セロー250にバーライズキット組んでミラーをアンダーマウント化した

【感想】

  • ハンドルを56mmアップ、20mmオフセット(前方へ)させた
  • スロットルワイヤ、ブレーキホース、配線類の長さは純正で問題なし
  • クラッチワイヤはライトクラッチキット噛ませて延長してるため純正で長さが足りるかどうかはわからない(たぶん足りない)
  • バーライズキットなしでライトクラッチキットだけ噛ませたときの、ミートポイントが遠ざかるような違和感がなくなった
    それだけワイヤの張りが出たからだと思われる
  • 100km/h前後では高速シミーの悪化はほとんどなし
  • ハンドルマウントしたアクセサリ類の車体への干渉もなし
  • ミッションインポッシブルのトムクルーズみたいなやる気の出るポジションになった(個人差あり)
    そのぶん腕が疲れやすくなったかも
  • カーブ走行時の影響は良くも悪くもそんなに感じられない、ハンドルが高くなった分のふらつきを前方オフセットによる押さえ込みで封じてるからか(正直わからない)
  • ミラーをアンダーマウント化したことで、伏せ気味に乗ってるときは見易くなった
    ふだん乗りのときは視線の移動が大きいのでおすすめしない
  • ミラーの像は、振動が増えるとややブレる
  • トップブリッジに前方オフセットのバーライズキットを先に付けると鍵穴にわずかに干渉して鍵の抜き差しがしづらくなる
    要改善箇所

 

【経緯等】
認めたくはないが
セローは高速走る時の安定感がうんちなので

  • ローダウンリンク(重心を下げる)
  • ツーリングシート(の着座位置上昇による前傾・前荷重化)
  • パフォーマンスダンパー(車体の振れを止める)

を取り入れてみたが
結局ハンドルぶるぶるでどうにもならん割には
カーブが曲がりにくくなるという弊害が出てきた

やはりノーマルが一番よくできてるということだろうが
ツーリングシートはケツ痛に効くし
ローダウンしてPD入れたのは街乗りでの直安に効いてくれるんじゃないかという信仰みたいなのもある
まあフルノーマルのセロー乗ってないのでわからんのだけど

そんなわけで、これまで入れた部品はとりあえず外さないこととして

  • ツーリングシートの前傾を和らげて楽ポジにする
  • ハンドルマウントの一体型ETCとかのアクセサリを車体に干渉しづらくする
  • かっこよくする

というのを狙ってハンドルアップすることにした
ちなみに、一番の狙いは使い勝手よりもかっこよくすることにあって
オフヘル被ってフリスコスタイルのカタナに乗ってらっしゃる人(有名な方だと思うし多分ググれば一発)を見て
アップハンのバイクええやん、となったからだった
偶然俺も鍔のついたツアラーメットだし、首悪くて前傾のバイクしんどいしで
こんな世界あるのかとちょっと目から鱗だった

 

そんなこんなで、選んだのはZETAのバーライズキット
ちょっと挑戦したい組み合わせとして、今回は30mmアップのものと20mmオフセット・26mmアップのものを組み合わせてみることにした

つまり56mmアップ、20mmオフセット

ユーザーインプレ見るとワイヤ・ハーネス・ホース類ノーマルで30mmアップが限界とのことで
この併用パターン自体がダメでも最低どっちか片方だけならいけると踏んだ

 

とりあえず、組み合わせはこんな感じ

俺のやり直し予定のメモ書きも兼ねて書いとくと
30mmアップのものについてるねじが座金一体型のものに対し、20mmオフセットのライズキットのねじ穴はヘックスねじ用の小さい穴なので
そのままでは逆(オフセットが上)の組み合わせはできなかったりする

セローはハンドルポストと鍵穴の位置が近いので、これで前側にオフセットすると干渉してしまい鍵の抜き差しが困難になる(できなくはないがすげーやりづらい)

30mmアップ側に付属のねじはM8×60mmだった
とにかく、写真の組み合わせは上下を入れ替えないと半端なく使いづらい

 

まず26mmアップ・前へ20mmオフセット
前傾を緩めるんじゃなかったのか、という声もあろうが
それよかかっこいいほうが大事なので
それに後ろへのオフセットだと、続けて30mmアップさせるときにさすがにワイヤ・ホース類に余裕がなくなっちゃうと思う

ちなみに、この写真の時点で座金一体型のねじが入らないこともわかるだろうし
ずらしたバーの隙間からわずかに覗いてる鍵穴と干渉しそうなのもわかると思う

 

次いで30mmアップし固定
なんとかいけた

ここまでやったときに一旦左右にハンドルをフルロックして、ワイヤ類が突っ張ったりしないか見ておく
今回はそのへん問題なし、ただしクラッチワイヤはライトクラッチキット噛ませたぶん余裕出てるので、純正のまま同じことができるかどうかはわからない

 

続いて、ハンドルをアップしステムとの間に余裕ができたので
トラ車みたいなスポーツ感、フリスコカスタムっぽいストリート感を出したくてミラーをアンダーマウントにする

トラ車だとタカツのトライアルミラーをアンダーマウントする例が多いようだが、同ミラーはどうやら名ばかり保安部品っぽい感じなもののようでミラーとしての性能はあまりよくないとのこと

そこで今回は、昔乗ってた車輌を売るときに外してとっといたRALLY690ミラーを選んだ

まあオフローダーの定番ではある
可倒機能を活かして微妙なアジャストができそうなのがよい

これはヤマハ車特有の片っぽ逆ネジみたいなややこしいのではないので、今回はタナックスの10mm正ねじ穴の留め具ふたつでハンドルにつけちゃうことにした

 

ちょっとわかりづらいうえ反対側の写真がないが、フルロックしても当たらない位置を模索するとこうなった
たぶん正規位置のときと左右入れ替えでつけてる

 

元のミラー穴も忘れずにメクラする

ヤマハ車なので右側が逆ねじになります

 

ハンドルマウントした留め具も同じように、天を向いてる逆側のねじ穴をこれで塞いだ方がよさそうではある
これも今後検討しよう

 

できあがったハンドル廻りはこんな感じ

ハンドル握ってても腕とかが映り込まず、かつ左右フルロックでも干渉しない位置となるとこんなん
690ミラーのおかげで調整も容易です

(スクリーンのクソダサいステッカーボムは見なかったことにしといてください、納車時の勢いでやっちゃいましたが私も後悔してます)

 

 

ともあれこれで完成

乗ってみた感じは上述のまとめどおりで、極端に走りづらいこともなくまあ満足してます

ただ鍵の抜き差しのしづらさはいかんともしがたいので、そこだけ改善したら
このセローでやりたかったイジりはひとまず終わりですね