一時のアホみたいな軍拡病の反動で、あれだけ好きだったデトメントを売ってしまった
でも売ろうが何しようが好きな物は好きなので、やっぱり再びデトメントを手に入れようと思った(バカ)
あくまでマルイ製品に絞った話になります
スライドは当然ながらデトニクスのものを使うとして、これに合わせるフレームは
以前はミリガバのものを使ってた
youbloomasyou.hateblo.jp
これはこれですげーかっこいい
パーカライズ風の仕上げがデトの真っ黒なスライドと微妙に合わずツートンになるところに改造拳銃っぽいかっこよさがあり
官公品のフレームに民生品のスライドがのってるのがまた不良性を感じてよい
しかしながら、もっとシャシー側の色合いをデトに寄せれば
また違ったかっこよさが見えてくるのではないかと思った
なので今回はミリガバ以外のフレームから選ぶこととした
デトのスライドが載りそうなモデルを、数少ないデトメント愛好家のブログやSNSなどで探し
さしあたりMEUピストル、シリーズ’70、M45、ストライクウォーリアあたりが該当しそうだというのがわかった
ウォーリア系がシングルスタックガバのフレーム+ハイキャパのスライド、という構成であるのを見るに、デトとハイキャパもおそらく互換するだろう(やらないけど)
なお余談だが、同じサブコンパクトでもV10のスライドは他と互換性がないと思われ
デトメントの材料にはできないと思います
かっこはいいだけに残念だ
youbloomasyou.hateblo.jp
閑話休題
こんな感じで、デトのスライドをのっけるフレームはわりと色々選べそうなのがわかった
特にシリーズ’70と互換するのがいい、これならシルバー同士の合わせもいける
実用面のカスタムではないため、アンダーレールのついたM45やウォーリア系のフレームは選外として
MEUかシリーズ’70でいくこととした
デトの真っ黒なスライドに合わせるならやはりMEUだろう
しかしシリーズ’70の青黒いフレームにヘアライン仕上げもそそられるものがある
それにシルバー同士なら高級感もあり、プラの経年によるテカりもなんとなく気にならなさそうな感じもする
どれもよさそうで、却って決め手に欠ける
なので写真やレビュー動画(こういう時にもマック氏の動画は役に立つ)を凝視して
頭ん中でそれぞれのデトとガバを合成してみた印象は以下
※あくまで脳内での印象であり、実物を見た感想じゃないです
- 黒デト+MEU
やはり一番違和感がなさそう、ブラスト風仕上げで共通してるのがそう思わせるのかも
- 黒デト+黒70
70側の色が明るいうえ艶ありのヘアライン仕上げで、かっこはいいのだがデト側のマットな無骨感とチグハグ
- 銀デト+銀70
デトの銀色がマットな質感なのに対し70側がギランギランなメッキで、明らかに色が合わないので選外
そんなわけで黒デト+MEUに決定
さっそく中古を入手
何気にデトはパッケージデザインがいいですよね
秒でスライドを入れ替え、ひとまずできた
デトメント(左)とガバニクス(右)
というかMEUフレームのデトメントのかっこよさやべーな……
フレーム側の色合いが若干明るいが、それでもデトの漆黒スライドにすげーマッチしてる
パックマイヤー風のグリップは最初、握りが分厚くてイマイチだなーと思ってたのだが
デトスライドと組み合わせることでシルエットの歪感(この「歪感」こそがデトメントのキモの部分)が強調されるのがすげーいい
ガバニクスはまあ、こんなのもあるよ的に覚えといてください
で、気になるのは当然ながらその性能
マルイのバイオBB弾0.20g/0.25gを、それぞれガスを満充填し人肌で5分ほどあっためたマガジンにて撃ち初速を測った
室温は概ね18度
で結果ですが
概ね64 m/s(0.20g)、57 m/s(0.25g)程度でノーマルのデトニクスと同程度、実力的には18禁エアコキハンドガン程度
ただスライドが短くブローバックは俊敏なので、ゲームに活かすとすればやはり屋内CQBがいいだろう
当たっても痛くもないだろうしね
デトスライドはM45ともバリバリ互換します
アンダーレールが欲しいなら断然こっちだが、そもそも性能重視のカスタムではないのと
後述する理由から凹凸はなるべく少ないほうがいいので、この組み合わせは残念ながら却下
MEUの3穴の引き金はデザインもそうだが銀色なのもあり、これは銃全体が真っ黒な中でアクセントになってよい
セフティやスライドストップ、マガジンキャッチなどは黒のままで換える予定なし
こういうアクセントづけって塩梅が難しくて、個人的にはまだまだ足りないな……くらいでやめとくのがかっこいいと思う
やりすぎるとアルマイトパーツがごちゃごちゃした大学生のバイクみたいになっちゃってダサいんだよな
引き金と排莢口・銃口の銀、メダリオンの金
アクセントはほんとこれだけで十分、かっこよすぎる
このまんまでも十分アリなかっこよさだな……マジで……
MEU由来のビーバーテールは実銃では反動を抑え込むはたらきがあるそうで、なので銃身を詰めるデトメントのコンセプト的にもあったほうがいいかな
ミリガバ系のもっと出っ張りの少ないグリップセーフティに換えちゃうのもさっぱりしていいかもね
気が向いたらやってみます
MEUのグリップパネルは、グリップの3面をコの字型に覆うラバーパネルになってて
これは見るからに滑りにくそうで、まさに実用重視のアイテムだろう
MEUピストル自体が米軍の水陸両用部隊向けの銃、つまり水場で使う可能性がある銃なのを考慮したことによるものだそう
しかし、個人的にグリップの薄さ細さはガバの命といっていい部分である
上述のとおり、これはこれで超絶かっこいいのだが今回は一旦オミットし、かわりにオーソドックスな木グリを入れることにした
元々が中古品の寄せ集めカスタムなので、ホーグだのアルタモントだのといった高級品は最初から考えませんでした
それに黒みの強い本体に合わせるなら色が鮮やかなのがいいと思ったのと、柄入りとかメダリオンなんかの装飾も控えたほうがかっこいいかな、と(デトニクスが届かないときにグリップ選んでる時点では)思ったので
プレーンめなデザインというところでこれにした
よく見たらふつうにホーグと書いてあった(バカ)
ただし本物かレプリカかはわからないし、正直あまり興味もない
色も思ったよりは明るくなかったが、金額も許容範囲内だし斑な木目がかっこいいしでまあいいでしょう
「ハードウッド」とは特定の品種を指す言葉ではなく、主に広葉樹を中心とした堅めな木全般を指す言葉のようだ
商品説明にあるリンシードオイルとは、ウッドパーツの保護でおなじみ亜麻仁油のこと
健康食品としても注目されており、加熱せず生食するのがいいとか
ウッドパーツに塗り込むのも、専用品がもちろんあるものの食用の亜麻仁油でいいらしい
余談だが昔聞いた話だと、木材の保護にはヒトから分泌される手垢とか鼻の脂とかもいいそう
楽器の話になっちゃうが、ギタリストの中にはスティービー・レイ・ボーンとかロリー・ギャラガーみたいに、塗装が剥離して木の肌が剥き出しになったエレキギターに彼らの汗とか脂とかがつきまくってギターが天然のオイルステインみたくなってるようなのもあるので
あながち嘘ではないのかもしれぬ
ちなみにオイルフィニッシュの後、上からウレタンやラッカー系のクリアを吹く例もあった(なんとなく油で弾かれそうな印象だが、意外にも塗膜が食いつくらしい)
そんな感じで装着
ええやんけ! イケメンだ
やはりガバといえば木グリだろう
俺が個人的にこだわってたサムレストについてはマガジンキャッチ付近を削り、あのボブチャウスペシャル風にしようかと思ってた
しかしいざこうして装着してみると、特有の貧乏性が発動してやすりを当てることができなくなった
まあいいでしょう、これはこれでかっこいいので
www.wa-gunnet.co.jp
【参考】ボブチャウスペシャル(ウエスタンアームズのHPより)
衣類等へのひっかかりを防ぐため、あらゆるエッジというエッジを偏執的なまでに丸めてるのがすげーいい
ハンマー側から見て左側のグリップパネルに半円状の抉りがあるのに注目
若輩者ゆえボブ・チャウさんのことは最初存じ上げてなかったのだが、射撃のオリンピック選手・ブルズアイシューターから晩年はガンスミスに転身した伝説的な人として
古参のガンマニアの間では相当有名な人みたいですな
なお、ガバのサムレスト愛好家ゆえ
たまたま持ってたFMAの黒パネルを試しに入れてみた
確かに色は合ってて、なおかつあの極上のホールディングフィールもある
あるんだがなんだこの、のっぺらぼうみたいな何ともいえない不気味さ安っぽさは……
グロックだと黒一色でも気にならないのに本当に不思議だ
ドレスアップの方向性のひとつとしてはアリだろうが、どうにも違和感が拭えないので
特有の握りやすさを諦めるのはちょっと惜しかったがこれはやめにした
黒一色の銃にメダリオンって実は偉大なアクセントだったのかもしれぬ
そんな感じで次
カスタムパーツを探してて
これは、と思ったのがベルトクリップ(クリップホルスター)
www.mokei-paddock.net
これは銃をズボンの内側に引っかけられるようにし、ホルスターなしで携行できるようになるというもの
コンシールドキャリー感も生まれ、正直デトにこそ合いそうなパーツだ
何気に上記のボブチャウSPにもついてるパーツで、あのひたすらに面を取った石鹸みたいな見た目はこのクリップを使うことを見越してのものなのは間違いないだろう
冒頭、アンダーレール付きのフレームを避けたのもこれを見越してのこと
グリップパネル(右利きの場合、ハンマー側から見て右のパネル)に共締めする部品で、長さはいくつかあるが
当然フルサイズのガバ用のをチョイス
装着するとこんな感じ
クリップの隙間は割と大きく、保持力という意味では不安がなくもないが
そもそも衣類の保持力でしっかり留まるはずなので、これはむしろこのクリップ部分以上に服の中に入り込まないようにするためのものかもしれない
(姿見が汚いうえ写真が見づらく、しかもデブだが)実際に衣類に挿すとこんな感じ
ランヤードと組み合わせて、サバゲーでホルスターレスで運用するのもいいかもしれない
ガバのマガジンは薄っぺらいぶんポケット収納でも全然いけちゃうしね
ちなみにクリップはMEU純正のパネルにも取付いけます
こんな感じでクリップのベースを前面パネルの引っかけ部分の下に潜らせて、やや強引に側面パネルで共締めすればOK
握りはだいぶ太くなっちゃうけどね
まだ到着してないパーツもあり、また他にもデトメントでやりたいことが出てきたりしたので
今回のカスタム内容は一旦ここまで
というか本当にかっこいい拳銃に出逢ったと、心から思ったのだった
一発ですげー気に入って、一刻も早く記事にしたかった
当初はお座敷で愛でるのみにしようかと考えてたが、これ観賞用に新品のデト・ガバでもう一挺組んだうえで中古ベースのほうはサバゲー用にするのもいいかなと真剣に思っている
まあお金貯めるっきゃないね
今回はこんな感じで、俺の理想のガバを追い求めたらこんな感じだったよ的な記事になりました
実射以外でも色々とお手軽に楽しめる要素があり、本当にガバっていいものですね