zippoライター(アーマー・ブラス)買ってみた

たとえば、仕事やサバゲーやツーリングの合間に煙草を一服するとして
100円ライターとかじゃなくて
zippoとかのお高いライターで火を点けるとこう、戦士の休息みたいなかっこよさがあると思いませんか
私だけですかそうですか

 

あるとき、週末に行きつけのカフェバーで一杯やりつつ喫煙室に行き
一服してからカウンターに戻ると
お店のあんちゃんから
zippoとかは使ってないんですか?」と聞かれた
100円ライターしか使ってない、と答えると
使ってないzippoあるんであげます、よかったらどうですか、とのことだったのでもらった


で、実際使ってみて
意外と風にも強く(危ないので試してないがバイク乗りながら点火しても40km/hくらいまでなら消えないらしい)
燃料オイルの注油も週一くらいでよくそれほど煩雑じゃないし
これで煙草に火を点けるとオイルの匂いが混ざった独特の重厚な感じのフレーバーになって、元々重めの煙草が好みだった俺には合ってるなと思った

 

しばらくして
そういや昔デュポンのライターが欲しいと思ってた時期があったのを思い出した
ご存じの方も多いだろうがあれ、蓋を開いたときにキュピーン! という、感覚が冴え渡るような凄くいい音がするんだよね
ただし個体によって音の当たり外れがあるのと、ライターに数万も出すのはさすがにできなかったので
その物欲は結局封印してた

だがzippoを使ってみて、そのへんの記憶が蘇り
どうせならもっといい音のzippoいってみたいと思うようになった
塗装を施した個体(塗り物)、装飾のひっついた個体(飾り物)はいい音が出ないというのが
どうやらzippo界の通説らしいようだが
もらい物のzippoは塗り物かつ飾り物だった
確かに開閉時もカチ、カチと、色気も何もないような音だった

 

そんなわけで、まずは動画で音の聞き比べをしてみた


www.youtube.com

 

中でもいい音だな、と個人的に感じたのは、アーマー(ケースの肉が分厚いやつ)で
かつ材が真鍮のものだった
デュポンの音とはまた違った、伸びの良い高音成分にワイルドな中低音が合わさったジャキーンという音がかなりかっこよかった
これしかないと思った

 

zippoは中古が安く並んでる、ということだったが
最初に中古品店で見かけた真鍮のアーマーは錆だらけ剥げだらけ指紋だらけでお世辞にも状態が良いとは言えないもので、しかも7000円以上した
店員さんに頼んで開閉させてもらい、確かにそれっぽい響きはあったのだが
これにそんなには金出せないよな…となり、ごめんなさいして他をあたった

 

結局、買ったのは新品で並んでた№168

 

店舗での実売価格は4200円だったが、Amazonだと3000円で買えます
最初はタンブルブラス(ジーンズやギターのビンテージ加工みたいに、使い込んだ風合いが最初から表現されてるやつ)がよかったのだが、まあないのでそれにしちゃった
でも表面のヘアライン仕上げがなかなかかっこいい

 

で、新しいおもちゃを我慢できない俺は男の子なので
車の中で開閉してみたが期待通りの音だった!
爆速で家に帰って、アニメとか観つつ興奮とともにこの記事を書いてる

 


そんなわけで詳しく見てみる

 

コンパクトな外箱には168番のシール

 

アーマーのケースの証である盾のAマーク

 

スタンダードなものよりもケースの肉が厚い


で、肝心の音
まずはこれまで使ってたやつ

vimeo.com

カチッ、カチャッ、という音
実用品ライクで特徴がなさすぎて、あまりかっこいいとは思えない
塗り物かつ飾り物なので、やはり音の反響成分が吸収されて響かない感じがする
材はわからないが地金が銀色なので、少なくとも真鍮ではない
ただデザインはサバゲーとかのミリタリー系には合ってそうな気がする

 

そしてアーマー・ブラス

vimeo.com

キーンと伸びる高音と、金属の摺動面から聞こえてるだろうジャキッという中低音
蓋を閉じるときの金属的な打音も、カキンと強く聞こえる

 

 

おかげで煙草吸うのが楽しくなったし
箱出しどノーマルでこの音なので、これをチューニングしたらどれだけいい音が鳴るんだろうかという期待はものすごくある

バーのあんちゃんも、材こそわからないがギラギラの銀メッキが施されててあまり鳴りそうな感じがしない個体に見事なチューニングを施して快音を響かせてたので
そのうち時間見て方法とか調べて、俺のアーマーもいじっていきたい

 

 

 

これ以上趣味増やしてどうすんだよ……

 

マジで……