我が家には
およそ20年モノのエアコキのガバメント(M1911A1、いわゆるミリガバ)がある
うちの銃のなかでは最長老です
サイドアームのためにパワーソースだの予備マグだのを用意するのもかったるくなってきて
軽くてラクでエアコキ戦にも使えるので
この際こいつでいいか、などと考えたりしてた
というかエアコキは侮れません
かつてCQBフィールドでガスガンでガチガチに武装して突っ込んでった先でエアコキ1発でやられたこととかあったので
俺が弱いだけともいうんだけど
20年モノの証として、現ロットのミリガバではオミットされた
グリップ底部のランヤードリングの造形がある
まあ見事にへし折れた後である
ほっそい樹脂だし当然
後はリコイルSPガイドのハトメの形なんかも確か違ってて、後のロットだと抜けにくいようにラッチが出っ張ってたはず
で
こいつももう20年前の銃だし、この際ぶっ壊れてもいいので
もうちょっとがんばれねえかなあ、などと考えてたそんな折
おもしろそうなパーツ見つけた
ファイヤフライ 漢ばね
中のピストンのばねをでかくして初速をアップするという単純明快なパーツ(ばねは2種類)
対応するエアコキの種類も書いてあるが、新しめのモデルならおおむね大丈夫そう
というかマルイのエアコキ、20年前と比べて明らかにラインナップが縮小してて
ちょっと悲しくなってしまった……
そして
思えば電動ガンなんて夢のまた夢だった中学時代、ガンマニアの先輩と共に
ジャンクのエアコキから追い剥いだばねを二重巻きにして強化したりして
そしてコッキングできなくてああだめだこりゃ、などと笑いあってた日々などが思い出された
取付はテイクダウンして入れ替えるだけなので、作業風景は省略
昔を思い出しておセンチになりつつ比較
まず、ばねの長さはこんな感じ(左からへたれたノーマル、やや強(ショート)、つよつよ(ロング))
ノーマルとやや強の差はそんなんでもないが、つよつよばねは明らかに強そう
次いで、実射性能をみる(弾は0.25g)
ノーマル 初速は59m/sくらい
いろんなフィールドでの初速上限の87m/sとかには到底及ばない数字である
ショート漢ばね 66m/sくらい
コッキングが体感2割増しくらいで重くなったが、初速は1割上がってる
これは凄い
ロング漢ばね 68m/sくらい
コッキングがノーマル比で体感4割くらい重くなって、半端に引いてもシアにピストンがロックされなさそうである
それくらいヤバさが伝わってきて、初速も70m/sの大台に乗りそうな感じである
が、ノーマルからショートに換えたときほどの劇的な変化はない
そんなわけで、漢ばねの最適解はショートかと思われるが
俺はロングにした
できたら、中学時代の思い出よもう一度と
ロングとショートの二重巻きにしようかと思ったが
これはばね同士の収まりが悪くて断念した
故あってエアガン趣味を封印した時以来の、20年モノのうちのミリガバが最後にフィールドでひと花挙げて
ぶっ壊れて華々しく散ったら彼の死を悼みつつ
たぶんエアコキのソーコムいきます
固定ガスのソーコムのアクセサリが使い回せそうなので
最後に
エアコキ戦は楽しいぞ
まあ難色を示す人がいるのもわかる、電動ほど飛ばない銃で連射もできない
爽快感に欠けるのは正直、否定のしようがない
俺の行きつけであるBATTLEの名物のひとつともなってるが
やはり”エアコキ戦”とスタッフがアナウンスした瞬間にセーフティの空気がええ……みたいな感じに変わって
露骨に参加者が減るんだよな
でもそのダルさがいいんだよ
ダルさを知恵と勇気で覆す感じが
みんなもエアコキ戦やろうぜ