セロー250に1000kmくらい乗った

表題のとおりなので感想を述べてみる

あくまで個人の感想です

それに大部分が納車直後の印象と被ってるとも思う

 

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  • ブレーキは不足ない効き、と書いた気もしたが普通にアドレス125のほうが効く
    何と比較してそう思ったのかは思い出せないがぶっちゃけプアー
    オフタイヤで接地面が小さいからだろうし、どうしてもロックして滑っちゃうんだよね
    雨の夜でちょっと怖い思いをしたりもしたし、前車が急ブレーキ踏んだりしたときは車間を十分に開けとかないと寿命が縮まる思いするというかした
    そこはセローというよりオフ車全般の宿命ではあると思う
    新車からタイヤ未交換のまま10000kmの大台も見えてきたし、マジでIRCのツーテンあたり導入しようと思う
  • これもどちらかというと接地面の小さいオフタイヤということもあろうが、ステムベアリング? の抵抗が今まで乗ってきたスズキのロードモデルより小さい感じがしてスパスパ切れる
    そして、それにF21インチが合わさるから「切れるのに粘る」というあの独特のハンドリングになるのかもしれない
    だから、モタードみたく舗装路しか乗ってないけどセローでなく本当にXTあたりの前後17インチのモタード買っちゃってたらなんか違うな…となってたと思う
  • とはいえ、オフロード走行できる特性とトレードオフではあるのだがあのブワンブワンなサスはカーブで挙動が安定しづらいし、舗装路でのグリップが心許ないブロックタイヤも相まってガンガンに攻めようとはあまり思えない
    俺のようなビビリには丁度良いのかもしれない
  • 燃費はやはり抜群にいい
    下道をそれなりに飛ばしたりしてもリッター30kmはまず割らないので、スタンド探す頻度が少ないのは本当に精神衛生上よろしい
  • パワーないし回らないエンジンだけど、下のトルクが太いのでストレスなく加速できる感じはいつ乗ってもいい
    レッドまで綺麗に回って速かった後期型GSR400が極低速がスカスカだったのとは対象的
    100km/hまでなら余裕あるのは昔乗ってたVスト250もそうで、あれも同じようにハンドリングの切れと粘りのバランスが絶妙だったりポジションが楽だったりといろいろ共通項があるが、Vストになくてセローにあるのが、低回転からのこの蹴り出されるようなトルク感
    もちろんVストのパラツインも実用に十分なトルクはあるし、振動もほとんどなくてなめらかでフラットできれいに吹け上がってくのだが、言ってしまえばそれだけのエンジンではあった
    回して楽しむタイプではもちろんないし下からの蹴り出され感も希薄で、真の意味で道具然としているというか
    ちなみにこのトルクで蹴り出される感じは社外マフラーに換えると間違いなく薄まる要素なので、高速あまり使わないのならノーマルで乗ってるのがいいと思う
  • 高速使ったロンツーもあまりしなくなった今、セローのあの軽くて小さいところには助けられてる
    GSRの200kg超えの車体をよっこいしょと貸倉庫から出すあの苦労もなくなったし、下道でも気になった場所があれば即Uターンしたりできて、(何かに縛られたくないからバイクに乗ってるのに)バイクに行動を縛られる、ということが少ないのが気に入っている
  • 切れるのに粘るハンドリング、すなわち軽快でありつつ荷重移動で車体を寝かす楽しみもあるのがセローのハンドリングの美点だが、下道でそれを最大限味わうなら余計なカスタムを一切しないことだと思う
    ハンドル高さそのままで風防装着、ローダウン+ハイシートによる低重心・前荷重アップ化に加えPDでボディを固めたところ、高速カーブで意外と車体が寝ずにちょっと焦るような場面があったが、その割には100km/h超の速度域での不安定さはそのままだったりする
  • ファンライド性と実用性が共存してるのは良いバイク、というのが持論としてあるが、1000km乗った今でもセローへのその印象は変わらない
    扱い易く維持費も安価で、かつ低速だけならパワフルで速くハンドリングも楽しい
    俺の尊敬するインプレブロガーが「バイクにエキサイトメントは必要」と仰ってたのだが、牧歌的な林道トコトコバイクと思われたセローにも間違いなくそれはある
    高速域での何やっても消えない不安定感など、これが最高のバイクとまで言うつもりはないが、自分自身の心境の変化もあり、「これでいい」と今はかなり思えている(いろんなバイクで過去何度も思ったことではあるが)
    まあ買い換える気はおきません
    「バイクでできることの9割はセローでできる」「セローに慣れると他のバイクに乗れなくなる」はやはり真実と言わざるを得ませんでした