前回、外部ソース化などしてやっとこさ愛用のソーコムを理想型に仕立てた
すわサバゲーか! と思い立った矢先、コロナに罹患してしまった
幸いにも咽頭痛以外の症状が全くなく軽症だったのと、年が明けてからの発症だったので直近に行ったつくサバでもらってきたわけではなさそうなのが救いだった
で自宅待機中、お座敷でソーコムを眺めてると
やっぱサプをもうちょい詰めて取り回しを良くしたいと思ったのでやってみることにした
純正のLAMを外した時点でMGSに出てくるあのスタイルからは離れちゃったので、いっそサバゲー特化させてみるかと思ったのだった
サプといえばKM企画のが効くだろうという先入観がなんとなくあるのでメーカーのホームページを見たところ
直径はφ25mm(スリム)、φ30mm(フェザーウエイト)、φ35mm(スタウト)、φ40mm(ライトウエイト)
全長は概ね60、100、150、200、240、300mmくらいに分かれてるようだった
コンベックスあてただけの与太測定だが、純正のサプのサイズがφ33×194mmといったとこなので、KMの中でも最も短いサプで近い径のものを探したところ、30フェザーウエイトサイレンサーの65mmがいいかなと思った
汎用 M14ネジ正逆対応 30フェザーウェイトサイレンサー 65【SA65L】 | ケイエムモデルオンライン
全長60mmクラスのだと他にφ25mm、φ40mmもあったが
φ25ではあまり音が消えなさそうだったのと、φ40は消音の面では好ましいが太すぎてサイティングしづらいかなと思った
そしてサプの全長は相当短くなるのでどれほど音が消えるか不安だったが、ソーコムオーナーなら解るだろうサプなしのビッ! ビッ! という甲高い発砲音が最低限かき消えればとりあえずよかったのと、例によって3000円程度の安い(とはいえこういうのが積もり積もってクレカの引き落とし時にげっそりするものだが)部品だったのでやってみることにした
ちなみにAmazonレビューを見る限り、この短さだとさすがに消音効果の程については賛否両論のようであった
何の銃につけたのか、音はどういう条件で聞いたのか、という最低限のバックグラウンドすら記してないアレなレビューも多いのが余計に混乱を招く
そのためか消音には期待せず、ドレスアップやインナーバレル延長時の目隠しに使うユーザーも多かった
中には、消音を狙うなら100mm以上にせよとの意見もあったが、同じく固定ソーコムに装着したとあるユーザーの「ないより全然マシ」という意見(そりゃそうだろう)もあったのでとりあえずそれを信じてみることにした
まあダメなら今までどおり純正に戻るだけの話だしね、ハンドリング向上の目論見こそ消えちゃうけど
もちろん、接続にあたっては16mm正ねじ→14mm逆ねじへの変換が要るので
マズルプロテクション用に買っといたこいつの出番でもある
マルイフィクスド US SOCOM Mk.23対応 サイレンサーアダプター | ケイエムモデルオンライン
根元のローレット加工があることで付け外ししやすいうえ、なんとなくサプの一部に見えるデザインが秀逸なアイテム
到着したのでサイズの比較
ちっちゃ……
こんなん本当に効くのかよ、という疑念しかないがつけてみる
ルックスはなかなかgood
LAMを外し、アダプタ込みでも純正サプの半分未満の長さになったので
元々のMGSスタイルから比べると相当スッキリした
ミニマル感が増したうえハンドリングもよさそうで、俺には合ってるんじゃないかなと思う
ちなみに、KMのサプのお約束どおり穴の一方が14mm逆ねじ、もう一方が14mm正ねじになってるが
つまり銃口がそのまま14mm幅になるということでもある
インナーバレルの目隠し用途として使う場合には、バレルのしなり・ぐらつき対策も忘れずにね
簡単なのはやはりビニテとかアルミテープとかで太らせることじゃないかな
気になる消音性能は、サプなし発砲音のうち高音の破裂音(ビッ! ビッ! の成分)が確かにかき消えてた
間違いなく効き目はある
が、短さによる消音不足はいかんともしがたく、確かに音質は変わったものの音量は純正サプのそれと比べるとあまり下がってなかった
とはいえ指向性の強い高周波がカットされたので、全くのお飾りではないのは明らかだ
当然ながら、もちろん本体付属の純正サプのほうが高音も低音も断然静かになります
今回は動画をノーカットで(編集環境がないともいう)撮ってみたので参考までにご覧いただきたい
- 撮影はiPadのムービーモード
- パワーソースはHFC134a
- 室温約17度、初速や飛距離は見ないのでマガジン予熱なしで表面はひんやり目
- 銃とカメラの離隔は約50cm
- 順番はサプなし→KMサプ→純正サプ
KMのサプがこの短さでなんとなく効いてるのも、純正サプの効きがかなりいいのもわかるだろうか
ビデオ撮影するとどうしても音量レベルの補正が入っちゃうので、耳で聞くようにはいかないのだが
違いを感じ取ってもらえたらうれしい
コロナ感染もあり、あまり体力に自信がなくなってしまった今日この頃だが
元々私はゲームでは動き回るスタイルなので、とりあえずKMのこのちっさいサプで次回は挑んでみようと思います
以上をまとめると、
- KMのサプは、φ30×65mmのサイズでマルイの固定ガスソーコムの発砲音のうち、高音域の音量を確実に小さくしている
- 同様に、低音域も小さくなる
- ただし消音性能は本体付属の純正サプよりも劣るのは明らかで、そのため消音優先なら社外のサプは不要、純正サプは必要にして十分な性能あり
- 社外サプに消音性能を求める場合、最低100mm以上の長さが必要だというのはおそらく本当
- ハンドリング向上のために社外のショートサプという選択肢はありだと思う
- レビューを記す際は最低限のバックグラウンドを示すのはマナー、そうでなければ貴重な情報がただのノイズになってしまう
おまけ
KMのサプで最もでかいのがこれ(40ライトウエイトサイレンサー、φ40×335mm)
これだと高音域はほぼ完全にカットされて、さらにボム、ボムという低音の発砲音がソーコム純正のそれよりも更に小さくなって、ハンマーダウンの音のほうがうるさく感じるほど
当然上記動画のどれよりも静か
ただし見ての通りピストルとしての取り回しは最悪の一言で、運用も端から考えてないのでこれの動画はありません
というか構えた瞬間バレルがしなるのがわかるしな
で、個人的にこれはブルパップの電動、特にP90につけるのをお勧めしたい
元々銃身が短いのでサプ装着後も取り回しはブルパップ特有の癖(P90の場合どうしても縮こまったような射撃姿勢になっちゃうのと左右スイッチングに慣れが必要だったりするのと、近距離でのサイトパララックスのでかさや予備マガジンの携行・交換のしづらさ等がある)を除けば普通のライフルと大差ないし
メカボックスを脇で抱え込むように撃つのでそこでもある程度減音される
特にメカボの音はサプではどうにもならない部分なので、その構造的な消音ポテンシャルの高さをこいつで補強してやれば
結果として、20~30mも離れると本当に気づかれにくくなります
(中には更にメカボ周りにウレタンフォームを充填して消音するゲーマーもいるらしい)
私は所有する長物の数を絞っちゃったのでP90はもう手元にないけど、これはこれで静かさ以外にも優秀な部分があってかなり使える銃だと感じました
おまけ2
PDIのレール君お前……ゲームで使う前から割れてんじゃねーー!
よく見ると外縁の角度が変わってる部分に斜めにクラックが入ってるのがわかるかと思います
つまりこれ補強のサブフレームとしての使途にはあまり向かないと思う、トリガーガードのねじ穴まで使って固定するところはアイデア賞ものだったんだが
たぶん固定イモネジの締めすぎでテンションがかかっちゃったか、もしくはモスカートランチャーみたいな重量物を一時でも付けちゃったせいだろう
これがどういう部品なのかは冒頭の前回記事を参考していただくとして、SⅡSの金属製レール探してつけるか、ランチャーのアンダーレール接続自体を諦めるかしないといけないかも(重量物つけるとピストル側のアンダーフレームがけっこうしなる)
もしくは、装備が嵩張るのは本意ではないがガンベルトの空きにセカンダリでピストルグレネード挿しとけばよかったかなあ、売ってしまったのがちょっと惜しまれる
でもおかげで腹が決まったのでレールは接着剤で固めた
もちろん瞬着みたいな硬くて脆いやつじゃないですよ
エアガン本体の破損なんぞ所詮は数千円数万円の金で解決できることです(自己暗示)
目や歯を潰すみたいに本当に取り返しがつかないことを絶対に避けて、後はマナー守ってゲームできればそれでいいんじゃないかな
そして
後はいつものおじさん悪趣味ピンクのFMAレールカバーつけて完成
よく見ると、とにかく細身のサプなのでアイアンサイトがそのまま使えるのもナイス
純正のLAMとサプつけたMGSスタイルの復活は気が向いたら考えます
でも今のところは必要もないしやらないかな