正直、久々に満足したサバゲーでした
F2PLANTでのエリア勘違い事案、サバパーでの味方ゲーマーに暴言浴びせられたかも事案と続いて(※注:どちらもフィールドには全く非のない事案なので誤解なきようお願いします。特に前者は完全に自分のせいで、どちらのフィールドにも特有の魅力があります)きちんとサバゲーを楽しみきれてたか微妙な状態が続いてた
だが
やはりやってみるともっとやりたいと思ったりするもので
比較的自宅からも近く、前から気になってた新進気鋭のフィールドなサバゲーパラダイス(千葉県山武市)にいってみることにした
早起き苦手でぼっち参戦なので、前日のサバパー同様午後から参戦
山奥の釣り堀に併設されたフィールドで、ナビ通りいくと関係ない集落を案内させられたりするのだが
釣り堀のでかいモニュメントを目印に入っていけば大丈夫
ちなみに参加費は午後参加で3000円(一日通しだと4000円)でした
食事は今回なしにしたのでどうなってるかは不明
で、サバパラはネットのクチコミ見るとわりと評価が真っ二つで
俺も正直不安はあった
具体的には、スタッフ対応が親切で雰囲気も凄くあるという肯定のいっぽう、特殊ルールばかりでコアなゲーマー以外ついていけないという否定もあった
(ただ、ゲームマスターがフィールドを私物化してるという評価はちょっとあんまりなんじゃないかと思った。お役所とかじゃないんだしそりゃ私物のフィールドをお客さんに開いて運営してるんでしょうよと)
午後だけ参戦にしたのは、もし本当に微妙なとこだったら早めに立ち去ろうかとも思ってたからだったのだが
結論からいうと上記のとおり、かなり良かったフィールドでした
まずクチコミどおり、屋外型のフィールドとしては最高峰と思える程に雰囲気作りを徹底している
廃工場を丸々流用したF2PLANTも凄かったのだが、サバパラは戦闘機の残骸とか多数の軍用車輌とかがそこかしこに散りばめられてた
フェンス類も亜鉛メッキで角が丸い、いわゆるUSフェンスというやつで実際の基地とかにもありそうなやつだった
フィールドは山の中らしく平地と森林に分かれていて、どちらも建物や障害物や起伏が多くゲームが単調になりにくい工夫がされてて、かといって迷路じみた様子はなく初参戦でもレイアウトは比較的覚えやすかった
建物も四方を閉塞してあるような感じのところは少なく、籠もったからといって即無敵になれるわけではないのが上手いなと思った
シューティングレンジや観戦場ももちろん完備で、トイレ・更衣室・シャワー等のアメニティ関連も一通り揃っている
だが何より驚かされたのは、アメリカのダイナーを彷彿とさせる広大な屋内セーフティエリアだった
もう本当に趣味全開といった趣だった
セーフティエリアの一角、バーカウンター風の場所
やたら置いてあるガンプラ類
原付アメリカン
エンジンの空冷フィンの形状的に、わりと年代物なマシンかも
かわいい女の子たち
なぜかある娯楽室(ベッドが整体用なのがまた謎)
今の季節にはうれしいことに、冷房ガンガンに効かせてた
時節柄人との間隔は開けてたが、ゲーム終了後にここで身体を冷やしてた
レトロなテレビゲームもそうだがギターが置いてあるフィールドを俺は他に知らない、ちょっとだけ弾かせてもらったりした
で肝心のゲームだが、まず今回はAKストームで参戦
野戦系フィールドなのでサプレッサ付けてストック延ばした状態でも十分振り回せた
スタッフの明瞭な指示のもとフィールドイン
特殊ルールばかりということでうまくやれるだろうかという危惧はあったが、実際はフラッグ戦と殲滅戦メインのオーソドックスなもので安心した(今日はたまたま通常定例会の日だったらしい、この日を狙ってけば安心かもね)
1回のみ復活のルールが付されることが多く、これは長く遊べていいと思ったし(即死上等なプレイスタイルなので俺にはあまり関係はないが)、もっと言うならこの酷暑での体力消耗に合わせてくれたからなのかそれは次第になくなっていった
フラッグ戦の中には、相手フラッグのおおまかな位置のみしか知らされない試合もあって、その捜索込みで楽しんでほしいというのもあって
これも試合が単調にならない工夫だと思った(即死上等なのでやはり俺にはあまり関係ないルール)
この炎天下でのゲームを考慮してくれて、日差しが強くなったときは日陰が多い森林、雲が多くなってきたら平地でのゲームと細かく分けてくれたのもかなり遊びやすかった
後これもそういう体制を敷いてるところはわりと珍しいのだが、スタッフは同時にプレーヤーでもあり
夕方になってきてプレーヤーのお客さんがぼちぼち帰り出すと人数調整で参加したりするのだが、最終的には3名のスタッフ(うちひとりはゲームマスター)と戦うことになった
ここまでくるとプレーヤー総数も数える程しかいなくなるので、思いっきりエリアを絞ったうえでお客さん全員が帰りたくなるまで延々殲滅戦をガン回すスタイルになる
これこそサバゲーの原点に近いスタイルなのかもしれない
ちなみにこのモードに入ったうえでの最長記録に、20:30までやったという例があったそうな
我々は17時すぎには終わらせてたので、よほどのサバゲー狂たちが集まってた日だったんだろう
総括すると、わかりやすいルールとフィールドで前評判におけるネガな部分はほとんど感じなかったうえ、これはどうなんだろうな…という問題らしいものもなかった
あえて言えば入口が初めてだと解りづらく、水は見た感じ自販機のものしかないので特に夏場のゲームでは持参必須なのと、森の中なので窓からアシナガバチが1匹迷い込んだくらいだろうか
気持ちよく楽しめたし、とはいえ半日しかやってなかったので見えてないネガももしかしたらまだあるかもしれない
こういうミリタリー関係とかだけが好きなスタッフらが集まって作りました、というゲームマスターの熱意も感じたし、とにかくまた来ようと思いました
以下メモ
- 迷彩柄の敵に藪に隠れられると、本当にどこから撃たれたのかわからない
師匠曰く藪をひとりでクリアリングするのは無理とのことなので、ぼっちゲーマーとしては不用意に近づかない方がいいのかもしれない - 開幕ダッシュの勢いだけはいろんな人から褒められるのだが、それだけだと当然格好の的である
どこまでダッシュするかという見極めもさることながら、敵が隠れてそうな位置をちょっとでも考えてから動くことが課題かもしれない
ダッシュ直後の酸欠状態の脳だとなかなか厳しいところもあるにはあるのだが
というかゲーム中に悠長にしゃべってられるほどの余裕がいつもないので、それこそそういう心理状態がラフプレーにもつながるかもとしれない
だから、気持ちよくゲームするうえでは(最早アイデンティティとなりつつある)ダッシュを控えることも大事なのかもしれない - ゲーマーの武器を見るのはサバゲーの楽しみのひとつだが、なんとデザートイーグルとコンバットマグナムだけで延々戦っている人がいた
しかもマグナムのほうは弾が6発以上入るタナカや絶版のマルイではなく、メーカーは不明だがリアルカート仕様のやつ(マルシンあたりだろうか)
本当にサバゲーは心意気のゲームだと思った - 昨日のサバパーでもそうだったが、俺のプレイスタイルだとサイドアームはなくても全然事足りるようだった
パワーソースとガンベルト、ローダーに大量のマガジンも持ってかないといけないのでわりと準備が煩雑になりがち
今日持ってこなかったソーコムピストルやストライクウォーリアは完全に屋内CQB用でいいかという思いがまた強くなった
ただまあ、3種の長物を毎回スイッチしてるように気分を変えて撃てるものはあるといいよね - 弾道に責任を持ってくださいとの言葉どおり、弾筋が目視できれば腰だめ撃ちとかも許されるフィールドなのも遊びやすいポイントだった
ただ裏を返せば、CQBのテクニックである引きロックとかができなさそうなルールでもある
まあ野戦派としてはあまり気にならないかな - このフィールドがデビュー戦という初心者の子がいた
曰く、サバパラは割と難しめのフィールド(ここでのデビューは割とすごい、と周りから言われてた)らしいとのことだった
完全に射線を防げる場所がないと
サバパーとかもおもしろいですよ、と言っておいたのだが、やはりああいう起伏があるフィールドは難しいのだろうか
思えば俺のデビューもわりあい平坦なBATTLEだったしな - みぞおちくらいの高さの壁のそばを、しゃがみながら隠れてパントマイムみたいに歩いて移動して敵の裏をかいて一発、という妙技を見た(俺はヒットとられた後で待機してる時だった)
装備も本格的だったしこれがガチなゲーマーのムーブか…と唸った
ちなみにこれを見て、やはり裏は取った側が技量が高いという証拠なんじゃないかと思うようになり
今度自分が裏取りに成功したら無言で(ごめんなさい、とかしゃべるとフリーズコール扱いになるような気がする)、なるべく痛くない場所を撃ってあげようと思った
心優しい人の中には「バーン!」とか発声するだけの人もいるが(俺も過去1回だけやってしまったことある)、やはりそれもやっちゃいけない不文律のひとつらしいので - この際なので忖度なく言っちゃうが、やはりマイクロプロサイトは見づらい
とにかくレンズ面が小さくて、まともに使おうとするとわりあい思いっきり覗き込まないといけない
あの小ささはピストルにつけるのはいいんだろうけどね
かといってAKストームの樹脂レールは、それなりにでかいものを乗せようとするとしなるので対策品がないか検討中
これとかいいんじゃないかと思った
あと、ぶっちゃけドットサイトはAmazonで安く売ってるこういうので個人的には十分です
これにアクリルの防弾板を組み合わせたのをM14とMP5Kに乗っけてるが全く不自由なし - AKの静音化対策の一環として、ブローバック時に排莢カバーの当たる部分にラバーを糊付けしてみた(t=1mm×2、写真参照)
発射機構とは独立したメカっぽいので弾速への影響はまったくなし、バチッバチッという高周波もカットされた
ただし静かになったかといわれると全然そんなことはなく普通に敵に気づかれた
まあこれはブローバック機構があるゆえ仕方のない部分だとは思う
星印のステッカーは弾速チェック問題なしの証