタのない対物レンズに弾当たったらどうすんだ等と考えてしまい、QDだったのもあり数ゲーム使って外した
    でも授業料としては安かったし、タクティカル感がかっこいいアイテムなのは間違いないのでとっとくことにします
  • デザートイーグル、まあよく飛ぶこと

    飛距離だけで見れば長モノ並に思えたし、そのためのホップ調整もやりやすかった
    しかし俺の腕がタコなのと、やはり強烈ブローバックのブレのせいか敵に当てるのは困難だった
    いや、銃身と弾道をブレさすリコイルは発射後に来るものなのでやはり完全に俺の腕のせいだろう
    このように道具のせいという言い訳をちらつかせるのをしたくないのもあり、グロックgen5の再販を待つこととした
  • ファーストラインの見直しをしようかと思った

    今使ってるベルト類はMOLLEウェビングつきのパッドがあるがこれが持ち運びで地味にかさばり、またプレキャリとかと組み合わせないと腰椎コルセットみたいであんまりかっこいいとも思えなかった
    そもそもMOLLE固定ってそこまで必要か? ともなった
    デブゆえにちょっときつめにベルト締めれば、(悲しいことに)肉圧であんまりポーチ類もズレないんだよな
    グロックの導入を検討してるのと、スリングつけたので今後ピストルの出番も増えるだろうと思い
    CQCホルスター(写真のホルスターは一時期使ってたM45にフィットせず手放しました)とダンプポーチあたりの導入を考えてる
  • そもそもサバゲーで痩せるなどという発想はおこがましい

    つくサバは何食べてもうまいですよね
    私は全部好きだが(いやしんぼ)、特にもつ煮が好きです
    ただ、もつ屋のばっちゃんが加療のため来月は店を開けないとのことだったので
    早く元気になってもらいたいものである
  • 午後イチのハンドガン戦で、なんとデリンジャーで戦ってるあんちゃんがいた
    この季節に見てるだけで暑苦しくなってくる(失礼)大勢のBDUソルジャーのなかで一人鮮やかなアロハシャツを着て、使ってこそなかったものの豪奢なエングレービングが施されたグリップパネルのガバ2挺をベルトに直挿しし、そのチャイニーズマフィアみたいな出で立ちがめちゃくちゃかっこよかった
    しかしやはりというかデリンジャーで戦うのは至難の業らしく、「後は任せた!」と俺に言い放って早々にポジションを移ってしまった
    まあそりゃそうなるだろう、でもあえて不利を選ぶその根性がかなりよかった
  • 久々のつくサバ、本当に様変わりしてて驚いた

    フィールドのド真ん中に櫓ができてた
    飽きさせない工夫って大変だけど、こういうふうにハコモノレベルでやるのは相当大変だと思う
    それに新しくできた冷房室はこの時期だと神の如き部屋で、今日は35度に達する暑さだったがシャワーで水かぶってから中で涼んでると身体が蘇ってきた
    休憩時間ともなると男衆がひしめいてて入れないほど
    皆に愛されてるからこそできる設備拡充ですな

 

デザートイーグル.50AE買った

銃マジでどんだけ増えるんだ……

 

サバゲーには及び腰になってる今日この頃だが、そのこともあってか
俺はたぶんコレクター気質なんだろうというのに気づいてきた
でも、なんだかんだ銃はサバゲーでの実用性という観点で選ぶことがけっこうある

 

デザートイーグルは、だから最初は
あのガタイのよさから、ガスブロながら長モノに迫る性能っぽいというところで気になりだした
真に実用的かどうかはさておき、一応バレル上には光学機器をマウントできるレールっぽい切り欠きもあったりで

しかしだ
拳銃界最大口径という圧倒的事実、ペットネーム的な「デザートイーグル」の名、そして計り知れないメディアへの露出頻度と、これほどまでに中二病的な感性を刺激する銃が他にあろうか

 

実はリアル中学時代、マルイの中古のデザートイーグルも持ってたりしてた
読者諸兄は大方想像がついただろうが「バイオハザード2」の影響だった
だがそれはいわゆる旧版(1995年発売、マルイのガスブロハンドガンの第1作)で、俺自身リアル中二病花盛りのちょうどその頃にハードキックバージョンとしてリニューアルされたDEが発表となり
当時あれだけ欲しかった銃を手にしてたにもかかわらず、新しいDEへの羨望が消えることはなかった
今となっては懐かしい感情である
(法規制が緩かった時代の話なので現代のエアガンキッズのみんなはリーガルに楽しんでください、それに大人なんか気づいたらあっという間になってるものだよ)

そもそもいい歳してエアガンに熱をあげてるやつなんて、所詮は終わらない中二病を楽しんでるだけなのだ
俺がそうだから間違いない
そういうことがいろいろと思われたので、やめときゃいいのに買ってみた
運がいいことに、これまたお手頃中古が並んでた

 

メーカーはもちろんマルイで、あの頃と同じ黒の6インチのハードキック版
ゲームでの有用性の観点から10インチ探そうかと一瞬思ったものの、インナーバレル長にあまり差がないらしく初速も同じくらいなのと、なによりあのいかつく、そのうえ知的ですらあるポリゴナル感が薄れてダサいのでやめた

繰り返すが6インチもあるバレル(参考までにガバは5インチ)、ガバの5割増しで幅広なスライド、シングルカラムのくせに比較的手のでかい俺でもやっと握りこめるいかついグリップ、ハンマーやアンビセフティやリアサイトの仰々しさと、20年以上の時を超えて改めてそのハッタリ感に唸る
そうそう、銃といったらこれだよと
すなわちアングラでアダルトな力を象徴的に感じることができる、ガキの頃の俺をわくわくさせてくれたものだったと

 

クソポエムはこのへんにしとくとして、以下良くも悪くも気づいた点など

まず他のガスブロからはぎ取ったフォロワストッパをマガジンに仕込みカラ撃ち
ここ数年で触れたどのガスブロハンドガンにも似ない、手首がぐわんぐわんと揺さぶられる異質なキック感に驚く
DEはスライドが後ろ半分だけブローバックするようなあのデザインの都合上、反動を生み出すには不利なはずなのだが
それをものともしない強い感覚だった
これが当時「片手では撃たないでください」とのキャッチコピーがついたキック感か……と感慨深くなった

後述の機構的特徴からブローバックスピード自体は緩慢なのだが(次弾以降のレスポンスの悪さという点ではサバゲーウエポンとしてマイナス)、例えるならボクサーのパンチに対するプロレスラーのドロップキックみたいな迫力があるのは間違いない
当然銃身がブレるので、弾道も暴れるだろう(マイナスポイントその2)

初速はマガジンを人肌で数分温め、75~80m/s@0.20g
おそらくマルイのピストルでは固定ガスソーコムに次ぐ初速だろう
ここだけ見ればハンドガンナーのメインとしては相当優秀

 

スライドストップもセフティもでかいので、人によっては親指だけで操作できる
セフティは先述したがアンビなうえコック&ロックではなく、ハンマーの状態にかかわらずかけることができる
セフティオンでスライドも引けなくなる

 

ホップ調整にテイクダウンが不要なのが何気にすげー優秀
しかも狂いにくいとされるバレル同軸型ダイヤル
カバーのスライドギミックもDEのデザインにうまく落とし込んでると思う

 

マガジンは前後長が長いがシングルカラムなので、92FやUSPみたいな9mmダブルカラムが入る布系マグポなら全然OK

 

なおフォロワの溝が途中で6mm以上に拡がってはいるのだがフォロワの下がりきり位置のあたりギリギリなので、ジャラジャラ流し込む給弾ができないのが旧さを感じるところ
ローダーのノズル変換を使わなくなってよくなる程度だろう
ちなみにこの構造上、フォロワストッパが一旦中に入り込むと取り出すのが困難なので気をつけて

 

旧型とハードキックの新型を見分けるポイントはいろいろあるが、わかりやすいのが撃針の位置のネジ
ヘックスなら新型、マイナスなら旧型
ハンマーはダウンして撃針にヒットする際のパチィン! という音が甲高くてややノイジーかな

 

それに近年のマルイ製品らしくハーフコックにもなるが、DEに限ってはなぜかその状態でも撃発する
マルイガスブロのハーフコック=安全 の先入観があると危ないポイント

 

トリガープルはシングルアクションだけにバカ軽、体感的にはガバよりも軽い
トリガーガードは銃とのバランスから小ぶりに見えるが、実際は手袋してても支障ないくらいでかい
それにD字型で何気にかなりかっこいい、間違いなくDEのイケメンポイント

 

バレル上部のアクセサリマウントの溝は、マルイ純正のマウントリングが販売されてない現在ではただの飾りに近い
かつてはLayLaxが後付けのごついマウントレールを出してたが今はそれもなく、ピカティニー規格とも若干異なるこの溝に合うマウントを探すか、現実的にはDCI Gunsとかが出してるリアサイト置換型のマイクロドットサイトマウントによることになるだろう
ボルト一本留めでマイクロプロサイトも載るかなと思ったのだが、だめでした
ちなみにフロントサイトも別パーツになってて、もぎ取ったり左右調整したりが可能なうえラッチでパチッと填り、センター出しもらくちん

 

個人的に最もなんじゃこりゃとなったのが、スライドのびっくりするほどの動きの渋さ
ブローバック時の勢いがあればごまかしがきくものの、手で動かすときはなんというか引ききりがヌチャッとしてて、戻しきりは何かが引っかかって摩擦抵抗が増えたかのように戻りきらないときがある
冷えでガス圧が下がってくるとこれがブローバックの妨げにすらなる
シリコンスプレーを吹いてある程度改善はしたものの、根治には至らず
中古品ゆえの経年劣化によるものなのかはわからないが、いじっててとにかく不快なので一瞬、買ったことを後悔するほどだった
DEは細身のリコイルSPが2本並列している特異な構造なのだが、これが縮みきるときにSPガイドから一旦逃げるように縮まっていき、それが整列して縮みきるのがヌチャッと感の原因なようだ
しかし戻しきりの抵抗感は原因が何なのかわからない(たぶんだが前後に稼働するローディングノズルがひっかかってるように思う。わかりしだい追記します)
このへんが先述した、キックの衝撃のわりにブローバックスピードが遅い原因だろう
比較的新しめなやつだとこのヌチャヌチャ感がなくバキバキ動いてるように見えるので、やはり経年と、おそらくはアップデートのなさだろう(マルイの銃は、公にはしない構造上のマイナーアップデートが結構入るようだ)

 

 

 

DEという銃をサバゲーの道具という観点で総合すると、実は利点は初速の速さとホップ調整の便利さだけだったりする
あとは不利な点ばっかりだ

  • ブローバックスピードが遅く、初弾以外のレスポンスが悪い
  • ブレる弾道
  • あるようで乏しい拡張性
  • 意味ないどころか安全機能と混同する恐れのあるハーフコック
  • でかいので当然だがホルスターを選ぶ

しかし、しかしだ
見た目も作動もハッタリが利いてて、実射性能そのものは高いのは間違いないこの銃を触ってると
冒頭に記した中二病エアガンオタク時代の無根拠な全能感みたいなものが思い起こされて、気分が若返ってくる感覚があるんだ
それこそこいつをホルスターに突っ込んで今すぐサバゲーに行きたくなるような高揚感がね
それはこいつの特異なキック感同様に他の銃ではなかなか味わえない、大げさだがかけがえのないもの

 

だから弊ブログでは、デザートイーグルは中学生が持つのもいいが
人生の酸いも甘いも経験したおじさんこそ使ってみるのはどうだろうと提唱したい

 

マルイ固定ガスソーコムを買い戻した

アイアムエアガンバカ

 


箱なし・サプなし・LAM端子腐れと散々だが中古8000円
やっぱこのスクエアルックたまんないよね

かつてサバゲーで楽しみ尽くした銃なので今後はお座敷でたのしみます

 

youbloomasyou.hateblo.jp

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