いろいろバイクに乗った

※随時更新、個人の感想です
モータースポーツ経験ゼロ、膝擦りすら怖くて無理なレベルの運転手がその辺を適当に乗り回した感想

 

●スズキ

【レッツ2】
原チャリ特有の超ショートホイールベース・小径タイヤの不安定極まるハンドリングに、伸びが良くてフィクションだが70km/hくらい出る2ストロークの狂ったエンジンの組み合わせは怖くて運転に神経使う
2ストとCVTなのでアクセルレスポンスという単語は存在しないバイク

【レッツ5】
車体やハンドリングの印象はレッツ2と一緒で怖い
だけどマイルドでかったるい4ストになったので気休め程度の安心感はある(最高速はフィクションだが大体60km/hくらい)
ハンドル下のごつい鞄ホルダが通勤に地味に役立つ

【GSX-S125】
良くも悪くも軽量コンパクトの特徴をそのまま体現したバイクで、クイックすぎるハンドリングによるフラフラな回頭性はブッ飛ばそうと捻ったアクセルを思わず緩めてしまう
ハンドルは低い割に運転手に近くポジションは楽だがシートがかなり硬く、快適装備もないのでツーリングマシンやシティコミューターとしても実用的と言い難い
11000回転以上吹け上がる(車速に応じたギア選択が必須だが)シルキーなエンジンは最高速も凄く伸びるので、峠やミニサーキットをズバズバ攻めるにはよさそう

【ジクサー150】
スズキ頭おかしいだろ…と完成度の高さに戦慄したバイク
少ない振動と滑らかな吹け上がり、市街地走行に十分なパワー、高速の100km/h巡航もそつなくこなす高回転の伸び(110km/hくらいが限 界ではあるが感覚的にはVスト250に近い)、車格なりに軽やかに切れ込みつつリーンすると安定するハンドリング、強力なブレーキ、異常な低燃費に格安な 車体価格とアラを探す方が難しい
強いて挙げればサイドスタンドが出しづらいこと、メッキしてないネジ類が多く錆びやすいこと、貧乏人に見えることくらいだろうか
「空冷シングルはガサツだしスピードも出ない」という先入観がある人ほどやられることうけあい、その先入観は既に過去のものである

【RGV250ガンマ】
このバイクについては思い出とかが色々あってうまく書けない、かけがえのないものを確かに貰ったんだ(クソデカ感情)
4ストのエンジンでは再現できない、7000回転前後のパワーバンドを境に豹変し軽い車体を押し出すあのフィールはもう痛快の一言
そこに悲鳴のような排気音やオイル臭とその飛沫が溶け合いまあ傍迷惑なバイク
(2ストレプリカ全般に言えることだが)今から乗る人はガソリンもオイルもクソ程食うのと、最早旧車もいいとこなのででかいトラブルが前触れなしに頻発するのとその整備代や部品代で金がどんどん溶けてくのを覚悟して乗ってください

【Vストローム250】
バイクはスペックシートだけでは決して計れないこと、乗ってみない限り何も解らないということを痛感したバイク
188kg・24psは数値だけ見ると絶望的な気分になってくるが100km/h巡航もお手の物で、しかもそこへ至るまでの過渡特性もパラツインであることを疑う程スムーズで振動もなく、良くも悪くもエンジンの存在感が希薄(友人曰く「ぬるっとしててエコカーのよう」)
ハンドリングも緩慢ながらある程度の軽快感も残っていて、リッター30kmを割ることはまずない低燃費+17Lタンクによる500kmオーバーの長大な航続距離、1日300km程度のツーリングなら疲労感も少なく、便利な装備・アクセサリの数々と至れり尽くせり
欠点はやはりスペックなりに停車時の取り回しがタルかったり大型についていくだけのパワーがなかったりするのと、あまりに便利な道具然としすぎててロマンに欠けるあたり

GSX-R600(K8)】
ゼロ年代あたりのミドルSSはピーキーで乗りにくいと言われるが、ことR600については常用域のあのパワーのなさが却ってラフなアクセルワークでも許容してくれて安心感あった (モードセレクタがついてるのもそのへんの安心感に一役買ってる)
8000回転からパワーが上乗せされるのも2ストレプリカを彷彿とさせてエキサイティング
ガツッと腰を入れないと曲がらないのは兄貴分のR1000と一緒だった
R1000よりも軽くて扱いやすいし、何よりGSX-Rシリーズ特有の排気音が小排気量ゆえの高回転な特性と相まって(それを味わわせてくれる速度域に留まるのも含めて)一番楽しめた
SSは乗ってて疲れるので再度オーナーになりたいかと言われると微妙だが、機会があればまた乗ってみたいバイク

【SV650ABS(2020年式)】
何の変哲もない印象のバイク
出 力特性が正にVTR250の大型版といった感じで、どこまでもフラットで直四みたいな回す楽しさは皆無、7000位から上の高回転域でもただ回ってるだけ で盛り上がり感に欠ける印象だったが、それが却って排気量なりに下からスカッと加速してく気持ちよさに繋がってる気がした
近年のスズキ車らしいエンジンのスムーズ感もそこまでヌルヌルに突き詰めてるわけではなく、それが定速走行で程々に伝わるパルス感となっていてなかなか心地よい
ハンドリングは曲げるのにハッキリしたアクションが必要なスズキ系のそれで、わずかに抵抗感があってズバズバ切れるタイプではないが逆に強固に寝ないわけでもなく、その穏やかなねっとり感に安心する
サスは硬めでしなやかに動き不満なし
ローRPMアシストはUターンで便利だが、クラッチが繋がる際の唐突感に関与してて邪魔な機構でもあり、それを勘案して半クラを多用すると今度は大型車ゆえの重いレバープルのせいで左手が痛くなる
後ゼファーなんかが典型だがこれもシート面とステップの間隔が近く、足が窮屈なのだけはイマイチ(慣れはするが)
惜しい所はいくつかあるが尖った部分のない優しいバイクとも言えて、大型初心者がとりあえず乗るか、逆にリッタークラスとかに乗りすぎてくたびれたおっさんが癒しを求めるのにいいかもしれない

【GSR750】
GSX-R系の音と性能をアップハンでラクに楽しめるところが好き
どちらかといえばR1000寄りのフラットな出力特性も扱いやすく、そしてGSX-Rから洗練を深めた、振動の極めて少ない現代的なエンジンフィール
ナナハンというのもスズキみを感じて好き、直線的な見た目もよい

GSX-R1000(K8)】
1速徐行からのアクセルワイドオープンで2秒で100km/hを超える、異常で哲学的な加速は味わいも糞もなかった
冬の路面でハイサイド食らって頭から落ちてむち打ちになったりもした
雑誌のインプレでメーカー毎の違いが細かく書かれてるがリッターSSなんか皆同じなので欲しい人は予算内で見た目が気に入ったの買っとけばよい、大体の人は見た目と憧れと他人への見栄で買うんだろうし
ただGSX-R系は個人的に排気音が大好き

【GSX-S1000】
リッタークラスの直4はスムーズでギア選ばずに加速しパワフル
当時Vツイン派だった自分を直4派に鞍替えさせたし後にGSX-R1000を買うきっかけにもなった
レンサルのバーハンは割と前傾が強いのでちょっと疲れそう

【TL1000S(1997年式・国内仕様)】
それはもう癖の塊のような珍奇なバイクで、初見殺しのエンスト頻発ニーハン並低速トルク、それを防ぐための繊細なクラッチワークを邪魔する重たい クラッチレバー、強力すぎて調整も利かないステダンがもたらすチグハグな挙動(リアのステアに常にワンテンポ遅れてフロントが追従する)、尻をガツガツ突 き上げるソリッドな乗り心地、高速などで100km/h以上出すと前輪の接地感が消え去る戦慄の直進安定性、土下座上等の低くて遠いセパハン、リッター 15kmがせいぜいの極悪燃費、同時期のライバルだったVTR1000のヒロイックさと対照的すぎるヌメヌメしたキモい外観と枚挙にいとまがない……のだ が、珍車のオーナーであるという奇妙な満足感だけは確かにある
フルパワー化もやってみたが普段乗りの範疇では違いはほとんどなかった
変態とか鈴菌を自称する寒いスズキ乗りはせめてこれくらいは乗っとけよ思う、中古安いし

【SV1000S(K5)】
あのTL1000Sを祖にするバイクで、しなやかで引き締まったサスやクセがなく軽快になったハンドリングなどに同車からの改良の努力が認められるものの
やはりリッターバイクの割に低速が弱くてギクシャクしやすく、かつVツイン特有の振動や低回転でハイギアに入れてしまったときの激しいノッキングなども相変わらずそのまま
ご先祖様譲りのクセやガサツさが抜けきれてない印象だった

●ホンダ

スーパーカブ50(1991年式)】
インプレ書く程のバイクでもないが、乗ってみるとマニアも多く誕生から60年に渡り愛され続ける理由が解る
長年変わらないアイコニックなあの見た目もそうだが、頑丈だが決して速いとはいいがたいエンジン、クラッチはないが変速操作が要るミッション、積 載は可能だが工夫が要るなど、実用車だが実用性を突き詰めておらず人の手を加える余地があるところが、ベクトル的には正反対の趣味的な部分と両立するのだ ろう
見た目からは想像できないリーンの安定感と、100kgデブが乗ってほぼほぼ全開で走ってリッター50kmを叩き出す低燃費は流石の一言

スーパーカブ110(JA07)】
50と大体印象は一緒、ただ50と比べるとスピードは無茶苦茶出るので好き
ミッションがちょっとうんこでたまにギア抜けするのと、高速に乗れない以外は不満がない

【VTR250(FI)】
とにかく凡庸というかプレーンさを絵に描いたようなバイク、食べ物で言えば間違いなく白ご飯
もっと軽いのがよければオフ系、もっと速いのがよければ最近のフルカウル系、もっと低燃費で便利なのがよければアドベンチャーと、自分がこれからバイクに何を求めたいのかを探るには最適だと思う
凄まじい耐久性についてはそれを語れる程乗ってないのでわからないがどうやら確からしいのと、あらゆる面でソツがないのでこれ一台で満足できればなおよい
(追記)
キャブ車のほうだが久々に乗る機会があった
VT系のエンジンはもうちょい緻密に回る印象があったが意外ににぎやかで、気にする程でもなかったが現代のシングルの方が明らかにスムーズ
エンジンは余計な演出が無くアクセル開度と加速感がどこまでも45度の正比例といった感じで凄く実用車然としている、扱いやすいのは間違いないが正直あまり面白みはない
そして何より気になったのが、視線移動(体感的にはその程度の荷重移動)で即切れこんで舵角がつくいわゆるホンダハンドリング
切れ込みが唐突でちょっと怖いくらいだし、先のプレーンすぎるエンジンフィールもあってまた買って乗りたいとは正直思わなかった

【CB250R】
一言で言うとルックスと、ワインディングでのエキサイトメントに全振りしたバイク
ネオレトロ系の見た目は文句なしに格好いいし、現代の水冷シングルは低速からパンチ効いてるがガサツさはあまり無く、風圧さえ目を瞑れば高速も余裕だし気持ちいい
そこへホンダらしいズバズバ系のハンドリングと限界が高そうなガッチリしたフロント周り、硬めだがしっとりしたサスでカーブの多い道はすげー楽しい
問題はその興奮を、ダラッと乗り回したい普段使いやロンツーでも強いられるところ
つまり日常の道具としては(コンパクトなのはいいが)演出過剰で不便で落ち着かずちょっと気疲れするということ
それを楽しいと思うか面倒と思うかで評価がガラッと変わるだろうと思うので、買う前の試乗を強くおすすめするバイク

カワサキ

【ゼファー750】
何気に自分の価値観を揺さぶったバイクのひとつ
楽なアップハン、空冷でも排気量なりに速く見た目もシンボリック
大型二輪と思えないコンパクトさで取り回しやハンドリングも割と軽く扱いやすいのは、ミドルクラスの魅力を知るには十分すぎた
しゃがんでるようで窮屈な両足のポジションを除けば凄くいいバイク

ヤマハ

【TW200】
200ccの割に下が太くて扱いやすいエンジン特性で、セル・キック併用でバッテリーが弱ってても若干安心できるし、コンパクトでハンドルの切れ角もでかい
しかし工事現場のランマーの如くとにかくガタガタドカドカ振動してガサツ極まりなく、バルーンタイヤのせいで小排気量らしいハンドリングの軽やかさも皆無、お察しな高速性能、タンクも小さく燃費も大したことない
買ったはいいがあまりに肌に合わなすぎて4ヶ月で売った

【セロー225】
コンパクトで取り回しやすいのとは裏腹に、ハンドリングはフロント21インチのおかげかけっこう粘る感じで安定してる
ポジションは見た目通り楽でシートも割と柔らかい
緩慢で扱いやすく、90km/hくらいまでなら余裕あるエンジン(とはいえそれ以上の伸びは期待できないだろうが)
燃費や航続距離は判らなかったが総じてヤマハ版Vストか250版カブみたいな、ツーリングのポテンシャルがすごくありそうなバイク
高速があまりにも苦行で売った(それもFIの250のほう)という知人もいたりしたが、「セローはいいぞ」と言われるのも納得

【ブロンコ】
なんといっても軽い車体+フロント17インチの軽快なハンドリングが気持ちいい、エンジンもふんわりと回ってそれほど不快感がない
クラッチワークでのウイリーなんかもお手のもの
ただマジでどれほど頑張っても90km/h以上出なかったし、極小タンク+それほどでもない燃費のおかげで150kmくらいでリザーブに入り出すので遠方へのツーリングにはあまり向かない
セロー譲りだろうローギヤードなミッションと早々に吹けきるエンジン特性の組み合わせは操作もせわしなく、交差点での旋回中に1速だと吹け切っちゃうので2速に上げたりしてた
積載性もないのでほんとに近場をタラタラ乗り回す以外の用途が思いつかないバイク

【YZF-R6(2017?年式)】
実は跨っただけで運転はしてないが、とにかくライポジが異常すぎて強く印象に残っている
さながらつま先立ちして箒に跨る魔女宅のキキのようで、フルブレーキすると前転しちゃうんじゃないかと思う程
想像だがその辺で見かけるR6乗りの9割はやせ我慢してる

【XT660R】
足つきは見た目通り最悪だが、乗車姿勢、分厚いシート、やわらかサス、もったりハンドリングなどが快適志向
ビッグシングル故にあっけなく吹けきり、激しいドンツキやピッチング、手が痺れる振動などもあるがそれらはさっさとハイギアに入れることで対応できそう
高速性能も十分でアドベンチャー系にも通じる万能バイクだが、この手の車輌はおしなべてドラマ性がない
バイクそのものよりも、バイクを使って何かをしたい人向けのバイクだと思う

【MT-09】
パワーの出方が唐突ですげー怖いバイクだった(多分Aモード)
車体にしがみつくことが許されないアップライトなポジションもその恐怖に一役買ってる
恐怖の原因と思われるピッチングの激しそうな激柔サスのおかげか足つきはかなり良い
173cm89kg股下75cmで両足がベタ付き

●その他

【メガリ250R】
水冷シングルのパンチあるフィールが軽い車体を蹴飛ばし、コンパクトにまとまるポジションとも良く合ってて楽しかった(ただこれで長距離は乗りたくないが)
余談だがオーナーの友人は相次ぐトラブルに苦悶しててマジで売却を考えてた

【ウラル ギアアップ サハラ】
側車付きのため、ハンドリングに関しては普通の二輪車の常識が全く通用しない
構 造的にリーンできないので(腰をイン側に入れても無理だった)、旋回を全てハンドルで完結させなければならないのだが重心も偏っており、アクセルオンで側 車の付いた右側に、オフで左側にそれていき特に慣れないうちの低速走行でまっすぐ走らせるのは困難(速度が上がればそれほど影響はないらしいが)
これに半クラが絡むと特に難しい
ゴールドウイングみたいにバックギアもあるがさすがに怖くて試せなかった
エンジンはそれなりに振動はあるもののフィールは完全に実用車タイプで、穏やかなレスポンスと、高回転域をバッサリ切り捨てた豊かな低速トルクでアクセルワークにはあまり気を遣わず楽に運転できる
普通のギアアップとの差はどうやらカラーリングとアクセサリ類らしい