TENKOOいった

例によって師匠に誘われた
来る者拒まないのが俺のいいとこだと自負してるがひと月に3回サバゲーはやはり多いしお金が最早ない
なのでしばらくおやすみしたほうがいいかもね
とはいえ懲りない人間なのでまたふらっとどっかへ遊びに行きそうではあるが

 

今回いったのはTENKOO(東京都八王子市)

ここは師匠の行きつけのひとつらしく、毎週末足繁く通ってるとか
俺が受付したときも「○○さん(師匠の名字)のお知り合いですね?」と話が早くて助かった
さすがだ

 

TENKOOの最大の特徴はなんといっても小高い山頂にあるというそのロケーション
駐車場から八王子の街並みを見おろせて、これだけで気分があがってくるのを感じた
麓の小学校がランドマークなのだが、そこから山へ上がってく道がちょっと細くてわかりづらいかな
フィールド手前の無関係なヤードみたいなところに入っちゃう例が結構あるらしい

 

1日3500円という参加料は、他業界の例に漏れず不景気の煽りを受けてるサバゲー界のなかでもなかなかに奮闘しているほうだと思う
ただし物販やってる様子もなくトイレはくみ取りで非水洗の仮設、手洗い水はポンプアップし300Lくらいのタンクに貯めた地下水と、設備はそれなりといったところ
ゲームマスターのアナウンスもでかい拡声器1基で行われるため、遠くのスタート地点にいっちゃうと聞こえづらいのが難点かな
他には自販機程度しかなく、コンビニもちょっと離れたところにあるので事前準備は念入りにしていったほうがよさそう

昼食は爆盛りしてくれるカレーが有名(HP見る限りメニューはそれしかないが、でも当日はタコス屋さんとかかき氷屋さんのキッチンカーがきていた)だそうだが、それ以外にも近くに山田うどんがあるので飯には案外困らない
飯にこだわってるフィールドもあるにはあるしそれはそれで素晴らしいけど、やはりメニューが一巡するとどうしても飽きちゃうんだよね

 

ここは屋外にしては狭めのフィールドなんだけど、シューティングレンジを2階建てにしたりマイカーセーフティ(自家用車の中をセーフティエリアにしてOKというもの)を取り入れたりして上手く工夫してると思う
イカーセーフティはどちらかというとコロナ対策の一環として始めたっぽいのだが、しかしこれは自家用車の快適性でセーフティの利便性が全て決まってしまうやつなので
狭いスポーツカーとか乗ってる人は特に通常のセーフティエリアを使ったほうがいいと思う

あと、喫煙所は2箇所あるがいずれも屋根も何もないふきっさらしなので真夏の喫煙者には日差しがちょっときつい

 

なぜかいる鶏(かわいい)
猫が住み着いてるフィールドはいくつかあるが鶏は初めてだった
ちなみに黒いのもいる
彼ら、獣のそれかと見紛うほどのいかついうんこをたまにするので
踏んじゃわないように気をつけてね

 

先述のとおり決して広いフィールドではなく高低差もなくスタート位置も4箇所しかないのだが、その中でも開けた平地、大小のバリケ、藪、CQBエリア、コンテナ類を連結した建造物などがギュッと圧縮され網羅されてるので飽きずに1日遊べた
今回やってる人はいなかったが、建物は2階に上がれそうな階段もあった
サバパーみたいな外周デッドウォークこそないが退出路も確保されており、広くないぶんアクセスもしやすい
場所によってはほぼ完全に射線を防げるようなのもあるので、経験が浅い人でもわりあい安心して楽しめるんじゃないかな
ちなみに、大きな迂回ルートが作りづらいような障害物の配置なのか、ここで裏を取るのは正直至難の業だと思う
結構待ち伏せポイントが多く、俺は1回も裏取りはできなかった

 

今日の銃は前回と変わらずAKと、あと久々にストライクウォーリアを持っていった
夏だしガスブロの季節と思ったので

AKはもう本当にラクだね、なんでもできる
正直もはやこれしか持っていきたくない

ちなみに、この記事でやったツインドラムも実装してみたのだが
とにかく重くて走り回りづらいし、防衛戦(後述)で撃ちまくる以外の用途がなかった

youbloomasyou.hateblo.jp

が、その撃ちまくりで満足したので勇退させることにした
弾数にして600発以上撃ったので
ちなみに指切り不要のフルオート戦でしか使えないツインドラムの裏技に、片方の手で引き金を引いたままもう片方の手の指でプロペラ型のゼンマイをぐるぐる巻くことで、連射と給弾を同時にやってずっと撃ってられるというのがある
ストックのある銃で肩に固定しながらやるとやりやすい
あまり意味のないテクだし命中精度はともかく、プレッシャーをかけ続けることはできそう

ストライクウォーリアについては、とにかくAKが優秀でなんでもできるのでそもそもホルスターから抜く暇がなかったうえ走ってたらマガジンがすっぽ抜けてなくなった
今後誰かが見つけてくれるか、さもなくば自然に還るのを待つほかなかった
管理も正直煩雑だし、俺のサイドアーム不要スタイルにますます磨きがかかる結果となってしまった
すなわち野戦ではAK1挺、屋内CQBではメインウエポンとしてソーコムピストル1挺、という感じで

 

ドットサイトなんてAmazonの安売り品で十分、というのが持論だったが
なんとあのホロサンを格安で譲ってもらえることになった
円筒形でもオープンタイプと遜色ないくらい見易いしドットのにじみもない、しかもソーラー駆動
これはいい買い物をしたと思う

 

ドットはこんな感じ
AKは元々パララックスがでかいので、最近流行のハイドラマウントとかやると物凄く照準が合わせづらい
なのでこんなふうに、フロントサイトが映り込んでも全然OK

 

肝心のゲームについてだが、基本となる殲滅戦とフラッグ戦のほか
防衛戦があった
これはオフェンス側がセミオンリー・2回復活可でフラッグを取りに行き、ディフェンス側がフルオートOK(指切りも不要)・復活なしでフラッグを守るというもの
この防衛戦では珍しいことに、ドローンによる空撮がしてもらえる
YouTubeの公式チャンネルにもアップされるので、それを見返すのがまた楽しい

また、変則ルールにフラッグメディック戦というのがあった
ヒットされても蘇生行為を受ければゲーム続行できるメディック戦のルールを設けたフラッグ戦なのだが蘇生行為がジャンケンで、蘇生する側が勝つまで延々ジャンケンする必要がある
このジャンケンは「抹殺行為」としてなんと敵にも仕掛けることができて、その場合は抹殺する側がジャンケンで勝てば相手がフィールドアウトさせられるというもの
メディック戦はツーマンセルで戦って、ヒット取られてもバディが蘇生してくれたら延々戦えて好きなのだが、こういうルールで相手戦力を削ぐことができるのも楽しい(ただ慣れてない人だと抹殺行為成功したのに生き返ったと勘違いして復活してフィールドに消えてくのとかいた、まあしかたない)

さらに、基本的に跳弾ヒット有効のルールなのだが今回は途中で無効に切り替わった
参加者のクリーンなプレーをみた運営がそう判断したのだが、そういう人達にゲームを長く楽しんでもらおうとする工夫でなかなかいいなと思った

 

どういう人がゲームに参画するかでサバゲーは大きく楽しさが変わるのだが、今日出会った相手の中にはこのフィールド周辺でも強豪といわれる人たちの集まりもきてたらしく
本当に難しかった
とにかくちょっとした隙をついて、狭いターゲットに確実に当ててくる
俺は背後以外の3面を確実に塞いで正面の相手を窓から狙い撃ってて、どう考えても一方的にこちらが有利な場面だったのに、弾を外したその隙に撃ち返されてヒットになったときは正直唖然とした
巧すぎると
おそらく使ってる銃も良いし、どうやら立地的にあのBLKFOXとも近いらしくそこなどで鍛えたスポーツ系のゲーマーだったようだ
個人的には、そういうスポーツ系ゲーマーは戦ってても気持ちのいい人が多くて好きですね

 

TENKOO、たまたまだろうけどそれでもマナーの良い人が多く集まってた
設備がそれなりなのと、例によって自宅から片道100km以上の距離があるのがネックだが
満足できました

 

 

以下メモ

  • 個人的にはM4とかHK416とかのアーマライト系の銃はあんまり好きじゃないんだけど、でもあれが隆盛する理由もわかる気がする
    とにかく軽そうで、上手い人はそれこそ爆速で左右スイッチングをチャキチャキやるので
    あの銃と技術で高速でクリアリングしながら攻め込まれたら正直勝てる気がしない(そういう人は無闇に突っ込むようなことはしないだろうけど)
  • 師匠にタナカのペガサスリボルバーを撃たせてもらった
    想像以上に弾道がきれいだし音は静かだし、ブローバックしないぶんガスの燃費もよく、ダブルアクションのときもトリガープルがまあまあ軽く、グリップも握りやすくて凄かった
    カスタムパーツの組込で初速も70m/s台が出ると(但し弾の重量は不明。0.20g?)
    オートマチックに比べて弾数の少なさだけがネックだが、それでも14発とか入るみたい
    ストライクウォーリアのマガジンなくしたのもあってちょっと惹かれるものがあったが、俺のプレイスタイルではそもそもサイドアームを使わないので迷うところ
  • サイドアーム使わない人に俺どんどんなっていってるのだが、師匠曰く巧い人は使ったりするとのこと
    スナイパーがアタッカーっぽいことをする際に、スタート地点とかに銃を置いていってピストル抜いて攻めていったりするとか
    好戦的なVSR使いみたいにスナ凸する以外にも、長物メインでの接近戦のやりかたはあるみたいだ
  • 幕末志士みたいな袴を着込んだり、チアガールの服きたりしてるゲーマーがいた
    チアガールの人はこう、肌の露出が多くて見るからに弾当たったら痛そうで別の意味で正視できなかった
    ただ動きやすさでいえばあれは最強の服装だと思う
    袴の人は元々の野武士みたいな風体と相まってかっこよかったし、しかもあれ意外と機能的らしい
    着替えもすぐできるし着込めば全然あったかいと
  • フィールドに着いたときにグローブ忘れたの気づいて仕方なく素手で銃握って、そういうときに限って右手中指に弾もらって出血した
    ただ師匠曰くそういう当たり方をするのは巧い証拠だと言ってくれた(本当にそうなのかはわからないが)
    身体の左半分を遮蔽物に隠して右側から攻めてたので、つまりそれだけ被弾面積を少なくしたなかで当てられたからだと
    逆に言うと敵どれだけ強かったんだ…となっている
  • CQBの薄く構える技術は、射線をカムフラージュする意味でも有用に思える
    森林系でもないのにどこから飛んできたかわからない弾に当たったので
  • やはり八王子という立地は、そこ以東から来るにはちょっと骨が折れる
    というのも、渋滞することで有名な中央道を通らないといけないので
    行きも帰りも混んでた
    高速使う場合は、特にトイレは無理せずに行っておくこと
  • 実家を出て給料を一部貯金もしてるなかで、冒頭のとおり月3回のゲームは正直やり過ぎと言わざるを得ない
    面白いからいいものの、お金も厳しいので少し休んで節制しないとな