彼の地(※どこのことかはお察しください)は、サバゲー激戦区の千葉県において1、2を争う人気フィールドである
競技人口も集中するところであり、俺が我が師と初めて顔合わせしたのもそこだった
が、あえてここでは詳細を記さないものの
近年、その威光に幾ばくかの翳りが見えていたのもまた事実であった
2024年2月、遂に運営母体が替わったという
最近なんとなく銃を触ってて、サバゲー的な要素にも触れたいと思ってたので
午後から参戦という形で、リニューアル中のそこを見に行ってみることにした
自分が見て気づいた部分をかいつまんで説明すると、こんな感じ
- 参加費4000円(いわゆる午後割などはなく、飛び込み参加の場合はいつでも常にこの価格)
- 一時期セルフ化(!?)されてたという弾速チェックは、弾速計への撃ち込みとステッカー貼付をゲーマー自身が行い、途中で測定値を運営スタッフが読むことでステッカー貼付(=銃の使用)の可否を伝えるというものだった
電動・ガス・エアコキすべて測定しており(電動以外は省略の向きも多いが、本来これが普通と思う)このやりかたで問題はないだろう - フィールド併設の店舗は運営体制の変更直後ということもあり、レンタルガンと最低限の消耗品類が並んでたくらい
- ケータリング、アメニティ、フィールド内バリケ類のレイアウト等は大きく変わらず
- セーフティの一部浸水しやすい場所に多量のウッドチップが敷かれていた
- 喫煙所の位置変更
- 櫓の2階が使えない試合では、階段にパイロンを置くようになってた(これは以前からかも)
- レギュ説明が簡略化された可能性あり(受付時に会員証の提示をもって、規約等を把握・了承したと見なすとのこと)
- スタンプカードができた(1000円1ポイント、貯まると参加費割引等の特典あり)
参加者は目測と勘だが100名くらいおり、運営上の問題があったことを感じさせない盛り上がりぶりであった
過去はどうあれ正しいほうを向こうとする努力を賞賛したいし、その結果としてのこの盛り上がりでしょう
(昨年のいつだったか、前体制末期の頃に同じように定例会飛び込みした際は本当に閑古鳥が鳴くレベルだった)
この調子でまた業界が盛り上がるとよいですな
ここから先はブラウザバック推奨な、俺自身の鬱話
確かに今日はゲーマーも多く、まちがいなく盛り上がってたのだが
けっきょく3試合くらいで切り上げ早々に帰宅した
装備を着込んでも、フィールドインしても、敵に向けて銃をバリバリバリとぶっぱなしてもテンションが上がらず
全く楽しいと思えなくなってしまった
当然1ヒットも取れないし、それを悔しいとも全く思わなかった
そういう精神状態でやると、被ヒットに敏感かつ寛容になれるというのは思わぬ副産物ではあったが
それも一刻も早くセーフティに戻りたい気持ちの表れだったんだろう
すわ引退か・ブログ更新終了か、などとやるのはどうせ復帰があるんでしょみたくもうダサすぎるので考えないとしても
長めのブレークは必要ではないかと思った
今回の場合、前日へべれけになるまで飲んでて本調子でなかったのもあるのだが、そういうフィジカル面と
サバゲーへ臨む目に見えぬ意志というか、メンタル面は切り離して考えるべき(とはいえメンタルとフィジカルは連動して然るものなので、ただでさえ際限ない物欲や界隈の軋轢などがありがちなサバゲーやミリ趣味やる人は、最大限楽しむためにもまずはよく寝る習慣をつけたほうがいいと思います)
サバゲーの場合、技術面にせよ装備面(いわゆる課金要素)にせよ、それが向上し、練達し、激甚化し、高頻度化し、そうしてある高い水準を達成したとして
最終的に得られるのは、結局は界隈からの承認と賞賛でしかない
俺のようにコミュ障かつサバゲー界隈への帰属意識なんかクソくらえだと思ってるような奴は、結局は動いて撃ち返してくる的を撃ちに行ってるに過ぎなくなってしまう
もっといえば、コミュ障ゆえ対人要素そのものが苦手な線もある
そうなると最終的には、サバゲーにおいて達成したいスタイルが(3年以上もやってて)やはり定まってないことが
このシラケや空しさの要員な気がしている
動く的撃ちに過ぎないサバゲーを一人でやるにしても、その技巧面を突き詰める楽しみだってあるはず
だがそこで、それを突き詰めて何になるのだとなってしまい脇道にそれるのがよくあるパターン
所詮趣味だし適当にやってれば、という向きもあろうが
適当であることと野放図であることは違うだろう
かつて「サバゲーのスタイルは自由」と言ってくれた俺の師は、もうずいぶんサバゲーをしていないようだ
どうやら飽きてしまったらしい、というのもなんとなく聞いてるが、そういう彼にも葛藤はあったのかな
今後のサバゲー頻度をどうするかは置いとくとして、俺はトイガン自体は変わらず好きだし、いずれにせよこの気持ちの原因究明は要るだろう
確かに感じていた「サバゲーの楽しさ」とは、いったいなんだったんだろうと
またフィールドでお会いしましょう。