エアコキガバメントに漢ばね入れた

我が家には
およそ20年モノのエアコキのガバメント(M1911A1、いわゆるミリガバ)がある
うちの銃のなかでは最長老です

 

 

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サイドアームのためにパワーソースだの予備マグだのを用意するのもかったるくなってきて
軽くてラクでエアコキ戦にも使えるので
この際こいつでいいか、などと考えたりしてた

というかエアコキは侮れません
かつてCQBフィールドでガスガンでガチガチに武装して突っ込んでった先でエアコキ1発でやられたこととかあったので
俺が弱いだけともいうんだけど


20年モノの証として、現ロットのミリガバではオミットされた
グリップ底部のランヤードリングの造形がある

まあ見事にへし折れた後である
ほっそい樹脂だし当然
後はリコイルSPガイドのハトメの形なんかも確か違ってて、後のロットだと抜けにくいようにラッチが出っ張ってたはず

 


こいつももう20年前の銃だし、この際ぶっ壊れてもいいので
もうちょっとがんばれねえかなあ、などと考えてたそんな折
おもしろそうなパーツ見つけた

ファイヤフライ 漢ばね

 

中のピストンのばねをでかくして初速をアップするという単純明快なパーツ(ばねは2種類)
対応するエアコキの種類も書いてあるが、新しめのモデルならおおむね大丈夫そう

というかマルイのエアコキ、20年前と比べて明らかにラインナップが縮小してて
ちょっと悲しくなってしまった……

そして
思えば電動ガンなんて夢のまた夢だった中学時代、ガンマニアの先輩と共に
ジャンクのエアコキから追い剥いだばねを二重巻きにして強化したりして
そしてコッキングできなくてああだめだこりゃ、などと笑いあってた日々などが思い出された

取付はテイクダウンして入れ替えるだけなので、作業風景は省略
昔を思い出しておセンチになりつつ比較

 

まず、ばねの長さはこんな感じ(左からへたれたノーマル、やや強(ショート)、つよつよ(ロング))
ノーマルとやや強の差はそんなんでもないが、つよつよばねは明らかに強そう

 

次いで、実射性能をみる(弾は0.25g)

 

ノーマル 初速は59m/sくらい
いろんなフィールドでの初速上限の87m/sとかには到底及ばない数字である

 

ショート漢ばね 66m/sくらい
コッキングが体感2割増しくらいで重くなったが、初速は1割上がってる
これは凄い

 

ロング漢ばね 68m/sくらい
コッキングがノーマル比で体感4割くらい重くなって、半端に引いてもシアにピストンがロックされなさそうである
それくらいヤバさが伝わってきて、初速も70m/sの大台に乗りそうな感じである
が、ノーマルからショートに換えたときほどの劇的な変化はない

 

 

そんなわけで、漢ばねの最適解はショートかと思われるが

 

俺はロングにした

できたら、中学時代の思い出よもう一度と
ロングとショートの二重巻きにしようかと思ったが
これはばね同士の収まりが悪くて断念した

 

 

 

故あってエアガン趣味を封印した時以来の、20年モノのうちのミリガバが最後にフィールドでひと花挙げて
ぶっ壊れて華々しく散ったら彼の死を悼みつつ

たぶんエアコキのソーコムいきます
固定ガスのソーコムのアクセサリが使い回せそうなので

 

 

 

最後に

 

エアコキ戦は楽しいぞ

まあ難色を示す人がいるのもわかる、電動ほど飛ばない銃で連射もできない
爽快感に欠けるのは正直、否定のしようがない
俺の行きつけであるBATTLEの名物のひとつともなってるが
やはり”エアコキ戦”とスタッフがアナウンスした瞬間にセーフティの空気がええ……みたいな感じに変わって
露骨に参加者が減るんだよな

でもそのダルさがいいんだよ

ダルさを知恵と勇気で覆す感じが

 

みんなもエアコキ戦やろうぜ

 

海外製の電動ガンをお店で撃たせてもらった


マルイの電動はいいぞ、と事あるごとに言うのだけど
その実、マルイの電動以外の銃にろくに触ってないので
いやいや他の銃とも比較したうえでマルイの電動を褒めるべきだろ、という思いが実はずっとあった

 

とはいえ、比較のためだけにへぼい銃を手にするのなんかそれこそ金ドブてやつだし絶対嫌だし
それに、今やこれだけ海外製の高性能なエアガンが流通しゲーマーに愛されているなかで
それでもマルイがいいと言われる理由はなんなのかというのを探るべきだと思った

というか俺自身、海外製の電動ガンに興味がないわけではなかった
俺はCQB命ってわけじゃないが(どちらかというと野戦が好き)、やはりCQB強者は海外電動を使ってる率が高い
それにCQBのテクニック自体、多くの海外電動がベースにしているアーマライト系の銃をベースに組み立てられている印象を受けている
俺自身その手の近接戦に弱いので、まず銃だけでも同じ土俵に立ったうえでテクニックを磨くのが手っ取り早く強くなる方法なのかもしれないとも思っていた

 

だが、海外電動について回る問題として
メーカーのアフターサービスが受けづらいというのもあったようだが
これは国内のショップの尽力などで少しずつだがトラブル時のアフターサービスも受けやすくなっているようだ
それでも拭えない懸念は、やはりリポバッテリーを使うという部分にある
他の産業分野においても、リチウムイオン電池は今もって発火トラブルの可能性を否定できないものであり、
電気分野の講習などでも「使うなら常に監視下に置いてほしい」と念を押されるほどの代物である

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なので、セコい考えではあるが
まずはそのリポで動く海外電動がどんなものなのかを試射させてもらうことにした
もし本当に欲しくなっちゃったら(フラグ)、その時はリポを安全に運用できる方法を模索しよう

 

 

いったお店は41PX(東京都・秋葉原

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ご承知のとおり海外電動に物凄く注力しているお店である
いろんな銃を実際に触ってみることもできるらしい
あとここのガンケースは優れものが多いのでおすすめ

 

 

とはいえ、元々アーマライト系の銃はあまり興味がないため
海外電動は正直見た目はどれも同じに見えて仕方なかった
個人的には、小さくてどこでも使えそうなこのへんを見れたらいいかなと思ってた

 

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サバゲー備品では俺もお世話になってるG&G
BB弾はマルイとGGのチャンポンだしピストル使うときのローダーもGG
この短さはかなり使いやすそうではあるが、野戦だともしかしたら飛距離が伸びないかも
俺の師匠も装備の断捨離を始める前は、GGのRKをそういや愛用してた

 

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ここも気鋭のメーカーらしいアークタウラス(アークトゥルスとは読まないらしい、うしかい座の星の名前ですね)
このメーカーの名前は、こないだサバゲーいった際に喫煙所で他のゲーマーさんが「良く当たるんですよ!」と他の人と話してるのが聞こえてきたことある
上のARP556よりも若干銃身が長く、それでいてスライドストックなのでバリオスペースにも入りそうである
バレル長が200mmの大台なのがちょっと頼もしいか(ちなみにP90は240mmくらい)

 

このふたつのうち、ARP556は中古品と思しき品が壁に掛かってたので触ってみたが
確かに軽くて取り回し易い
マスがギュッと集中してる感じがあった(ただバッテリーはおそらく入ってないのでこれを入れてどうなるかは不明)
用のないときは縮めとけるワイヤースライドストックも便利だし、左右スイッチングのまねごともチャキチャキとできた

 

そんなことをやってたら店員さんに声をかけられた
なにかお探しですか、とのことだったので
長さが60cmくらいでどこでも使えそうなやつを、と伝えた

すると、やはりARPが店員さん的にはおすすめらしく
この9月に出る新モデルはいいですよ、とセールスしてくれた

 

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聞けば、従来のARPよりバレルが長いのに軽くなってるとのこと
もちろん電子トリガーも備わっていると

 

「電子トリガーってプリコックなんですかね」と、今となっては的外れな質問をしてしまったところ
曰く、電トリは物理スイッチで電極に瞬間的に過大な電流が流れることによる焼損を防ぐためのものらしく
ただ同時に、トリガーレスポンスの向上などの効果もあるらしかった

まあまだ発売前の製品なのでいまいちピンと来ず
他におすすめありますかね、と聞いたところ
ヤバい銃を試射させてくれることになった

 

ICSのダガーという銃

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これ、プリコック機能つき電トリが備わったモデルとのこと
一応説明しとくと、電動ガンは通常引き金を引くとウィ(モーターが回ってピストンが後退しバネを縮める)パン(縮まったバネが開放されてピストンが前進し撃発)、ウィパン、と弾が出るのだが
プリコックは名の如く、最初のウィをあらかじめやっとくことで
引き金を引くと即パン、と弾が出るやつ
パンウィ、パンウィ、みたいな感じで弾が出るので
それこそCQBみたいな正面きっての撃ち合いでは有利になる

店舗併設の5mレンジで撃たせてもらったところ、やはりその効果は絶大で
マルイのハイサイクルと同等か、もしくはそれを上回るんじゃないかと思うほどのレスポンスの良さだった
トリガーストロークの浅さもそれに一役買ってる
もしかしたら、11Vという高電圧で動くのもあるかもしれない

そして、パララックスが小さいためドットサイト(別売)との相性も抜群で
この近距離でも狙った的にしっかり飛んでいく

フルオートも凄く、マルイのスタンダードよりも明らかにサイクルが速い
秒間20発程度とのことで、やはりこれもハイサイクルに迫る
それに電トリの恩恵で、フルオートで一瞬だけ引き金を引くとバースト射撃も可能

射撃性能は、少なくともレンジで撃った限りでは申し分なく
つくづくロングレンジでの実力が試せないのが惜しまれるところである
初速もどの程度あるのだろう

メカ的には、アッパーレシーバーのピンを抜くことで実銃のアーマライト同様のテイクダウン機構が再現されていて
メカボごと真っ二つに分かれるので内部のギアなどに即アクセスできる
これのおかげでレートの異なるばねへの交換も可能とのこと

なお、プリコックは撃発しない場合はばねが縮みっぱなしとなり
そのままだと暴発の危険やメカへのストレスなどが考えられるところ
なんとボルトのフォワードアシストノブ(M4カービンとかのレシーバー右上にある丸いボタンみたいなやつ、大体飾りのことが多い)を押すことで内部のギアがゆっくり回転し、ばねを開放することができる

総合すると、ICSのダガーはとにかくサバゲーの道具としての能力が高い印象だった
リポが安全に使える日がつくづく待たれるものである

 

 

 

以下メモ

  • 突然だが俺はわりとマック堺という人物が好きである
    人柄の良さを感じる木訥とした語り口と、構成を一律にした編集で余分なトークも省いてるわかりやすい動画はよく次に買うエアガンの参考にしてる
    (ただ彼はシューティングマッチの人なので、彼が推す銃がそのままサバゲーでも強い銃なのかどうかは即座に判断しかねるところ)

    で、この写真は某越後の店の壁に貼ってあったやつだが
    彼が紹介してるC.A.T.の銃も国内チューニングショップ監修とのことでちょっと興味ある
  • 海外電動をまじまじと見たのは今日が初めてだったが、どれもスペックの割に安価な印象だった
    もっと10万くらいとかするのかと思ってた
    41PXの店員さん曰く、パテントや実銃再現にお金をかけておらず、ゲーム向きの製品に注力しているからとのこと
    なるほど
    強いゲーマーが使いたがる理由もこのへんにあるのだろう
  • シューティングレンジには持参したプロゴーグルを装着して入ったのだが、店員さん曰くそこまでする人は少ないとのことだった
    エアガンを扱う以上当然だと思うのだがな
    もしくは、皆シューグラで済ませててフェースガードまではしてないという意味だろうか
    発言の真意はわからない
    41PXは、とにかくサバゲーのカジュアル化に力を入れているショップという印象が強いのだが
    ゲーマーの行きすぎたカジュアル化の結果として安全面を軽視するようなことにだけはなってほしくないなと祈るばかりであった
  • 近年の電子化の進んだ電動ガン、よく意味のわからない用語が多かったので後で整理しとこう
    なんなんだETUだのMOSFETだのSBDだの

    youbloomasyou.hateblo.jp

  • 41PXというお店は、俺が最初にエアガン趣味に目覚めた10代半ばの頃には影も形もなかったのだが
    ここにきて躍進してるのも頷ける気がする
    なんだかんだ接客の質が高いのである
    もちろん、近所の某越後のお店も店員さんの商品知識はものすごいし、某雄牛のお店も愛想のいい店員さんが揃ってる(ただしろくに店舗在庫を調べもせず「ないですね〜」の一言で済ます人間に何度か当たったのはしばらく忘れないだろう、結局自分で探したら目当てのものが見つかったのでいいけど)ので、それだけサバゲーの市場規模自体が拡大してきてるということなんだろうな
    いいことだと思う、少なくとも業界が萎縮してくよりはよっぽど
    楽しんでくべ

 

サバゲー金ドブ事案に遭遇した(ガンケース編)

突然ですがこのガンケース
超かっこいいですよね

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コンパクト極まるサイズ感、そしてスキャバード(scabbard、鞘)の名の如く忍者刀みたいに銃を背負う姿がスタイリッシュ
例えば、これに必要最低限のサバゲー道具詰めてバイクでゲームに参戦するとか
見てるだけで夢が膨らんでくる

残業代が出て無敵だった俺は某ショップの製品入荷メールを見て一目惚れし
P90購入の勢いのままこれもいった

 

そして到着

あっ(察し)

 

はい

これひとつでサバゲー参戦なんて無理です

 

とにかく銃にコンシャスすぎる
下手したら保護具や弾どころか予備マグすら入らない

 

そして、ここで冒頭の画像を見てほしいのだが
マガジンを装填したまま収納してるのにお気づきだろうか

つまり、その状態でケースに入れてたら
セーフティで取り出して即ペナルティものである

かようにケースの幅が狭いうえ、どこかしら銃がはみ出るつくりなので
これにまともに入る銃は我が家にはひとつもありませんでした
恋は盲目ってやつ

 

このケースがアレな点はまだあって、

ナスカンは最初から傷がついてたうえ、板バネをプレスした簡易なもの
なにかの拍子に板バネが左右どっちかにズレたらそのままバイーンと開いてしまう
これ背負ってバイクでゲーム参戦なんて恐ろしくてできない

 

ファスナーが途中で終わってて、てっぺんまで閉じきらない
したがって雨の日は使用無理です
替わりのバックルも、絞って固定したそばから緩んでいく

 

マジで見た目だけでいったが
このケースが活きるシーンというのが俺には全く思いつかなかった
これをホルスターとして長モノを背負ってフィールドインしたところで、物陰でいそいそと取り出して持ち替える様を想像するだけでないわ……となってしまった
なので思いつく使途といえば銃をスタイリッシュに持ち運ぶことができるくらいだが、これで街中とかで持ち歩いたらけっこうな確率で職質くらいそうである

 

最初は気にいってて、遊んでくうちに自分のスタイルに合わなくなって手放したサバゲーアイテムはいくつかあるが
これのように、手にとったその瞬間ダメさを感じるアイテムは初めてだったので
メモがてら残しとくことにした


誤解なきよう書いときますが、このケースと私のサバゲースタイルが合わなかっただけの話です
必要な人は手に入れればいいんじゃないかな
もちろん自己責任でね

 

我が家では
かろうじて入ったAKをお留守番させる際のいれものとして活躍してもらうことにしました

 

 

 

まとめ

  • 銃にフィットしすぎるガンケースは、銃以外何も入らないパターンがあるので買う前に使途をよく考えよう
  • なるべくケースは実物を見て、実際に銃を入れてみて選ぶこと

 

 

 

これで終わりなのは悲しすぎるので
最後に、俺のおすすめとかを書いておく

 

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いろんな人に勧めたいのはやはり、なんといっても41PXのバリオスペース
全長60cmくらいまでの銃をしまうにはすげーいい鞄です
同社のガンケースは使いやすく完成度が高いものが多いが、これはそのコンパクトさ、丈夫さのほか、二重ジッパーの内側を開放するとマチが膨らんで
追加でサイドアームやら着替えやら食料品やらをぶち込めるのでかなり使い勝手がいいです
定価1万円超えで、ガンケースの中では高額な部類だが
決定版のひとつと思えば却って安上がりなはず(今回みたいに他のケースに浮気しなければだけど)

 

 

以下は、また金ができればいってみたいやつ

 

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①俺の師匠も愛用してるS&Tのセミハードケース

昔ギターやってた経験から、ハードケースはかっこはいいけど可搬性がいまいち、ソフトケースは衝撃とかが伝わりやすくて不安といったところ
これは両得って感じでよい
ただバリオスペースがある以上いらんかな
700×300mmの縦横サイズはバリオスペースとあまり変わらないので

 

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②CONDORのたすき掛けケース

全幅22cmは、バリオスペースより10cmくらい細くてかっこいい
うまくすればマルイのプロゴーグルなんかも入りそうかも
それに肩だけでなく腰でも固定するのがアイデア賞もの
見た目に飾り気がないのと1万オーバーの売価、そしてなんかふにゃんとした感じで強度にちょい不安があるのが気になるけど
よさそう

 

 

 

こないだのP90といい、こんな感じで残業代で無双豪遊してたところ
借家の更新料の案内が届いてうげぇぇーーーーとなったので
当面は慎ましく生きていきます
こんどはおそらく本当

 

LayLaxのマーカー買ってみた

サバゲーやるうえで必ず遭遇するのが
両チームの人数調整の場面

いろんな理由で途中退出するプレーヤーさんがどうしてもいるためだが
特にガムテマーカーのフィールドで自分が調整のため移動することになったら剥がして貼り直しということなのでめんどくさいし(場所によってはフィールド内で人数差が発覚し、貸出マーカーはセーフティに行かないとないことも)
それでなくても服に糊が残ったりする

めんどくさいのでマーカーはレンタル派だったが、この際自前でリバーシブルなマーカーいっちゃおうと思った
そんなに高いものでもないし荷物にもならないし、それに人数調整で動く人が裏返してるようすを実際に見て便利そうでもあったので

 

選んだのは
みんな大好きライラクスのやつ

明日香縫製の安いのもあったんだけど、あれはゴムの弾力のみで腕に固定するやつで
へたってきたら普通にずり落ちそうだった
その点ライラのこれなら調整バックルもあるし滑り止め加工もあるしで
長く使えそうな気がした

試着もしましたがばっちりフィットしてずり落ちません

難点は、裏返したときに構造上もう一方の色がちょっとだけ見えちゃうところで
そこは脇の下にもってくるなどの工夫が要るところかな
あと滑り止め加工の耐久が未知数
伸ばしたときにバリバリとちぎれる音がして戦慄が走った

 

ちなみに
運営から人数調整を要求されるということは、ゲームの趨勢に影響を及ぼすくらいには強く、かつ移動を引き受けてくれそうな程度には人柄を信用されている証拠というのを聞いたことがあった
どうりで俺にはお鉢が回ってこないわけだとちょっとだけしょんぼりした

 

あとこれは余談だが
環境保護の観点からガムテマーカーはダメ、というのは正直ナンセンスだと思ってる
ガムテなんてそのほとんどが梱包に使われてるわけで、極少数のゲーマーがガムテ巻きをやめたところで大勢に影響なんかしないだろう
そのへん行きすぎると、じゃあ温暖化したりオゾン層に穴開けるガスガンはどうなの、バッテリーに電気とレアメタルを使ってる電動は、というふうになっちゃうので
電化製品の使用を控えたり移動はなるべく徒歩にしたりとか、そういった他の部分で環境に配慮する方法はいろいろあるんじゃないかな

 

P90TRを野戦で使ってみた

(前編)残業まみれで頭狂ってP90いった話↓

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休止宣言からひと月経ってねえ
サバゲー再開は11月頃を予定してたのだが案の定我慢できなかった
弊ブログの記事の白々しさは加速する一方である
でも俺はどんな形であれ、誰かの記憶の中のエクソンであれればそれでいいと思ってる
歴史のイントロンではなく

 

そして新しい玩具で一刻も早く遊びたい気持ちはどうしようもないので
予約不要で楽しめるBATTLEに早速持っていった

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どうしてもP90が肌に合わないとき用に予備でAKストームも持っていった、このへんミニSバッテリーを共用する銃同士のメリットといえる
それに、午前中はいろいろ用足しがあったので午後から参戦にした
午後だけならなんと2300円で遊べるのもすばらしい

 

ちなみに、フィールドインした際のP90はこんな感じ

KM企画の335mm×40φのサプ、買ったはいいがさすがにあまりにも長すぎて
いまひとつ使う気になれなかったのだが
これ、ブルパップのP90ならありなんじゃないかと思ってつけてみた
結論を言えばありよりのあり、大ありだった
このクラスのでかいサプになると注目度が抜群
何人かに話しかけられもしたし、中にはインナーバレルを延長した際の目隠しにも使えるんじゃないかとアドバイスしてくれる人もいた
ちなみに彼は「それだけ長いと中でBB弾が当たっちゃうんじゃないですかね?」と心配もしてくれたのだが
そのへんはマルイの品質もあってか全然問題なかったです

 

で、フィールドイン
まず、とにもかくにも軽いのでバリバリ走り回れる
ゲームに集中してるときの大きさ・重さの体感はMP5K並かもしれなかった、というと大袈裟だが
もう全然疲れない
それでいて約30m(多分)先の敵をヒットするだけの精度もあるし、秒間13発程度だった連射速度も必要にして十分
最初は使いづらそうだった、真ん中まで引いてセミ・引ききってフルな引き金も
実際は全然問題なく使えた

サプに関しては写真を見ればわかるとおり、引き金より前側の長さはAKストームとほぼ変わらない
取り回しにはほとんど苦労しなかった
そして、30mも離れればかなり気づかれにくい
敵もこちらの発砲音ではなく、フルオートのBB弾のシャワーを目視することでこちらに気づくような感じだった
まあ俺はアタッカーなのでそこまで恩恵があったかといえば微妙なのだが
とにかく静かな銃にはなった

 

ちなみに、サプ外した際の持ち運び時にはM4用のハイダーつけてます
いわゆるナイツハイダーというやつ
本体付属のハイダーもコンパクトで悪くはないんだけど、ディテールがさっぱりしすぎてるうえに先端が斜切りになってて、なんか暴走族の竹槍マフラーが連想されて銃らしさはないよな…と思ったので使わないことにした

 

後、連射マガジンが秀逸というのは先にも触れたとおりだが
これは本当に、本当にゲームで有用だった
ジャラジャラ鳴らないのもさることながら、ゲーム途中でのゼンマイ追加巻きから完全に解放された
途中でAKに持ち替える場面もあったのだが(後述)、P90のそれを体験しちゃうとその追加カリカリがもう煩雑で仕方ないくらいだった
軽量コンパクトだし、基本性能以上に本当に運用が楽な銃だったんだ
思い立ってサバゲーに行くような場面では、銃は本体とバッテリーと連射マガジン1本だけかばんにぶち込めばいいので
これ以上ないくらいに快適だと思った
AKストームの、次世代電動の性能と物凄い容量な多弾マガジンが必要でないユージュアルなサバゲーなら、P90メインでいくのもいいなと思わされる程だった

 

 

ただまあP90、良いところばかりではなくて
特有のネガもいくつかあったので書いとくと
まず、サイトパララックスのでかさが挙げられる
ドットサイトをのっけた際のそれは約10cmに及び、AKのパララックスを鼻で笑えるレベル
距離が取れればそれほど影響ないのだが、近接ではどうしても狙ったところよりも下に飛んでいく
接眼距離も近づけられないうえ、デザインの都合上首を傾けて覗かないといけないので
とっさに構えた際にドットを見失うことがけっこうあった

それに全くのノンホップだと弾ポロする
かといって、適性にホップかけると初速は76m/s→72m/s程度まで低下する


CQBの必須テクである左右スイッチングも、あのデザインでは相当にやりづらかった
例として、右から左のスイッチ動作を文字にすると

①グリップを握ってる右手を離し、ストックチューブを掴む

②右手でバットプレートを天に向け、水平に戻しつつそのまま左肩へ

③フォアグリップを掴んだ左手を離しグリップへ(この時右手はストックチューブ掴んだまま)

④右手でフォアグリップを掴む(その後、左目でサイトを覗く)

が、P90はお解りのとおりストックチューブ自体がないので
①の動作時に本体をマガジンごと握りこまないといけないし
③のときにはサムホールに両手の親指が入り込む形となる
スイッチングが完了したその都度サイト覗き込みも生じる
習得には相当練習が要ると感じた

ほとんど気にならなかったとはいえ、多段マガジンの給弾不良もやはり稀にあった
俺はそのへんてきとーなので気にせずバンバンやってたが、一瞬の撃ち合いを制するCQB派の人みたく気になる人はすげー気になると思う(ただそういう人はそもそもP90を選ばないか)

 

最後に、これは最初本当に理解できなかったのだが
P90使っててバッテリーがお亡くなりになりました

これは内部メカのストレスとか過電流とかそういう意味合いではなく、原因はP90に特有のあのスライド蓋にあった
すなわち、蓋の開け閉めの際に配線を引っかけて引っ張ってぶち切れてしまったようだった
撤収時、コネクタを外した後にバッテリー自体は入れたまま蓋を閉じようとしたのがよくなかったようだった
売却したM4パトリの新品購入時から約1年半、いろんな銃を動かしてくれてほんとにありがてえ
AKにのっけるときに負極側の被覆をカバーに挟んでぶち切っちゃってビニテ巻きとかもしてたので、どっちにしろ買い換える必要はあったのかもね(出費は痛いが)
話を戻すと、P90のバッテリーの出し入れは簡単ゆえに油断しないでください
スライド蓋へのコネクタ引っかけに注意

 

 

 

ここから先はBATTLEの宣伝になっちゃうのだが
今回は同フィールドの売りである「デビルカスケット攻略戦」があった
これ、国内サバゲー屈指のバカゲーに挙げる人もいるくらいのすげー試合だったりする

まずデビルカスケットというのは、BATTLE独自の設備で
横長の覗き窓(窓の高さは40~50cmくらいだろうか)が長々と開いたドア付きコンテナのことである
ゲーム開始前に、ここに入る人を決めて
彼らは終了まで出られなかったりする(ゲーム終了までスタッフが外から打掛錠でドアをロックする)
高さは2mあるかないかといったところで、屋上に上れるようにもなってる

 

そしてルールだが
オフェンスは復活無制限フルオート可で、デビルカスケット裏にいるスタッフがフラッグ代わりなので彼にタッチすれば勝利
ディフェンスは復活なしフルオート可で、迫ってくるオフェンスを退ける
ここまでだとこんなん絶対いつかはオフェンスの勝利じゃんか! となるのだが
要するにオフェンスのフラッグゲットのタイムを競うのである

で、ディフェンス側は先のデビルカスケット内にあらかじめ入り込むことができて(最大15人程度収容可)
なんとカスケット内では復活無制限となる
そこの中でヒット取られても10秒待てば復活
そしてオフェンスの復活方法は、もうひとりのスタッフにタッチすればOK
そのうえ、オフェンス側のスタッフは時間と共にじりじりカスケットへ向けて歩み寄っていくのである

これらを総合すると、デビルカスケット攻略戦は攻守共に撃たれてもひたすら復活してひたすらフルオートでバチバチに撃ち合ううえ、オフェンス側スタッフが強制的に戦線を押し上げるのである
多弾マガジンさえあれば、この試合のオフェンスは本当に爽快で面白い!(ディフェンスはカスケット内に入らずにがんばったのですが瞬殺されました)
BATTLEはフルオートの指切りルールがないので、これほどまでにフルオートの銃が活きるルールを俺は他に知らない
なので、これだけはP90の300連ですら心許なかったので
倍の弾入るAKでいきました

 

他にも、BATTLEのもうひとつの名物であり完全イコールコンディションなのがアツいエアコキ戦、フィールド初の試みでありフラッグの捜索込みで争うシークレットフラッグ戦などがあり
わずか半日とは思えない濃厚さで幕を閉じた
起伏のない平坦なフィールドをルールで飽きさせないのがBATTLEのおもしろいところだよね

 

 

 

なんかP90のインプレなのかフィールドのインプレなのかわかんない記事となってしまったが
まあどっちもよかったですね
どっちもまた楽しむべ

 

(以下メモ)

  • AKで腹這いでプローンするの正直苦行、あの長大なマガジンが容赦なく地面に突き刺さる
  • サバパーなどでアナウンスがあるが、相討ち覚悟の無謀な突撃はゾンビ事案を生じやすいケースの最たるものであるため、基本やっちゃダメ
    でも、膠着を打破するために思い切った突撃が要る場面もあると俺は思っている(もちろんヒット取れずに一方的に撃たれて死んでも、そういうものだと受け入れる)
    今日は最後をしめくくる無限復活カウンター戦で100mほど全力疾走してバリケ裏に隠れた敵を2人ほど怒濤のヒット取って、で見落としてた他の敵に普通に撃たれて死んだ
    撃たれた直後の俺は茹で蛸になっていた
    「がんばりすぎだよ…笑」「いいダッシュでしたねえ」と、賞賛なのか反語・皮肉の類なのかわからない言葉を敵の皆がかけてくれた
    発言の真の意味のこそ図りかねたが(呼吸困難でIQがミソッカスになってた)、でも嬉しかったよありがとう
  • P90とかM14みたいな銃は、癖があってサバゲー界のメインストリームにはなりえないモデルだが
    そのぶん熱烈に好きな人がいるし、どちらの銃も特に野戦系のフィールドでは最低一人は使ってる人がいる
    そういう人へ密かにシンパシーを向けるのがマイナー銃の楽しみ(本当のどマイナー銃だとそれもかなわないだろうが)
  • 俺は旅とサバゲーはノープランなほうが好きです
    何に縛られることなく、やりたいときにやりたいだけやればいいので

 

P90TR買った

仕事で繁忙期を終え、アホほど残業をこなした結果
体調とかと引き換えに小銭が手に入ったので
まあ体調はしばらく寝てれば治るでしょと思い
もっと元気になるために性懲りもなく、また気になってた銃を買うことにした

新しい銃、とりわけ長モノはもう要らないと思われたし
なので銃の浮気もしないと決めたとこではあったが
仕事のモチベを保つためにも必要な経費であるのでしかたない(意思薄弱)

 

今となっては白々しい記事↓

youbloomasyou.hateblo.jp

夢であるWE-techのM14用にと当該小銭を貯めとくのもアリかと思ったが
あれを本当にいくなら木スト・予備マグ込みで10万くらいの買い物になるのが確定してて、やはりそこまでの金となると思い切りがどうしても要るので
これはバイクのローンを完済したときにでも改めて考えればいいやと思っている
ちなみにローンは今のところ無理なく返せてるので(そのかわり返済期間は相当長いけど)、繰上返済に充てるのも今回はしない
あくまでも銃を買うのだ

 

候補はおなじみマルイの、電動のイングラムかP90

特にイングラムはまずあの無骨な風体がかっこいいうえ、マガジン挿す時のジャキッとした金属音や480発も入る多弾マガジンのほか
なんといってもあのロールケーキみたいなクソデカサプレッサーで、電動と思えないほど静かな発砲音なところに惹かれた
マルイの名作のひとつに推す人もいるくらいだった
が、メカが所詮は電ハンと同じなのでウィ(モーター音)ボム(サプでくぐもった発砲音)、ウィボム、ウィボボボボ……と
かつてハイキャパEの時にも感じたストレスフルな作動ラグにムキーッとなりメルカリ行きになる未来が見えたので
ローンもぶっつぶしたりしてマジの捨て金が出た時(まずありえない)に買ってみればいいやとなり候補から外した


ひるがえって、P90であるが

  • 唯一無二のユニークなスタイル
  • 全長50cm程度で、ストック畳んだAKストームと同じくらいコンパクト
  • ブルパップで大きさの割によく当たりそう、あとメカボを抱え込むので音が静かそう
  • AKよか軽い
  • AKのミニSバッテリーが使い回せる

こんなところに惹かれた

 

でマルイのHP見ると、P90はなんとバリエントが3種類もあって
「スタンダード」「TR(トリプルレールの略)」「ハイサイクル(実銃の民生用モデルをモチーフにしたPS90HC)」から選べるようだった
見た範囲だと、それぞれ特徴はこんな感じ

 

【スタンダード】

  • ビルトインのドットサイトがついてる
  • レールはアッパーレシーバー右側面に1枚のみ
  • 銃口のM14逆ねじは3種共通で有
  • マガジンはスタンダード68連
  • 重量は空マグ+バッテリー込みで2200g(軽い!)
  • どピンクに塗りつぶした限定モデルもある

 

【TR】

  • ドットサイトを外した代わりに、小さいアイアンサイトがひっついたレールがついてる
  • ドットサイトを外したのでスタンダードより100g軽い
  • アッパーレシーバー両側面にも申し訳程度のレールがついてる
  • サプレッサーが標準でついてくる
  • 成形色がスタンダードより明るめのグレー(スタンダードは真っ黒)
  • マガジンはスタンダード

 

【ハイサイクル】

  • サイトとレールはTRと共通
  • 銃身が長い(ハイダーだけに縮めることも可)
  • 300連マガジンが標準でついてくる
  • 成形色はオリーブドラブ
  • スタンダード・TRより定価5000円アップ


まずスタンダードだが
あれはあのドットサイトがどう考えてもレンズ面が小さすぎて
申し訳ないが使いづらそうな雰囲気を漂わせているので即却下した
防弾板もないから弾食らって割れたら即カスタマーサービス行きだろう

次いでハイサイクルは、なんといっても300連が付属するのが魅力
ただ、スタンダード・TRで連射マガジン買う場合でもハイサイクルとの差金でいけてお釣りがくるので
そうなるとハイサイクルが必要かどうか、つまりトリガーレスポンスと飛距離のどちらが自分にとって必要なのかという点が決め手になってくる
P90もハイサイクル化によって初速は5m/s程度低くなるようだし、それにあの連射速度で弾幕張るのはゲームではそれほど意味をなさない気も最近はしている
隠れられたり回り込まれるだけなので
撃ってる時のヴィジュアルの凄さから訴求力はあるので、初心者がゲームにのめりこむとっかかりにはいいかもしれないと思う

で俺の場合、撃発のラグの差をちょっとでも縮めて真正面からの撃ち合いを制するみたいな戦い方をするよりは
そういう膠着状態に陥ったら一旦退いて回り込んじゃえ、となるので
実は案外ハイサイクルの恩恵は受けてなかったりする
そのへんは、レスポンス的には並であるM14やAKストームでも全然ヒット取れてることからもまあその通りなんだと思う
それにトリガーレスポンスのよさが効いてくるのはやはり屋内CQBなどだが、そこはもうソーコムピストルやMP5Kの出番だし
あえてP90に同じ役割をさせる必要もないかと思った
せっかくブルパップで見た目以上に飛距離が伸びそうな雰囲気があるなら、その長所を活かしてあげたほうが楽しそうだもんな

 

そんなわけでTRに決定
そしてご対面

バイオリン、カジキマグロ、宇宙戦艦と様々な(散々な?)あだ名がついてるP90だが
ヌメっとしてて塊感のあるデザインがキモ可愛いくて最高である

 

以下まとめ

  • 本当に軽くて短くて小さい! これはゲームに持っていく上でも嬉しいポイントである
    金属部品の多い次世代電動から持ち替えると、ほとんど重さがないかのよう
    そのかわり見た目はとんでもなくプラスチッキーで、所有欲を満たす感じはあまりない
    また、あのデザインにメカを押し込んでる関係上物凄いリアヘビーなので、フォアグリップに手を添えててもグリップ持ってる方の手が疲れる
    サプ外せば、フォールディングストックつけたAKストームよりもさらに数cm短い
    G36C並の長さといわれるインナーバレルを備えながらこのコンパクトさを達成してるのはなかなか驚異的じゃなかろうか
  • サプが標準装備なのが地味に嬉しいポイントである


    見た目は同社のソーコムピストルのそれに類似するが14mm逆ねじなので使い回しも利くしプレイバリューが高い
    また、このサプはダブルナットみたいな締結用のリングが根元にあって、それを締め込むことで緩みにくくなるのもなかなかいい試みだと思った……のだが、やはり面倒がないという意味では普通のOリングのほうがいいかな、いずれ擦り切れるとしても
    そして重要なのは、このサプはお飾りではなくそれなりに効くということ
    銃口からの高音をばっちりカットしてくれる
    メカボックスの音自体はM14の方が静かな感じだが、P90はストック内のメカボを抱え込んで撃つので実際は射手が自分で聴いてる以上に静かなんじゃなかろうか
    早く検証したいものである
  • なお、銃口のねじは先端から途中まで上側3割くらいがカットされた独特のもので、これも慣れないとまっすぐ入れづらいのだが、逆にサプなどをねじこむ際に軸が傾いてねじ山をナメそうなのに気づかせてくれる構造とも言えそう
  • 全体的におもちゃ感バリバリながらレールがすべて金属製なのもポイント高い
    ただし、トップレールにおまけ程度にくっついてるアイアンサイトはとにかく小さくて見づらいことこの上ない
    特に俺のような顔デカは頭を傾けてストックにほっぺをぐりっと押し当てるようにしないと使い物にならない、ひょっとしたらその傾いた頭に被弾するかも
    したがって、光学機器がほぼ必須であるうえパララックスもでかいので調整に難儀しそうではあるし、この覗き込み感からするとスタンダードのビルトインのドットサイトはやはり相当使いづらいんじゃなかろうかと思う
  • M14からサバゲーに入った人間なので、P90の極端に寝たグリップは全然違和感ないのだが
    トリガーガードと一体になったフォアグリップは距離が近すぎて体が縮こまる感じがして今はどうにも慣れないでいる
    このデザインは、どうしてもCQBにおける左右スイッチングがやりづらい
    軽さを活かして無理やりスイッチングする以外に方法がなさそうな感じもする
    今主流のアーマライト系の銃に慣れた人だと面食らうかもしれない
  • 引き金は半分程度引くととセミ、奥まで引き切るとフルとなる

    セミフルのセレクタは、セミに合わせたときにつっかえ棒の代わりになって引ききれないようにするためのもの
    セレクタはそうでもないのだが、この引き金は正直使いづらい
    遊びが大きいうえプルも電動にしては重く、セミオート戦で連射するようなときにはデメリットになりそう
  • バッテリーがとんでもなく入れやすいのも驚いたポイント
    ミニSがすっぽり収まるうえスペースに余裕もあり(もっと小さなリポで動かす場合だとスポンジとか巻いて太らせないと中で暴れてガタガタ鳴りそうなほど)、さらに配線やコネクタの取り回しスペースもでかい

    比較的入れやすいAKストームやM4パトリとかでもバッテリースペースが意外とタイトで、配線の取り回しもちょっと工夫が要るんだよね
    蓋を兼ねたバットプレートもプッシュボタンひとつで簡単にスライドオープンできて、MP5系とかによくあるピンを引っこ抜く動作などもいらない
    売却してしまったものも含めて長モノを手にするのはこれで5挺めだが、これまでで最も入れやすかったハイサイクルのMP5Kを凌いでまちがいなく一番入れやすい
  • 誇張でもなんでもなくテイクダウンが1秒でできる

    ボタン押してアッパーレシーバーを引き抜くだけでOKで、これはメンテやカスタムに重宝しそうな機能である
    それに、この機構を使えばスタンダードのドットサイト付きアッパーにハイサイクルのロアレシーバー、みたいな着せ替えも楽しめそう(やらないけど)
  • P90の最も感動したポイントは、なんといっても連射マガジンの秀逸さ
    容量こそ連射マガジンとしては並の300発なのだが、驚くべきことに携行時のジャラジャラ音がほとんどしないうえ、追加のゼンマイカリカリも不要で一回巻ききれば最後まで撃ち切れるのである(但し弾はどうしても最後に数発残る、これは他の連射マガジンでも同様)
    P90のマガジンはデザインの都合上、BB弾が自重でゼンマイ巻の給弾機構の部分に落ちていかないのだが、これを注射器のシリンジやところてんのように、バネ付きの板でBB弾の団塊を押し出すことで送り出している

    つまり、弾に常にテンションがかかって固定されているため中で暴れないことから音がしないのである(ピストルのマガジンを想像するとわかりやすいか)
    また連射マガジンの常として、ゼンマイの板バネが伸びきったその都度物陰とかに隠れての巻き直しが発生するが、P90のそれは板バネが長いからか、あるいは前述の常時強制ところてん状態でゼンマイが空回りしないからか、最初にものすごくカリカカリカカリカカリカリ巻かなければならないかわりに巻ききって装填した後の巻き直しが一切不要
    これは給弾口とゼンマイのツマミが同一平面上にあり、マガジンを装填して銃本体に密着するとアクセスできなくなるがゆえの工夫だろう
    もっというと、シースルーなので残弾の割合も一目瞭然
    欠点としては稀に給弾不良を起こす(体感だと50〜60発に1発くらいの割合)程度だが、まあこのくらいなら全然目を瞑れるかなといったところ
    とにかく、連射マガジン派としては嬉しい機能ばかりである
  • 気になる射撃性能は、初速が0.25gで安定して76m/s台(箱出しですぐ計測したのでノンホップかも、つまりホップのかけかたによっては若干下がる可能性あり)

    同条件で80m/sに届くM14、それを余裕で超えて調子いいと85m/sとか出る次世代の性能からすると物足りなさはあるが、まあスタンダード電動ってこんなもんなんだろうと思う
    MP5Kのハイサイクルとか0.25gだと18禁エアコキ並の60m/sくらいしか出てないし、それでもヒット取れるしまあ十分っしょ
    連射サイクルは同じく0.25gで毎秒13発くらい
    ちなみにホップ調整に分解がいらないのもポイント高い、排莢口にホップダイヤルを仕込めないデザインなのにうまく処理できてる
  • グリップ底面に、いかにもメクラ蓋ができそうな箇所があるが
    どうやらこれで正常らしい

    実銃だと排莢口になってるみたいですね

 

 


今回の記事は前後編になってます
実際にサバゲーで使ってみた後編はこちら↓

youbloomasyou.hateblo.jp

 

zippoをチューニングした(メモ)

新品箱出しのものを即いじるの背徳感が凄い

 

youbloomasyou.hateblo.jp

zippoのチューニング、手間自体はそれほどでもないので
いい音を求めてさっそくやってみたので取り急ぎメモ
(作業写真はほとんどありません)

 

zippoのいい音とは何なのか、というのも難しい話ではあるが
材質による音色の違いを除けば、おそらくはカムが蓋裏を叩くときに

・澄んだ高音が

・大きく鳴り

・長く鳴り続ける(サステインを延ばす)

といったところだと思う

 

おおまかには、以下の3つがチューニングの内容になる

①蓋のヒンジをカシメて動きにくくする

②蓋裏のリッドをわずかに拡げる

インサイドユニットのカムの外側(開いたときに下になる面)を削る

 

上記のそれぞれを行う目的は、推測もあるが多分こんな感じだろうと思われる

①ヒンジの動きを渋くすることで開いた蓋を垂直に固定できるようにし、蓋自体を音の反響スペースにする

②リッドを拡げることで蓋開け時のカムとの接触時間を減らし、開いた蓋がミュートされないようにする
または、リッドが拡がることで蓋閉じ時にカムがよりチムニー側に固定されるようになり、開く際のテイクバックが大きく取れてカムがより強く蓋裏を打つ

③カムが薄くなることで、蓋裏を打つ際のテイクバックが増える
または、カムが軽くなることで打撃時の速度が上がる(←これはよほど削らないと生じない効果だと思う)

 

作業は自己責任で、とにかく慎重にやっていただくとして
加工方法は、いろんなサイトを参考に


ヒンジの固定ピンをポンチで叩いて、ある程度出てきたらラジペンで引っこ抜く
ヒンジをケース左右側面から真ん中に向けて押し込むようにラジペンでちょっとずつ潰す
で、蓋とケースを組み合わせてピンを再度叩き入れる
このとき、蓋を開けて90度前後に固定されるかどうかを確かめること
ピンの材質を換える方法もあるらしいが、今回はやらなかった

蓋が垂直に立ったようす

 


鉛筆やラジペンなどでちょっとずつ拡げる
音色を確かめながらやること

 


ダイヤモンドやすりで削りまくる
これも同様に音色を確かめながらやる

カムを切削したようす
加工前との比較画像はないが、オーナーなら外側がぺったんこになってるのがわかるはず

 

そして
①②③を全て施すとこうなる

vimeo.com

…動画だと大して変わったように聞こえないが、ノーマルよりも高音が強調されて(音がでかくなって)サステインも延びてる
なにより、いい音だなと思うその音(でかい高音が長く鳴ってる状態)が出る確率が格段に上がった
こんなちょっとしたイジりで、知らない人からは一目置かれそうなキーン! 感がでた
いいと思う

 

ちなみに、zippo界のマスターヨーダみたいな人が同じアーマーブラスのチューニングを手がけると
こうなるらしい

youtu.be

俺がやったチューニングの真似事などとは雲泥の差である
なんなんだよこれ……
デュポンを彷彿とさせる雑味のない高音が減衰せず鳴りまくってる、凄すぎる

 

 

※参考文献

Zippo開閉音の調整に挑戦!【前半戦】 - zippojean

Zippo開閉音の調整に挑戦!【後半戦】 - zippojean

ZIPPOの開閉音をチューニング!3つの調整方法を写真で解説! | NotePress

zippo開閉音の調整: ガサの花道

など