サバゲーではサイドアームにストライクウォーリア(肉たたきオミット仕様)を使ってて、ピストルは立ち回り次第では軽量さによる速攻と奇襲で十分メインを張れることが解ってきたので、2丁拳銃で火力不足を補えないだろうかと思い、当初はハイキャパEをいわばサイドアームのサイドアームとして運用することを考えていた
これにはSWが冬にあかんたれてきた際の代用としての役割も期待してたのだが、これら電ハンはどうやらゲームで使うにはカスタム前提の代物のようで、リポバッテリー搭載やレスポンスアップ系カスタムを施さないととにかく動作がもっさいことが判明し、ノーマル状態ではとてもゲームで使いたいとは思えなかった
したがって、フルオート戦では長物を使い、セミ限定で状況により先の2丁拳銃スタイルを同系統のガスブロ2丁でいくことにした
シングルカラムで短いガバが見た目もグリップの感じも大好きなので2丁目もその系統でいく場合、マガジンが互換するマルイに絞ると以下の選択肢があった
①またSW買って肉たたきを外す
②デトニクス
③V10ウルトラコンパクト
④諦める(ミリガバ・MEU等のフルサイズガバをいって、SWをサイドにしちゃう)
(④は論外として、)①は最も手堅いが最も面白みがなく、②は最も小型軽量で、持ってて邪魔になりづらいという意味では一番かもしれないがあのショートすぎるグリップは使いづらそうだった
そこで③にしてみた
おおよその性能とかは他の人がインプレ書いてるのでまあいいとして、以下触ってみた印象とか
・MEUピストル用のバンパー付きステンマガジンはSWの他、V10にもきちんと流用できる
マガジンがはみ出るぶんグリップの握り部が長くなるので見た目を気にしなければV10に使うのも全然アリ
ハイキャパEでの失敗も踏まえると、2丁拳銃やるのにマガジンの互換は絶対条件といっていい(互換しないとマガジン交換がとにかく面倒)
後はSWみたく銃側にマグウェルも付いてれば嬉しかったかな、あれマガジン交換しやすくなって地味に便利なんだ
ちなみにマガジンがステン風なのは表面だけで気をつけないと普通に腐食するので気をつけて下さい
・スライドストップの硬さは聞いていたが実際かなりのもの、接近戦での不安要素ではある
スライド表面のストッパーの切り欠きは飾りなのであまり意味が無く、実際は使ってく中で摩耗するのを防ぐためにスライド内側の金属製の切り欠きで留まるのだが、V10の方が溝が深くガッチリ留まるため解除しづらい
そのため改善するにはストッパーとの接触面を斜めに削るのが有効と思われるが、まあ動作不良の原因となりそうなのでやめたほうがいいと思う
我慢して使ってく
ストッパー側はV10の方がスライドとの接触面が段になってるがこれはそれほど意味がない
SWのものと入れ替えて操作感を確認したものの、やはりV10は硬い
※実際のところ、後述する太くて反発力の強いリコイルSPが原因かもしれない
・他にもスライドの引き具合や引き金の遊びのデカさ、撃鉄起こし時の若干の重量増、マガジン挿入のクリック感のなさ等、全体的に操作感がSWよりもねっとりもったりしていてカチカチ画然とした感じがない
動作させる前に分解してスライドとフレームの摺動面やリコイルSPガイドへのシリコンスプレー注油が必須
リコイルSPはV10の方が太いバネで、かつ根本のダンパーみたいなゴムブッシュが厚い
これによりブローバック速度はV10の方が若干遅いが、電ハンみたいな明らかなラグではなく全然許容できる部分
想像だが動作のショックを全体的に和らげてるようなV10のこれは耐久性向上を狙ってのものだと思う(初期ロットにあったスライド割れを受けての対策なのかは不明)
・当然だがフルサイズの1911用のグリップパネルは流用できない
ネジ穴の間隔が見ての通り違う
個人的にV10のフィンガーチャンネルは好きじゃないしグリップが分厚いのも嫌なのだが、それを何とかするには1911用のをぶった切ってネジ穴開けて加工するしかなさそう
それにV10にはデトニクスのパネルも使えないと思われる、小指が掛かる3段目のフィンガーチャンネル部分がデトニクスだと丸ごとないので
つまりネジ穴間隔がデトニクスはV10よりさらに狭い
・V10のシャシーにSWのスライドは載る(隙間あいてリコイルSPが見えちゃうけど)、きちんと動作もする
その逆はスライド内側のストッパー切り欠きのあたりでつっかえて無理
ちなみにスライドの全長は両方とも同じ15cmくらい
たぶんこれが実銃において長さを詰められる限界なのかもね
・下準備として、ゲームではデッドウエイトでしかないグリップパネル内のおもりをオミットする
ネジを4つ取った後、グリップ底部のフレームとパネルの境目にいい感じに押せるところがあるのでそこを押して隙間を開けてやり、マイナスでこじってモナカ割り
V10はガシガシ撃って遊ぶというより、どちらかというとコレクション向けのモデルっぽい(金属の切削面を再現したっぽい塗り分けとか)というのは凄く感じた
ちょっと触った限りではSWに劣る所がいくつかあって値段の割に惜しい銃ではあるんだけど、単純に1911直系のシングルカラムガバの仲間が増えたことが嬉しい
ゲームに投入する際には、邪魔なフィンガーチャンネルもなんとかしたいですね