まず
のっけから暗い話題になってしまうことをどうかお許しいただきたい
2020年の11月下旬
なんとなく楽しく運動できそうという期待感から俺は、昔から憧れつつもなんだかんだ後回しにしてしまってたサバゲーを孤立無援のなか初めてやってみた
おもちゃの銃で敵を狙い撃つ感覚は、それまでに経験したどのスポーツとも異なる満足感があった
その後、サバゲーマニアの師匠に恵まれたこともあり、いろいろ銃を買ったりフィールド巡りをやってみた
時は流れ、2022年の11月
自分のサバゲーバースデーを祝ってやる気力が俺にはなかった
というか実は、この2年で一番モチベーションが下がっていた
最も欲しかった銃も買ったのに……とか思ってたものの、考えつくだけでもこれだけの理由があった
- 多忙と疲労
- 身体の不調(慢性首痛によるクイックピークのしんどさ、あと腰痛)
- 一番欲しかった銃を買ったことによる燃え尽き
- 界隈の謎のキラキラ感、過剰な健全性アピールになじめなかった
- 装備にせよプレイスタイルにせよガチ勢ほど良しとされるかのような空気に、俺のような私服上等適当ゲーマーはなじめなかった
- マナーの悪いゲーマーにそれなりに当たった
- なんだかんだ費用がかさむ
- 美術制作や資格勉強などのように生産的・実利的な趣味とはいえない
このなかでも特に、質の悪いゲーマーに当たった経験はそれなりにあり
思えばデビュー戦でもFF謝罪しないマンにヒット取られたことがあって、ああサバゲーにもこういう微妙な部分があるんだな……と思ったものだったが
その後もゾンビ、暴言、シチュエーションヒット無視、上級者からの見下され行為などを一通り食らったのと、もしかしたら自分もアツくなって無意識のうちにルール無視をしてるんじゃないか、それで人様に迷惑をかけてるかもしれないんじゃないかというような気がして
サバゲー自体が嫌になってた
折から、多すぎる趣味を減らしたいとも思っており
このブログにもわずかながら読者さんもついていただいてるところ忍びないが
2年も遊んだし、ここいらでサバゲーはおしまいにしようかなとすら一時は思った
いっぽうで、サバゲーはそれなりに金も時間もかけた趣味である
暇見てもうちょっと楽しもうかなとも思っていた
そう思い直すと、上に列挙したサバゲーモチベを下げる要因も
考えようによってはどうとでもなりそうに思えた
- 多忙と疲労
→とにかく仕事を終わらせて毎日早寝しろ、仕事にメリハリをつけろ - 身体の不調
→整体に行け(行ってる) - 一番欲しかった銃を買ったことによる燃え尽き
→ガスブロなので夏まで楽しみに待て、それは生きる動機だ - 界隈の謎のキラキラ感
→よく考えたら俺には関係なし - ガチ勢ほど良しな空気
→ゲーム上どうしても彼らと当たる可能性はあるので当たったらあきらめる - 害悪ゲーマーとの遭遇と、自らの害悪ゲーマー化のおそれ
→害悪野郎はクールにスルーしろ、それにたぶん自分の体力を省みないダッシュ多用で脳が酸欠になっててパフォーマンスが落ちてるのが害悪化の一因な気がするのでちょっと控えめに - なんだかんだ費用がかさむ
→1回1回の質を向上させろ、真剣に楽しめ - 生産的・実利的でなさ
→運動不足解消は十分に実利的だし、身体が整えば生産性も上がるはず
というわけで
遅ればせながら俺は俺の、俺自身の2周年記念サバゲーをおっぱじめることにした
デビューの頃と同じく孤立無援のままで……
ぼっちゲーマーなのでどこのフィールド行こうが等しく孤独なのだが
気分を変えたかったので、弊ブログをサバゲーメインにして以来ずっと行ってみたかったフィールドを新規開拓することにした
弊ブログの数少ない読者さんのひとりである沙門(syamon108)さんのホームグラウンドであるとのことで、ブログで記事を拝見するたびに行ってみたいと思っていた場所だった
とにかく広大なのが売りとのことで、曰く短辺70~80mの長方形とのこと
野戦派の自分には嬉しいフィールドである
片道100km程度の道程を爆走してフィールドに向かった
予約が不要なのがめんどくさくなくて何気に嬉しいポイントである
今回、沙門さんはあいにくのご不在ではあったのだが、そのうちお会いすることもあるかと思います
その際はどうぞよしなに
俺のような県外の人間からするとスケールのバグり感に驚さかれる牛久大仏のふもとから、車で15分程度のところにある
入口は正直わかりづらくて、目印に乏しい農道入口から小さな集落を越えた先にある
圏央道の阿見東インターを南下して国道408号を西に上がっていく場合、コンビニ跡地のあたりにカーブミラーがあるのでそこを左折して橋を越えると
つくサバの看板がある
入って受付を済ませ遠目でフィールドを眺めると、沙門さんが仰っていたとおり、とにかくその広さに驚かされた
千葉のBATTLEと並ぶ広大さであった
BATTLEと違うのは、木立が少なくて開けてるのでフィールドが全体的に明るい感じがしたところ
野戦フィールドにありがちな櫓状の建造物をあえて設けてないのも、その開放的な雰囲気作りに一役買ってた
セーフティエリア直続きのデッドウォークが一本しかないのはちょっと不便かもだが、ゲームが終わるまでの待避所(観戦所)も広く取ってあってベンチも多いのでまあいいかな
アメニティ類も上々で、更衣室とシャワートイレが標準なのがすごくいい
恥ずかしながらかつて痔に悩まされた者としては、シャワートイレがあるだけで神の如きフィールドに見えてくる(建築確認とか水道の取り回しとかの関係もあろうが、場所によっては汲み取りの仮設トイレというところもあったりして、そういうところは正直不衛生でもあるしあまり気が進まない。俺のようなおっさんならまだしも、若い女の子とかああいうの平気なんだろうか)
写真は撮ってないけどトイレの個室内にはガンラックまであった、まあただの荷掛フックかもしれないけど
物販も弾ガスなどの消耗品のほか、併設されたエアガンショップの放出品みたいなのが(クリスマスイブというのもあり)安く大量に並んでた
有志のゲーマーによるフリマもあって、そのへんでも活況が伺えた
運営上の工夫で、これはいいなと思ったのがこのへん
番号入りのマーカーは悪質なゲーマーの特定に役立つものでサバパラとかでも導入実績がある
テーブルサイドの荷掛フックもあまり導入してるフィールドはなくて机上がごちゃつかずナイス
ガンラックが机上にあるのも、銃を置きつつ席取りの表示もできるのがアイデア賞もの
ゲーム開始前のレギュレーション説明は基本的にwebで内容確認するのもなるほどと思った、仕方ないとはいえ常連さんにとっては何度も聞かされる内容だしね
つくサバ犬(かわいい)
私がカメラ向けるとそっぽ向いちゃいました
ゲームの途中のインターバルで飼い主のフィールドオーナーさんが彼を(彼女を?)だっこして、我々ゲーマー一人一人とハイタッチさせてくれた
これは一例だが、大きいフィールドにありがちなよそよそしさを解消しようとする工夫だと思った
そのへんはフィールドのルールにも色々現れてた
このへんの、運営とお客さんとの距離感の調整は難しいとこだけど、あまりに常連とベタベタしてても初来場者おいてけぼりになってしまってよくないし
こういうところに神経を割いてくれてるのは嬉しいな
サバゲーってやはり気遣いのゲームだしね
銃はいつものAKストーム(というか電動はこれ以外全部売ってしまった)と、一応サイドアームにエアコキガバをもってった
AKは相変わらずの高性能で、今日は0.25gで初速は81m/s程度だった
かっこつけのためにサプも持ってったけど、ブランクを経て改めてゲームしてみるとやはり取り回しづらさが目立ったので
途中からふつうのハイダーに戻してしまった
それに、今回はマルイの600連のほか、SAAの200連スプリング給弾のももってった
SAAのは弾詰めすぎると撃てなくなるのが難点だが、とにかくゼンマイカリカリの煩雑さから解放されたのがすげーよかった
俺はヘタクソ故にフルオート戦でけっこう弾を使っちゃうので600連は手放さないにしても、マガジンは本当にこの二刀流でOKだった
これでプレイスタイルがまたひとつ固まってきたのがよかった
また、サイドアーム不要派なのでガバメントはいらんかな、とも思ったが
つくサバのゲームにハンドガン戦があって、そこで活かせた
それに、これは奇跡としか言い様のないものだったんだが、なんと20mくらい先の敵との正面切った撃ち合いをこいつで制することができた
やはり腕さえ磨けば何の銃を選んでも強くなれるんだ
というか正面切った撃ち合いでエアコキはなかなか有用らしく、やはり引き金を引いてから撃発までのラグが構造上極めて少ないのがいいようだ
俺のように、まだまだ弾数で落とすような戦い方をしていてはその真価に気づけないかもだけど
ゲームの内容は、カウンター戦とフラッグ戦がメインのオーソドックスなものだった
殲滅戦が(確か)なかったのが意外だった、まあフィールドの構造的に被ヒット者が観戦スペースに溜まっちゃうからだろうね
中にはクロスファイヤ戦というのもあって、耳慣れない名前でいったい何すんだと思ったのだが
これは対角線上に置かれたフラッグの一方を自陣として守りつつ、相手のフラッグを攻略するというものだった
射線が交差するのが名前の由来とのことだった
プレイングは相変わらず、強いゲーマーにバチボコにやられたのだが
一回だけ裏取りがすげー綺麗に決まった試合があって、一気に5ヒットくらい稼いだ
プレイングにおいて、CQB最大の醍醐味が正面切った撃ち合いを制することなら、これは野戦最大の醍醐味と言っていいだろう
まあ5ヒットも稼げるということは敵がそれだけ密集してるということなので、その後普通に撃ち返されて終わったのだが
彼らと待避所で一緒になったとき、自分の健闘を称えてくれた相手プレーヤーがいたのが嬉しかった
こういう爽やかなゲーマーに当たるのは本当にいいよね
俺も無茶なダッシュを抑えめでやってたお陰かいつもより冷静に遊べたと思うし、嫌な思い出もある程度乗り越え、2年続けてなんとなく新しい局面に行けたと思う
そのへん元を辿れば、それはこのブログが作ってくれた縁のおかげなんだろう
なので今後も自分なりに楽しんでいこう
以下所感
- この2年の参戦記録をざっとまとめてみた
きちんと記録を付け始めたのは途中からなので、もしかしたらズレがあるかも
印象的なことは一言メモもつけてます
1)BATTLE(デビュー戦)
2)サバパー(師匠と一緒に参戦した初のゲーム)
3)サバパー
4)BLKFOX(CQB技術のさわりを習う)
5)サバパー
6)BATTLE(このへんでAKストームを使い始める、ブログに記録をしたためるようになる)
7)サバパー
8)BATTLE(5月の耐久サバゲーをした)
9)SISTER(マルイのソーコムを使い始める)
10)AREA41(後にも先にもフラッグ戦でフラッグゲットしたのはここだけ)
11)F2PLANT(レイアウト的に苦手な感じのフィールドだった)
12)サバパー(暴言野郎に遭遇、サバゲーが嫌になりはじめる)
13)サバパラ
14)TENKOO
15)BATTLE
16)つくサバ(←いまここ) - サンセイのメッシュマスクを使ってみた、本当に曇らなくて優秀すぎた(構造的に当然なのだが)
最初は一応、下にシューグラもかけてたのだが
運営に確認したところメッシュマスク単体でOKとのことだった
マルイのプロゴーグルよりもかさばらないので、今後はフィールドのレギュレーションが許す限りこれでいこうと思う
ちなみにシューグラはガスケットなしのものをつけてたのだが、そっちは顔に密着しすぎたのかちょっとだけ曇った
なので夏場はどうしようかな、季節によってプロゴーグルと使い分けるのは本末転倒な気がしなくもないが
(2023.3.31追記)
メッシュは普通に危険なのでやめましょう
別記事でも書いてますが迷ったらマルイのプロゴーグル一択です
フィールドのレギュレーションが許そうが、トラブって最終的に目が潰れるのはメッシュを選んだ自分自身です
メッシュの下にシューグラすればまだマシかもだがそれだと荷を減らすという点では本末転倒 - サバゲーでは痩せません
身体動かして銃ぶっぱなした後のごはん旨すぎだろ……
でもさすがに控えないとな
ゲーム後の写真見て想像以上に丸々と太ってたので - 俺のAKのピンクのアクセントがちょっと紛らわしいかも、という事案に遭遇した
俺は黄色マーカーだったけど、相手チームからはそのピンクが一瞬赤に見えてちょっと混乱した、と言われてしまった
気に入ってる配色だし、つくサバでも「マーカーの色を確認してから撃て」と(原義はFF防止にあるが)注意書きを複数書いてくれてるのだが
あまりに見間違われる場合はさすがに改善しないとな - 茨城はサバゲーがアツいのかもしれん
EDGEというフィールドの存在は聞いていたが、つくサバからわずか数kmしか離れてないというのは驚いた
見学させてもらったところ、つくサバの半分以下と思われるコンパクトなフィールドは接敵距離が近そうでテクニカルな印象を強く受けるものだった
運営曰く、EDGEで遊べば上達は早いとのことで、どちらかというと若手のカジュアルなゲーマーが多かった
ああいう子たちは体力あるし、CQBのテクもきちんと磨いてて強いのが多いんだよな
で、さらにRAID2、名前は聞かなかったがパチンコ屋の跡地を改装したフィールドも近くにあるとのこと
で、見学だけだと申し訳なかったのでマーカーバンドを買った(500円)
いい感じでアクセントになったうえ、「俺EDGE知ってますが?」的な雰囲気が出せるようになってしまった
すいませんいつかきちんと遊びにいきます - 「最初は軍拡なんてするつもりなかったんです。この2年で銃をとっかえひっかえする遊びはし尽くしたんですよ。でも、でもね。マルイのSIGですよ。ガスブロの。これがつくサバのフリマで5000円。予備マグも付いて。だってしょうがないじゃないですか! 誰だって買いますよこんなん。もうね、手に取ったときのあのグリップの丁度良いフィット感、それにコンパクトな外観。最高じゃないですか。スライドストップがめっちゃ使いやすい。人間工学。レールもあるし、デコックレバーもきちんと動くんですよ。やばくないですか? だから俺だって買いますよこんなん。しょうがないんですよ」
などと容疑者は発言しており(SIGも正直気にはなってたピストルのひとつでした、この全体的なまとまり感が好き)
ちなみにステンレスと記載がありますがオールプラでした
初速は、マガジンをファンヒーターであっためただけの与太測定ですが0.25で65〜70m/s出ました
かつて自衛隊行こうと思ってた時期もあったので(これのシングルカラム版であるP220を「9ミリ拳銃」として国内企業がライセンス生産したものを自衛隊は使っているそう)、これホルスターに挿してメインは89式で、というのも夢が広がる
まあもう長モノはあんまり欲しくないけど、先のことを言うと鬼が笑うというしね