夢を叶えた

 

フルメタル・ジャケット』を観て興奮してる、中学の頃の俺へ

 

 

お前の夢は20年後に叶ってるぞ

つまりお前は、今でもエアガンが好きだぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

(以下マジでポエミーです、でも万感の思いがあるからしかたない)
(シャレのわかる人だけ読んでください)

 


本当に、本当に思いきっていった

 

メルカリやら何やらで本当にいろんなものに別れを告げて
ある程度の元手ができたにもかかわらずためらってた
こんな10万近い銃買ってどうするんだよと
ゲームで使い物にならなかったらどうすんだ、というかサバゲーとかエアガン趣味にそこまで費やす程の価値を見出してるのかよと

とはいえ、手に入れるなら今しかないという気持ちは
この銃を取り巻く状況からも強くなっていった
それが、かつて最も憧れた銃を最もリアルに再現しているものなら尚更であった
海外産の銃は人気モデルを除き基本的に1回こっきりの製造らしく
何年かしたら買おうというのはどうやら通用しないらしいのだ
これも同様、もう作ってないのではという話もあって
ショップのご主人曰く、今買える物を探すしかないとのことだった

 

思えば
このブログを改めて見返しても、本当に無茶な軍拡ばっかりしてた
とりあえず買って、1回使っただけの銃をすぐ売ったりとか
それはたぶん、自分の本来的な好みにきちんと答えてやれてないからそうなるんだと
そう思った

確かに、いろんな銃を体験してみたい気持ちもあったのだけど
それでも
思いきってしまえば手が届くのに、それをためらって回り道ばかりしてて
そんなことじゃ憧れなんかいつまで経っても叶わないし
そのうえで、憧れの対価以上のものを失っただけのことに気づく
それは他の趣味でさんざん味わったことだったのに

スペックだけで別に好きでもない海外電動なんかに手を出してたら
その憂鬱はますます深まっていってただろう

 

だから、そういうピンボケしたエアガンをいくつも買って売ってとやるような
半端なミリタリー趣味とはいいかげん決別したかった
満たされないがゆえに、頭の中にエアガン趣味に関するフラストレーションがずっとあって
それ以外のものがなかなか手につかなくて
大袈裟だけど、好きなはずだったサバゲーのせいでそれ自体はおろか、自分のそのほかの趣味なども楽しみきれてなかった気さえしてくる

 

エアガン趣味との付き合い方は数あれど
もう軍拡だのスペックだの、終わりのない欲求に絡め取られるのは嫌だったんだ
とにかく迷いを脱して安心したかったし
戻りたかったんだ、俺は
気に入った銃一挺でフィールドを駆け回ってた最初の頃に
上手いとか下手とか関係なく、デビュー戦で愛銃に感じた、俺にはこれしかないという満足感をシンプルに味わってた頃に

 

最も憧れた銃を手に入れた今ならわかる
俺にはサバゲーは人生のスパイス程度にあればいい
技術的にも金銭的にも、あるいは精神面でも、苦しみ抜いて向上するくらいなら
この世界から抜けるつもりだし
なによりも楽しむことが俺のサバゲーの第一歩であり全てです