おそらくこれが今年最後の軍拡でしょう
銃はメインもサブも、今後使いたいものが固まってきた
ウエアやアイセーフティもOK
それらを持ち運ぶガンバッグも準備OK
……と思われたのも束の間、SNSでかなり気になるガンバッグの広告が流れてきた
それがこれ
SPARK Gun Porter
「コンパクトにサバゲーを楽しみたい人向け」という、かなりコンセプチュアルなバッグであり
そして、それはかつて装備のミニマル化に腐心していた俺の心をバッチリ打った
いやいやこんな鞄をいったいいくつ買うんだよ! そんな自問も当然ながら生じた
だが、銃の好みが移ろいやすいように、それに合わせるガンバッグも移ろってくのは当然だろう(詭弁)
ここで、サバゲーを丸3年やってみて使ったガンバッグ類を振り返ってみる
- ギターケース
スタンダードAKやM14ソーコムみたいな、90cmくらいまでの銃ならこれで運べる
それより長いのはベース用のケースでも使ってください - 41PX トリプルガンケース105【売却済】
M14ソーコムをメインにしてた際に購入し、しばらくメインで使用
メインアーム1挺、弾、バッテリー、フェイスガード程度の荷物ならこれひとつで収まる
欠点としてはやはり長いため、背負ってバイク移動するような場面ではヘルメット被った後頭部に当たって身体とのフィット感が最悪なのと、それに伴い左右にズレまくって風圧を受け危なっかしいところ
肩紐の長さ調整のところに抜け止めの折り返し縫いがないため、テンションのかかりかた次第では肩紐がすっぽ抜けることがある - 41PX バリオスペース【売却済】
フォールディングストック組んだAKストームを収めるのに使用
メインアームが全長60cmくらいまでであれば、バッグ自体の膨らむギミックもありこれひとつでOK - CONDOR 164トランスポーター
装備のミニマル化に凝ってた際に導入、これも全長60cmくらいまでの銃がいける
ただし幅も厚みも薄いため、プロゴーグルみたいな嵩張るものはかなりしまいづらい - ミリタリーベース ライフルキャリングケース(ロング、120cm)
スタンダードM14みたいな1m超の長モノをしまうのに購入
フィールドにはまず持っていかない - WIBERTA ソフトガンケース(120cm)【売却済】
VSRをメルカリで買った際に前オーナーがつけてくれた
中古品・箱なしの長モノを買う際に使った程度で売却 - UFC ソフトガンケース【売却済】
軍拡品の整理用に、近所の中古品店で1000円で購入
軍縮のついでに売却 - 41PX トリプルガンケース105【売却済】
軍拡中毒が最も重篤だった頃に銃の整理のため再購入するも、一度もフィールドに持参せず売却 - 41PX 75モノリス
メインアームをデルカス1本に絞る際に合わせて購入、現在のメイン
こうして見ると
かようにガンバッグも、銃やウエアに次いで迷走しやすいものなんだろうなと感じた
ひるがえって現在メインの75モノリスだが、以下のものを入れてる
- デルカス
- M45
- マガジン(デルカス用4本、M45用3本)
- ファーストライン
- プロゴーグル
- BBボトル(500mlサイズ)1本
- ガス缶1本
- カミース上下各1着
- 小物類(バッテリーおよび充電器、マーカー、予備手提げなど)
これだけ入れていてもメイン荷室の容積は半分程余ってるので、メインアームの長さ的にもガンポーターならちょうどいいのではないかと思い購入してみた
75モノリスとの比較も交えて記したいと思う
【以下、ガンポーターの箇条書きインプレ】
- 諸元のうえでは寸法は両者ほぼ同じなのだが、ガンポーターのほうが圧倒的にコンパクトに見える(↓写真左がガンポーター、右は75モノリス)
これはモノリスが「自立するガンバッグ」のコンセプトで作られてるため(とはいえ内容物の重心次第では自立が難しいのだが)、基本的に膨らんだ状態で使うことが影響してるはず - 生地が全体的にへろへろであり、ちょっと丈夫なふつうのリュックサックといった感じ
この点はモノリスのほうがガッシリしててガンバッグ然としてる
金属製の長モノならまだしも、樹脂製のそれを入れたときどうなるかがちょっと心配ではある - デルカス(全長70cm)の収納自体は全く問題ないが、長モノの荷室がひとつだけのため複数挺運搬は配置を工夫し、ベルクロ留めをうまく駆使する必要あり(一応ベルクロベルトは標準で4つある)
ただし標準のベルクロベルトはやや短く、デルカスのハンドガードだとオスメスの接点幅が5ミリくらいしかなく、ギリギリ足りるレベル - 上記装備を一式入れてちょうどいいくらい
長モノ荷室にデルカスとファーストライン、メイン荷室にウエア、アイセーフティ、予備マグ、ピストルなど、その他小物をサブ荷室にしまう - なので、荷室の構成はほぼ同一(長モノ荷室、メイン荷室、サブ荷室各1)ながら、容積は75モノリスのほうが圧倒的に上
モノリスなら上記装備フルにしまってメイン荷室に4割くらいの余裕があり、サブ荷室は使わない
長モノ荷室はモノリスなら背中側とその反対側の2つにモールがあり、間仕切りもあるので最初から複数挺の運搬を見据えている(ガンポーターは背中側のモールがない) - ただし、内容物の取り出しやすさはガンポーターのほうが上
モノリスは箱形かつメイン荷室を間仕切りで分けられる構造上、開口部がてっぺんと左側面の一部しかない
いっぽうガンポーターはメイン荷室の背面が8割程度開けるのでめちゃくちゃしまいやすく取り出しやすい
ちょっとわかりづらいが、ガンポーターならメイン荷室がガバッと開く - サブ荷室の使い勝手は両者とも大差ない
収納ネットがついてて開口部が大きいモノリスが若干有利かなといったところ - ガンポーターは長さ調整のバックルを絞ればぺたんこにできるので、中で荷が暴れて振り回されることが少ない
もっと言うと、この機構により長モノ荷室のファスナーへの負荷が分散できそうなのでなんとなく安心感がある - ガンポーターはモノリスよりも肩紐の肩側縫い付け部の位置が低く、これによりバッグ本体の下端がよりウエスト側に持ち上がるので、背負いながら座ったりする際に椅子などの座面に干渉しづらい
これはバイクでサバゲー行く際にも効いてくるはず
ちなみに、俺(身長173cm)が荷物を詰めてバイク用ヘルメットを被ってからガンポーター背負ったところ、懸念された後頭部への干渉はさほど感じられなかった - 表面のモールウェビングを廃しミリタリー色を薄めた、との謳い文句どおり、バッグ自体に拡張性はほとんどない
ただ、拡張が必要なくらいモノを運ぶようなユーザーならモノリス、それも90のほうとかを買うだろう - これだけの機能がありながら、ガンポーターは定価で75モノリスのほぼ半額というのは格安だろう(ガンポーター8800円、75モノリス16800円)
ガンバッグで1万円を切るのは比較的安い部類だと思う
もちろん、モノリスにも高いなりのよさはあるけど
以上を総合すると、それぞれのガンバッグが向くユーザーは以下のとおりだと思います
【ガンポーターが向いてる人】
- メインアームが全長70cm前後のライフル1挺の人
- フィールドまでの移動はバイクか公共交通機関がメインの人
- 荷物の取り出しやすさ重視の人
- 装備類にあまりお金をかけたくない人
- その他、全体的に装備が少ない人(装備選びに割り切りが要るので初心者向きではないかも)
【75モノリスが向いてる人】
- 全長70cm前後のメインアームが複数挺ある人
- 荷物のしまいやすさ、撤収の早さ重視の人(開口部の狭い箱形なので雑にぶちこみすぐ撤収、というのがやりやすい)
- 高くてもいいのでより確実にエアガンを保護したい人
- 色々な装備を今後使っていきたい人、装備の方針が固まりきってなく軍拡の可能性が今後ある人(銃・ウエア類問わず。この中に初心者も含まれるだろう)
- いかにもなミリタリー感があったほうがいいという人、41PXのファンなど
【その他のガンバッグも検討すべき人】
- 装備に全長80cm以上の長モノがある人
- 特殊部隊装備やヒストリカル系など、装備点数が比較的多い人
- 自家用車がある人(実質無制限にガンバッグが選べ、あえて上記2種類の二者択一をしなくてもいい人)
こんなところだろうか
俺は自家用車持ちだがガンポーターの設計思想に惹かれたのと、やりたかった軍拡はあらかたやり尽くして装備の方針が固まり
現装備ならガンポーターひとつで事足りることがわかったのでそっちにしました
もちろん今後気が変わる可能性は大いにあるので、75モノリスも売らずにモスボールさせておきます
最後に、ガンポーターの収納力を写真でご覧いただき終わりにしたいと思います
①現在の俺がサバゲーやる時の全装備
②長モノ荷室にデルカスを突っ込みベルクロ留め、その脇にファーストラインを入れる
③メイン荷室をベリッと開き、バッグ下側から畳んだカミースの手提げ詰め、サイドアームなど用手提げ(M45、各種予備マグ、ガス缶、BBボトルが入っている)、プロゴーグルを詰める
プロゴーグルはちょっときつきつ
モノリスも結局ゴロンと横にして使ってたので、この開口部の広さは嬉しい
小物用ポーチ(バッテリーと充電器、マーカーなどが入ってる)はバッグ上部のサブ荷室へ
これでも若干余裕があるので、財布やスマホなども入るだろう
④側面バックルの紐をぎゅぎゅっと絞り、75モノリスと比較
やはりコンパクトである、つまり大満足である